戸田和光 編
ということで、長編リストを作ってみて、積み残した課題を確認するために、短編も確認してみた。
例によって、あちこちから資料を切り貼っただけなので、間違いがあるかも知れないが、あくまで、目的は“文庫オリジナル”の確認なので、十分な確認をしていないことを予めお詫びしておきたい。
誤記等のお粗末なミスがありましたら、ご指摘ください。
通番 | タイトル | 改題 | シリーズ | 刊行年 | |
1 | 空白の判決書 | 我が子を盗め | 1976 | ||
2 | 疑わしきは罰せよ | 赤かぶ検事 | 1976 | 文庫オリジナル | |
3 | 特捜検事M | 1977年12月 | 文庫オリジナル | ||
4 | 証拠崩し | 猪狩文助 | 1978年2月 | ||
5 | 呪いの紙草履 | 赤かぶ検事 | 1978年4月 | 文庫オリジナル | |
6 | 暗黒山林 | 1978年8月 | 文庫オリジナル | ||
7 | 背の青い魚 | 弁護士・花吹省吾 | 1979年1月 | 文庫オリジナル | |
8 | 白の判決 | 背中から撃たれるな | 日下文雄 | 1979年1月 | |
9 | 呼吸する死者 | 弁護士・花吹省吾 | 1980年1月 | 文庫オリジナル | |
10 | 妻の前科 | 弁護士・花吹省吾 | 1980年2月 | 文庫オリジナル | |
11 | 被告人、名無しの権兵衛 | 赤かぶ検事 | 1980年4月 | 文庫オリジナル | |
12 | 有罪の二つの顔 | 弁護士・花吹省吾 | 1980年4月 | 文庫オリジナル | |
13 | 悪人のごとく葬れ | 京都殺人案内 | 1980年8月 | 文庫オリジナル | |
14 | 長崎居留地二十五番館 | 赤かぶ検事 | 1981年1月 | 文庫オリジナル | |
15 | 犯人の画かなかった絵 | 猪狩文助 | 1981年11月 | 文庫オリジナル | |
16 | 紅葉の下に猫がいる | 赤かぶ検事 | 1981年11月 | 文庫オリジナル | |
17 | 盗みは愉し | 赤かぶ検事 | 1981年12月 | 文庫オリジナル | |
18 | 盗まれた一族 | 京都殺人案内 | 1981年3月 | 文庫オリジナル | |
19 | 裁かれる判事 | 日下文雄 | 1981年8月 | 文庫オリジナル | |
20 | 殺人許可します | 赤かぶ検事 | 1981年9月 | 文庫オリジナル | |
21 | 濡れ手に粟 | 1982年1月 | 文庫オリジナル | ||
22 | 円空の鉈 | 1982年1月 | 文庫オリジナル | ||
23 | 悪魔の汚点 | 弁護士魁夫婦の推理 | 1982年11月 | ||
24 | 血の償い | 京都殺人案内 | 1982年2月 | ||
25 | 蒼ざめた証人 | 弁護士・花吹省吾 | 1982年3月 | 文庫オリジナル | |
26 | 死者への審判 | 日下文雄 | 1982年8月 | 文庫オリジナル | |
27 | 二度死ぬ奴は、三度死ぬ | 赤かぶ検事 | 1983年1月 | 文庫オリジナル | |
28 | 赤かぶ検事転勤す | 赤かぶ検事 | 1983年1月 | 文庫オリジナル | |
29 | 偶然防衛 | 猪狩文助 | 1983年1月 | 文庫オリジナル | |
30 | 楊貴妃の亡霊 | 赤かぶ検事 | 1983年3月 | 文庫オリジナル | |
31 | 片目の蠅 | 赤かぶ検事 | 1983年4月 | 文庫オリジナル | |
32 | 賑やかな悲しみ | 弁護士・花吹省吾 | 1983年5月 | 文庫オリジナル | |
33 | 血ぬられた相続人 | 弁護士・花吹省吾 | 1984年1月 | 文庫オリジナル | |
34 | 許された殺意 | 1984年3月 | |||
35 | 法律は家庭に入らず | 離婚法廷 | 1984年4月 | 文庫オリジナル | |
36 | 悪人図鑑 | 弁護士魁夫婦の推理 | 1985年1月 | ||
37 | 髑髏盗人 | 騙すつもりじゃなかったのに | 猪狩文助 | 1985年11月 | |
38 | アリバイは両刃の剣 | 赤かぶ検事 | 1985年2月 | ||
39 | 悪女の証言 | 赤かぶ検事 | 1985年2月 | 文庫オリジナル | |
40 | 復讐の時間割 | 京都殺人案内 | 1985年3月 | ||
41 | 蛇淫の精 | 離婚願望 | 日下文雄 | 1985年5月 | 文庫オリジナル |
42 | 新宿のキリスト | 赤かぶ検事 | 1985年9月 | 文庫オリジナル | |
43 | 悪霊の夜明け | 赤かぶ検事 | 1985年9月 | 文庫オリジナル | |
44 | 死刑台の女 | 1985年9月 | |||
45 | 私を殺したのは誰? | 弁護士魁夫婦の推理 | 1986年4月 | ||
46 | あなたの夜と引きかえに | 1987年1月 | 文庫オリジナル | ||
47 | おしゃべり地蔵殺人事件 | 赤かぶ検事 | 1987年2月 | ||
48 | 転勤みやげは死体付き | 赤かぶ検事 | 1987年7月 | ||
49 | 魚鱗荘の惨劇 | 弁護士魁夫婦の推理 | 1987年9月 | ||
50 | 呪殺人形 | 1988年1月 | |||
51 | 八月十五夜の殺人 | 赤かぶ検事 | 1988年6月 | ||
52 | あなたの前では素敵な女 | 1989年11月 | |||
53 | 妻が敵にまわるとき | 1989年4月 | 文庫オリジナル | ||
54 | 殺しのクレジット・カード | 赤かぶ検事 | 1989年5月 | ||
55 | 惨殺の金曜日 | 1989年6月 | |||
56 | マイナス百九十六度の相続人 | 芸者弁護士藤波清香 | 1989年8月 | ||
57 | 魔女失格 | 1990年11月 | 文庫オリジナル | ||
58 | 迷宮の死者 | 赤かぶ検事 | 1990年12月 | ||
59 | 逃げる死体 | 無効判決 | 1990年3月 | 文庫オリジナル | |
60 | 容疑者は赤かぶ検事夫人 | 赤かぶ検事 | 1990年3月 | ||
61 | 死者が下した死刑宣告 | 1990年5月 | 文庫オリジナル | ||
62 | 殺人者の涙 | 屋根裏の闖入者 | 1990年9月 | 文庫オリジナル | |
63 | 大文字五山殺しの送り火 | 新・京都殺人案内 | 1991年1月 | 文庫オリジナル | |
64 | 黒ゆりは殺しのメッセージ | 赤かぶ検事 | 1991年11月 | ||
65 | 詐欺破産 | 1991年4月 | 文庫オリジナル | ||
66 | 悪いやつほど女は狂う | 1991年5月 | |||
67 | 20時18分の死神 | 新・京都殺人案内 | 1991年6月 | 文庫オリジナル | |
68 | 掏摸男の危険な恋 | 1991年9月 | 文庫オリジナル | ||
69 | ラスベガスから来た脅迫者 | 芸者弁護士藤波清香 | 1992年2月 | ||
70 | 信州湯の町殺しの哀歌 | 赤かぶ検事 | 1992年3月 | ||
71 | 伊豆大島幽霊船の首縊り | 赤かぶ検事 | 1992年3月 | 文庫オリジナル | |
72 | 京都洛北密室の血天井 | 赤かぶ検事 | 1992年5月 | 文庫オリジナル | |
73 | ロシアンルーレットの女 | 1992年6月 | |||
74 | 風の盆殺人事件 | 越中おわら風の盆殺人事件 | 赤かぶ検事 | 1992年9月 | |
75 | 密室のたわむれ | 赤かぶ検事 | 1993年11月 | ||
76 | 蛇姫荘殺人事件 | 赤かぶ検事 | 1993年3月 | ||
77 | 京都人形寺の惨劇 | 赤かぶ検事 | 1993年4月 | ||
78 | 京都釘ぬき地蔵殺人事件 | 赤かぶ検事 | 1993年9月 | 文庫書下ろし | |
79 | 闇からの脅迫者 | 美人探偵朝岡彩子 | 1998年11月 | ||
80 | 恥じらうビーナス | 氷づめの美女 | 芸者弁護士藤波清香 | 1998年7月 | |
81 | 毒殺法廷 | 芸者弁護士藤波清香 | 1999年12月 | 文庫書下ろし | |
82 | 魔界の天使 | 赤かぶ検事 | 1999年2月 |
こちらは、ほぼ予想通りだった。ごく初期から、特に短編集では、文庫オリジナルとして刊行されていたのである。
角川書店以外からの刊行が減ってきたため、途中から数が減るが、代わりに末期には、長編同様に文庫書き下ろしとなるのが面白いところだ。
更に、特筆すべきなのは――。これは、著書ごとの短編リストを見れば、一目瞭然であろう。
著書 | タイトル | 初出誌 | 掲載年月 | 連載終了年月 | 初出題 |
悪人のごとく葬れ | 悪人のごとく葬れ | ||||
白尤火に消えた女 | 京都民報 | 1979年9月16日 | 1979年12月23日 | ||
盗まれた一族 | 盗まれた一族 | 京都民報 | 1980年7月20日 | 1980年10月12日 | |
氷点下の淑女 | 京都民報 | 1980年1月1日 | 1980年7月13日 | ||
血の償い | 血の償い | 野性時代 | 1982年1月 | ||
龍馬の遺産 | 野性時代 | 1981年5月 | |||
復讐の時間割 | 夕顔の女 | 野性時代 | 1984年7月 | 1984年9月 | |
復讐の時間割 | 野性時代 | 1983年7月 | |||
大文字五山殺しの送り火 | 大文字五山殺しの送り火 | 書き下ろし | 1991年10月 | ||
南楼門の女 | 別冊小説宝石 | 1991年9月 | |||
レイプ犯人の聖書 | 週刊小説 | 1991年7月19日 | |||
20時18分の死神 | 20時18分の死神 | 書き下ろし | 1991年6月 | ||
掏摸男ニ正義アリ | 小説NON | 1991年5月 | |||
誰も悪くない? | 問題小説 | 1990年8月 | |||
黄金取引 | 小説宝石 | 1990年10月 | |||
宿命の絆 | 小説宝石 | 1991年3月 | |||
疑わしきは罰せよ | 疑わしきは罰せよ | 野性時代 | 1975年3月 | ||
火魔走る | 野性時代 | 1975年10月 | |||
古銭はもの言わぬ証人 | 野性時代 | 1976年2月 | |||
片眼のジャックを追え | 野性時代 | 1975年6月 | |||
呪いの紙草履 | 雨降って地固まる | 野性時代 | 1977年7月 | ||
残酷な高原の朝 | 野性時代 | 1976年7月 | |||
呪いの紙草履 | 野性時代 | 1977年4月 | |||
躓きの石 | 野性時代 | 1976年5月 | |||
被告人名無しの権兵衛 | 蝸牛庵の遺産 | 野性時代 | 1979年12月 | ||
小糸坂の白骨 | 野性時代 | 1979年4月 | |||
陰毛 | 野性時代 | 1978年12月 | |||
被告人名無しの権兵衛 | 野性時代 | 1978年5月 | |||
殺人許可します | 殺人を許可します | 野性時代 | 1980年2月 | ||
ミツコは犯人の香り | 野性時代 | 1981年7月 | |||
狸を燻し出せ | 野性時代 | 1980年11月 | |||
鬼ころし | 野性時代 | 1980年4月 | |||
長崎居留地二十五番館 | ゼンゼノコ・マンマノコ | 野性時代 | 1981年8月 | ||
死人の口 | 野性時代 | 1981年8月 | |||
長崎居留置二十五番地 | 野性時代 | 1981年9月 | |||
紅葉の下に猫がいる | 紅葉の下に猫がいる | 野性時代 | 1981年10月 | ||
蛤の秋 | 野性時代 | 1981年9月 | |||
悪女の手ざわり | 野性時代 | 1981年10月 | |||
盗みは愉し | 土蔵のなかに棲む女 | 野性時代 | 1981年11月 | ||
盗みは愉し | 野性時代 | 1981年11月 | |||
魔弓 | 野性時代 | 1981年12月 | |||
九官鳥は偽証する | 野性時代 | 1982年1月 | |||
二度死ぬ奴は三度死ぬ | 二度死ぬ奴は三度死ぬ | 野性時代 | 1982年2月 | ||
盗人神様 | 野性時代 | 1982年4月 | |||
墓石が哭く | 野性時代 | 1982年5月 | |||
殺して、なぜ悪い | 野性時代 | 1982年3月 | |||
赤かぶ検事転勤す | 藍場川の鯉は見ていた | 野性時代 | 1982年11月 | ||
赤かぶ検事転勤す | 野性時代 | 1982年11月 | |||
海峡の狐 | 野性時代 | 1982年12月 | |||
おかしな年頭問答 | 野性時代 | 1983年1月 | |||
楊貴妃の亡霊 | 楊貴妃の亡霊 | 野性時代 | 1983年1月 | ||
ささやきの小道 | 野性時代 | 1983年2月 | |||
大断層 | 野性時代 | 1983年3月 | |||
片目の蝿 | 蝮の五郎 | 野性時代 | 1983年4月 | ||
キリシタン隠れ墓 | 野性時代 | 1983年4月 | |||
片目の蝿 | 野性時代 | 1983年4月 | |||
アリバイは両刃の剣 | 夫婦間レイプ | 小説現代 | 1985年1月 | ||
アリバイは両刃の剣 | 小説現代 | 1984年7月 | アリバイは剣 | ||
破戒尼 | 小説現代 | 1983年8月 | |||
涙松の怪 | 野性時代 | 1983年5月 | |||
悪女の証言 | 悪女の証言 | 野性時代 | 1985年3月 | ||
奇妙な金メダル | 野性時代 | 1985年3月 | |||
老嬢の呪い | 野性時代 | 1985年3月 | |||
新宿のキリスト | 夜間金庫殺人事件 | 野性時代 | 1985年8月 | ||
近親相姦 | 野性時代 | 1985年9月 | |||
新宿のキリスト | 野性時代 | 1985年7月 | |||
悪霊の夜明け | 悪霊の夜明け | 野性時代 | 1985年9月 | ||
少女の血文字 | 別冊小説宝石 | 1985年9月 | |||
手がかりは死者の掌にあり | 野性時代 | 1985年10月 | |||
黒ゆりは殺しのメッセージ | マドンナの涙 | 野性時代 | 1991年9月 | 1991年12月 | |
死をつむぐ女 | 書き下ろし | 1991年11月 | |||
黒ゆりは殺しのメッセージ | 野性時代 | 1991年7月 | 1991年8月 | ||
伊豆大島幽霊船の首縊り | 伊豆大島幽霊船の首縊り | 書き下ろし | 1992年3月 | ||
復讐鬼 | 小説宝石 | 1992年1月 | |||
京都洛北密室の血天井 | 悪霊のワードプロセッサ | 週刊小説 | 1989年11月10日 | 1989年11月24日 | |
電話ギャルの危険なゲーム | 別冊小説宝石 | 1992年5月 | |||
京都洛北密室の血天井 | 書き下ろし | 1992年5月 | |||
風の盆殺人事件 | 風の盆殺人事件 | 小説フェミナ | 1992年2月 | ||
宝くじ殺人事件 | 小説宝石 | 1992年7月 | |||
蛇姫荘殺人事件 | 蛇姫荘殺人事件 | 小説現代 | 1992年6月 | ||
七千万分の一 | 小説現代 | 1992年10月 | 七千万分の一の有罪 | ||
悪魔の取引 | 小説現代 | 1992年1月 | |||
おしゃべり地蔵殺人事件 | 深紅の薔薇は殺しのサイン | 週刊小説 | 1986年5月16日 | ||
色情症 | 小説新潮 | 1986年1月 | |||
分身殺人 | 週刊小説 | 1986年9月22日 | |||
夢占い入門 | 週刊小説 | 1986年11月28日 | |||
おしゃべり地蔵殺人事件 | 週刊小説 | 1986年1月10日 | |||
転勤みやげは死体付き | 転勤みやげは死体付き | 週刊小説 | 1987年4月3日 | 1987年4月17日 | |
妖魔のような少女 | 週刊小説 | 1987年5月1日 | 1987年5月15日 | ||
赤ちゃんを産んだ男 | 週刊小説 | 1987年5月29日 | 1987年6月12日 | ||
道祖神は死の匂い | 週刊小説 | 1987年6月26日 | 1987年7月10日 | ||
八月十五夜の殺人 | 死のひそむ家 | 週刊小説 | 1988年4月1日 | 1988年4月15日 | |
絵島屋敷の亡霊 | 週刊小説 | 1988年3月4日 | 1988年3月18日 | ||
八月十五夜の殺人 | 週刊小説 | 1988年2月5日 | 1988年2月19日 | 男は月を見ず | |
巴ケ淵の鬼神 | 週刊小説 | 1988年1月8日 | 1988年1月22日 | ||
殺しのクレジット・カード | 殺しのクレジット・カード | 週刊小説 | 1988年12月9日 | 1988年12月23日 | クレジット・ドクター |
骨董品カメラは死の香り | 週刊小説 | 1988年11月11日 | 1988年11月25日 | ||
人質は眠る | 週刊小説 | 1989年1月6日 | 1989年1月20日 | ||
悪魔の取引 | 週刊小説 | 1989年2月3日 | 1989年2月17日 | ||
迷宮の死者 | 迷宮の死者 | 週刊小説 | 1990年10月12日 | 1990年10月26日 | |
醜聞を売る男 | 週刊小説 | 1990年9月14日 | 1990年9月28日 | ||
妄執の罠 | 週刊小説 | 1990年8月17日 | 1990年8月31日 | ||
狙われた白鳥 | 週刊小説 | 1990年7月20日 | 1990年8月3日 | ||
容疑者は赤かぶ検事夫人 | 切り裂き女 | 週刊小説 | 1989年8月18日 | 1989年9月1日 | |
ソクラテスの毒薬 | 週刊小説 | 1989年10月13日 | 1989年10月27日 | ||
容疑者は赤かぶ検事夫人 | 週刊小説 | 1989年9月15日 | 1989年9月29日 | ||
信州湯の町殺しの哀歌 | 恍惚の媚薬 | 週刊小説 | 1991年12月6日 | 1991年12月20日 | |
鏡の向こうに誰かいる? | 週刊小説 | 1991年11月8日 | 1991年11月22日 | ||
信州湯の町殺しの哀歌 | 週刊小説 | 1991年10月11日 | 1991年10月25日 | 湯の町殺人哀歌 | |
悪魔が消えた夜 | 週刊小説 | 1991年9月13日 | 1991年9月27日 | ||
密室のたわむれ | 被告人・柊春子の変身 | 週刊小説 | 1992年5月22日 | 1992年6月5日 | |
法廷の狙撃犯 | 週刊小説 | 1992年2月14日 | |||
密室のたわむれ | 週刊小説 | 1993年5月14日 | |||
赤かぶ検事夫人の告発 | 週刊小説 | 1992年8月14日 | |||
京都人形寺の惨劇 | 番くるわせの「無罪」 | 週刊小説 | 1993年2月5日 | 1993年2月19日 | |
湯の町ドラキュラ伝説殺人事件 | 週刊小説 | 1993年1月8日 | 1993年1月22日 | ||
京都人形寺の惨劇 | 週刊小説 | 1992年12月4日 | 1992年12月25日 | 人形寺の惨劇 | |
偽りのシンデレラ | 週刊小説 | 1992年11月6日 | 1992年11月20日 | ||
京都釘ぬき地蔵殺人事件 | 京都釘ぬき地蔵殺人事件 | 書き下ろし | 1993年9月 | ||
華麗なるペテン師 | 小説宝石 | 1993年9月 | |||
天下に恥じず | 小説宝石 | 1993年2月 | |||
魔界の天使 | 法廷の抜け穴 | 週刊小説 | 1998年12月11日 | 1998年12月25日 | |
魔界の天使 | 週刊小説 | 1997年10月31日 | 1997年11月14日 | ||
伯爵夫人の三つの顔 | 週刊小説 | 1998年6月12日 | 1998年6月26日 | ||
マイナス百九十六度の相続人 | 法廷の鍵 | 小説現代 | 1988年11月 | ||
共犯者の自白 | 増刊小説現代 | 1989年1月 | |||
時の魔法 | 小説現代 | 1988年8月 | |||
マイナス百九十六度の相続人 | 小説現代 | 1989年4月 | |||
ラスベガスから来た脅迫者 | ラスベガスから来た脅迫者 | 小説現代 | 1991年7月 | ||
罪のおののき | 小説現代 | 1991年4月 | |||
愛しき標的 | 小説現代 | 1991年1月 | |||
教唆する弁護人 | 小説現代 | 1990年10月 | |||
恥じらうビーナス | 代理母 | オール読物 | 1998年4月 | ||
恥じらうビーナス | オール読物 | 1997年11月 | |||
目撃者 | オール読物 | 1997年7月 | |||
毒殺法廷 | 毒殺法廷 | 書き下ろし | 1999年12月 | ||
沈黙の目撃者 | 書き下ろし | 1999年12月 | |||
闇からの脅迫者 | 闇からの脅迫者 | 小説NON | 1998年2月 | ||
柳刃の罠 | 小説NON | 1998年4月 | |||
「裏窓」殺人事件 | 小説NON | 1997年10月 | |||
死を呼ぶテレホンコール | 小説NON | 1997年12月 | |||
証拠崩し | 破綻裁判 | 小説現代 | 1977年9月 | ||
手の白い悪魔 | 小説現代 | 1976年6月 | |||
ペテン師の遺産 | 別冊小説club | 1975年12月 | |||
黄昏どきにベルが | 月刊小説 | 1977年6月 | |||
殺人者がやってくる日 | 月刊小説 | 1977年11月 | |||
犯人の画かなかった絵 | 異常性欲者 | 月刊小説 | 1978年7月 | ||
四十五分間の壁 | 別冊小説宝石 | 1981年5月 | |||
犯人の画かなかった絵 | 週刊小説 | 1981年5月22日 | |||
偽囚犯 | 小説推理 | 1981年6月 | |||
ある経営者の死 | 小説club | 1978年2月 | |||
幼児引渡し請求事件 | 別冊婦人公論 | 1980年10月 | |||
偶然防衛 | 偶然防衛 | 小説推理 | 1982年5月 | ||
悪い種子 | 野性時代 | 1983年8月 | |||
借金は踏み倒せ | 小説推理 | 1983年2月 | |||
誤想防衛 | 小説推理 | 1983年5月 | |||
捕われの男 | 小説推理 | 1982年8月 | |||
ぜいたく病 | 小説推理 | 1982年11月 | |||
髑髏盗人 | 髑髏盗人 | 別冊小説宝石 | 1983年9月 | ||
眠られぬ死者 | 小説推理 | 1983年8月 | |||
騙すつもりじゃなかったのに | 問題小説 | 1985年9月 | |||
売春容疑 | 問題小説 | 1984年10月 | |||
強姦容疑 | 問題小説 | 1985年6月 | |||
背中から撃たれるな | 背中から撃たれるな | 別冊小説新潮 | 1978年7月 | ||
砂の未亡人 | 小説現代 | 1978年10月 | |||
悪い依頼人 | 週刊小説 | 1978年10月27日 | |||
歪んだ火輪 | 別冊小説宝石 | 1978年12月 | |||
魚が目覚めるとき | 増刊問題小説 | 1978年12月 | |||
強欲の代償 | 問題小説 | 1979年3月 | |||
幽霊会社 | 増刊問題小説 | 1979年8月 | |||
髑髏を抱いて寝る男 | 小説現代 | 1979年10月 | |||
裁かれる判事 | 一秒間の目撃者 | 週刊小説 | 1980年11月14日 | ||
残酷な愛の証 | 小説現代 | 1980年6月 | |||
街の牙 | 小説宝石 | 1980年4月 | |||
失踪宣告 | 増刊小説現代 | 1986年8月 | |||
人形の爪 | 小説宝石 | 1980年8月 | |||
壁の中に潜む男 | 別冊小説宝石 | 1980年9月 | |||
裁かれる判事 | 別冊婦人公論 | 1981年1月 | |||
柩からの声 | 小説推理 | 1980年12月 | |||
死者への審判 | 女の絵心 | 週刊小説 | 1982年1月29日 | ||
首のない女 | 別冊小説宝石 | 1981年12月 | |||
炎の宴 | 小説現代 | 1981年10月 | |||
妄執の女 | 小説宝石 | 1982年4月 | |||
嘘の壁 | 小説新潮 | 1982年3月 | |||
死者への審判 | 小説現代 | 1982年4月 | |||
離婚願望 | 処刑執行人 | 法学セミナー | 1984年11月 | 1985年2月 | |
離婚願望 | 小説現代 | 1984年10月 | |||
女の意地 | 法学セミナー | 1984年9月 | 1984年10月 | ||
骨肉の争い | 週刊小説 | 1985年2月12日 | |||
蛇淫の精 | 別冊小説宝石 | 1984年9月 | |||
背の青い魚 | フグ中毒死事件 | 書き下ろし | 1979年10月 | ||
背の青い魚 | 書き下ろし | 1979年10月 | |||
女心と秋の空 | 週刊小説 | 1979年9月14日 | |||
女相続人 | 書き下ろし | 1979年10月 | |||
呼吸する死者 | 保険金相続人 | 書き下ろし | 1980年1月 | ||
猟銃魔 | 週刊小説 | 1979年10月25日 | |||
黄昏の死角 | 月刊小説 | 1979年12月 | |||
呼吸する死者 | 書き下ろし | 1980年1月 | |||
妻の前科 | 妻の前科 | 週刊小説 | 1979年12月7日 | ||
殺意のない殺人者 | 書き下ろし | 1980年2月 | |||
別件勾留 | 書き下ろし | 1980年2月 | |||
百日の殺意 | 書き下ろし | 1980年2月 | |||
有罪の二つの顔 | 有罪の二つの顔 | 書き下ろし | 1980年4月 | ||
千金の罠 | 書き下ろし | 1980年4月 | |||
慟哭の未亡人 | 月刊小説 | 1980年3月 | |||
鮫の口 | 週刊小説 | 1980年3月21日 | |||
蒼ざめた証人 | 妻の弁護 | 赤旗 | 1981年9月2日 | 1981年9月23日 | |
蒼ざめた証人 | 赤旗 | 1981年11月1日 | 1981年12月6日 | 影の証人 | |
幻の遺産 | 赤旗 | 1981年9月25日 | 1981年10月31日 | ||
翳る顔 | 赤旗 | 1981年6月1日 | 1981年7月15日 | 離婚の条件 | |
賑やかな悲しみ | 小指の証し | 小説新潮 | 1982年10月 | ||
妻の秘密 | 小説宝石 | 1982年7月 | |||
愛の裏道 | 赤旗 | 1981年7月16日 | 1981年9月1日 | ||
伸び縮みする物差し | 週刊小説 | 1982年11月19日 | |||
身銭は切るな | 週刊小説 | 1982年5月21日 | |||
賑やかな悲しみ | 別冊小説宝石 | 1982年12月 | |||
血ぬられた相続人 | 血ぬられた相続人 | 小説宝石 | 1983年11月 | ||
女とミンクと、そして… | 週刊小説 | 1983年2月25日 | |||
火の壁 | 法学セミナー | 1984年5月 | 1984年8月 | ||
浮気の価値 | 週刊小説 | 1983年9月9日 | |||
悪魔の汚点 | 人買い | 別冊婦人公論 | 1982年4月 | ||
悪知恵の輪 | 別冊婦人公論 | 1982年1月 | |||
夫の前科 | 別冊婦人公論 | 1981年10月 | |||
女の算段 | 別冊婦人公論 | 1981年4月 | |||
悪魔の汚点 | 別冊婦人公論 | 1982年10月 | |||
妻の借金 | 別冊中央公論 | 1981年7月 | |||
悪人図鑑 | 身勝手な錯覚 | 別冊婦人公論 | 1983年4月 | ||
月を求めて歩く女 | 別冊婦人公論 | 1983年10月 | 夢遊する女 | ||
嘘つきゲーム | 増刊婦人公論 | 1983年12月 | |||
罪な女 | 別冊婦人公論 | 1984年1月 | |||
春笑う | 別冊婦人公論 | 1984年4月 | |||
異教徒の鎖 | 別冊婦人公論 | 1983年1月 | |||
私を殺したのは誰? | 浮気指南 | 別冊婦人公論 | 1984年10月 | ||
過食の罪 | 別冊婦人公論 | 1985年1月 | |||
偽りの美徳 | 別冊婦人公論 | 1985年4月 | |||
まぼろしの証人 | 別冊婦人公論 | 1985年10月 | |||
私を殺したのは誰 | 別冊婦人公論 | 1986年4月 | |||
魚鱗荘の惨劇 | 魚鱗荘の惨劇 | 別冊婦人公論 | 1986年10月 | ||
偽証弁護士 | 別冊婦人公論 | 1986年1月 | 夫が危い | ||
代理母消失 | 別冊婦人公論 | 1987年1月 | |||
離婚の後遺症 | 別冊婦人公論 | 1987年4月 | |||
不倫のツケ | 別冊婦人公論 | 1987年7月 | |||
我が子を盗め | 我が子を盗め | 別冊小説現代 | 1973年9月 | ||
性倒錯者 | 小説現代 | 1974年5月 | |||
魔淫の罠 | 小説現代 | 1976年1月 | |||
倒産の罠 | 小説現代 | 1972年10月 | |||
負け犬の凱歌 | 小説宝石 | 1974年3月 | |||
死を招く倒産 | 小説推理 | 1975年1月 | |||
特捜検事M | さわ師を葬れ | 小説宝石 | 1975年5月 | ||
高利貸変死事件 | 別冊小説現代 | 1973年1月 | |||
法服の黒袖の下 | 小説推理 | 1977年4月 | |||
倒産仕掛人 | 別冊小説宝石 | 1974年11月 | |||
妖虫の棲む家 | 小説現代 | 1976年10月 | |||
訴訟詐欺 | 小説宝石 | 1977年1月 | |||
特捜検事M | 小説現代 | 1977年2月 | |||
暗黒山林 | 暗黒山林 | 小説推理 | 1973年1月 | ||
死者からの電話 | 小説推理 | 1975年12月 | 別題:逆転法廷 | ||
死者の家 | 小説推理 | 1973年5月 | |||
背徳の顔 | 小説宝石 | 1976年5月 | |||
三年目の疑惑 | 増刊小説club | 1975年2月 | |||
安楽死 | 別冊小説club | 1976年6月 | |||
還らざる海 | 小説推理 | 1973年10月 | |||
濡れ手に粟 | 空白の軌跡 | 週刊小説 | 1972年12月8日 | ||
手張り | 週刊小説 | 1973年4月27日 | |||
背徳の巣 | 別冊小説宝石 | 1973年5月 | |||
氷点下の証人 | 小説推理 | 1974年3月 | |||
赤い情事の日記 | 小説club | 1976年11月 | |||
三億円の紙吹雪 | カッパまがじん | 1977年5月 | |||
異人館の遺言書 | 小説宝石 | 1977年9月 | |||
濡れ手に粟 | 小説推理 | 1977年12月 | |||
円空の鉈 | 紅い月 | 増刊宝石 | 1960年2月 | ||
飢えた魂 | 推理ストーリー | 1969年1月 | |||
円空の鉈 | EQMM | 1963年9月 | |||
ブルーナムバー | 推理 | 1969年11月 | |||
金の卵 | 増刊宝石 | 1963年1月 | |||
巷に雨が降る如く | 推理ストーリー | 1968年9月 | |||
死刑台の女 | 死刑台の女 | 小説現代 | 1985年6月 | ||
完璧すぎたアリバイ | オール読物 | 1985年7月 | |||
髪切り魔 | 別冊小説宝石 | 1985年5月 | |||
時の楔 | 法学セミナー | 1985年3月 | 1985年4月 | ||
あなたの夜と引きかえに | 妖精の指輪 | 小説現代 | 1985年11月 | ||
法廷結婚 | 問題小説 | 1986年9月 | |||
レイプ・ザ・トライアル | 小説春秋 | 1987年1月 | |||
あなたの夜と引きかえに…… | 小説宝石 | 1987年7月 | |||
裁く女 | オール読物 | 1987年8月 | |||
呪殺人形 | 呪殺人形 | 別冊婦人公論 | 1987年10月 | ||
闇からのメッセージ | 別冊婦人公論 | 1988年1月 | |||
悪女のベッド | 別冊婦人公論 | 1988年4月 | |||
ひとりでは死ねない | 別冊婦人公論 | 1988年7月 | |||
あなたの前では素敵な女 | 猫夫人の復讐 | 別冊婦人公論 | 1989年7月 | ||
あなたの前では素敵な女 | 別冊婦人公論 | 1988年10月 | |||
悪意の第三者 | 別冊婦人公論 | 1989年4月 | |||
真夜中の埋葬者 | 別冊婦人公論 | 1989年1月 | |||
すげ替えられた時間 | 別冊婦人公論 | 1989年10月 | |||
妻が敵にまわるとき | 妻が敵にまわるとき | 小説宝石 | 1989年3月 | ||
復讐夫人 | 書き下ろし | 1989年4月 | |||
法廷の死角 | 問題小説 | 1988年11月 | |||
汚れなき死 | 小説宝石 | 1988年12月 | |||
破産者の鎖 | 問題小説 | 1989年3月 | |||
惨殺の金曜日 | 真夜中のめぐり逢い | 小説宝石 | 1988年8月 | ||
蛇の棲む女 | 小説現代 | 1988年3月 | |||
翔け上る女 | 問題小説 | 1988年5月 | |||
惨殺の金曜日 | 小説現代 | 1987年12月 | |||
悪い虫の知らせ | 小説宝石 | 1988年4月 | |||
危険を買う女 | 小説宝石 | 1987年12月 | |||
魔女失格 | 残酷な埋葬 | 増刊小説club | 1975年6月 | ||
さそりの女神 | 推理文学 | 1973年7月 | 1973年12月 | ||
鸚哥は知っていた | 別冊小説宝石 | 1972年12月 | |||
淫獣の寺 | 別冊小説宝石 | 1977年12月 | |||
尊属殺人事件 | 別冊小説現代 | 1972年11月 | |||
魔女失格 | 増刊小説club | 1973年5月 | |||
残忍な天使 | 小説宝石 | 1978年9月 | |||
無効判決 | 女の一〇〇日間の挑戦 | 問題小説 | 1989年10月 | ||
ロマノフ王朝の金塊 | 小説NON | 1989年8月 | |||
無効判決 | 小説宝石 | 1989年7月 | 逃げる死体 | ||
重婚 | 小説宝石 | 1989年11月 | |||
おかしなアリバイ証人 | 増刊小説宝石 | 1989年12月 | |||
街は千の目をもつ | 週刊小説 | 1990年2月16日 | |||
死者が下した死刑宣告 | 死者が下した死刑宣告 | 書き下ろし | 1990年5月 | ||
告発の豊かな代償 | 問題小説 | 1990年3月 | |||
ペテン師の花束 | 小説宝石 | 1990年3月 | |||
殺人者の涙 | 殺人者の涙 | 別冊小説宝石 | 1990年9月 | ||
夜を待つ溜め息 | 小説宝石 | 1990年7月 | |||
屋根裏の闖入者 | 書き下ろし | 1990年9月 | |||
詐欺破産 | 詐欺破産 | 問題小説 | 1978年2月 | ||
危険な自白 | 別冊問題小説 | 1977年1月 | |||
倒産の苦い果実 | 問題小説 | 1978年6月 | |||
冷血 | 別冊小説宝石 | 1979年9月 | |||
土蜘蛛に飼われた女 | 小説現代 | 1980年3月 | |||
悪いやつほど女は狂う | 悪いやつほど女は狂う | 別冊婦人公論 | 1990年1月 | 騙されっぱなしは嫌よ | |
古井戸の怪 | 別冊婦人公論 | 1990年4月 | 裸の街 | ||
愛のかけら | 別冊婦人公論 | 1990年7月 | |||
裁判官はレディに弱い | 別冊婦人公論 | 1990年10月 | |||
罪深い女 | 別冊婦人公論 | 1991年1月 | 罪ある女 | ||
ロシアンルーレットの女 | ロシアンルーレットの女 | 別冊婦人公論 | 1991年7月 | ||
たそがれの殺意 | 別冊婦人公論 | 1991年4月 | |||
密室の短剣 | 別冊婦人公論 | 1991年10月 | 密室の剣 | ||
悪女のたしなみ | 別冊婦人公論 | 1992年4月 | |||
許された殺意 | 許された殺意 | 法学セミナー | 1983年5月 | 1983年6月 | 殺意 |
枕捜し | 法学セミナー | 1983年10月 | 1984年1月 | ||
誘拐 | 法学セミナー | 1983年7月 | 1983年9月 | ||
離婚法廷 | 法律は家庭に入らず | ビッグ・サクセス | 1983年8月 | 1983年9月 | |
虻と蜂 | ビッグ・サクセス | 1983年10月 | 1983年12月 | 女と小切手 | |
朝の鍵 | ビッグ・サクセス | 1984年1月 | 1984年3月 | 見知らぬ乗客 | |
掏摸男の危険な恋 | 美人検事に別れのキスを | 小説宝石 | 1981年5月 | ||
詐欺師の涙 | 小説宝石 | 1981年7月 | |||
掏摸男の危険な恋 | 書き下ろし | 1991年9月 | |||
<単行本未収録> | 翼のない鷹 | 時代小説 | 1969年8月 | ||
女を犯した女 | 増刊小説club | 1973年2月 | |||
かまきり | 小説現代 | 1977年10月 | |||
微笑は死の匂い | 月刊小説 | 1979年10月 | |||
法廷の淑女 | 月刊小説 | 1979年11月 | |||
「大いなる幻影-仙台9億円事件」 | サンデー毎日 | 1979年12月 | 1980年1月 | ||
呪われた卒業式 | 月刊小説 | 1980年1月 | |||
ジョギング殺人事件 | 月刊小説 | 1980年2月 | |||
利益窃盗 | 週刊小説 | 1980年2月8日 | |||
欲望の黄金地獄 | 月刊小説 | 1980年4月 | |||
招かれざる客 | 問題小説 | 1981年11月 | |||
10月X日、東京地裁「被告田中を懲役四年に処す」 | 週刊読売 | 1983年2月1日 | |||
記憶の旅路 | 小説宝石 | 1992年3月 |
分かり易さを考慮して、刊行順ではなく、シリーズ別、かつ出版社を考慮した並びにしてみた。ある程度、初出雑誌が揃うようにしたかったのである。
「悪人のごとく葬れ」だけ、初出が分からなかった。これも書き下ろし収録だった可能性があるが、判断する根拠がないので、例によって初出不明としている。
また、改題された作品については、初出誌と単行本を比べていないので、組み合わせが間違っているものもあるかも知れない。間違いがあれば、ご指摘ください。
ということで、分かるのが、書き下ろしの多さである。初期には、文庫オリジナルの短編集に、複数の短編集書き下ろしの作品が掲載されていることがあった。これが、和久の初期作品に文庫書き下ろしが多かった――と勘違いした原因かも知れない。
特に目立つのが、『背の高い魚』に始まる、“弁護士・花吹省吾”で――。表をよく見れば分かるが、全作品書き下ろしの著書ことないが、よくよく見ると、雑誌初出の年月と著書刊行の年月(=短編集書き下ろしの年月)がほぼ同じことが分かる。つまり、短編集用に書き下ろしで準備していた短編を、原稿依頼に応じて提供し、並行してそのまま短編集に収めただけ(つまり、作者の意識では、全作品書き下ろしのようなもの)――という可能性すら感じてしまうのである。
なお、同シリーズでもう一つ興味深いのが、短編集書き下ろしの作品が多い一方で、単行本未収録の作品も多いことだろう。単行本未収録のうち、月刊小説と週刊小説に載った6編は、いずれも同シリーズの作品なのだ。これは、同シリーズが、テレビドラマ放映と並行して小説が書かれていて、単行本の刊行が間に合わなくなったせい――なのかも知れない。しかし、ドラマ放映が終わってから単行本だけ刊行するのも不自然、ということで、こんな形になった……というのは穿ち過ぎだろうか。
他の単行本未収録の作品は、和久一名義で発表されたアクション小説「翼のない鷹」やショートショート「かまきり」など、確かに単行本にしにくいわな、というものだったりするので、これらの異質性だけが、やけに目につく。
こんな結果を見ると、少なくとも著書刊行に関しては、和久は早過ぎた作家だったのかも知れない。現在のように、文庫レーベルが更に増えた時代であれば、より活躍していた気もしてくるのだ。
戸田和光