旧信越本線 横川〜軽井沢間のその後・・・

(撮影日:平成11年12月15日)

旧信越本線 横川〜軽井沢間(通称 横軽(よこかる))が廃止され、早2年がたった。
旧横軽運転区跡に「碓氷峠鉄道文化むら」が建設され、横川駅付近の姿はすっかり
変わってしまったが、丸山から軽井沢の矢ヶ崎迄は運転当時の状態のままである。

1,保存状況
矢ヶ崎付近の架線以外、鉄道施設で撤去された物は確認できなかったが、心ない人による「イタズラ」がひどい
廃止直後トンネル・橋梁内に人が立ち入らないように有刺鉄線が張られていたが、すべて切られている。
また、鉄道施設も損壊されており、鉄道電話機・電話機案内板などは叩き壊され、施錠されているボックス
などは鍵が切られている物が多かった。中には横軽専用無線「C’タイプ」の無線中継器の鍵が壊され、中身
が無くなっていたものもあった。

2,その後の横軽
現在、アプト式時代の旧線を遊歩道に工事中であり、旧線トンネル補修・軌道はきれいに整備されている状況
で、今年度中には完成するみたいである。
また、夏季限定ながら横川の「鉄道文化むら」から国道18号(旧道)にJRバスが運行され、第三橋梁(めがね橋)などに行くことが出来た。

さらに、廃止した横軽間を復活しようという計画も現在、軽井沢町などで協議されている。
(復活内容はまだだが、「箱根登山鉄道のような粘着運転で、行楽シーズンのみ運行」の案が出ている)


上り1T内の看板 第三橋梁 バス停 熊ノ平

中尾川橋梁 11T


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