前の作品は半年前に描いたのですが、今見ると他との
クオリティーの差が有りすぎて、若干納得行かないのでリトライ。
(annaファンからクレームがきそうだし・・・(笑)
今回は制作過程を追って公開してみようかと思います。
「フォト&エッセイ集」の中で一番気に入ったフォトを元に描いてます。
今回は得意のストレートヘアーではないので、髪の色は後回し、
あと全体も、もう少し彩度を上げていく感じです。
ここまで約3時間、定着液をスプレーして一休み。
(なんとなく、藤原紀香に似てるって(^^ゞ)
髪のラインを確認しながら色を塗っていく。あと細かな所も修正。
一休みした理由は、ずっと描いてると色々と別な人に見えてきて、
収集つかなくなり、方向性が掴めなくなるからです。
大体仕上がった所で、定着液をスプレーして、また一休み。
ここから、どう似せて行くかがポイントですね。
(なんか、一条ゆかり先生の漫画に出てきそうな感じ(^^ゞ)
さらに、髪の毛と細部に手を加えていきます。
一枚目と二枚目を見比べて、不思議に思った人がいるかと思いますが、
その通り、あなたの感覚は鋭い。
筆目を消し自然な感じを出す為、ボカシを入れてあります。
パステル等では擦筆(さっぴつ)を使うのですが、色鉛筆の場合は
芯が柔らかめの物を粗目の紙に描いた場合以外は、効果が薄いので、
ペンシル型の消しゴムで軽くなぞる様にしてボカシていきます。
色鉛筆・パステル・水彩等では、白い所を塗り残す形になるので、
塗るのと同様に残すのも重要なので、こういった動きのある髪型
は辛いですね。
ここら辺からは、バランスを見ながら少しづつ作業を進めます。
実作業時間は短いのに...じれったい所ですね(^_^;)
だいぶ完成に近づきましたが、かなり「やる気が失せてきた」感が...
完成させる事が出来るのでしょうか?(また放置プレイ?)
annaちゃんはラッセンが好きだと言ってますが、彼女が描くイラスト
(デッサン)はどちらかと言うと、きたのじゅんこ先生の画風に
近いと思うのは「私だけ~!」(byだいたひかる)
特に「angel」や「mermaid」は正にそれ。
ところで、「angel」と聞くと「羽の生えた子供が弓矢を持っている」姿を思い浮かべた方へ。
それは「愛の神ヴィーナス」の息子「キューピット(エロス)」ですので間違えない様に。
因みに、羽の生えた赤ん坊の天使を「プット」と言う
そうです。(・_・)」
この辺まで来ると、何処まで塗り込むか・何処でやめるかにセンスが問われる所ですね。
まだ気が済まないですが、止め時を間違えて台無しにするのも<怖いので、この辺で一先ず完成とします。
色鉛筆画の良い所は、水彩みたいに水を用意する必要も無いし、 油彩の様に悪臭もしないので、気が向いたら気軽に描ける所と、 しばらく寝かせておき、あとで手を加え熟成させていける所だと 思います。
'04.jun~jul