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■手帳とカバンのホームペーヂ
http://www7b.biglobe.ne.jp/~techou_bag/
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ホワイトハウス・コックス社は、1860年創業の英国のブランド。
イギリスの伝統的な希少革、ブライドルレザーを使用した製品を数多く生み出していることで有名である。
1920年代頃までは、乗馬用の鞍や手綱などの高品質な馬具などを製造してきた。
その後、ペット用の首輪の製造を始め、スモールレザーグッズやバッグなどがラインナップに加わっていく。
現在も創業当時の伝統を守り続け、厳選された素材を用い、英国内で生産している。
長い間の使用に耐えられるク堅牢さとクオリティの高さが、多くのファンを魅了。
また、堅牢さだけでなく、ホワイトハウスコックスが持つもう一つの魅力に、「エイジング」 がある。
使うほどに味わいを醸し出し、手放しがたい逸品に育て上げた時、そこに世界で一つの自分だけのホワイトハウスコックスが出現する。
このページは、そんなホワイトハウスコックスの魅力について、色々とふれていきたい。
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最近、メンテをいつやったか思い出せないWHCの小物達。
BREEのカバンは半年に1回は、専用オイルを含ませてあげているのだが、WHCの方は、多分2年近くメンテしていないのではなかろうか?
ということで、今日はBREEのカバンのメンテするついでに、革小物たちもメンテしてあげることにした。
あらためて見ると、WHCの三つ折サイフなんかは、どこでつけたのか、けっこう大きな傷がついている。
あと、WHC以外の小物でも、キズが目立つものがあったので、併せて一緒にオイルを塗りこんであげることにした。
今回のメンテの対象としたのは、写真の左側から紹介すると、
@スリップオン ロディア#11用ケース
AWHC キーケース(ちなみに、これは、財布や名刺入れと同じニュートン。ここまで熟成するとは思わなかった。)
BWHC 名刺入れ
Cイルビゾンテ 三つ折サイフ
DWHC 三つ折サイフ
あと、写真には写っていない、BREEのブリーフケースだ。
ちなみに、メンテに使用するオイルは、WHCとBREEは専用オイル。
専用以外でもOKなのだろうが、一応、ここは無難に純正のものを使用。
ちなみに、それぞれ確か3,000円近くしたと思うので、ちょっと高い気もする。
スリップオンとイルビゾンテは、メルトニアンのレザークリーム。
確か、新宿ハンズの手帳売場、フランクリンのバインダと一緒においてあったものだと思うが、こちらは1,000円程度だった気がする。
で、実際のメンテの方法は次のとおり。
@まず、財布などは、中身を全部出す。
Aブラシで表面の汚れを落とす。このとき、折り返しなどの部分のホコリも忘れずに取り除く。
Bオイルを布に含ませ、塗りこんでいく。
わたしは、このときの布は、デザインが気に入らないもらい物のハンカチなどを流用。
キズの部分にオイルを塗りこんでいくと、キズが目立たなくなるのが面白い。
Cオイルが染み込んで、見た目乾いたような状態になるまで放置。
D革製品用のクロスで磨く。ここで、オイルの定着と、余分なオイルを拭き取る。
Eブラッシングをして、艶をだしてあげたら完成。
大体、この作業で1時間半程度。
こうやってメンテをしてあげると、一生モノとまではいえないかもしれないが、かなりの長期間使う事が出来ると思う。
着手するまでは、非常に面倒くさい作業だが、終わったときは気分がいい。
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現在使っているWHC、三つ折サイフ、カードケース、キーホルダ。
これらはいずれもブライドルレザーのニュートン。
あと、アンティークブライドルのUAオリジナルトレイ。
ニュートンのうち、三つ折サイフとカードケースは、いつもカバンの中に入れて持ち歩いているので、あまりエイジングが進んでいない。
一方、キーケースは、毎日ズボンのポケットに入れているので、エイジングが一番進んでいる。
(一番あとに使い始めたのに)
写真のように並べて見ると、とても同じ色の製品とは思えない激変ぶり。
エイジングが進むと、縫製の糸が黄色いのがよくわかる。
アア、これがみんなを虜にしてしまうエイジングなのね!と思ってしまう。
(参考までに、下の写真は未使用時点のもの)
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ホワイトハウスコックスは最近では色々なショップで取り扱いがある。
デパートでは、新宿伊勢丹、銀座松屋、日本橋三越、梅田阪急などが有名。
あと、セレクトショップではユナイテッドアローズやビームスなどでも取り扱いがある。
こうしたショップは基本形に加えて、ショップオリジナルモデルなどもおいてあり目が離せない。
こうしたショップで購入すると、写真のようなプレゼント袋に入れてもらえる。
わたしは、ユナイテッドアローズと新宿伊勢丹でしか購入したことがないが、いずれもこの袋にいれてもらえた。
ただ、UAでは聞かれたことがないが、伊勢丹では「プレゼント用か?」と聞かれて、そうだとこたえたので、プレゼント用でない伊勢丹はこの袋に入れてくれるのかどうかは不明。
もし、伊勢丹で自分用に買われたことのある方、その場合どんな包装なのか、情報をください。
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袋から出すと、これまたおなじみの茶色に金文字の箱に厳かに収められている。
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箱から出してみた。
このページを作成するために、先月末に購入したカードケースの箱を初めて開けてみてビックリ。
以前は、出荷時に収められていた、ビニールの袋に入っていただけだったが、柔らかそうな紙で丁寧に包んであった。
真ん中の茶色いテープはUAのロゴ入りのいつものテープ。
店員によって、扱い方が違うのか?
それとも、最近はショップの方針でこうした梱包に変わったのかな?
環境意識の高まりで、簡易包装が主流になっているが、丁寧にあつかわれていると感じるのはやはり嬉しい。
ところで、わたしは所有するほとんどのWHCをUAで購入している。
品揃えがいいのと、店員に声をかけなくても自由に手にとってみれるところに置いてあるのがその理由だ。
実は、今回のカードケースを買うにあたって、気分を変えて「○ームス」で買ってみようと思いショップを覘いた。
「○ームス」では商品はガラスケースに入れてあったので、ケースの前で眺めているとお店のお姉さんが、言っていただければお出ししますと声をかけてきた。
カードケースを買うつもりだったが、ショップオリジナルのブックカバーが置いてあったのでそれをまずは見せてもらった。
手にとって見ると、見たこのない細かい型押しをした革が使われている。
お姉さんに「これはブライドルではなさそうだが?」
と尋ねると、「ブライドルって何?」って顔をしている。
UAでこういうことにあった試しはなかったので、「○ームス」で買うのはやめていつもどおりUAで買った。
服もそうだが、どうも「○ームス」の店員って勉強不足の気がしてならないのはわたしだけだろうか?
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梱包を開いて、中身を出してみた。
白く浮き出ているのは蝋の成分である。
通常、ショップで購入した時はこの蝋の成分は店員さんがブラッシングをして、きれいな状態にして包んでくれる。
わたしも初めて購入した時は、何も知らなかったのであっという間に店員さんがブラッシングしてしまった。
今は、メンテナンスグッズを購入しているので、この最初のブラッシングから自分でやるのが、WHC購入の一つの楽しみである。
ただ、その旨、応対した店員さんにキチンと伝えないと、あっという間にブラッシングされてしまうので要注意。
カードケースの赤は、まだブラッシングをしていないので、今回の紹介はここまで。
細かい部分は次の機会に紹介します。
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約2年使用の三つ折サイフ。
いつもカバンにいれて持ち歩いているのでエイジングはあまり進んでいない。
写真ではわかりにくいが、ホックの部分にすこしあたりが出てきているのと、コバの部分がこすれてツヤが出てきている。
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サイフの裏側。
ブライドルレザー独特のツヤが出始めている。
触るとツルツルして気持ちがいい。
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縫製は黄色い糸が使われている。
側の部分の色が変わってきているのがおわかりいただけるだろうか?
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内部の写真。
カードケースと小銭入れが付いている。
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小銭入れの部分に「BRIDLE LEATHER」の刻印が入っている。
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カード入れの下の部分には「WhitehouseCox」の刻印が入っている。
その下には「HANDMADE IN ENGLAND」とある。
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小銭入れの部分。
一つだけ物足りないのが、この裏素材。
革ではなく、化学素材(ビニールっぽい)が使われている。
強度の問題なのか、価格とのバランスなのか意図は不明だが、できればALLレザーのほうが長い目で見た耐久性が期待できるのと、見た目もいいような気がするのだが・・・。
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隠しポケットその一。
このサイフには、隠しポケットがたくさん付いている。
これは、カードケースの裏の部分。
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札入れの部分。
形状から、かなり深い。
慣れるまではチョッと違和感があるかもしれない。
収納力は抜群。
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カード入れに実際にカードを入れてみる。
一番下の部分は、何故か深さが他の部分と違う。
取り出しやすいので、一番よく使うカードを収納している。
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未使用のキーケースと並べて撮影。
ほとんどエイジングが進んでいないのがわかる。
やはり、いつも手にしていないとエイジングは進まないのであろう。
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アンティークブライドルとも並べて撮影。
いずれは、ここまで進むのを期待して大事に熟成させていきたい。
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小銭入れ。
わたしが所有するホワイトハウスコックスの中では一番熟成が進んだもの。
こちらも、約2年弱の使用。
この小銭入れはいつもポケットに入れている。
やはり、常に手にする状態だとエイジングもかなりのスピードで進むのがわかる。
写真ではわかりにくいが、ガラスのようなツヤ出てくる。
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フタを開いたところ。
フタがないところとの色の差がおわかりいただけると思う。
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小銭入れ本体とは別に、小さいポケットが付いている。
わたしはこのポケットに折りたたんだお札を入れている。
なお、三つ折サイフの裏地素材と同じものが小銭入れの裏地にも使われている。
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未使用のキーケースと並べた写真。
かなり、色が違っている。
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内部とも重ね合わせてみた。
どうも、この小銭入れは、もともとの色が濃いかったのかもしれない。
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止め具付きカードケース。
これも三つ折サイフ同様、いつもカバンの中にいれているのでエイジングはほとんど進んでいない。
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カード収納部分。
かなりの枚数が収納できる。
この裏地も、小銭入れなどと同じ素材。
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キーケース。
キーケースを使う習慣が無いのについ購入してしまった。
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キーケース内部。
全部で6本の鍵を収納することができる。
こちらの裏地は、鍵の先が当たるのを考慮してか、スエードっぽい革素材が使われている。
小銭入れなどもこの素材を使ってもらいたいものだ。
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ヘッドポータータンカーのキーケースと並べて撮影。
こちらも、未使用。
どうも、この2つはコレクション状態なので、いつかは使ってみなくては・・・。
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トリンキートレイ。
UAオリジナル商品。
こちらは、通常のブライドルではなく、アンティークブライドルという革で作られている。
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裏の部分。
滑り止めを考慮してか、スエードっぽい素材が使われている。
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真横から見た部分。
表革と裏革で鉛のような金属を挟み込んでおり、それにより、自由に形が変えられる。
見た目以上にかなりの重量がある。
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残念ながら、この商品は、箱なしとのこと。
UAで服などを購入した時に入れてくれる、不織布でできた袋に包んでくれた。
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WHC専用ブラシ。
オイルを塗りこんだあとや、購入した時に浮かび出た蝋の成分をこのブラシで丁寧にブラッシングしていく。
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大きさを見るため、RHODIA#11と並べて撮影。
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ブライドルフード。
ブライドルレザー専用ワックス。
ブライドルレザーをロウ引きするときに使用するロウと同じ成分で出来ている。
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メンテナンス時に使用している布。
写真はキウイとケントのシリコン入りクロス。
東急ハンズの靴メンテナンス用品売場で購入。
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tetyou_bag@hotmail.com |