営業キロ | 78.5km |
区間 | 諫早〜多比良町〜島原〜島原外港〜深江〜口之津〜加津佐 |
撮影日 | 平成10年8月27日 |
島原鉄道は島原半島の外周をたどる鉄道。
まだ記憶に新しいが、平成2年の雲仙普賢岳の噴火による災害(火砕流・土石流)により、たびたび不通になったりしていたが、平成4年に大雨による致命的な大土石流が水無川に発生。下流の集落・鉄道路線を飲み込
み、これによって島原鉄道も、島原外港〜深江間の道床・レール・鉄橋等が使用不能(埋没・流出)になってしまった。復旧には相当な期間と金額が必要なため、島原鉄道の存続が危ぶまれたが、地元の強い要望や社員一丸となっての努力によって、平成9年4月1日に全線開通となっている。
被災区間の島原外港〜深江までは新規ルートになっており、高架化や鉄橋等すべて作り替えられた。
普賢岳バックに島原鉄道を撮影する場合、「安徳駅」(無人高架駅)が便利。歩いて15分位で
水無川の堤防に出られる。堤防工事でトラックが多いので撮影時は注意・・・
ちなみに「安徳」の次の駅「瀬野深江」は、朝夕の4往復しか停車しないので利用する場合、ダイヤを十分
確認してからにしないと、無駄な時間を使ってしまう。さらに次の駅「深江」から水無川まで5km位ある。
(余談:真夏に水無川から深江駅まで歩いたが、暑さのため死ぬかと思った・・・夏場、帽子は必需品)
土石流に飲み込まれた水無川沿いは、今でもその傷跡を残している・・・