【特集】書斎術考察

■手帳とカバンのホームペーヂ
 http://www7b.biglobe.ne.jp/~techou_bag/
最近、仕事術やタイムマネジメントの書籍を読むと、書斎の効用について、よく取り上げられている。
また、雑誌などと特集記事などでも、著名人や一般の方の書斎の紹介がされているのを目にすることがある。
 
こうした紹介記事は、自分以外の人の、手帳やカバンの中身を見ることと同じくらいに楽しい。
この楽しさは、手帳やカバンの中身拝見と同じカテゴリに分類されるような気がする。
実際、これまでもこうした書斎術の雑誌は、機会があるごとに購入し、保存してきた。
そして、自分の書斎作りの参考書として活用してきた。
 
先日、最近わたしが注目しているビジネスパーソンの一人である、東京ガスの西山昭彦氏が「できる人の書斎術」という新書を出された。
この本の紹介と併せて、特設コーナとして書斎術について考えてみたい。
自宅の書棚

ヴィレッジ・ヴァンガードという、書店と雑貨屋が合体したようなショップがある。
初めてこのお店を見つけたのは、下北沢だったと思うが、中々セレクトが面白い書店だなと、昼も食べずに6時間くらい立ち読みをしていた。
普通の書店ではあまり置いていない、河出書房のマイナーな本も沢山置いてあり、一時期は、芝居ではなくこのお店に行くために、下北沢によく通ったものだ。
 
最近では、向田邦子の本が充実していて、よく立ち読みに行く。
一方で、建築やインテリアの本も充実しているので、行くとやっぱり長居をしてしまう。
これで、ジュンク堂みたいに椅子があれば最高なのだが・・・。
 
そんな建築本の間に一冊だけ挟まっていた本が、写真の「自宅の書棚」。
内容はタイトルそのままで、延々と色々な人の自宅の書棚が紹介されている。
 
どうも海外で出版されたものを翻訳したらしく、紹介されている書棚は全て外国の家の書棚。
 
しかし、洋の東西を問わず、本のある生活というのは、やっぱり素敵だ。
 
ここで紹介されているのは、書斎の書棚だけでなく、リビングやベッドルーム、あと驚いたのは、洗面所やバスルームに書棚を設置してある例も紹介されていた。
 
こういう本を読むと、当然、次のアクションとして、自分の部屋の模様替えをしたくなる。
なので、久しぶりにハンズに行ってみることにした。
あと、無印。
 
私の書斎は、狭いところに大きな本棚が2架あるので、レイアウト変更はむずかしい。
そのため、机上と本棚の整理グッズを色々と仕入れてきた。
 
本に刺激を受けて、書斎の整理整頓。
なかなか良いサイクルである。
 
(08/03/09)
更新日時:
2008.03.09 Sun.
机上の整理@

GW前半は、博多に遊びにいっていたのだが、後半はおとなしく自宅にこもって、庭いじりや書斎の整理をしていた。
書斎の中で、以前から課題と捉えていたことに、本棚と机上の整理があった。
本棚の整理は、本の並びを考え直したり、オプションの棚板を追加したりして、少しずつではあるが実行してきたので、ほぼ満足のいく状態に仕上がっている。
一方の机上の整理は、プランは練ってきたものの、未着手の状態が続いていたので、このGWに一気にやってしまうことにした。
 
今回の整理の目標は、次の3点。
 
1 机上スペースをできるだけ広げる。
2 収集のつかなくなってきた万年筆関係のグッズを整理する。
3 毎日使う、日記やレポートパッドの収納を考える。
 
GW突入前の私の机の上の状態は、ノートと手帳が何とか広げることができるスペースしかなかった。
その原因となる、机の上を占領するもの達をチェックしてみると・・・。
 
@Masのペン立て
A時計
B読みかけの本と雑誌の山
C毎日使う日記やノート
D万年筆収納BOX 2個
EPORTERのレザートレイ(ブロッタ、インキボトル)
Fメモパッド
Gデスクライト
 
机上スペースを広げようと思うと、上記@〜Fのものを選別して、机上から撤去する必要がある。
日常の書斎での自分の行動を思い返し、必要性の判定を行った。
 
@ペン立て
万年筆以外の筆記具や、カッター、ハサミ、定規などを収納しているが、毎日使うものはほとんどない。
反対に、万年筆以外で毎日使用するものといえば、ダーマトグラフ、鉛筆くらい。
そして、よく使う筆記具は、机の上に転がっていることが多い。
【判定】
机上からは撤去し、机の横に置いている棚の上に退避させる。
 
(写真は机上から撤去後の状態)
 
(07/05/12)
更新日時:
2007.05.12 Sat.
机上の整理A

A時計
その昔、まだ携帯を持っていなかった頃、出張用の目覚まし時計として購入した、ノーブランドのデジタル時計。
広島の実家近くのホームセンターで、確か2,000円程度で購入したと思うのだが、LLBeanでブランドのロゴが入っただけの同じモノが3,500円くらいで売られていた。
時計だけでなく、日付、曜日、温度計も付いていて使い勝手がよい。
【判定】
使用頻度は高いので、机上に残しておく。
 
B読みかけの本と雑誌の山 C毎日使う日記やノート
机上での占有面積は非常に広い。
元々は、机の横の棚の上に収納エリアを確保しておいたのだが、机の前に座ったままで、その収納場所に直接手が届かないため、自然と机の左端がこうした本やノート類の置き場になってしまった。
【判定】
諸悪の根源なので、即刻撤去。
ただし、撤去と同時に、机から手の届く場所に、収納場所を確保する必要がある。
 
D万年筆収納BOX 2個
ひとつのBOXに5本収納できるので、計10本の万年筆を机上に常備。
しかし、毎日使うのはペリカンのトラディショナル6本。
・ペリスケ205  B  セーラのラブレター
・ペリスケ205  B  ペリカンのターコイズ
・ペリスケ赤    BB ヤンセンのダンテ
・ペリスケ緑    B  ペリカンのグリーン
・トラディショナル EF ヤンセンのジュールヴェルヌ
・トラディショナル F  プライベートリザーブのブラックチェリー
【判定】
机上にBOXはひとつだけにする。
撤去するもう一つのBOXは、ペン立てと同じ棚に移動させる。
 
EPORTERのレザートレイ(ブロッタ、インキボトル)
丸ビルのクラチカ限定のレザートレイ。
ブロッターと使用頻度が高い、ペリカンのロイヤルブルーを収納。
【判定】
使用頻度も高く、机上のアクセントになるので、このまま残しておく。
 
Fメモパッド
ロディアの#13と同じサイズの、クレーヌフォンティーヌの方眼メモパッドを常備。
【判定】
使用頻度は高く、書斎でのちょっとした思いつきを書き留めたり、万年筆のテスター等、このメモで行うので、このまま残しておく
 
Gデスクライト
【判定】
机上の必需品なので、このまま残しておく。
 
 
と、このような感じで問題点の洗い出しと対応方法を考えていった。
 
やはり一番効果が大きいのは読みかけの本やノート類を机上から撤去すること。
机の前に座って手の届くところに置き場を確保することを条件にしているため、机の下に置いていた、A4サイズの引出しが4段付いたBOXを机の横に移動させて、棚として使うことにした。
そこに本やノートを置くことにすれば、机の前に座っても手が届く。
 
こうすることで、机の上を占領していた大物を取り除くことができた。
 
しかし、ただ乱雑に積み重ねるのはどうも美観を損ねる。
ということで、近所の文具店に何かよい整理グッズがないか探しにいって見つけたのが、写真のレタートレイ。
 
CREW’Sというロゴが入っているスケルトンタイプ。
色は透明、青、緑、赤、オレンヂがあったので、透明とオレンヂを2個ずつ購入。
価格も一つ525円とお手ごろで、スタッキングできるのがウレシイ。
使用頻度に合わせて、机の上を占領していたものを4分割して収納。
 
とても使いやすく、見直しの成果は大きいと満足している。
 
(07/05/12)
更新日時:
2007.05.12 Sat.
机上の整理B

ちなみに、ペン立てを撤去したあと、万年筆以外で使用頻度の高い、ダーマトグラフ、鉛筆の収納には、木製の筆箱を使うことにした。
 
ちなみに、これまでは、この筆箱を置いている位置に本やノートが山積みになっていた。
 
この筆箱、以前、広島の東急ハンズで入手したものだが、使い道が見つからずしまいこんでいた。
万年筆を入れるには、中でゴロゴロなりキズが付きそうでイヤだなと思っていたのだが、鉛筆などならば、気にせずにポンポン収納できる。
収納量はあまり多くないが、日頃使いのグッズは全部きちんと収納することができた。
 
そんなに高いものではなかったと思うが、中々良い雰囲気を出してくれていると思う。
こうなると、次に沸いてくる物欲は、革製のペントレイであろうか?
 
実は、以前から丸善に行くたびに気になるトレイが一つあるのだ。
きっと近いうちに机上の仲間としてやってくるのだろうな。
 
(07/05/12)
更新日時:
2007.05.12 Sat.
ショップカードの整理

サイトを運営する上で、これ以上コンテンツの数を増やすと、目が行き届かなくなる恐れがあるので、項目増は自制している。
 
そんな中で、整理・整頓のテーマについて触れてみたくなり、さてどこに入れ込もう?と考えて、プライベート系の整理術はは書斎術に入れることにした。
 
仕事関係の整理整頓ならば、仕事術Blogに掲載しようとおもっている。
 
さて、さっそく本題に入るのだが、これまで何人かの方からカード類の整理についておたずねのメールをいただいた。
何度か紹介したことのある、ショップカードの整理だ。
その都度、メールでお返事をさせていただいたのだが、やはり、百聞は一見にしかずということで、写真付きの記事でUPしてみることにした。
 
私の場合、2つのツールを使って整理している。
一つは、定番の名刺ホルダ。
もう一つは、はがきホルダである。
 
名刺ホルダには、集めたショップカードだけでなく、たとえば手元に残った特急の指定席券や、お気に入りの服に付いていたタグ類など、カード状のものをランダムに収納している。
サイズはA4で、台紙を追加できるバインダタイプのものだ。
ハンディタイプのホルダと異なり、見開きでかなりの枚数が俯瞰できるので、見ていても楽しい。
 
近所の文具屋でかなり以前に購入した、本当に事務用品風のもの。
バインダだけでも、おしゃれなモノに取り替えたら、また雰囲気も違うのかなと思っている。
 
一方のハガキホルダには、ショップで貰ったハガキ大のカードだけでなく、いろいろと買い集めた絵はがきなども収納している。
今使っているモノも、たぶん近所の文具屋で購入したと思うのだが、記憶が定かでない。
 
最近のショップカード、名刺大のものもあれば、絵はがきサイズのものも多い。
とくに、特設コーナーでのイベントなどは、お得意様に出す案内はがきを、レジでも配布しているものをよく見かける。
デザインも素敵なものが多く貰って帰ることも多いので、こうしてホルダで管理すると便利。
 
絵はがきも、ビューバー風のものなどを購入することが多いので、最近けっこう枚数が増えてきている。
次は、無印で購入したホルダが待機しているので、ハガキホルダの2冊目はこの無印で行くことになる。
 
(07/02/03)
更新日時:
2007.02.03 Sat.
061112時点の書斎術

雑誌、「男の隠れ家」の書斎特集を読んで、わたしも一定のスパンで自分の書斎の状況を記録しておくことにした。
ちょうど、書斎術考察のページがあるので、さっそくこちらにUPしてみた。
 
 
まず、わたしの書斎のハード部分。
 
部屋は、自宅2階の南向き和室。
3畳のタタミと変形1畳分のフローリング。
フローリング部分は、大型本棚を2本置く予定で、自宅設計時に最初から組み込んでいた。
元々、別の洋間に書斎を確保していたのだが、この和室で寝転がって本を読むことが多くなり、数年前、この和室に書斎を移した。
 
その書斎に置いているのは、
・本棚2本(スライド式×1、自作文庫本用×1)
・机(東急ハンズで購入)
・棚2本
・ファイバーボックス1箱(無印製の大きいもの)
 
 
ちなみに、机の上を占有するブツたちを見ると、まずMasというトルコの文具メーカーのペン立てがある。
収納力が大きいのが魅力。
ペンだけでなく、ロディアの裏紙を利用したメモなども収納できるので便利。
 
万年筆は、ハンズオリジナルの木製のペントレイ3つに、日頃良く使うものを収納している。
万年筆関係のグッズとしては、丸の内のクラチカヨシダ限定の黒革のトレイには、ルビナートのブロッターを収納。
使用頻度が高いペリカンのロイヤルブルーのインキボトルは机上に置きっぱなし。
 
あと、書斎の作業として、カッターナイフで資料を切ることが多い。
このため、家族が持っていたガラステーブルのガラスだけを保管していたのが丁度良いサイズだったので、机の上に敷いている。
不思議とジャストサイズなので長さを計ってみたら45センチ。
たぶん、1間(畳の長辺)の約1/4なので、家具などもこのサイズの倍数で作られているモノが多いのかもしれない。
 
このガラスの下には、いろいろなお店で買い集めたり貰ってきたポストカードなどを挟めるのもお気に入り。
 
   ◇
 
この書斎で行っている、知的生産や息抜きは、大抵次のどれか。
 
@万年筆で落書
A勉強
Bホームページの原稿作成
C読書
D小説の執筆
 
@の万年筆の落書は、丸善などで買いあさった便箋に、10本近い万年筆を、とっかえひっかえで、何も考えずに書き込んでいる。
字幅太さや筆跡のの比較を楽しんだり、インクもあれこれ試してみたりしている。
あと、ルーペでペン先を眺めるのも楽しい。
夜中にルーペを覗きこむなど、あまり目に良いことはない気がするが、一日の疲れが癒されるから不思議だ。
みんなが寝静まった夜中に、万年筆と便箋がこすれるサラサラとした音だけが部屋に響くのは、なんとも心地よい。
 
Aの勉強については、興味を持ったことを集中的に勉強することが多い。
最近の勉強に使う筆記具は、9割が万年筆、1割が鉛筆だ。
勉強する時は、大量の文字を書くので、最高のペン先調整になる。
3週間、勉強用で使った万年筆は、その書き味が明らかに違うから面白い。
 
Bのホームページの原稿作成についてであるが、私はHPの原稿のほとんどを、この書斎で作成している。
もちろん、PCは思考の邪魔になるので、書斎には置いていない。
なので、原稿は専用ノートに万年筆で書きつづっていく。
この手書き原稿は、本当に頭に思い浮かんだことを書き連ねるので、推敲はPCのエディタに入力するときに行う。
なお、PCへの入力は、リビングのTVでニュースを見たりする隙間時間にやっている。
 
C小説の執筆は、構想をノートに万年筆で書き連ねている。
 
D読書は、昔読んだ小説の気に入った部分を読み返すことが多い。
お気に入りのフレーズは、万年筆でゆっくりとノートに写し取ったりすることもある。
あと、読書とは言えないが、手帳・カバン・文具関係の書籍やムックは、この書斎ににまとめて置いているので、夜中に眺めている。
 
   ◇
 
私に取っては、3畳でチョッと手を伸ばせば大抵のモノに手が届く、この書斎空間が非常に心地よい。
畳の部屋なので、勉強などしていても疲れたら、すぐにゴロンとなれるのもうれしい。
資料などを読み込む時は、けっこう寝転がって読んでいる。
ひどい時は、寝転がったまま書きモノをしたりもする。
こういう時に、筆圧をかけずにサラサラと書ける万年筆は重宝する。
 
また、私の机はとても小さいのだが、自分が座っている周りに読みかけの資料を広げておけるのも便利。
これは、机上スペースが一気に広がったのと同じ状態になるので、和室の大きな魅力である。
私は勉強や原稿を書く時に、関連する資料は大量に開いておくクセがあるので、そうした作業の時は、狭い部屋がまさに足の踏み場もない状態になる。
 
こんな書斎で、私の日々の知的生産が行われている。
 
(06/11/12)
更新日時:
2007.02.03 Sat.
【仕事術】できる人の書斎術 西山昭彦・中塚千恵

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新潮社:714円 (税込)
ISBN: ISBN: 4106101025 ; (2005/01)
おすすめランク★★★★★
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近年、書斎術の本といえば、デジタルツールを活用し、物理的スペースを削り、データ管理をどのようにすればよいかというテーマのものが主流だったような気がする。
 
一方、本書は、机と本棚を置いて、本を読んだり、書き物をしたり、研究をしたりする部屋という、書斎という言葉本来の意味に近い書斎についてまとめられた本である。
 
そういう意味では、ありそうでなかったジャンルの本のような気がする。
 
内容としては、まず著者を含む著名人5名の書斎および活用術が紹介されている。
それらの方々に共通するのが、一人で思索し、何らかのアウトプットを生み出す場所として活用している。
 
ここで言う一人で思索というのは、大切なポイントだと思う。
外部の情報を遮断し、自ら必要な情報だけを用意できる場所。
こうすることにより、創造力が沸いてくるとわたしも思う。
 
続いて、データで見る現代の書斎事情。
そして、共著者の中塚氏を含む一般の方10名の書斎が紹介されている。
 
ここらへんの構成が、あなたの手帳が見たい的な構成になっていて、退屈せずに読める。
 
こうした事例紹介を参考に、自分だけの書斎術を考えてみるのも楽しいのではと思う。
 
 
更新日時:
2006.11.11 Sat.
わたしの書斎術@

わたしの場合、専用の書斎と呼べる個室をもてるようになったのは、この数年のことである。
 
ではそれまではどうしていたのか?
まず、わたしの書斎遍歴を紹介したい。
 
実家にいるときは、勉強部屋として机をおいた個室を確保していたが、大学に入学して机を持たない生活になってしまった。
 
親元をはなれた一人暮らしの部屋に用意された机は、コタツだった。
このコタツの机は2年くらい続いたのだが、大学2年の後期に引っ越したワンルームマンションは防音効果が非常に高く、あっという間にわたしの部屋は雀荘になってしまった。
 
食卓兼勉強机のコタツは、食卓兼麻雀卓となってしまった。
勉強はきらいだったが、書くことは好きだったので、思考するスペースは必要だと感じていた。
 
で、近所のホームセンターに行って見ると、ワンルームでも邪魔にならない程度の大きさの机があった。
今でも同じような製品をホームセンタで見かけることがあるが、小さめの天板に折りたたみできるパイプの足が付いたもの。
付属の椅子もパイプ椅子というヤツだ。
その当時7、8千円だったと思う。
 
この机、このときから、先日ハンズで座卓を購入するまで十数年、わたしの机として活躍するとは、このときは想像すらしていなかった。
この机で、就職活動のプランを練り、卒論を書き上げた。
 
就職して会社の寮に入ったときも、この机は持ち込んだ。
小さめのサイズだったのがよかったと思う。
その後、結婚したときもこの机はわたしについてきた。
椅子は、ダイニングテーブルとセットの椅子が余っていたので、それを使うようになった。
その後、スチール製の本棚を購入して机をその前に置くというスタイルがいつの間にか出来上がった。
 
これは一気に収納スペースが机の周りに増えて、使い勝手が良くなった。
この状態で、転職のための勉強をした。
 
社会人になって、2、3年に一回の割合で引越しをしてきたが、常にこの机は物置部屋の片隅や、ダイニングの片隅など、ニッチの部分に居座りわたしの思考の一部を支えていてくれた。
 
ひどい時は、たたみ一畳のスペースに追いやられたときもあったが、何とか机を確保できたのは、小さめの机とPCを自宅で使うことが無かったからだと思う。
 
この状態を書斎と呼べるかどうかはわからないが、とりあえず専用の机と本棚がセットで確保できる状態は幸運にも続いていた。
更新日時:
2006.11.11 Sat.
わたしの書斎術A
数年前、自宅を入手できることになった。
専用の書斎、それも壁一面の本棚に蔵書を一箇所に集め、その前に広い机を置くという理想は、他の希望とのバランスで難しそう。
 
ということで、毎日図面を引きながら、少しでも理想に近い書斎スペースをどのように捻出するか頭を悩ませた。
 
結局、通常の建築プランにある、お客のためのスペースは一切排除して、大きめに確保したクローゼット部屋の片隅に書斎スペースを確保した。
(なので、わが家にはお客が泊まるスペースも用具もありません)
 
ここであれば、机、本棚の収納はもちろん、大好きなカバン収納スペースも確保でき、プランとしては大変満足のいく設計ができた。
ただ、本の数が多く、本棚も6本あり、今のところは家中に分散配置しているのが、今後の課題。
 
ちなみに、わたしの書斎にはパソコンはない。
このHPをはじめる数ヶ月前に、やっとインターネット環境がわが家にもできあがったのだが、家族で話し合った結果、パソコンはリビングに置こうということにした。
 
もし、各人の部屋にインターネット接続のPCを設置すると、家族が顔を合わす機会が本当になくなるという家族の意見があったので、それを尊重した。
 
結果として、書斎とPCを分離したのはよかったと思っている。
実際、自宅では書斎よりPCの前にいる時間の方が長いが、HPのコンテンツを考えたりする作業は書斎で行っている。
 
インターネットは調べものには、重宝するが、思考するには、やはりわたしの場合、外部のノイズを遮断した方が良いみたい。
 
この環境で、去年は情報処理試験の勉強をして、無事合格することができた。
 
更新日時:
2006.11.11 Sat.
わたしの書斎術B
隔離された書斎スペースを確保できて、満足いく状況になったのだが、試験勉強もひと段落ついて、読書の時間を確保できるようになると、書斎の向かいにある和室に、寝転がって読書をするようになった。
 
これが、結構居心地が良い。
読書だけでなく、一日の締めくくりの手帳のチェックや日記を書いたりするのも、いつの間にかこの部屋でするようになった。
この和室、本棚が置いてあるだけでテーブルがないので、チョッとした日記などを書ける小さいテーブルがあれば便利だなとおもうようになった。
(日記は寝転がって書いていたので)
 
ただ、このときは、書斎を和室に移そうなどという考えはまったくなかった。
 
わたしは昔から洋間至上主義で、書斎も机と椅子という組み合わせしか頭になく、和室で座ってというスタイルは、学生時代前半のコタツ机の経験だけだったので、和室に書斎用の机という発想が浮かぶことはなかったのである。
 
で、チョッとしたメモや日記を書くための、ちいさなテーブルはどこで買おうかなと思い、まずは、無印にいってみた。
 
するとチョッとしたというより、十分机として活用できるものが、1万円程度で、それもすっきりしたデザインのものがある。
こうなると、他でも色々と調べたくなる。
 
で、ハンズで今の机を見つけた。
 
色々と机を物色していく中で、和室への書斎移行計画がわたしの頭の中に出来上がりつつあった。
 
そして座卓の購入をきっかけに、現在の和室に書斎を移行した。
和室には必要最低限、毎日使うものとお気に入りの文房具しか持ち込まず、今までの書斎にはワイヤーシェルフを置いて、書庫として使うことにした。
元々が収納スペースなので、こちらも違和感はない。
 
わたしにとっての書斎の効用は、スキルアップのための勉強や、考え事をするだけでなく、一日の頭の疲れのヒートダウンをする憩いの場でもある。
 
座ったり、気が向いたら寝転んだりできる和室の書斎は、このヒートダウンにとても向いている気がする。
(洋間にマッサージ椅子もいいかもしれないが・・・)
 
あと、和室書斎のメリット、書類の数が多くても、床というか畳の上に広げることができるので、実際の机のスペース以上のスペースを活用できること。
今までの机が狭かっただけに、書類や本を思いっきり広げることができるのが使い心地がいい。
 
さて、スペースは確保できたので、ここからどんなアウトプットが創出されるか楽しみである。
更新日時:
2006.11.11 Sat.
書斎術参考雑誌@

男の隠れ家 2001年12月号
 
直木賞作家の藤田宜永をはじめ、高橋克彦、北村薫などの書斎の公開。
書斎公開特集の雑誌購入のきっかけを作ってくれた一冊。
 
この雑誌、DEN特集ということで、年に1回程度、書斎特集をしてくれるので、その時だけ買っている。
更新日時:
2006.11.11 Sat.
書斎術参考雑誌A

男の隠れ家 2003年4月号
 
この号ではかぎられたスペースということで、一般の方の書斎特集。
ロフトや屋根裏、地下、面白いものでは階段の踊り場スペースの活用などの紹介がされている。
更新日時:
2006.11.11 Sat.
書斎術参考雑誌B

男の隠れ家 2003年11月号
 
この号は、書斎というより趣味の部屋の特集。
あと、リフォームで押入れ書斎を造る事例の紹介がある。
更新日時:
2006.11.11 Sat.
書斎術参考雑誌C

男の隠れ家 2004年12月号
 
有名作家の書斎特集号。
西村京太郎や安西水丸、筒井康隆など、多くの作家の書斎が紹介されている。
あと、書斎とはことなるが、ブックカフェ&ライブラリーバーの特集あり。
本の収納方法の参考になる。
更新日時:
2006.11.11 Sat.
書斎術参考雑誌D

Pen 2003年10/15号
 
書斎ではなくホームオフィスの特集号だが、アウトプットを創出する場所のレイアウト術など参考になる。
 
更新日時:
2006.11.11 Sat.
書斎術参考雑誌E

Pen 2004年4/15号
 
海外のロフト事情ということで、ロンドン、パリ、ニューヨークなどの事例を紹介。
収納方法だけでなく、家具やインテリアなど、国産とは違う雰囲気が見ていて楽しい。
 
更新日時:
2006.11.11 Sat.



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