このキハ12 23は、東映映画「鉄道員(ぽっぽや)」の撮影のためにキハ40 764から改造された車両。
撮影が終わった後も、滝川〜新得(平成11年9月現在)間を 快速ぽっぽや号として運転されている。
車内では、映画「鉄道員」の撮影風景や、あらすじを録画したビデオテープを流していたり、登場した
タレントのサインが飾られていたりと凝った作りとなっている。
このキハ12は、キハ40をJR北海道苗穂工場で大幅改造し、さらに経年化を物語るために、
東映美術スタッフにより、わざと汚しが施されている。
実車のキハ12は、昭和31〜32年にかけて北海道用車両として22両製造され、主に道北・道東で
使用された。昭和55年には全車廃車されている。
映画で使用した車両は「キハ12 23」とされているが、実際のキハ12が22両生産されたことから、
23両目のキハ12としたため。