営業キロ | 93.8km |
区間 | 佐世保〜佐々〜たびら平戸口〜松浦〜伊万里〜有田 |
開業 | 昭和63年4月1日 第3セクター「松浦鉄道」として JR九州松浦線より転換開業 |
撮影日 | 平成11年12月23日 |
長崎県佐世保から北松浦半島を一周して、伊万里、有田を結ぶ路線。
もともと、国鉄(JR九州)松浦線として昭和20年3月に開業した。最盛期には松浦線より炭鉱へ向け支線が
延びており(柚木線・臼ノ浦線・世知原線だがすべて廃線)、貨物列車や旅客列車にも活気があったが、炭鉱
閉山後は貨物輸送もなくなり、沿線人口も著しく減少する。昭和57年には国鉄再建法による「第二次特定
地方交通線」に指定され、消えゆく赤字ローカル線となってしまう。
当初は地元の協議会でも鉄道廃止、バス転換としていたが、最終的には第3セクター経営として鉄道を存続
させることになり、「松浦鉄道」として昭和63年4月1日開業した。
現在の松浦鉄道は「佐世保〜たびら平戸口〜伊万里」間と「伊万里〜有田」間で運転が分かれており、
一部の列車はJR線の「早岐・ハウステンボス」まで乗り入れる。
ちなみに「たびら平戸口駅」は日本最西端の駅として有名で、国鉄(JR)時代は「平戸口」と呼ばれていた。
(現在、JR線の最西端駅は「佐世保本線佐世保駅」)