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どれみ篇

ドジで不器用、熱血で後先考えない? けど、気持ちはまっすぐでいつも一生懸命!そんな愛すべき本作の主人公が、ご存知春風どれみです。  シリーズをとおしてMAHO堂メンバーが増えても、常に真中にいるお元気印のおだんご娘! …で、ステーキは何時食べられるのかな?
夏祭りにタップが消えた!(無印第29話) 解説:島村さん
言わずと知れた本作の主人公、それが春風どれみ。 困っている人には手を差し伸べずにいられない心根の優しい子ですが、ドジが必要以上によく似合う子でもあります。 そんなわけで、どれみに『ドジの神様』が降りて来ているこの回のご紹介です。

●みどころ●
 美空神社の夏まつりに出店したMAHO堂。客足もひと段落した頃、どれみは人込みの中に保健のゆき先生の姿を見つけます。 しかもその隣には見知らぬ男性が……。 どれみたちはぽっぷに店を任せ、野次馬根性丸出しでゆき先生たちを追うのでした。 「ゆき先生に先を越された!」感丸出しの関先生と一緒に。その尾行の最中、関先生が財布を掏られるアクシデントが発生。 とばっちりを受けてスリに突き飛ばされたどれみは、見習いタップを落としてしまいます。 事故とはいえ魔女見習いの生命線であるタップを紛失するとは、いやはや大したドジっぷり。 さらにこの後どれみは、タップを探す過程で『スリ警戒中の刑事に手錠をかけられてしまう』ドジっぷりをも披露。 もうドジと不幸の大盤振る舞いです。 『ひょんなことから誤認逮捕』は魔法少女史上初の快挙じゃないでしょうか。

 しかしそれでもまだこんなもんじゃ済みません。 ここに至って当お話最大の飛び道具、『見習い服を着込んだプードル』が登場。 その衝撃映像と呼んでも差し支えないビジュアルで、どれみ(と視聴者)に追い討ちをかけます。 このプードル=メリーちゃんがどれみのタップを発見し、挙げ句にお着替えまできっちりこなしてしまったわけですね。 この運のなさ、さすがどれみです。 伊達に『世界一不幸な美少女』を名乗ってません。メリーちゃんを追うどれみとスリを追う刑事。 このふたつの追走劇がひとつとなり、さらに話は加速しますと言うかブレーキ壊してあるみたいです29話。 どれみと犬と刑事とスリと馬とが入り乱れての大騒動。 果たしてどれみはタップを取り戻すことができるのか! ……あ、馬もいるんですよ。

 どんどんどんどんどんどん悪化していく状況と、笑っちゃ悪いけどやっぱり笑えるどれみの境遇がとっても楽しいドタバタ劇。 どれみのドジっぷりと『世界一不幸な美少女』っぷりを心行くまで堪能できる一本です。

脚本:前川淳/作画監督:稲上晃/演出:岡佳広
NEW!
ひとりぼっちの夏休み(も〜っと!第25話)
解説:ガニメデさん
どれみのドジにはMAHO堂のみんなももう慣れっこ? 多少のことじゃ驚きません。 でも、今回壊したキャンディ・タワーは記録に残る大失敗じゃないかな?
「え?はづきちゃん、『今日でお別れ』って?『ばいば〜い!』って?・・・ええ〜〜??」

●みどころ●
前半部は、とにかくどれみのドジっぷりがテンコ盛り。 キャンディ・タワー破壊、やぶへびの懺悔、脚立倒壊etc...。 君はいくつ見つけられるかな?キャンディータワー破壊が原因で、MAHO堂は休業、それならおもいきって遊んじゃえ!家族みんな用事で出払っている事をいいことに、魔法で勝手し放題!ちょっとテレビも飽きてきたかなーというところで、今度はクラスメートに電話をかけまくりますが、だれもつかまらない。 しかたなく散歩にと外出しますが、出先でも不幸は連続します。 クラスメートに何故か避けられたり、サッカーボールが頭にヒットしたり(ちなみに、小竹のボールが頭にヒットしたときの、「アンタの蹴ったボールが当たったんじゃん!ガンーってこうガンーって。」このセリフ、何気にワタシのフェイバリッとだったりします)そんな不幸の連続で、さすがにどれみも落ち込んじゃったかな?と思わせる演出ですが、どっこい「MAHO堂でこっそり麦茶飲んじゃお〜」・・・さすが世界一不幸な美少女、こんなもんじゃまだまだへこたれません!

後半部、麦茶目当てでMAHO堂をおとずれたどれみは、なにやらみんながコソコソとやっているのを目撃!何故?しかもトボトボと帰宅する途中で、用事だって言ってたはずのぽっぷ&おかあさん&おとうさんが、いっしょに車でどこかへ!どうして? さすがに脳天気などれみの心にも一抹の疑念が生まれます。 そんな落ち込んだときであっても、ころんで泣いてる子を慰めずにはいられない、そんなどれみのやさしさにはじんときます。 そうして、BGMに「きっと明日は」。 反則だよ、これ。 「魔法でドジが治ればいいのに」「あたし、みんなと友達でいていいんだよね?」これも、シリーズを通しての名ゼリフといえましょう。さて、まるでEDのぽっぷがどれみに入れ替わったかのような(それは言ってはいけません)誕生会。 どれみのお父さん、お母さんのプレゼントはなんと!分厚いステーキ!! 今度こそどれみは夢にまで見たステーキを食べられるのでしょうか?―――それは本編をご覧になって、ご自身でお確かめください。

最近すっかりママ役が板について物足りない、ドジをしないどれみなんてどれみじゃない、とお嘆きの方々にこの作品をお勧めいたします。

脚本:成田良美/作画監督:稲上晃/演出:五十嵐卓哉・長峯達也

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