わたしは、JR御徒町駅の北口からアメ横に潜入。
万年筆スタイルで見ると、なんだか昔に比べてえらい綺麗になったイメージがあったのだが、実際足を踏み入れてみると、以前訪れたときと何も変わっていない、あの雰囲気。
とりあえず、最初に上野・松坂屋に向かう。
実は、まだしつこくモンブランのラブレターのボトルインキを探しているのだ。
松坂屋は百貨店なのだが、なんだかここの万年筆売場もDeepな雰囲気を漂わせている。
残念ながらラブレターには巡り会えなかったのだが、Lamyのサファリのグレーが置いてあった。
なんだか、街の雰囲気に酔ってきたような感覚になり、松坂屋からそのまま駅に向かって丸の内の丸善で深呼吸してこようかと思ったが、ぐっと我慢。
いよいよ、ガード下の商店街に足を踏み入れる。
北口からガードした商店街に向かうと最初にあるのが、マルイ商店。
作戦は、最初に全部の店舗を回って在庫状況と、値引がどれくらいかを調査。
すべてのお店の情報を収集して、どこかの喫茶店にでも入って、どこで買うのが一番良いかの判断をしようと思っていた。
しかし、マルイ商店には先客がいたので、後回し。
つぎの立花商会に向かう。
万年筆のショーケースはかなり小さいお店だったが、目的の2色のうち、グリーンだけあった。しかし、ペン先が細字しかなかったので、とりあえずは深入りせずにスルー。
この立花商会のやりとりで、まずカルチャーショック。
いつも書斎館や伊東屋、丸善が当たり前になっている私に取って、いきなり見せて貰う万年筆をガラスケースの上に「カチ」っと置かれるのには引いてしまう。
しかし、この置き方は最初に訪れた立花商会だけでなく、アメ横デフォルトの置き方みたい。
その後に回った、お店すべてがこの、ガラスケースに「カチ」っと置く方法だった。
私が見せて貰ったペンは、トラディショナルという廉価版の万年筆だったからこのような取扱いだったのかもしれない。
しかし、高級ラインの万年筆をいきなりカチッとやられた日には、絶対に生理的に受け付けない。
今思えば、置き方の確認のために、高級ラインの万年筆も見せて貰えばよかったと思う。
次に向かったのは「ダイアストア」。
事前に収集した情報によると、ここはペリカンの品揃えがかなりすごいとのことだったが、実際に訪問してみても、そのとおりだと思った。
もうとつ、事前に得ていた情報は、品揃えだけでなく店主もスゴイ方とのこと。
超神経質なわたしは、なんだかダメなような気がしていたが、やっぱりダメだった。
おばちゃん曰く、神経質な人間にはスケルトンは向かないとのこと。
条件を満たすものは、さすがの前評判だけあって揃っていたのだが、こちらとはご縁がなかったということで、とりあえずパス。
ちなみに、シズヤ商会には万年筆は置いていなかった。
そのまま、ガード下から、ガード脇にいったん出て、御徒町駅からは一番遠い「美都商事」に向かう。
ここは、万年筆とともに、ジッポーの品揃えがすごい。
ここも、スケルトンはあったのだが、欲しい色がない。
あと、万年筆とセットの箱に入っていたのだが、以前わたしも入手した、ペリカンの万年筆が置ける形をしたボトルのインキが展示してあった。
たぶん、あの展示のしかたは、セットだろうが売り物だと思う。
|