【特集】関西文具ツアー

■手帳とカバンのホームペーヂ
 http://www7b.biglobe.ne.jp/~techou_bag/
■関西地方の文具店訪問記録。
随時、追加していきます。
 
最近はすっかりご無沙汰している関西方面なのだが、学生時代は、頻繁に訪れていた。
といっても、梅田、心斎橋、神戸・三宮の3箇所限定なのだが・・・。
大学4年の夏、就職活動で梅田にはかなりの頻度で通いつめていた。
 
大阪駅前のビルでのセミナーや面接に呼ばれ、それが終われば、梅田や心斎橋、元気があるときは三宮まで足を伸ばして遊んでいた。
今思えば、遊ぶついでに面接に行っていたような気がする。
そのおかげか、この3つの街は、今でも地図なしで徘徊できる。
 
なので、まったく無縁の場所ではないのだが、学生時代はファッション系の興味が強く、今のように文具店巡りをした記憶はない。
昨年(2005年)に、初めて三宮のナガサワ文具センターを訪れた時も、周りのファッションビルは記憶にあったが、何度も前をとおったであろう、ナガサワ文具Cはまったく記憶になかった。
 
あの時代から10数年が経過し、趣向が変われば、訪れるお店も変わってくるので面白い。
(いまさらアメリカ村に行こうなどという気は、おきそうもない。)
そんな新鮮な視点で訪れた、文具店を中心とした関西系ショップの数々をこのコーナーで紹介していきたい。
2010年7月の関西文具ツアー
  行ってきました、関西文具ツアー2010。

今回は、梅雨の真っ最中の7月初め、お友達が関西に遊びにいくというので、急遽、そのツアーに便乗。
団体パックに便乗しながら、往復便と夕食だけ一緒という行動パタンとなった。

今回の文具ツアーの最大の目的は、何といっても、リニューアルした大阪高島屋の文房具売り場訪問である。
趣味文でも大々的に取り上げられていて、行ってみたい度はピークに達していた。

つれあいは、今回の旅行の目的が、なんば花月ということだったので、さっさとなんば花月まで連れて行き、そこでバイバイ。
6時間後に、なんば花月前のジュンク堂で待ち合わせることにして、私は雨の中急いで、高島屋に向かったのであった。
 
   
  で、実際に訪れてみて、想像以上に売り場が大きいのにビックリ。
これって、大阪で一番でかい万年筆売り場ではなかろうか。

ディスプレイは、昔の阪急に似た雰囲気であるが、その品ぞろえはかつての阪急の1.5倍はありそう。
そして、とにかく照明が明るい。
新宿の伊勢丹と対極にある、ディスプレイ方法だと思う。 

充実していたのは、万年筆だけでなく、インキもすごい。
ドクターヤンセンもしっかりと置いてあるし、流行りのセーラーオリヂナルインキもしっかりと準備されていた。
   
  ただ、そのセーラーインキの名前がいただけない。
蛍光赤と茶色なのだが、「紅ショウガ」と「たこ焼きソース」などという、ふざけたネーミング。
高級路線を目指すのか、庶民的雰囲気を醸し出そうとしているのか、理解に苦しむところである。

お店のお姉さんにきいてみると、インキは試筆できるということなので、両方の色ともに試させてもらった。
色は、なかなかいいのだが、やっぱりあのネーミングが・・・。

あと、ペリカンの205DUOが置いてあったら、訪問記念に購入しようと思っていたのだが、こちらは、予約完売で店頭には並ばないとのこと。 
   
続いて、難波から心斎橋へは地下鉄御堂筋線で向かう。
何度のっても、この区間が200円というのは高い。
あと、スイカがつかえないのも、不便。

以前、スイカの開発プロジェクトを担当していた知り合いの日立製作所のSEがそのまま、関西へイコカの開発プロジェクトへ移っていったので、仕組みは同じようなもののはずなのだが・・・。
ただ単にデータリンクしていないのが原因なのかな。

いちいち券売機でかうのも面倒くせえな、と思いながら心斎橋に向かう。
高島屋に入る前には土砂降りだったのだが、心斎橋についたときには雨は止んでいた。
2時間近く高島屋にいたので、その間に雨雲が移動したのだろう。

地下鉄を降りて、まずは心斎橋ハンズに立ち寄る。
こちらでは、渋谷でも新宿ハンズでも品切れだったSiggの水筒の青色キャップを入手。
あとは、文房具売り場をひやかして、フラナガンに向かう。
 
   
  土曜日だったので、久しぶりにオーナーがいらっしゃるかとおもっていたら、初めてみるお姉さんが店番。
たいてい、土日はオーナーがいるとのことだったのだが、その日だけ急用で、そのお姉さんがピンチヒッターできたとのこと。

ちょうど私しか客がいなかったからか、そのお姉さんが色々と話しかけてくるので、30分はダラダラとおしゃべりをしていた。
   
   今回のフラナガン訪問の目的は、サファリオレンヂの太字と、カランダッシュの849シリーズのスパイシーオレンヂを入手すること。

しかし、残念ながらサファリのオレンヂ太字は完売とのこと。
前も、HPに掲載されている商品が完売していたことがあったので、本当にほしいものであれば、事前に電話確認をしたほうが無難のような気がする。

しかし、こちらは国内でも唯一といっていいであろう、サファリの太字現物を確認して入手できるお店。
ほかの軸色の太字は大量にあり、ピンク、赤、黄色、スケルトンがあったので、スケルトンを今回は入手。
すでに、スケルトン太字はもっているので、今回のペン先は伊東屋で購入したオレンヂ軸に移植する予定。
   
  カランダッシュのスパイシーオレンヂは店頭に出ている一本のみ。フィルムがはがされた状態だったため、購入を見送る。そのかわり、フィルム付きで蛍光オレンヂの在庫が一本だけあったので、そちらを入手。
あとは、以前から欲しかったサファリJOYのカンカンセットがあったので、そちらも確保。
通販では、見かけるのだが、やはり実物を目にして購入したいので、今回の成果には大満足だ。 
   
  フラナガンのあとは、友人たちと待ち合わせていたジュンク堂へ。
その日は、夜中の1時すぎまで色々と話し込んでヘロヘロになったのだが、翌日は、神戸訪問があるため、6時前には起床。

翌日は1日フリーのため、友人たちは京都へ向かい、私一人、逆方向の神戸・三宮へ。
今回は、難波に泊ったのだが、ホテルで聞いてみると、阪神で一本で三宮まで出れるとのこと。

どうも、近鉄と阪神が接続して、三宮から奈良までつながったらしい。
ということで、当初、地下鉄で梅田まで出て、そこから阪急か新快速で三宮まで出ようと思っていたのを、阪神一本で三宮に向かうことに。

550円で一時間。
まあ、乗換なしで行けるのは便利だ。 
   
  10時ちょっとすぎに三宮に到着する電車にのり、向かった先はジュンク堂3Fのナガサワ文具センターPen Style DEN。
いつ来ても、高級感あふれる落ち着いた雰囲気。
関西文具界の盟主、ここに健在というところか。

前回の訪問時は、欲しいものが品切れでお茶を濁して帰ったのだが、今回はばっちりと在庫があった。
   
  こちらのショップオリヂナルの、ペリカンボトルインキ用の金属製キャップだ。
店頭には、モンブランのものしかおいていなかったのだが、店員さんに尋ねると、ペリカンのものは、倉庫に在庫があるとのことで取りに行ってくれた。

まずは、そのキャップを確保したあとは、ゆっくりと店内を徘徊。

こちらの一押しは、セーラー万年筆から出ている、ナガサワオリヂナルの万年筆のよう。

あと、圧巻なのが、ショップオリヂナルのインキ。
ただ、セーラーのインキ工房のお客がお店というだけで、作ろうと思ったら何色でもできるはず。
なので、別にすごくもなんにもない気がするのだが、実際に店頭にショップオリヂナルと大量に陳列されているのをみると、やはり、オォと思わされてしまう。
 
   
  不思議なのは、前日に見た高島屋のボトルは、一般のお客がインキ工房で頼んだときのボトルなのだが、ナガサワのボトルは昔からのやつ。
この差は一体なんなのだろうか?

この、ナガサワで1時間程度時間をつぶして、開店直後のP&Mに向かおうと思ったのだが、この日は前日の大雨とはうってかわり、ガンガンの快晴。
あまりにも暑いので、元町の大丸でランチ兼休息を取り、P&Mへ。 
   
  幸い?というか、うざい万オタに遭遇することもなく、ゆっくりとお買い物をすることができた。

店主はあいかわらずクールで物腰やわらかいお話をされる。

こちらのショップは、万年筆だけでなく、革小物や紙製品のセレクトがまた楽しめるのがいい。

今回は、茶色の箱に入った革製品と、万年筆に最適といわれているリスシオシリーズのノートやカードサイズのメモを入手。
お買い物のあとも、店主と色々とお話をさせていただき、楽しい時間を過ごすことができた。
店主から、夙川の分度器の案内をいただいたのだが、今回はこちらのお店での滞在が予定以上に長引いてしまったため、見送ることに。
次回のツアーには、ぜひ組み込みたいと思う。 
   
  今回のツアー、大物入手はなかったが、それなりのものを大量に調達することができ、なかなか満足のいく旅であった。

次回は、梅田に伊東屋もオープンしているであろうから、そちらも含めてツアー計画を練らなくてはならない。

と、このコラムを書いていて、リスシオのノート、南青山の犬のいる喫茶店でも売っていて、2冊購入したはずなのを思い出した。
これから、探してみよう。 
   
Flannagan@(2008年7月)

夏休み旅行の第一弾は、関西文具ツアー。
今回の旅は、フラナガンの一点攻め。
(と言いながら、結局あちこち徘徊してきたのだが・・・)
 
こちらのお店は、とても小さい。
たぶん、銀座の五十音と同じくらいだと思う。
しかし、その小さいフロアに、ワクワクするような文房具がたくさん詰め込まれているのだ。
店番をしていたお姉さんと話していたら、なんと最近は、北海道からやってきたお客さんもいたとのこと。
 
久しぶりのお店は、レイアウトがガラリと変わっていた。
大阪に遊びに来たら、こちらには毎回立ち寄っていたような気がしていたのだが、日記で確認してみると、どうやら1年半ぶりみたい。
たぶん、直近2回の訪問は、ペリカンのレアもの漁りをしていたので、こちらには立ち寄らなかったのであろう。
 
文房具が、以前レジがあった奥になり、なぜか、ショッピングバッグの取り扱い数が目立つ。
嬉しいのは、サファリを中心とした万年筆の取り扱いが、とても増えていることだ。
カリグラフィのJOYもあるし、普通のサファリも色の取り扱いが増えている。
大阪でLamyサファリを買うならば、こちらのお店の品揃えは、他と違って楽しいのではと思う。
更新日時:
2008.07.27 Sun.
FlannaganA(2008年7月)

筆記具の取り扱いが多くなった分、メモ類の取り扱いが減っているような気がする。
でも、やはり他のお店には置いていないような珍しいメモが沢山置いてあるので、もし、近くに住んでいたら、定期的にチェックしにくるのだろうな。
 
私の中で、どうもこちらのお店は銀座の五十音と比較対照になってしまうのだが、銀座のお店は薄暗く、ちょっとアングラな雰囲気。
それに比べてこちらのお店は、お店の中がとても明るく、そのあたりも対照的。
 
昭和5年築の古いビルらしく、概観はレトロな雰囲気一杯なのだが、ビルの内装は、白で統一されていて、明るく清潔な雰囲気を醸し出している。
更新日時:
2008.07.27 Sun.
FlannaganB(2008年7月)

今回の旅では、あらかじめ予算を決めていたのだが、お店のお姉さんが、次から次に予定外のものをカウンタに並べはじめて、気が付いたら大幅に予算オーバーとなっていた。
しかし、これがお買い物のお楽しみでもある。
 
ちなみに、お買い物の中身は、ブログの方でチラ見せしている。
中身は、順次、サイトかブログにて公開していく予定。
 
今回の文具ツアーも目的のブツ確保+予定外のブツとのめぐり合わせがあり、とても楽しい旅となった。
更新日時:
2008.07.27 Sun.
Pen and message(2007年12月)

今回の神戸旅行の第一の目的地。
 
神戸・元町に昨年オープンした、萬年筆専門店である。
お店の雰囲気は、東京にはない独特の雰囲気。
古い家具の中に、万年筆がたくさんディスプレイされていて、眺めているだけでも楽しい。
 
加えて、オーナーの吉宗氏がこだわりで集めた、万年筆と相性がよさそうな紙製品が色々と揃えてある。
こちらも、一つ一つ、手にとって試してみたくなるものばかり。
 
多くのの方がご存知とは思うが、オーナーの吉宗氏は長年、三ノ宮の老舗文具店、ナガサワ文具センターで筆記具を担当されていた方。
わたしも、氏がまだ、ナガサワに出られていたころ、一度だけ拝見というか、応対していただいたことがある。
 
その当時は、ピシッとスーツを着て、とても忙しそうに帳簿を見ながら仕事をされている雰囲気だったのだが、今回、このPen and messageを訪れて、その雰囲気があまりにも変わっていたので、正直、少々驚いたところである。
 
格好も、ラフになり指先はインキで真っ黒に染まっている。
文房具店の店員さんから、万年筆の職人にガラリと変わっていた。
 
独立して商売を始めるには、色々と大変なことも多いと思うが、ぜひ、今後の発展に期待したいお店である。
 
   ◇
 
お店の品揃えとしては、現行品を中心にそろえてあり、必要に応じて、オーナーに調整をお願いすることもできる。
私も、とある万年筆を購入したのだが、同じものを2本試筆する中で、ペン先を見ていただいた。
 
複数本ある中から、適当な2本を選んだ上での、ペン先チェック(ルーペで見ただけ)。
私の前に準備された万年筆を並べて、それぞれの筆記感をきちんと説明してくれる。
 
わたしも、試筆には自信があるので、さて腕前は?
と思いながら、2本のペンを順番に試筆。
結果は、実際に私が筆記した感覚もオーナーの説明どおりだった。
 
ペン先を見るだけで、筆記状態をきちんと説明できる。
最近の万年筆ショップは、これをきちんとできない店員がほとんど。
 
この時点で、私は氏のスキルに大きく傾倒させられていた。
その後の、フロー調整等の腕前を見ても、調整技術は確かなものだと私は感じた。
 
ちなみに、試筆のインキはパイロットの青だった。
店内にはテーブルが2つ用意されているので、そこで座って試筆することができる。
 
私の知る限り、座って試筆できるところは、南青山の書斎館と、アメ横のダイヤストアしかないので、この座って試筆できるショップは貴重である。
 
テーブルは、2人が向かい合って座ることができる形式。
私が訪問したときには、カップルが向かいに座る中に相席で試筆をさせてもらった。
 
通常、お店で他のお客と話すことはない私(書斎館でよく、他のお客に話しかけられるが、基本は無視)も、こちらでは、自然と向かいの方とお話をさせていただいた。
書斎館は横一列、このPen and messageは向かい合って座るところのちがいだと感じた。
 
1時間弱の滞在時間だったが、久しぶりに楽しい万年筆選びをすることができた。
 
こちらのお店では、コーヒーも飲めるとのこと。
書架には、万年筆関係の本がたくさん並んでいた。
 
次回の訪問時は、ぜひコーヒーを飲みながら、書架に見つけた梅田晴夫の「万年筆」をゆっくりと拝見させてもらいたいものである。
 
(後半の記事は、いずれ「万年筆を買いに」へ移動させます)
更新日時:
2008.01.05 Sat.
梅田ロフト(2007年12月)

当初の予定はなかったが、VIASAZABYのリフィルを調達するために、急きょ訪問。
以前一度だけ訪れたことがあったが、よく考えたら5年前。
 
方向的には自信があったが、しばらく歩いてもLoftの袋を持った人とすれ違わないので、一抹の不安を覚えながら歩く。
もう少し、梅田の駅から近いイメージだったが、人の記憶はあてにならない。
 
久しぶりに訪れた感想は、大きい店舗だなということ。
前回訪れたときには、そんな印象を持った記憶が無い。
最近、そごうが傾いて西部と提携したあとに、不採算そごうのフロアにやる気のないロフトや無印を次々にオープンさせていっているのを見ているから、相対効果でそう感じたのかもしれない。
 
そうした小さいロフトに慣れていると、この梅田ロフトは、やる気を感じられる。
渋谷ロフトとともに、ロフトの旗艦店の風格を存分に醸し出しているお店だ。
 
雰囲気として、心斎橋ハンズよりもお客でにぎわっているような気がした。
 
これまで、関西に遊びに行くといえば、心斎橋中心だったが、阪急百貨店や紀伊国屋、そしてこの梅田ロフトなどを考えると、関西の遊び場は梅田にシフトさせた方がいいかもしれない。
 
今回は、時間がなかったので、駆け足の訪問だったが、また、近いうちに遊びにきたいものである。
更新日時:
2008.01.05 Sat.
京都 文明商社(2007年11月)

ペリカン・トラディショナルの太字ニブを求めて、秋の関西へ、日帰り旅行。
まずは、京都で途中下車して、「文明商社」に向かう。
 
変わった名前だが、れっきとした万年筆専門店。
以前から、一度訪問してみたいお店の一つだった。
 
下調べでは京都駅のすぐそばにあるらしい。
 
お店は頑固親父ではなく、チャキチャキの関西弁のオバちゃんが対応してくれる。
しかし、残念ながらトラディショナルは置いていないとのこと。
その代わりではないが、ショーケースの中にPelikanの#500緑縞が置いてあるのを発見。
ペン先が好みでなかったので購入はせず。
 
古いものが色々と残っているかと期待して行ったのだが、店頭での在庫は少ない。
基本は問屋からの仕入れで対応している様子。
 
京都での実滞在時間は約25分。
これが、家族旅行だったらゆっくりと河原町あたりで食事でもということになるのであろうが、わたしの文具ツアーは毎回、分単位の行動。
 
もう京都は用済みなので、急いで新快速で大阪に向かう。
更新日時:
2007.11.04 Sun.
心斎橋 東急ハンズ・ロフト・カワチ(2007年11月)

新大阪で下車し、地下鉄に乗り込み、心斎橋に向かう。
今回は、ペリカン探しの旅なので、フラナガンもチャルカもパス。
 
まずは【心斎橋ハンズ】へ。
こちらではトラディショナルのマーブルグリーンを一本発見。
しかし、残念ながらペン先は細字。
残念ながらも、せっかくなので店内を細かく徘徊。
 
以前訪れたとき、浅田次郎の生原稿が飾ってあったが、今もそのままおいてあった。
あの人相に似合わない、とても優しい文字がつづられている。
黒インキで書かれているが、筆記具はいったい何を使っているのだろうか?
濃淡があまりないので、万年筆ではないような気がするが、国産の特殊黒インキを使っているのかもしれない。
 
手帳売場をチェックして、下の階に移動。
ルーペが置いてあるショーケースが、なかなか充実している。
金ペン堂の店主が使っている、いわゆる生地見も置いてあるのが、なかなか通のセレクト眼だなと思う。
 
 
【心斎橋ロフト】、こちらは、万年筆が置いていなかった。
手帳売場は、システム手帳が多く、ハンズより充実している気がする。
 
続いてとおり沿いに向かったのは【カワチ】。
こちらでも、トラディショナルの取り扱いはナシ。
そのかわり面白いものを発見。
カワチオリヂナルと銘打ったRHODIAカバーが置いてあった。
透明素材にオレンヂステッチで900円台で売られていた。
 
どう見ても、耐久性に乏しそうで、カバーよりロディア本体の方が耐久性がありそうだったが、誰か買った人がいるのだろうか。
コンセプトとしては、せっかくのロディアのオレンヂを見せたい人用ということみたい。
更新日時:
2007.11.03 Sat.
三省堂 心斎橋店(2007年11月)

そごうの中の旧丸善。
文具売場は、書店フロアに変わっていたが、万年筆売場はそのまま残っていた。
 
他のブランドは覚えていないが、ペリカンのディスプレイは、いわゆる丸善のディスプレイのまま。
トラディショナルの在庫はなかった。
 
トラディショナル以外に、丸善オリヂナルのペンシースが、以前きたときにはあったので残っていないかなと期待していたのだが、さすがにオリヂナル商品は撤去されているみたい。
でも、森林楽は残っていたので、その撤去基準はよくわからない。
 
あと、鴻池製作所の革製品が充実している。
この鴻池の製品、そういえば心斎橋ハンズでも充実した品揃えだったので、大阪の会社なのかな?とサイトで調べてみたら、本社は東京の会社。
 
心斎橋近辺でブームなのだろうか?
更新日時:
2007.11.03 Sat.
神座ラーメン(2007年11月)

三省堂を出て、テコテコ難波に向かう途中、にゃっ太さんに紹介してもらった「神座ラーメン」が途中にあったので寄ってみる。
お店の中に入ってビックリ。
 
なんだかウナギの寝床みたいに細長いお店で、店内一方通行。
そういえば、池袋でも一方通行のラーメン屋があった。
 
ラーメンは野菜の甘みが出ている不思議な味。
白菜の刻んだものがスープに入っていたので、その味なのだろう。
 
チャーシューと煮タマゴが入ったラーメンにしてみた。
 
そういえば、この神座ラーメンの通りより、一本梅田よりの筋にラーメン山頭火があった。
最近、広島にもできたし、いろいろな所に出店しているのだな。
更新日時:
2007.11.04 Sun.
難波 高島屋・丸善(2007年11月)

ラーメンを食べて、満腹状態で難波に向かう。
南海のターミナル駅にある【高島屋】へ。
 
何度も前を通ったことはあるが、今回初めて店内に突入。
万年筆売場のショーケースを見てみたが、トラディショナルはこちらでも見当たらず。
カウンタの中のお姉さんに聞いてみたら、マーブルグリーンの細字が一本だけ在庫であった。
ついでに、スケルトンは残っていますか?とたずねたところ、グリーンのこちらも細字が一本だけ残っていた。
 
この応対の中で気が付いたのだが、なぜか問屋への発注票がカウンタの上に置きっぱなし。
大阪の問屋「ビクター」宛てになっていた。
こちらは、広島の地場の文具店、多山文具へも万年筆を卸していた問屋である。
 
同じ問屋から仕入れて、片や値引き販売で、もう一方は定価販売。
そのサービスの違いが何なのか考えると、わが国の商品流通は、まだまだ不透明な無駄が多いなと思ってしまう。
 
続いて、JR難波駅にある【丸善】に。
これが、きちんと事前に調べて地図まで印刷して持っていったのだが、高島屋からの行きかたが本当に分かりにくい。
 
結局、難波Warkという地下街を抜ければすぐだったのだが、地図には地上の道しか記載されていないので、地下街という発想はまったくなかった。
なので、いかがわしいホテル街や韓国マッサージの店のそばを通り抜け、これは絶対道が違うと思い、携帯のGPSを使ってやっとたどり着いた。
 
そこまでして、向かったのは、心斎橋の旧丸善まではいかなくても、大阪市内唯一の丸善ということで、ある程度の品揃えがあると期待していたからだ。
しかし、実際に訪問して、あまりのショボさにショック。
 
店頭在庫で、トラディショナルのマーブルグリーンの細字が一本だけ残っていたが、カウンタの中のお姉ちゃんは、話をしても、万年筆の素人。
ペンシースを聞いても、ピンとこないみたい。
 
これなら、アトレ大森の中の丸善の方がましだ!
更新日時:
2007.11.03 Sat.
梅田 阪急・阪神・紀伊国屋書店(2007年11月)

当初の予定では、難波の丸善のあと、神戸に移動してナガサワ文具と吉宗万年筆店を訪問することとしていた。
しかし、丸善にたどり着くのに予定以上の時間を使ってしまい、帰りの新幹線の時間に一抹の不安が出てきたので、急きょ梅田界隈を徘徊して新大阪に向かうことにした。
 
地下鉄で梅田まで移動し、まずは【阪神百貨店万年筆売場】へ。
こちらも、初訪問。
 
ここが、今回の関西文具ツアーの中で一番のトラディショナルの品揃え。
ペン先はすべてMだったが、黒、緑、青の3色全部そろっていた。
 
黒軸を試筆させてもらったが、かなり当たりのペン先。
かなり迷ったが、やはり太字が欲しいのでグッと我慢。
なお、こちらでの試筆用インキはモンブランのブルーブラック。
金ペン堂の店主に告げ口してやりたくなった。
 
ちなみに、応対してくれたお姉さん、問屋に在庫があるか聞いてくれると言う。
しかし、残念ながら問屋にも太字は残っていないとのことだった。
 
続いて【阪急百貨店】。
こちらも初訪問。
 
しかし、こちらは店頭にトラディショナルの在庫はない。
カウンタのお姉さんに聞いてみると、ペンカタログを開いて問屋に聞いてみましょうか?という。
阪神百貨店でもそうだったが、やはり関西なのか、在庫がないということでも、買う気を見せる客をなんとか引きとめようとしてくる。
 
旅行の途中だからというと、後で送ることもできますよとのこと。
なかなか、商魂があるなとチョッと感動。
開いたペンカタログには、7月時点、問屋在庫多数とメモ書きがあった。
いったい、どこの問屋と取引しているのかチョッと気になった。
 
最後にJR大阪駅に向かう途中で立ち寄った【紀伊国屋書店】の万年筆売場。
新幹線の時間が迫っていたので、トラディショナルの黒軸が一本あったが、ペン先の太さは確認せず。
 
   ◇
 
と、慌しく日帰りで、心斎橋、難波、梅田地区を回ってきたが、大阪には太字以前に、ほとんどトラディショナルが残っていなかった。
 
元々派手なペンではないので、関西では店頭においていなかったのかもしれないし、廃番ということで売り切れてしまったのかもしれない。
 
こんな風に書くと、関西ではなにも収穫がなかったかのように見えるが、意外なところで、予想外の収穫があった。
なので、大満足で関西を後にすることができたのだった。
 
その報告は、また今度。
更新日時:
2007.11.04 Sun.
チャルカ/CHARKHA(2006年10月)

前回の関西訪問時には、時間が取れなかったのだが、機会があればいつか訪れてみたいと思っていたチャルカ。
地図を見て、心斎橋から結構あるなと思っていたのだが、自分の足で歩いても本当に遠かった。
お店のイメージは、いつものパタンなのだが、私の想像していたものと全く違っていた。
お店のHPを見て、雑貨、花、喫茶とあり、それらがどのような空間を演出しているのかなと思っていたのだが、花は外の軒下、中は喫茶店がメイン。雑貨は2割といった空間割り振りであろうか。
 
やはり、実際に行ってみないとわからないものだ。
 
チャルカの本などを読むと、かなり雑貨に気合が入っているイメージだったので、勝手に雑貨の取り扱いがもっと多いと想像していたのだが、メインは喫茶店なのだろうか?
お店の中は、チョッとくすんだ良い感じで女の子を連れて行くと喜んでもらえそう。
 
ちなみに、ちょうどお昼だったので、ランチを注文してみることに。
わたしが行った時はチキンカツだったので、飲み物付きのやつにした。
結構ボリュームがあり付け合わせのピクルスが美味しかった。
 
雑貨にもこだわりがあるのかもしれないが、食材にもこだわりが感じられた。
 
今回は、広島のルブラックで購入した青いラベルがいい雰囲気なので、そのシリーズを2種類購入した。
また、機会があれば、今度はお茶をしてみたいと思った。
更新日時:
2006.10.22 Sun.
心斎橋・丸善(2006年3月)

新大阪から地下鉄で心斎橋に乗り込んだら、最初の目的は心斎橋・丸善。
しかし、はやる気持ちを押さえて、2箇所ほど先に訪れる場所が・・・。
 
今回の関西訪問の目的の一つに、モンブランの限定インキのラブレターのボトルを探すこと。
あらかじめ、阪神百貨店と阪急百貨店には電話で、在庫なしと確認済。
 
じつはひそかに目をつけていたのが、そごうの隣の大丸の万年筆売場。
地下鉄心斎橋駅から大丸に乗り込み、そのまま万年筆売場に直行。
予想通り、閑古鳥がないていたので(失礼)、淡い期待を持って店員さんに「ラブレター」ありますか?と尋ねるも、つれない返事。
 
ああ、ここになければ、他はだめかな?と思いつつ、隣のそごうに移動。
建替え前の建物はとても重厚なイメージがあったが、新しい建物の中も、なかなかのもの。
高級感が漂いとてもいい雰囲気。
第二の候補、2階のモンブランブティックへ。
こちらは、カートリッジが取り置きだけであり、キャンセルまちになるとのこと。
あらら、大阪もラブレターはダメみたいと、あきらめる。
 
で、本命の目的地、そごう12階の心斎橋・丸善に。
めんどくさいので、エレベータで直行したのだが、フロア案内には丸善の案内ではなく、心祭橋筋商店街などとわけのわからない表記。
書籍とかいてあったので、12階が丸善と当たりをつけて降りてみたのだが、お客のことを考えたら、即刻、丸善と表記すべきだとおもった。
 
12階で降りると、オォ〜、と叫びたくなるような雰囲気。
フロア全体が、なぜか大正ロマンの雰囲気。
トイレの所に飾ってある、大阪市営地下鉄のポスターも、昔のいい雰囲気のもの。
早速、エレベータから降りてすぐの万年筆売場に直行。
 
かなりの品揃えがあり、オアゾの本店にも引けをとらないのではと思った。
本店と違い、こちらは、インキが直接手に取ってながめることができるのが嬉しい。
このインキ棚の横に、あのCavalliniの製品がいくつか置いてあった。
まずはノート。
伊東屋で1890円で出ているものが、なんか3000円台で置いてある。
あと、レターサイズのフォルダが一束まとめてこれも3000円近い値段で置いてあった。
(ちなみに伊東屋ではバラで、一つ210円)
ところ変わればというか、えらい高級品になっていたのでビックリ。
 
輸入文具のコーナーでは、最近興味のあるルーペがたくさん置いてあったので、いろいろと眺めたが、実用というよりも飾り用に近いものがおおく、倍率の割りにえらい値段がいいので、こちらはハンズあたりで安いモノを検討する事に。
 
時間があればいくらでもゆっくりしていたかったが、つぎの目的地があるので、ご自由におとりくださいと出ていた万年筆のカタログ、Lamyの2006年版をいただいて丸善は退散。
 
ヒマがあれば、半日は余裕で潰せそうな充実ぶりだ。
 
コレを書いていてふと気がついた。
萬年筆物語、ここで探してみればよかった。
これはまた、訪れなくては・・・。
更新日時:
2006.03.27 Mon.
東急ハンズ心斎橋店(2006年3月)

そごうから歩いて2、3分のところにある。
その途中の交差点のところにLoft心斎橋もあるが、こちらはかなり小振り。
5年前、職場の旅行でUSJに訪れた時、入場後一分で抜け出し、この心斎橋界隈をうろついていたのだが、その時、このLoftがオープンした記念で、ロゴ入りのバッグを貰ったのが記憶にある。
 
交差点をわたり、右手に進むと、通り沿いにすぐ大きなハンズのロゴが目に付く。
今使っている、サザビーのシステム手帳は、その社員旅行の時に、この心斎橋ハンズで購入したものだ。
手帳を先に買い、ハンズチケットを貰い、そのチケットでよく年のリフィルをゲットしたのを思い出す。
 
とくに、他所のハンズと違ったところはないが、やはりこの場所にハンズがあるのは貴重。
更新日時:
2006.03.27 Mon.
Flannagan@(2006年3月)

丸善とあわせて、今回のお楽しみショップ「フラナガン」。
廃盤のサファリJOYとあわよくば、サファリの万年筆のペン先Bがないかなと期待しての訪問。
心斎橋ハンズから、これまた5分もかからない場所。
 
心斎橋ハンズの先のガソリンスタンドの所を曲がって2本先の交差点の角に目的のフラナガンがある。
とても古そうなビルで、入り口がチョッとわかりにくい。
 
入り口をやっとみつけて建物に入ると、エレベータが一基あるので、それで4Fまで登る。
古い建物をリフォームした独特の雰囲気が、なにか掘り出し物がありそうないい感じ。
4階でエレベータを降りてからは、お店はすぐにわかった。
 
早速お店に入ってみるが、とてもこじんまりとした雰囲気。
その壁一面に、見ていて楽しくなるような輸入文具がたっぷり。
 
わたしが行った時は、運良く、他のお客がいなかったので、ゆっくりと商品を見せてもらうことができた。
更新日時:
2006.03.27 Mon.
FlannaganA(2006年3月)

まずは、お店の中の商品をじっくりとチェック。
今までみたことのないような、筆記具類がたくさん置いてある。
ノート類も色々あって面白い。
 
しかし、目的のサファリのペン先BとカリグラフィーペンのサファリJOYが見当たらない。
お店の人に尋ねると、アルバイトなので詳しい事はわからないという。
オーナーに確認してみますと、電話をしてくれるが、どうも電話が通じないみたい。
 
結局、しばらくバイトの人と話しているうちに、レジの前にポンとJOYが置いてあるのに気がついた。
 
コレのペン先が1.1のものが欲しいというと、在庫の袋を広げて探してくれる。
とりあえず、在庫の中にJOYの1.1があったので、まずは確保。
しかし、レジの所のサンプルの価格をみると、何と4000円。
 
去年伊東屋で購入した時は2500円程度だったので、間違いではと聞いて見ると、値段は間違いないとのこと。
大阪訪問前に、サイトで在庫は確認していたが、価格は勝手に2500円程度と思いこんでいた。
 
帰宅して、フラナガンのサイトで確認したら、確かに4000円。
そして、不思議な事に、JOYのアルミキャップのものも同じ4000円で出ている。
デッドストック品ということで、そこらあたりの価格設定はアバウトなのだろう。
 
このバイトの人、かなり誠実な人で、サファリのペン先Bもあるかもと、店中の在庫を確認してくれる。
サファリが何かよくわからないみたいで、次々とこれか?と宝の袋の中からペンを出してくれるのだ。
これが、なかなかお目にかかる事ができない逸品ばかり、本来のサファリのBニブ探しを忘れて、一本一本見入ってしまった。
 
LamyのABCやCP-1、ティポのグレーやペリカンの廉価版のスケルトン万年筆等々、日頃行っているお店では中々目にすることができないものをたっぷりと堪能させてもらった。
更新日時:
2006.03.27 Mon.
FlannaganB(2006年3月)

結局、フラナガンではサファリのBニブはなかったので、JOYのペン先1.1とロディアの#8もどきの怪しいフランス製のメモを一冊購入。
 
かなりの時間をここにいたような気がするが、その間、他のお客さんがまったくこなかったので、このバイトの人と楽しい時間を過ごすことができた。
 
このバイトのお姉さん、あまりにも優しい人なので、ずうずうしいとおもったが、個人のサイトで紹介したいのでお店の写真をとってもいいですか?と聞くと、ちょっと考えたがOKとのこと。
 
本当に、いいのかな?と思いつつも、記念に2枚写真を撮らせてもらった。
 
今回、こちらで入手したJOYの1.1ニブ、通常のサファリと胴軸部分だけ取り替えて、太字のサファリとして使う予定。
去年、伊東屋で1.5ニブを購入したときには、まだ大量に置いてあったのに、いつの間にか姿を消してしまったJOY。
 
伊東屋の店員情報では、本国では生産中止とのことで入手は無理とあきらめていたのだが、運良くこちらで入手することができた。
なくなると欲しくなるのは、人の悲しい性である。
 
心斎橋・丸善→心斎橋ハンズ→フラナガン。
また訪れたい、黄金のラインである。
今度は、チャルカにも足をのばしてみたい。
更新日時:
2006.03.27 Mon.
ナガサワ文具センター(2005年11月)

関西でも有数の品揃えを誇る文具店。
関西系サイトでも頻繁に登場し、一度は訪れてみたいショップだったが、いとこが神戸で結婚式をするというので、初めて訪れる機会を得た。
 
面積自体はワンフロア(センター店)で、そんなに広くはないが、品揃えのセレクト眼はなかなかのもの。
 
この時の訪問で、エルバンの吸取り紙、ドクターヤンセンのインキ(ピョートル大帝)、ridoの手帳、Lamyの新色万年筆カートリッジ(緑、ターコイズ、紫)を購入。
 
入り口左のガラスケースの中には、ガラスペンなど、食指をそそられるものがたくさん展示してあった。
 
ぜひ、再訪してみたい場所の一つだ。
更新日時:
2006.03.27 Mon.



tetyou_bag@hotmail.comtetyou_bag@hotmail.com