2008年のGW家族旅行。
昨年と同じ、九州・博多に遊びに行ってきた。
昨年は4月末に九州上陸を果たしたが、今年はカレンダーの並びが悪いのか、5月の博多ドンタク期間中しかホテルが確保できなかった。
残念なことに、わたしも家族も、各地の伝統や文化などには全く興味がない。
わが家の興味を引くものは、便利な街中のホテルに宿泊しての、買い物&グルメ。
グルメも美味しければ良く、地元の食材などは全く興味がない。
なので、わが家の欲望を満たしてくれる旅先は、どうしても、大阪、神戸、広島、博多など、ある程度の規模の地方都市になってしまう。
こうした街は、半径数キロ以内に、買い物やグルメスポットが集中しているため、都心にホテルを確保して、徒歩で色々なお店に買い物三昧できるのが良い。
荷物がある程度増えれば、チョロッとホテルに荷物を置きに帰って、また買い物という楽しい時間を過ごすことができる。
なので、旅先が毎年重なっても、何度でも旅行を楽しめるのだ。
博多は天神地区にほとんどのお店が集中している。
また、有名どころのお店も沢山あり、わが家にとっては、博多は最高の旅先なのである。
◇
そんな博多での行動パタンは、昨年とほぼ同じ。
宿は街中にもっとも近い西鉄ソラリアホテルを狙っていたのだが、2月に予約をしようと思った時点で満室。
ということで、宿は昨年も泊まった西鉄グランドホテルに。
九州上陸後、最初に向かった先はキャナルシティ博多。
個人的には、あまりこの手の大型ショッピングモールは好きではないのだが、家族のお気に入りのお店があるみたいで、ここでランチをしたいとのこと。
それならということで、私は無印良品にいってみることにした。
ここの無印は、有楽町と同じくらいの広さがある。
たぶん、フロア面積は無印の中でも、3本指に入るのではなかろうか?
こちらでは、最近発売になったツインバードの超音波洗浄器が一台だけのこっていた。
思っていたより箱が大きかったので、なんで旅先でこんな大荷物をとも思ったが、わが家の旅行は、いつも宅急便で手荷物を送るので、まあいいかと思い確保。
家族とランチをしたあと、バスでホテルのある天神に向かう。
初めてのドンタク期間中の訪問だったのだが、街中はまさにドンタク一色に染まっている。
三越の前でバスをおりて、ホテルに向かう途中、地場の百貨店「岩田屋」の前を通ると、ドンタク特設ステージが・・・。
しかし、全く興味は沸いてこない。
そのまま、ステージの前を通り過ぎ、ホテルにチェックインして、荷物を置いたら、早速、街に繰り出す。
◇
まずは、九州文具の聖地、福岡ビルへ。
こちらは、昨年の訪問時にチェック漏れがあった、「とうじ 手帳の店」に。
ファイロファックスを中心として、なかなかの品揃え。
こちらで暫く店内チェックをするが、特に珍しいものにも出会わず、購入品はなし。
あとは、同じフロアの万年筆売場と文房具売場を回る。
文房具売場では、ハイタイドのマグネット人形と、LIFEのメモ帳を入手。
続いて、上の階の丸善福岡ビル店に。
こちらのお店は、前回の訪問時にも感じたのだが、決して広いとはいえないスペースを、お店の方の工夫で、とても素敵なスペースにディスプレイしているのが十分に伝わってきて、楽しい。
今回は、インキの特集コーナーが設けられており、趣味文のインキ特集ページを切り取ったものをラミネート加工して一緒に置いてあったりした。
そうした趣味文の記事をながめながら、ああ、こんな特集もあったのだなと思いながら、掲載ページをメモ。
自宅に戻って、ゆっくり再読しようと思う。
私の最近のインキ購入は、旅先で購入することにしている。
インキを使うときに、これは神戸のナガサワで購入したレーシンググリーンとか、これは広島で購入したボルドーとか、インキを吸入するたびに、旅の思い出がよみがえるのがいいのだ。
今回の博多旅行では、こちら丸善でウオーターマンのブルーブラックを購入することにしていた。
しかし、インキ調達だけでは終わらず、パイロットの限定万年筆のデッドストックにめぐり合ってしまう。
万年筆を調達しながら、ペントレイが一杯だったことを思い出す。
ということで、あわせて、森林楽のペントレイを入手する。
超音波洗浄器に加えて、森林楽のペントレイ。
これは、宅急便の箱が2箱になってしまうなと思いながら、いったんホテルに荷物を置きに帰る。
◇
その後は、また、街中にもどり、ジュンク堂や丸善の書籍売場で西日本新聞社などの地元のメディアが発行しているローカル書籍を色々とチェック。
直接観光地に足を運ぼうとは思わないが、こうしたローカル出版物をチェックするのは好きなのだ。
こちらでも、色々と本を調達して、またホテルに荷物を置きに帰る。
ここで、お買い物は一旦休憩。
そのまま、家族と夕食に出る。
わが家の場合、一度美味しいと思うところを見つけると、基本的に同じお店に通うことが多い。
もう10数年前、家族と博多に遊びに来たときに見つけた焼き鳥屋がお互いのお気に入り。以来、博多に遊びに来たときは、いつもその焼き鳥屋に行く。
ドンタク期間中は予約ができないとのことなので、少し早めに5時半ごろに入店すると、なんともう、ほぼ満席。
こちらで、ゆっくりと飲み食いしたつもりだったが、入ったのが早かったので、お店を出たときにはまだ7時前。
ということで、そのまままた、街中徘徊へ。
続いて向かった先は、インキューブ。
少し前にロフトが天神にできたので、閑古鳥が鳴いているかなと思っていたのだが、お客の数はけっこう多い。
やはり、場所がいいのが強みなのだろう。
こちらでは、店内のエトランジェ・ディ・コスタリカで、スタビロのメモ帳を入手。
真っ赤な表紙のリングメモで、なかなかインパクトのあるデザインのメモ帳だ。
◇
2日目は、丸善にもう一回寄ったあと、福岡に初めてできたロフトへ行ってみる。
場所は天神の端の端。
もう少し中心部にあれば便利なのにと思うが、ロフトに近づくにつれて、あの黄色い袋をもった人が増えてくるから不思議。
6、7階ある建物ではあるが、フロア面積が小さく、感じとしては広島ハンズと同じくらいの多きさか?
文房具のフロアは、2フロアを確保していた。
そのうちの一つに、万年筆コーナーもあり、そこそこの数の品揃えがあった。
こちらでは、初めてLamyサファリの限定グリーンを見る。
お店のオバサンも、「ここの入荷が、九州で一番早かとですよ!」と言っていた。
前日、他のお店の万年筆売場をずっと覗いてみたが、どこでも目にしなかったので、オバサンのいうことは本当なのだろう。
どうやら、今回もボールペンとのセット販売みたい。
個人的には、この販売形式はやめて欲しいのだが、しばらくは抱き合わせ形式がつづくのだろう。
ちょうど誰かが試筆をしたあとだったので、そのまま私にも試筆を薦められる。
インキは、なぜかシェーファーのブルーだった。
わたしの持っている昔のシェーファーの青と、なんだか雰囲気が違って、はっきりとした青。
試筆していて、万年筆より、このインキの色のほうが気になる。
このインキも、いつかどこかの旅先で入手してみようと思う。
今回出回っているのは、グリーンのサファリだけで、赤のアルスターはまだ入ってきていないとのことだった。
◇
こんな感じですごした、博多文具ツアー第2弾。
予定外の、万年筆にも出会えて、なかなか楽しい旅行となった。
家族も、満足いくお買い物ができたみたいで、この街がかなりのお気に入りの様子。
最低、年に一回は、家族旅行に組み込みたい、素敵な街である。
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