区 間 |
旭川〜士別〜名寄〜音威子府〜幌延〜稚内 |
営業キロ |
259.4km |
開 業 |
大正15年 9月25日全通 |
旭川から稚内まで結ぶ日本最北端の路線。以前は、名寄から「名寄本線」「深名線」、美深から「美幸線」、音威子府
(おといねっぷ)からは「天北線」、幌延から「羽幌線」と宗谷本線から各方面へ路線が延びていた。現在はそのすべて
が廃止されており、単独路線になってしまった。
沿線は、旭川の市街地出ると、荒涼とした北海道らしい風景が広がる。蘭留〜塩狩で塩狩峠を越え、名寄から先には
自然のままの姿で残る天塩川が寄り添う。音威子府・幌延と過ぎて、稚内の近くになると、いよいよ宗谷本線のクライマ
ックスの抜海〜南稚内の日本海沿いにでる。ここは晴れて視界がよいときに「利尻富士」が望めるところで列車は減速
する。宗谷本線のフィナーレを飾るにふさわしいところだ。(写真参照)
宗谷本線は、優等列車が急行のみと言う全国でも珍しい路線だったが、平成12年3月よりすべての急行が特急に
格上げされた。新形式車の導入もあり、これから活気づく路線だろう。
ただ、普通・快速列車は、旭川〜稚内まで直通列車はなく、名寄で乗り換えとなる。
余談だが、音威子府の駅舎内にある「駅立ち食いそば」は有名で、そばの実がふんだんに練り込まれた、黒っぽい麺
が特徴で、美味である。私も「駅立ち食いそば」では、右に出るものはないと思っている。途中下車してまでも食べてみ
る価値があるだろう・・・宗谷本線に乗車する機会があれば、是非試していただきたい・・・・。
宗谷本線の風景
音威子府駅そば
駅の立ち食いそばの中でも有名なのが、「音威子府駅」のそば屋さんである。
かけそばが320円。車内持ち込み用容器もある(容器代30円)。また、おみやげ用に生そばを330円で販売している。