戸田和光 編
はじめに、お断りしておく。私は、下記に挙げる作品を、系統だって読んだことがない。若さま侍(城昌幸)について、全くの門外漢がまとめた資料であることを、予め、御諒解しておいていただきたい。従って、特に改題等については、初歩的な間違いをしている可能性もあるだろう。気付いた点があれば、ご指摘ください。
では、何故まとめたのか、というと、300編近い作品があるのに、私自身が今までに綺麗にまとめられたリストを見たことがない、ということがあったからだ。不完全でも、一度形にしておけば、後の人の参考になるかも知れない、と思ったためである。加えて、友人に城昌幸のファンがおり、かなりの数の情報を教えてもらえた、ということもある。後は、楽しみながら、データをこねくり回した結果に過ぎない。
試供品といいながら、書誌データとしては、それなりに実見したものも多く、一定程度の確度はあるつもりだ。友人に教えてもらった情報のウラは取り切れていないが、そこに誤りがあれば、確認せずに引用した私の間違いであることを、お断りしておく。
若さま侍は、城昌幸が創造した、捕物帳の主人公である。昭和14年に第一作が書かれ、昭和40年代まで書かれ続けたシリーズで、城を代表するものなのは間違いない。
城は、多くの捕物小説を書いている。若さま侍が圧倒的に多いが、他に、新十郎、裏の先生(御隠居)、といったオリジナルキャラクターを創造しているし、捕物作家クラブによる合作の伝七捕物帳でも十数編担当している。他にも、単発のキャラクターによる捕物小説もあり、全貌をつかむのは困難である。
ただでさえ、戦後間もない時代、城は媒体を選ばずに執筆していた。それらカストリ新聞・雑誌は、現存しているものが少なく、確認は容易ではない。更に、昭和20年代から30年代にかけてはクラブ雑誌全盛であり、作品の再録が頻繁に行われていた。当時人気だった若さま侍も例外ではなかったし、その際にタイトルが変えられることも多く、どれが初出なのか、特定は容易ではない。
私に出来る限りで、帳尻を合わせたものになっていると思うが、誤りがあれば、下記のアドレス宛てにご指摘ください。
gokusiteki.shuuishu@gmail.com (@を半角に修正してください)
通番 | タイトル | 別題など | 雑誌・新聞名 | 掲載年月 | 連載終了年月 | 捕 | 備考 | |
1 | 双色渦紋 | 別題:べらんめえ活人剣/宗十郎頭巾 | 埼玉新聞 | 1948年3月31日 | 1948年8月8日 | 3 | ||
2 | くれない系図 | 別題:くれない夜叉/女幻術師 | 日本夕刊 | 1950年8月2日 | 1951年3月14日 | 6 | ||
3 | 幻妖七姫伝 | 別題:七姫伝奇 | 日本夕刊/新夕刊 | 1952年6月22日 | 1953年1月30日 | 10 | ||
4 | おえん殿始末 | 別題:魔の死美人屋敷/迷い駕籠 | 河北新報(夕刊) | 1955年3月25日 | 1955年12月16日 | 16 | ||
5 | 人魚鬼 | 河北新報(夕刊) | 1955年12月17日 | 1956年7月19日 | 17 | |||
6 | 天を行く女 | デイリースポーツ | 1956年11月4日 | 1957年3月31日 | 18 | |||
7 | 月光の門 | 大阪新聞 | 1957年4月16日 | 1958年2月10日 | 20,21 | |||
8 | 虚無僧変化 | 別題:梵論字なだれ | 内外タイムス | 1959年6月21日 | 1959年12月28日 | 24 | ||
9 | 卍むらさき | 書き下ろし | 1965年3月 | 26 | ||||
10 | かんなぎ崩れ | 書き下ろし | 1965年4月 | 27 | ||||
11 | 影姫道中 | 書き下ろし | 1965年6月 | 28 | ||||
12 | しぐれの伝八 | 書き下ろし | 1965年8月 | 29 | ||||
13 | 牡丹に唐獅子 | 書き下ろし | 1965年10月 | 30 | ||||
14 | 百鬼夜行 | 千葉日報 | 1966年12月18日 | 1968年1月27日 | 31,32 |
通番 | タイトル | 別題など | 雑誌・新聞名 | 掲載年月 | 連載終了年月 | 主な収録書 | 捕 | 備考 |
1 | 五月雨ごろし | 別題:仮面の男 | 書き下ろし | 1947年6月 | 『紅鶴屋敷』 | 2 | ||
2 | 狂い恋 | 神戸新聞 | 1951年11月1日 | 1951年12月14日 | 『若さま侍捕物やなぎ橋』 | 7 | ||
3 | 心中くずれ | 神戸新聞 | 1951年12月15日 | 1952年1月22日 | 8 | |||
4 | かいやぐら | 神戸新聞 | 1952年2月27日 | 1952年3月26日 | 桃源社5 | 8 | ||
5 | 神かくし | 北陸新聞(夕刊) | 1953年9月26日 | 1953年11月2日 | 桃源社6 | 12 | ||
6 | 浮世やみ夜 | 北陸新聞(夕刊) | 1953年11月3日 | 1953年12月17日 | 『まんじ笠』 | 12 | ||
7 | まぼろし力弥 | 中日スポーツ | 1954年2月25日 | 1954年4月24日 | 桃源社9 | 13 | ||
8 | だんまり闇 | 中日スポーツ | 1954年4月25日 | 1954年6月14日 | 桃源社7 | 14 | ||
9 | まんじ笠 | 中日スポーツ | 1954年6月15日 | 1954年8月5日 | 『まんじ笠』 | 14 | ||
10 | 変化恋 | 面白倶楽部 | 1958年6月 | 1958年7月 | 桃源社4 | 22 | ||
11 | 紅鶴屋敷 | 書き下ろし | 1959年3月 | 『紅鶴屋敷』 | 23 | |||
12 | 女化け市 | 日本農業新聞 | 1968年10月1日 | 1968年11月30日 | 『江戸悪人囃子』 | >33 | ||
13 | 千姫万姫 | 日本農業新聞 | 1968年12月2日 | 1969年1月31日 | 『若さま侍殺生剣』 | 34 | ||
14 | 謎文がらみ | 日本農業新聞 | 1969年2月1日 | 1969年5月31日 | 『江戸悪人囃子』 | 33 | ||
15 | おどろ踊り | 日本農業新聞 | 1969年6月2日 | 1969年9月30日 | 『若さま侍殺生剣』 | 34 |
通番 | タイトル | 別題など | 雑誌・新聞名 | 掲載年月 | 連載終了年月 | 主な収録書 | 捕 | 備考 |
1 | 舞扇の謎 | 初出題:舞扇三十一文字 | 週刊朝日特別号 | 1939年4月 | 桃源社1 | 1 | ||
2 | おんな白浪 | 初出題:艶姿女装白浪/別題:煙り夜叉 | 増刊週刊朝日 | 1939年5月 | 桃源社1 | 1 | ||
3 | 猿まわし | 初出題:恩愛猿人真似/別題:狂女お藤の死 | 増刊週刊朝日 | 1939年6月 | 桃源社1 | 1 | ||
4 | 恋は曲者 | 初出題:隅田川恋魔者/別題:幽霊駕籠/愛怨恋魔地獄/隅田川心中 | 増刊週刊朝日 | 1939年7月 | 桃源社1 | 1 | ||
5 | かすみ八卦 | 初出題:娘八卦澤火革 | 週刊朝日特別号 | 1939年9月 | 桃源社1 | 1 | ||
6 | 謎の封筒 | 初出題:碁解謎封筒 | 増刊週刊朝日 | 1939年9月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 1 | ||
7 | もののけ娘 | 別題:つきもの娘 | 増刊週刊朝日 | 1940年1月 | 桃源社1 | 1 | ||
8 | 甘利一族 | 初出題:偽片輪美女仇討ち/別題:変化片輪美女 | 増刊週刊朝日 | 1940年1月 | 桃源社3 | 1 | ||
9 | 声でない声 | 初出題:女心不言不語 | 増刊週刊朝日 | 1940年4月 | 桃源社1 | 1 | ||
10 | 曲輪奇談 | 初出題:苗売り曲輪綺談 | 週刊朝日特別号 | 1940年6月 | 桃源社1 | 1 | ||
11 | 鬼仏往生 | 新青年 | 1940年6月 | 桃源社1 | 1 | |||
12 | 尺八巷談 | 初出題:雲取山尺八奇談/別題:雲取山尺八巷談/尺八を吹く天狗 | 増刊週刊朝日 | 1940年8月 | 桃源社1 | 1 | ||
13 | 埋蔵金お雪物語 | 初出題:埋蔵金於雪物語/別題:お雪物語 | 増刊週刊朝日 | 1940年10月 | 桃源社6 | 1 | ||
14 | うんてれがん | 初出題:諜僧・伴天連稲荷 | 増刊週刊朝日 | 1941年1月 | 桃源社7 | 1 | ||
15 | 霊亀香人形供養 | 慰問読物 | 1941年5月 | 春陽文庫4 | 1 | |||
16 | 双面黄楊の小櫛 | 別題:黄楊の小櫛/ふたつ面 | 増刊週刊朝日 | 1941年7月 | 桃源社3 | 1 | ||
17 | 金梨子地空鞘判断 | 別題:空鞘判断/娘殺し謎の名刀 | 増刊週刊朝日 | 1941年9月 | 桃源社9 | 1 | ||
18 | 卅石夜船詮議 | 別題:三十石夜船 | 増刊週刊朝日 | 1941年11月 | 桃源社3 | 2 | ||
19 | 暗闇まつり | 宝石 | 1946年6月 | 桃源社1 | 2 | |||
20 | お年貢金五百両 | <戯曲> | 宝石 | 1946年8月 | 春陽文庫5 | 2 | ||
21 | 身代り傷 | 読物と漫画 | 1947年2月 | 9 | ※2 | |||
22 | 亡者ごろし | 宝石 | 1947年4月 | 桃源社8 | 2 | |||
23 | 心中歌さばき | 妖奇 | 1947年9月 | 桃源社4 | 2 | |||
24 | 尻取り経文 | 別冊宝石 | 1948年1月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 2 | |||
25 | 黒装束 | 実話と読物 | 1948年1月 | 『若さま侍捕物帳』(大衆読物社版) | 2 | |||
26 | ぶらぶら小袖 | 真珠 | 1948年3月 | 『若さま侍捕物帳』(大衆読物社版) | 2 | |||
27 | 歩く首吊り | 東京 | 1948年5月 | 『若さま侍捕物帳』(大衆読物社版) | 2 | |||
28 | 振袖猫 | 別題:振り袖猫 | ストーリー | 1948年6月 | 桃源社7 | 2/30 | ||
29 | 三人甚内 | ストーリー | 1948年6月 | 桃源社4 | 2 | |||
30 | 二本傘の秘密 | 小説の国別冊 | 1948年8月 | 『若さま侍捕物帳』(大衆読物社版) | 3 | |||
31 | あやめかきつばた | 女性増刊 | 1948年8月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 5 | ※6 | ||
32 | 土牢人 | ストーリー | 1948年9月 | 『若さま侍捕物帳』(大衆読物社版) | 3 | |||
33 | きき酒道中 | ストーリー | 1948年10月 | 3 | ||||
34 | 十六剣通し | 旬刊ニュース増刊 | 1948年11月 | 春陽文庫5 | 3 | |||
35 | お手討ち文 | ストーリー | 1949年1月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 3 | |||
36 | 人化け狸 | 太陽 | 1949年1月 | 桃源社5 | 3 | |||
37 | からくり蝋燭 | 天狗 | 1949年1月 | 1949年3月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 3 | ||
38 | 嘘から出た真 | モダン小説 | 1949年1月 | 3 | ||||
39 | 南蛮秘夢 | ストーリー | 1949年2月 | 桃源社12 | 4 | |||
40 | 風来坊 | にっぽん | 1949年2月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 4 | |||
41 | 通り魔 | 富士 | 1949年2月 | 4 | ||||
42 | ふたつ姿 | 太陽 | 1949年3月 | 桃源社8 | 4 | |||
43 | 地獄図絵 | ストーリー | 1949年4月 | 桃源社8 | 4 | |||
44 | 身代り騒動 | ストーリー | 1949年6月 | 桃源社3 | 4 | |||
45 | 菖蒲狂い | 太陽 | 1949年6月 | 春陽文庫2 | 4 | |||
46 | 狂女失踪 | 読切雑誌 | 1949年6月 | 4 | ||||
47 | 嘘と嘘 | 月刊読売 | 1949年7月 | 桃源社7 | 4 | |||
48 | 生霊心中 | 太陽 | 1949年8月 | 春陽文庫4 | 4 | |||
49 | 石見銀山 | 太陽 | 1949年9月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 4 | |||
50 | 消え失せた死骸 | 第一読物 | 1949年9月 | 春陽文庫4 | 4 | |||
51 | 白浪商人 | オール小説 | 1949年10月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 4 | |||
52 | お色屋敷 | 別冊太陽 | 1949年10月 | 桃源社3 | 4 | |||
53 | お慈悲裁き | オール小説 | 1949年12月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 4 | |||
54 | 鳥追い地獄 | オール小説 | 1950年1月 | 桃源社9 | 4 | |||
55 | 捕物道中 | 太陽 | 1950年1月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 4 | |||
56 | 悪鬼羅刹 | 増刊講談雑誌 | 1950年2月 | 春陽文庫4 | 4 | |||
57 | 幽霊泥棒 | ※1 | 報知新聞 | 1950年2月16日 | 1950年2月28日 | 春陽文庫4 | 5 | |
58 | 花見茶番 | オール小説 | 1950年3月 | 桃源社5 | 5 | |||
59 | けむり騒動 | 月刊読売 | 1950年3月 | 桃源社8 | 5 | |||
60 | お高祖頭巾 | 初出題:お高祖頭巾の女 | 講談雑誌 | 1950年3月 | 桃源社6 | 5 | ||
61 | 藤八拳ごろし | 富士 | 1950年4月 | 桃源社7 | 5 | |||
62 | 恋慕ごろし | 小説の泉 | 1950年4月 | 桃源社6 | 5 | |||
63 | 悪心善心 | 講談雑誌 | 1950年5月 | 春陽文庫5 | 5 | |||
64 | お神楽化け | 別題:あの世の話 | キング | 1950年7月 | 『江戸風流剣』 | 5 | ||
65 | 金の実る木 | 講談雑誌 | 1950年7月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 5 | |||
66 | 奥州安達ヶ原 | 富士 | 1950年7月 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | 5 | |||
67 | 娘の行方 | 1950年以前 | 『若さま侍捕物帳』(大衆読物社版) | 5 | ||||
68 | 小唄からくり | 初出題:小唄で口説く女 | 講談雑誌 | 1950年10月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 5 | ||
69 | あやふや人形 | 小説の泉臨時増刊 | 1950年10月 | 桃源社6 | 5 | |||
70 | 両国橋・天満橋 | 宝石 | 1950年10月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 5 | |||
71 | 禅問答 | 別題:茂兵衛の死 | 別冊読物と講談 | 1950年10月 | 桃源社7 | 5 | ||
72 | どんどろ闇 | 講談雑誌 | 1950年11月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 5 | |||
73 | 恋の生首 | 講談雑誌 | 1950年12月 | 『若さま侍颯爽剣』 | 7 | |||
74 | 面妖殺し | 1950年以前 | 春陽文庫4 | 7 | ||||
75 | 愛憎二ツならず | 初出題:裸身愛憎 | 講談雑誌 | 1951年1月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 7 | ||
76 | 艶姿人妻しぐれ | 夫婦生活 | 1951年1月 | 7 | ||||
77 | 風の神お宿 | 講談倶楽部 | 1951年2月 | 桃源社5 | 7 | |||
78 | くぜつ幽霊 | 講談雑誌 | 1951年2月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 7 | |||
79 | さくら船 | 講談雑誌 | 1951年4月 | 『江戸風流剣』 | 7 | |||
80 | 花見ながれ | 宝石 | 1951年4月 | 桃源社9 | 7 | |||
81 | 手長島 | 富士 | 1951年6月 | 桃源社5 | 7 | |||
82 | 袈裟御前 | 講談倶楽部 | 1951年7月 | 桃源社4 | 7 | |||
83 | 川供養 | 別冊モダン日本 | 1951年8月 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | 7 | |||
84 | 太公望 | 別題:謎を釣る人 | 別冊モダン日本 | 1951年9月 | 『若さま侍捕物手帖(河出新書 | 7 | ||
85 | 女ごころ | 別題:秋草幽霊 | 増刊実話講談の泉 | 1951年9月 | 桃源社8 | 7 | ||
86 | 幽霊ごろし | 中日ウィークリー | 1951年9月5日 | 1951年9月26日 | 桃源社4 | 7 | ||
87 | 女ごろし屋敷 | <探偵放送劇> 初出題:若さま侍捕物手帳 | 増刊宝石 | 1951年10月 | 春陽文庫6 | 19 | ※5 | |
88 | 影の恋人 | 中日ウィークリー | 1951年10月3日 | 1951年10月10日 | 桃源社4 | 7 | ||
89 | 小一郎変化 | 原題:死人化け | 中日ウィークリー | 1951年10月31日 | 1951年11月14日 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 8 | |
90 | あの世からの落し物 | 1951年10月以前 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 11 | ※3 | |||
91 | 貧乏神 | 別題:身投げ騒ぎ | 中日ウィークリー | 1951年12月5日 | 1951年12月19日 | 『江戸風流剣』 | 8 | |
92 | 鳥追い噺 | 別冊宝石 | 1952年1月 | 『江戸風流剣』 | 8 | |||
93 | お色検校 | 読切倶楽部 | 1952年2月 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | 8 | |||
94 | なすな恋 | 富士 | 1952年2月 | 8 | ||||
95 | 死骸かくし | 講談雑誌 | 1952年2月 | 8 | ||||
96 | 化けもの市 | 講談倶楽部 | 1952年2月 | 8 | ||||
97 | 出合茶屋 | 1952年2月以前 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | 11 | ※3 | |||
98 | 怨み返し | 講談雑誌 | 1952年3月 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | 8 | |||
99 | 手妻はだし | 読切倶楽部 | 1952年3月 | 『べらんめえ剣法』 | 8 | |||
100 | 天狗隠し | 読切倶楽部 | 1952年4月 | 『べらんめえ剣法』 | 8 | |||
101 | 隣り座敷 | 講談雑誌 | 1952年4月 | 8 | ||||
102 | 仙人仙薬 | 読切倶楽部 | 1952年5月 | 『べらんめえ剣法』 | 9 | |||
103 | 春雨娘 | 別題:おぼろ夜娘 | 講談雑誌 | 1952年5月 | 9 | |||
104 | 情狂い | 面白倶楽部 | 1952年6月 | 桃源社4 | 9 | |||
105 | 金怨み | 講談雑誌 | 1952年6月 | 桃源社2 | 9 | |||
106 | 宙ぶらりん | 富士特別号 | 1952年6月 | 桃源社11 | 9 | |||
107 | 百両壺 | 読切倶楽部 | 1952年6月 | 『べらんめえ剣法』 | 9 | |||
108 | ろくろッ首問答 | 初出題:ろくろっ首 | 別冊宝石 | 1952年6月 | 桃源社4 | 9 | ||
109 | 夕立傘 | 講談雑誌 | 1952年7月 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | 9 | |||
110 | ながれ舟 | 読切倶楽部 | 1952年7月 | 『べらんめえ剣法』 | 9 | |||
111 | 人魚 | 初出題:人魚ばなし | 講談雑誌 | 1952年8月 | 桃源社6 | 9 | ||
112 | 千姫狐 | 実話講談の泉 | 1952年8月 | 桃源社12 | 9 | |||
113 | あれこれ違い | 読切倶楽部 | 1952年8月 | 『べらんめえ剣法』 | 9 | |||
114 | 名指し幽霊 | 読切倶楽部 | 1952年9月 | 『べらんめえ剣法』 | 9 | |||
115 | 生きている幽霊 | 読切小説集 | 1952年9月 | 桃源社6 | 9 | |||
116 | お化け伍兵衛 | 原題:念仏坂神隠し | 講談雑誌 | 1952年9月 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | 9 | ||
117 | だんまり勘定 | 講談雑誌 | 1952年10月 | 『災難づくり』 | 9 | |||
118 | 辻琴人情 | 読切倶楽部 | 1952年10月 | 『べらんめえ剣法』 | 9 | |||
119 | 狐つき娘 | 少年少女譚海 | 1952年10月 | 9 | ||||
120 | 女心の一念 | 別題:お百度女心 | 講談雑誌 | 1952年11月 | 『若さま侍颯爽剣』 | 11 | ||
121 | 五両執念 | 読切倶楽部 | 1952年11月 | 『べらんめえ剣法』 | 11 | |||
122 | 暗がり問答 | 別冊読切小説集 | 1952年11月 | 桃源社2 | 11 | |||
123 | 大屋根思案 | 講談雑誌 | 1952年12月 | 桃源社11 | 11 | |||
124 | 天下一の人 | 読切倶楽部 | 1952年12月 | 『べらんめえ剣法』 | 11 | |||
125 | 雪見酒 | 読切倶楽部 | 1953年1月 | (新春特別号) | 『べらんめえ剣法』 | 11 | ||
126 | 福の神行状 | 読切倶楽部 | 1953年1月 | 『べらんめえ剣法』 | 11 | |||
127 | 百両なさけ | 講談雑誌 | 1953年1月 | 11 | ||||
128 | 袈裟女郎 | 講談雑誌 | 1953年2月 | 『災難づくり』 | 11 | |||
129 | 紅梅月夜 | 読切倶楽部 | 1953年2月 | 11 | ||||
130 | 嘘つき人情 | 読切読物倶楽部 | 1953年2月 | 桃源社7 | 11 | |||
131 | 剣妖鬼 | 講談雑誌 | 1953年3月 | 『江戸ッ子千両裁き』 | 11 | |||
132 | 色恋の道 | 読切倶楽部 | 1953年3月 | 桃源社3 | 11 | |||
133 | 花見囃し | 読切倶楽部 | 1953年4月 | 桃源社9 | 11 | |||
134 | 半分幽霊 | 読切倶楽部 | 1953年5月 | 桃源社9 | 11 | |||
135 | 月夜笛 | 増刊講談倶楽部 | 1953年6月 | 桃源社11 | 11 | |||
136 | 別れ言葉 | 別冊宝石 | 1953年6月 | 桃源社10 | 11 | |||
137 | 首つり榎 | 読切倶楽部 | 1953年6月 | 桃源社8 | 12 | |||
138 | ぶらぶら鳥居 | 別冊読切小説集 | 1953年6月 | 『若さま侍颯爽剣』 | 12 | |||
139 | 見えない幽霊 | 富士 | 1953年7月 | 『災難づくり』 | 12 | |||
140 | 千姫もどき | 読切倶楽部 | 1953年7月 | 桃源社3 | 12 | |||
141 | 呪えば穴二つ | 読切倶楽部 | 1953年8月 | 桃源社8 | 12 | |||
142 | 笛恋い狂い | 別題:笛恋い | 別冊読切小説集 | 1953年8月 | 『江戸風流剣』 | 12 | ||
143 | 雨夜の尋ね人 | 別冊宝石 | 1953年9月 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | 12 | |||
144 | みけんじゃく | 読切倶楽部 | 1953年9月 | 『若さま侍無双剣』 | 12 | |||
145 | 用心棒 | 読切倶楽部 | 1953年10月 | 桃源社5 | 12 | |||
146 | 猫の弁当 | 読切倶楽部 | 1953年11月 | 桃源社5 | 12 | |||
147 | 巡礼女房 | 別冊読切小説集 | 1953年11月 | 桃源社11 | 13 | |||
148 | 二人こうすけ | 読切倶楽部 | 1953年12月 | 桃源社4 | 13 | |||
149 | 身代り口説 | 捕物倶楽部 | 1954年1月 | 『若さま侍 捕物十三変化』 | 13 | |||
150 | 乙女の瞳 | 別冊宝石 | 1954年1月 | 桃源社3 | 13 | |||
151 | 濡衣神 | 読切倶楽部 | 1954年1月 | 桃源社4 | 13 | |||
152 | 地獄変相図 | 読切倶楽部 | 1954年2月 | 桃源社10 | 13 | |||
153 | 二分割れ殺し | 読切倶楽部 | 1954年3月 | 13 | ||||
154 | 人形恋慕 | 別冊読切小説集 | 1954年3月 | 桃源社10 | 13 | |||
155 | 糸くず感状 | 初出題:糸くづ感状 | 別冊宝石 | 1954年4月 | 13 | |||
156 | おちよ影二ツ | 増刊講談倶楽部 | 1954年4月 | 『若さま侍無双剣』 | 13 | |||
157 | 大べら棒 | 講談雑誌 | 1954年4月 | 桃源社10 | 13 | |||
158 | 花見船 | 小説と読物 | 1954年4月 | 桃源社10 | 13 | |||
159 | 千両河童 | 読切倶楽部 | 1954年4月 | 桃源社10 | 13 | |||
160 | だんまり絵解き | 講談雑誌 | 1954年5月 | 桃源社11 | 14 | |||
161 | 浮気な浦島 | 捕物倶楽部 | 1954年5月 | 桃源社11 | 14 | |||
162 | めくら駕篭 | 読切倶楽部 | 1954年5月 | 桃源社11 | 14 | |||
163 | 狸の花嫁 | 読切倶楽部 | 1954年6月 | 桃源社11 | 14 | |||
164 | 一夜妻 | 講談雑誌 | 1954年7月 | 桃源社2 | 14 | |||
165 | 千里眼 | 別題:情婦ごろし千里眼 | 読切倶楽部 | 1954年7月 | 桃源社11 | 14 | ||
166 | 身売り殺し | 講談雑誌 | 1954年8月 | 桃源社2 | 14 | |||
167 | 通い幽霊 | 読切倶楽部 | 1954年8月 | 桃源社11 | 14 | |||
168 | 一文惜しみの百知らず | 原題:百知らず | 別冊読切小説集 | 1954年8月 | 桃源社2 | 15 | ||
169 | 怪談くずれ | 増刊講談倶楽部 | 1954年9月 | 『若さま侍 捕物十三変化』 | 14 | ※4 | ||
170 | 威しぶみ | 講談雑誌 | 1954年9月 | 桃源社2 | >15 | |||
171 | 好色罪有り | 別冊宝石 | 1954年9月 | 『若さま侍 捕物十三変化』 | >15 | |||
172 | 天狗ヒヨツトコ | 読切倶楽部 | 1954年9月 | 桃源社11 | >15 | |||
173 | 浮気かくし | 講談雑誌 | 1954年10月 | > | 15 | |||
174 | 人身御供 | 読切倶楽部 | 1954年10月 | 桃源社10 | >15 | |||
175 | 乱れ五菊 | 読切倶楽部 | 1954年11月 | 桃源社10 | >15 | |||
176 | ビルゼン昇天 | 読切倶楽部 | 1954年12月 | 桃源社10 | >15 | |||
177 | 箪笥かがみ | 講談倶楽部 | 1955年1月 | 桃源社10 | >15 | |||
178 | 天狗矢ごろし | 読切倶楽部 | 1955年1月 | 『災難づくり』 | >15 | |||
179 | 三つ巴討ち | 別冊宝石 | 1955年1月 | > | 15 | |||
180 | 金づる駕籠 | 増刊キング | 1955年2月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | >15 | |||
181 | 武者絵隠し | 初出題:参すくみ隠し/ 別題:神隠し | 読切倶楽部 | 1955年2月 | 桃源社8 | >15 | ||
182 | 妻恋い凧 | 初出題:こども凧 | 読切倶楽部 | 1955年3月 | 桃源社8 | >15 | ||
183 | やさしい女 | 読切倶楽部 | 1955年4月 | 桃源社7 | >15 | |||
184 | 下手人作り | 読切倶楽部 | 1955年5月 | 『災難づくり』 | >15 | |||
185 | のっぺらぼう | 大衆小説 | 1955年9月 | 1955年10月 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | >15 | ||
186 | 千両箱のみがわり | ぼくら | 1955年10月 | > | 15 | |||
187 | 天守閣の狸 | 講談倶楽部 | 1955年11月 | 桃源社5 | 18 | |||
188 | 娘太夫 | 初出題:娘太夫ごろし | 大衆小説 | 1955年11月 | 1955年12月 | 桃源社3 | 18 | |
189 | 恋の投げ銭 | 明星 | 1955年12月 | 桃源社3 | 18 | |||
190 | まぼろし心中 | 別冊講談倶楽部 | 1956年2月 | 『災難づくり』 | 18 | |||
191 | お影さま明神 | 別冊キング | 1956年5月 | 『若さま侍無双剣』 | 19 | |||
192 | 刺鳥竿がらみ | 別冊講談倶楽部 | 1956年6月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 19 | |||
193 | 勘兵衛参上 | 講談倶楽部 | 1956年8月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 19 | |||
194 | ひたひた闇 | 明星 | 1957年1月 | 1957年2月 | 『勘兵衛参上』 | 19 | ||
195 | 一寸先の闇 | 講談倶楽部 | 1957年2月 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | 19 | |||
196 | 乙姫女房 | 講談倶楽部 | 1957年4月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 19 | |||
197 | 命の恋 | 夫婦生活 | 1957年5月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 19 | |||
198 | 女狐ごろし | 面白倶楽部 | 1957年6月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 19 | |||
199 | 嘘つき長屋 | 増刊講談倶楽部 | 1957年6月 | 『若さま侍捕物手帖 天の巻』 | 19 | |||
200 | 友二カ幽霊 | 面白倶楽部 | 1957年7月 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | 19 | |||
201 | 薄ボケ侍參上 | 小説倶楽部 | 1957年7月 | 『若さま侍捕物手帖 地の巻』 | 19 | |||
202 | 恋の闇路 | 別冊平凡 | 1957年7月 | 桃源社2 | 19 | |||
203 | 罪つくり | 1957年8月以前 | 桃源社5 | 22 | ||||
204 | 恋慕裁き | 初出題:恋の空鞘 | 面白倶楽部 | 1957年9月 | 『災難づくり』 | 22 | ||
205 | 無筆の恋文 | 講談倶楽部 | 1957年9月 | 『江戸風流剣』 | 22 | |||
206 | 恋慕すがかき | 増刊講談倶楽部 | 1957年10月 | 『若さま侍颯爽剣』 | 22 | |||
207 | 浪人の娘 | 1957年10月以前 | 『若さま侍天下剣』 | 22 | ||||
208 | 死神おりん | 面白倶楽部 | 1957年11月 | 桃源社10 | 22 | |||
209 | 首くくり指南 | 講談倶楽部 | 1958年1月 | 桃源社2 | 22 | |||
210 | おきん狐 | 読切倶楽部 | 1958年1月 | 桃源社2 | 22 | |||
211 | 殺され手紙 | 平凡増刊 | 1958年2月 | 桃源社2 | 22 | |||
212 | きつね女房 | 別冊平凡 | 1958年2月 | 桃源社2 | 22 | |||
213 | 怨積お化け | 講談倶楽部 | 1958年3月 | 桃源社2 | 22 | |||
214 | 幽霊の足どり | 読切倶楽部 | 1958年4月 | 桃源社3 | 22 | |||
215 | 玉の肌地獄 | 講談倶楽部 | 1958年6月 | 桃源社3 | 22 | |||
216 | 春信えがく | 講談倶楽部 | 1958年8月 | 桃源社5 | 22 | |||
217 | 艶福寺ばなし | 面白倶楽部 | 1958年9月 | 桃源社6 | 23 | |||
218 | 狂い心中 | 週刊ロマンス | 1958年10月2日 | 1959年1月8日 | 桃源社8 | 23 | ||
219 | 濡れごと幽霊 | 面白倶楽部 | 1958年12月 | 桃源社9 | 23 | |||
220 | 災難づくり | 小説の泉 | 1959年5月 | 『若さま侍天下剣』 | 23 | |||
221 | だんまり裁き | 中日新聞 | 1959年5月10日 | 23 | ||||
222 | 忍術泥棒 | 講談倶楽部 | 1959年12月 | 『忍術泥棒』 | 23 | |||
223 | 天下の名物 | 週刊大衆 | 1960年1月18日 | 『若さま侍仁侠剣』 | 23 | |||
224 | 死骸盗人 | 週刊大衆 | 1960年3月28日 | 1960年4月4日 | 『若さま侍風流剣』 | 23 | ||
225 | 人情地獄 | 週刊大衆 | 1960年4月11日 | 1960年4月18日 | 『若さま侍仁侠剣』 | 23 | ||
226 | 仇討くずれ | 週刊大衆 | 1960年4月25日 | 1960年5月2日 | 『若さま侍風流剣』 | 25 | ||
227 | めくらまし | 週刊大衆 | 1960年5月9日 | 1960年5月16日 | 『若さま侍風流剣』 | 25 | ||
228 | 酔いどれ騙し | 増刊週刊漫画TIME | 1960年5月11日 | 25 | ||||
229 | 一宿一飯 | 週刊大衆 | 1960年5月23日 | 1960年5月30日 | 『若さま侍風流剣』 | 25 | ||
230 | 暗やみ行燈 | 週刊大衆 | 1960年6月6日 | 1960年6月13日 | 『若さま侍風流剣』 | 25 | ||
231 | 行徳の清七 | 週刊大衆 | 1960年6月20日 | 1960年6月27日 | 『若さま侍風流剣』 | 25 | ||
232 | おぼろ草紙 | 週刊大衆 | 1960年7月4日 | 1960年7月11日 | 『若さま侍仁侠剣』 | 25 | ||
233 | 命の恋人 | 週刊大衆 | 1960年7月18日 | 1960年7月25日 | 『若さま侍仁侠剣』 | 25 | ||
234 | 化けこみ店 | 週刊大衆 | 1960年8月1日 | 1960年8月8日 | 『若さま侍仁侠剣』 | 25 | ||
235 | 生首人形 | 週刊大衆 | 1960年8月15日 | 1960年8月22日 | 『若さま侍仁侠剣』 | 25 | ||
236 | 娘さがし | 週刊大衆 | 1960年8月29日 | 1960年9月5日 | 『若さま侍仁侠剣』 | 25 | ||
237 | 謎唄くずし | 週刊大衆 | 1960年9月12日 | 1960年9月19日 | 『若さま侍仁侠剣』 | 25 | ||
238 | 白羽の矢 | 週刊大衆 | 1960年9月26日 | 1960年10月3日 | 『若さま侍仁侠剣』 | 26 | ||
239 | 美男かずら | 週刊大衆 | 1960年10月10日 | 1960年10月17日 | 『若さま侍仁侠剣』 | 26 | ||
240 | 鳥追い化粧 | 愛媛新聞 | 1962年1月1日 | 27 | ||||
241 | 逃げた女 | エロチックミステリ | 1962年1月 | 1962年2月 | 『若さま侍仁侠剣』 | 27 | ||
242 | 文使い姫 | エロチックミステリ | 1962年4月 | 1962年5月 | 『江戸風流剣』 | 28 | ||
243 | どんどろ舟 | エロチックミステリ | 1962年6月 | 『若さま侍仁侠剣』 | 28 | |||
244 | さつき闇 | エロチックミステリ | 1962年7月 | 『江戸風流剣』 | 28 | |||
245 | 女難かなわ面 | エロチックミステリ | 1962年8月 | 『江戸風流剣』 | 29 | |||
246 | 生霊ばなし | エロチックミステリ | 1962年9月 | 『江戸風流剣』 | 29 | |||
247 | 袈裟掛け榎 | エロチックミステリ | 1962年10月 | 『江戸風流剣』 | 29 | |||
248 | 悪洒落ごろし | エロチックミステリ | 1962年11月 | 『江戸風流剣』 | 29 | |||
249 | 色豪伝 | エロチックミステリ | 1962年12月 | 『江戸風流剣』 | 30 | |||
250 | 待ちぼうけ | 文芸朝日 | 1965年9月 | 『若さま侍天下剣』 | 30 |
※1 初出時は、若さま侍捕物手帳≠フタイトルのみで掲載(幽霊泥棒は、章題にあった)。その後、『捕物講談』に再録された際に、このタイトルが付されている。章題がなくなり、節番号になったのも、この再録時である。
※2 捕物出版殿の 2019年9月12日 のツイートに従い、追加。黒田明氏から発掘連絡があった由。
※3 指摘(初収録本の誤り)に基づいて、2019年10月12日 に初出順を修正。
※4 初出誌の刊行月に確認ミスがあったため、2020年7月5日 初出順を修正。
※5 春陽文庫には『若さま侍捕物手帖6』があり、そちらに収録されている、との指摘を受けて、2020年7月5日 追加。放送劇の扱いは悩みのタネですが、そのまま著書に入れているなら、作者がそれを完成形と考えていたと判断したものです。
※6 黒田明氏の指摘を受けて、初出誌を修正。2020年11月14日。
初出雑誌が空欄の作品は初出不明なもの、主な収録書が空欄の作品は単行本未収録のものである。初出不明の作品については、収録書の発行年月をもとに、挿入している。
また、単行本間の重複については、別途整理したいと思っている。
また、右端の「捕」の列は、2019年から21年にかけて刊行された、捕物出版によるオンデマンド作品集の収録巻を示す(正しくは漢数字なのだが、全34冊であるので、和数字表記とした)。現在本シリーズを読もうとしたら、これが最も容易であろう。
短篇だけだと、ようやく250作に達した。が、「短篇だけで二百五十篇を超すという――或いは、三百に近いかも知れない」という城本人のコメントと食い違っているが、現時点では、これが精一杯だった。これ以外にも単行本未収録の作品が多いのかも知れない。
※2012年12月22日/2013年3月7日、MORIO氏からご指摘を受けて、十数作を修正。初出不明作がいくつか減ったが、まだまだ先は長い……。
※2019年10月12日、池田徹氏からご指摘を受けて、二作の初出を記載。また、初出題等を修正、更に、初出不明作品の初出順を修正(大汗)。――申し訳ありませんでした。とはいえ、先人の業績に感謝です。ついでに、知っていながら忘れていた別題情報を今更ながら追加(大汗)。
※2020年7月5日、池田徹氏からご指摘を受けて、作品を追加。あわせて、別件で判明した初出順の間違いを修正。
※2020年8月23日、東京創元社編集部殿からご指摘を受けて、初出誌の表記を一部修正。「増刊」と「別冊」などは精査できておらず、間違っているところがあるかも、とは以前から思っていましたが、初出を丹念にあたっての指摘を受けました……。情けない。他に気になる点があれば、ご指摘ください。
この中で、《読切倶楽部》は創刊(1952年1月)からほぼ1年は《講談読切倶楽部》の方が正しいようだ、との指摘がありました。これはその通りなのですが、国会図書館の電子データでは《読切倶楽部》で出てくるため、修正していません。検索する際も、短い方が都合が良かったりするので……。ご注意ください。
しかしながら、やっぱり先は長い……。
※2024年7月3日、池田徹氏から、「狂い心中」の連載終了日のご連絡をいただく。この作品、隔週刊誌に三回連載されたものなのだが、それなのにこの連載期間となるのが不思議だ。
この拙いリストをもとに、捕物出版殿が全集を刊行された。全34冊で完結したので、参考資料として、未確認情報についてまとめておく。城作品として手元のメモにはあるが、実見できず、埋もれている若さま作品か、改題再録かが識別できていないものである。
実際は、未見のものはまだ数多くあり、タイトルだけ見れば識別できないものもあるが、新聞広告で確認した際に、若さま侍ものという情報が付されているのが、以下の作品になる。
座敷牢殺し 傑作倶楽部 1955年 5月
座敷牢での殺人というと、「猿まわし」が該当するので、単にその改題再録の可能性もあるが、こればかりは実際に確認してみないと、無条件に別題とする訳にはいかないのは当然である……。(2022年4月)
戸田和光