戸田和光 編
中町信については、著書リストはいくつものサイトに掲載されており、今更私が作成する必要はないけれど、体裁を揃えるために、作成してみた。
当然ながら、作っておきたかったのは、短編以下のリスト。後期短編集は編まれないままに終わってしまったため、その拾遺も兼ねて、整理してみた。
通番 | タイトル | 出版社 | 形態 | 刊行年月 | 備考 | 文庫化 | 別題 |
1 | 新人賞殺人事件 | 双葉社 | 1973年6月 | 徳・創 | 新人文学賞殺人事件 | ||
模倣の殺意 | |||||||
2 | 殺された女 | 引済出版社 | NV | 1974年4月 | 徳 | 「心の旅路」連続殺人事件 | |
3 | 殺戮の証明 | 日本文華社 | NV | 1978年2月 | 勁 | 女性編集者殺人事件(*1) | |
4 | 自動車教習所殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1980年2月 | 徳・創 | 追憶の殺意 | |
5 | 高校野球殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1980年12月 | 徳・創 | 空白の殺意 | |
6 | 散歩する死者 | 徳間書店 | NV | 1982年6月 | 徳・創 | 天啓の殺意 | |
7 | 田沢湖殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1983年3月 | 徳 | ||
8 | 奥只見温泉郷殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1985年11月 | 徳 | 悲痛の殺意(*3) | |
9 | 十和田湖殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1986年5月 | 徳 | ||
10 | Sの悲劇 | 青樹社 | NV | 1987年6月 | 短篇集 | ||
11 | 榛名湖殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1987年12月 | 徳 | ||
12 | 殺人病棟の女 | 青樹社 | NV | 1988年1月 | 勁 | 悪魔のような女 | |
13 | 佐渡金山殺人事件 | 勁文社 | NV | 1988年6月 | 勁 | 佐渡ヶ島殺人旅情(*2) | |
14 | 阿寒湖殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1989年2月 | 徳 | ||
15 | 四国周遊殺人連鎖 | 立風書房 | NV | 1989年3月 | 勁 | ||
16 | 山陰路ツアー殺人事件 | 勁文社 | NV | 1989年7月 | 勁 | ||
17 | 下北の殺人者 | 講談社 | NV | 1989年12月 | 講 | ||
18 | 南紀周遊殺人旅行 | 徳間書店 | NV | 1990年2月 | |||
19 | 草津・冬景色の女客 | 勁文社 | NV | 1990年4月 | 勁 | ||
20 | 天童駒殺人事件 | 大陸書房 | NV | 1990年8月 | 徳 | ||
21 | 不倫の代償 | 勁文社 | NV | 1990年12月 | 勁 | 夏油温泉殺人事件 | |
22 | 飛騨路殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1991年2月 | |||
23 | 津和野の殺人者 | 講談社 | NV | 1991年7月 | 講 | ||
24 | 新特急「草津」の女 | 勁文社 | NV | 1991年7月 | 勁 | 萩・津和野殺人事件 | |
25 | 小豆島殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1991年9月 | |||
26 | 社内殺人 | 徳間書店 | 文庫 | 1991年1月 | ― | ||
27 | 推理作家殺人事件 | 立風書房 | NV | 1991年11月 | |||
28 | 能登路殺人行 | 勁文社 | NV | 1992年4月 | |||
29 | 湯煙りの密室 | 講談社 | NV | 1992年8月 | 講 | ||
30 | 奥信濃殺人事件 | 双葉社 | NV | 1992年9月 | |||
31 | 湯野上温泉殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1992年9月 | |||
32 | 秘書室の殺人 | 徳間書店 | 文庫 | 1993年4月 | ― | 秘書室の殺意(*3) | |
33 | 越後路殺人行 | 勁文社 | NV | 1993年4月 | |||
34 | 人事課長殺し | 徳間書店 | NV | 1993年6月 | |||
35 | 奥利根殺人行 | 勁文社 | NV | 1994年1月 | |||
36 | 目撃者 | 講談社 | NV | 1994年3月 | 講 | ||
37 | 老神温泉殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1994年6月 | |||
38 | 密室の訪問者 | 徳間書店 | NV | 1994年1月 | |||
39 | 信州・小諸殺人行 | 勁文社 | NV | 1995年4月 | |||
40 | 浅草殺人案内 | 徳間書店 | 文庫 | 1995年5月 | ― | 偶然の殺意(*3) | |
41 | 五浦海岸殺人事件 | 徳間書店 | NV | 1995年7月 | |||
42 | 十四年目の復讐 | 講談社 | NV | 1997年8月 | |||
43 | 浅草殺人風景 | 徳間書店 | 文庫 | 1998年5月 | ― | ||
44 | 死者の贈物 | 講談社 | NV | 1999年7月 | |||
45 | 錯誤のブレーキ | 講談社 | NV | 2000年6月 | |||
46 | 三幕の殺意 | 東京創元社 | 2008年1月 | 創 | |||
47 | 暗闇の殺意 | 光文社 | 文庫 | 2014年1月 | 短篇集 | ― | |
48 | 偽りの殺意 | 光文社 | 文庫 | 2014年10月 | 短篇集 | ― |
“文庫化”の欄は、当該書が文庫化されているかを示す。「徳」は徳間文庫、「勁」は勁文社文庫、「講」は講談社文庫、「創」は創元推理文庫の略。「―」は、文庫初刊のもの。
“別題”の欄のうち、「*1」「*2」はノベルスの二次出版からの改題。刊行順序の違いにより、「*1」の文庫版タイトルは改題後の『女性編集者殺人事件』だが、「*2」の文庫版タイトルは、改題前の『佐渡金山殺人事件』である。ご注意されたい。
また、「*3」の改題は、文庫再版(新装版)の際のもの。初期作品の創元推理文庫入りの際の『〜の殺意』に揃えるための改題だが、作者の死後に行う必要があったのか、個人的には疑問も感じる……。
タイトル | 雑誌名 | 掲載年月日 | 備考 | 収録書 |
偽りの群像 | 推理ストーリー | 昭和42年11月 | 偽りの殺意 | |
湖畔に死す | 推理ストーリー | 昭和43年11月 | 長編化、三幕の殺意 | |
急行しろやま | 推理ストーリー | 昭和44年 8月 | 偽りの殺意 | |
愛と死の映像 | 推理 | 昭和45年 1月 | 偽りの殺意 | |
裸の密室 | 推理 | 昭和46年 7月 | Sの悲劇/暗闇の殺意 | |
カブトムシは殺される | 推理 | 昭和46年11月 | Sの悲劇 | |
サンチョパンサは笑う | 推理 | 昭和47年 3月 | Sの悲劇 | |
旅行けば―― | 小説推理 | 昭和49年 4月 | 山村直樹とのリレー小説 | 『伊豆ミステリー傑作選』 |
Sの悲劇 | 幻影城 | 昭和51年 9月 | Sの悲劇/暗闇の殺意 | |
死の時刻表 | 別冊時刻表 | 昭和52年 4月 | Sの悲劇 | |
312号室の女 | 小説推理 | 昭和55年 4月 | Sの悲劇 | |
動く密室 | 小説推理 | 昭和56年 3月 | Sの悲劇/暗闇の殺意 | |
出場辞退 | 週刊アサヒ芸能 | 昭和56年8月20日 | ||
裸好きな天使 | 小説NON | 昭和62年 8月 | ||
年賀状を破る女 | 小説NON | 昭和63年 3月 | 暗闇の殺意 | |
虫も殺さない女 | 小説NON | 昭和64年 1月 | ||
手を振る女 | 小説NON | 平成2年11月 | 暗闇の殺意 | |
傾いた風景 | コットン | 平成3年 7月 | ||
濁った殺意 | 小説NON | 平成4年 5月 | 暗闇の殺意 | |
暗闇の殺意 | 小説NON | 平成4年11月 | 暗闇の殺意 |
収録書の欄で、『 』で囲んでいるものは、アンソロジーに収録された作品。空欄は、単行本未収録のもの。
このあと、推理クイズのリストも載せていましたが、不備に気付き、それをどのように修正すべきか、反映方針に迷ったたけ、全部カットしました……。ご了解ください。再反映時期不明です。
戸田和光