■作品解説
どれみ劇場公開作第二弾!の堂々登場です。 製作前に綿密な取材を行ったという事で、とにかくディテールの細かさは天下一品で、これぞまさしく劇場作品といった印象です。 テレビでは見る事のできないであろうグレードの画と音楽、そして前劇場作品よりさらにアップした動き等は、どれみ作品の中でもトップレベルのモノである事の証明であろうと思います。
ただし… 内容とはうらはらに時間の短さから、展開がかなりアップテンポな印象が強く、小さな子にはお話を追ってゆくのが難しいのではないかと思われる印象があります。 また、テレビ放映でもおなじみの山内氏が監督であり(♯では、シリーズディレクターも勤められた方です)作品そのものが、どれみのメインターゲットである低年齢層ではなく、むしろ大人向けな方向性を向いているのが正直辛い印象があります。
■本作の注目ポイント!
どれみの祖父と祖母の魅力は、素晴らしいの一言です。 声優さんも要チェック!(特にどれみのメイン視聴者層のおとうさん、おかあさんには気にとめてほしいポイントであります) また本作では、あいこを通じて妹尾家の事情が描写されている点も要チャック! 複雑な家庭事情の一端が当作品でも表現されています。 |
♪本作の楽曲がつまったCDは、超オススメ!
劇場作品をご覧になればわかるかとは思いますが、とにかく楽曲の完成度が非常に高いです。 前年の「♯」劇場版に比べると、奥慶一氏の書きおろし楽曲は少なめではありますが、主題歌がこれまでのどれみにはなかった印象の曲だけに、非常に魅力的になっています。
映画版のアルバムという訳ではありませんが、作品のBGMが収録されているのが、こちらのアルバムとなります。 劇場版では「マユリ」役として登場されており、またどれみ作品では魅力的な挿入歌でおなじみの五條真由美さんがソロで歌う「カエルが一つなきゃ」が収録されているのも、このアルバムのみです。 ぜひとも劇場作品とともに楽しんで頂きたい一枚です。
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