全国各地で見ることが出来るキハ40は、キハ10・17系の置き換え用に昭和52年に登場した。両運転台のキハ40、片運転台のキハ48が製造され、さらに使用する場所によって酷寒地用、寒地用、暖地用に分けられる。
北海道用に製造されたのは、キハ40系100番台で窓の小型化、北海道独特の2重窓等、本州の車両とは違いがある。現在の北海道のキハ40は、全車両ワンマン改造されキハ40系700番台と改番になっている。
キハ40の欠点は、エンジンが220psと小さく(ちなみに特急用の281系は1両に355psのエンジンを2台積んでいる)、冬季の単行運転では排雪抵抗が大きく力不足になるため、積雪が多いところでは高出力のキハ54を使用したり、重連で運行している。札沼線の石狩当別〜新十津川間に使用しているキハ40のみ、220psから450psにパワーアップされた400番台を使用している。(廃車されたキハ53−500番台の代わり)
また、日高本線のキハ130の置き換えようにキハ40−700を改造して、出力増強・アコモ改造した
350番台も運転されている。
キハ40−700番台は、北海道のほとんどの線区で使用されている。
現在、一部のキハ40には、列車に生き物の絵を描いたペインティング車がある。
(写真は”カニ”)