河野典生 作品リスト(暫定作成版)

戸田和光 編


本リストについて

 河野についても、私は系統立った読書はしてきていない。ただ、思っていたよりも充実した書誌がなかったようなので、例によって、整理のために、まとめてみたものである。今回も、実際のところは様々な資料を継ぎ接ぎしているだけのものに過ぎないが、御理解いただきたい。

 気がついたことがあれば、下記のアドレス宛てにご指摘くだされば幸いです。

gokusiteki.shuuishu@gmail.com    (@を半角に修正してください)    


河野典生 著作リスト

書名改題区分出版社出版年月文庫備考
陽光の下,若者は死ぬ 短編 荒地出版社 1960年5月
アスファルトの上 短編 光風社 1961年1月
黒い陽の下で あれは血の土曜日 長編 浪速書房 1961年4月
殺人群集 長編 光風社 1961年4月 徳間
憎悪のかたち 短編 七曜社 1962年4月
群青 長編 早川書房 1963年3月 角川
ザ・サムライ 連作 桃源社 1963年3月
殺意という名の家畜 長編 宝石社 1963年9月 角川
三匹の野良犬 連作長編 芸文社 1964年10月
残酷なブルース 短編 芸文社 1964年12月
ガラスの街 短編 三一書房 1969年9月
他人の城 長編 三一書房 1969年5月 講談
緑の時代 短編 早川書房 1972年6月 角川
陽光の下,若者は死ぬ 短編 角川書店 1973年6月 荒地出版社版とは収録作が異なる
狂熱のデュエット 短編 角川書店 1973年11月
ペインティング・ナイフの群像 連作 新潮社 1974年4月
街の博物誌 連作 早川書房 1974年5月 早川
いつか、ギラギラする日々 短編 文芸春秋 1974年9月 集英
陽だまりの挽歌 短編 角川書店 1975年5月
真昼のアドリブ 短編・エッセイ 潮出版社 1975年5月
明日こそ鳥は羽ばたく 長編 角川書店 1975年5月 集英
わが大地のうた インド四部作 短編 徳間書店 1975年12月
悪漢図鑑 短編 光風社書店 1976年5月 集英
探偵はいま鉄板の上 長編 祥伝社 1976/5/10 徳間
さらば、わが暗黒の日々 長編 双葉社 1977年6月 集英
迷彩の森 長編 実業之日本社 1977年6月 講談
デンパサールの怪鳥 短編 カイガイ出版部 1978年4月 集英
続・街の博物誌 連作 早川書房 1979年7月
カトマンズ・イエティ・ハウス 短編 講談社 1980年4月
町の案内図 声、そして彼らの旅 短編 徳間書店 1980年4月
ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ 短編 集英社 1981年12月
アガサ・クリスティ殺人事件 長編 祥伝社 1983年4月 祥伝
幻夢・肥満狂死曲 長編 祥伝社 1985年11月
怪人・毛酔翁の逆襲 長編 祥伝社 1986年5月
アルタの鷹 長編 大陸書房 1989年3月
翔ぶ一族 長編 電子書籍(アドレナライズ) 2018年8月

 例によって、書誌研究ありきのリストなので、ここでは小説に限っている。そのつもりでご覧いただきたい。

 作品の多さの割には、作品数は案外と少なかった気がしたのは、私だけだろうか。特に、案外と短編集が少ないな、と思ってしまったのは、短編リストを作った人間だからだろうか――。

 文庫の項は、同書が最初に文庫化された会社を入れた。河野も、文庫化された作品が余り多くないため、引き続き、こんな形にしている。

 『陽光の下、若者は死ぬ』は、単行本と文庫版では収録作がかなり異なり、文庫化とはいえない、との指摘を受け、修正しました。実際に読んでいない人間であることが、すぐ分かりますね……。


河野典生 長編リスト

書名初出誌紙連載開始年月日連載終了年月日初出タイトル(備考)
黒い陽の下で 探偵実話 1960年10月 1961年4月
殺人群集 書き下ろし
群青 書き下ろし
殺意という名の家畜 宝石 1963年6月 1963年8月
三匹の野良犬 漫画天国 1961年8月4日 1962年10月19日 ざまあみやがれ
他人の城 推理界 1969年1月 1969年5月
明日こそ鳥は羽ばたく 野性時代 1975年3月
探偵はいま鉄板の上 小説推理 1975年11月 1976年3月 ターザンはいま舗道の上で
さらば、わが暗黒の日々 小説推理 1977年2月 1977年4月
迷彩の森 週刊小説 1975年3月14日 1975年5月2日
アガサ・クリスティ殺人事件 幻影城 1979年1月 1979年5月
幻夢・肥満狂死曲 書き下ろし
怪人・毛酔翁の逆襲 書き下ろし
アルタの鷹 小説奇想天外 1988年4月 1989年1月
翔ぶ一族 小説新潮 1992年10月 1994年3月
破る殺る賭ける 漫画天国 1964年11月27日 1965年6月11日
ガラスの太陽 東京スポーツ 1970年6月27日 1971年3月16日

 連作長編である『三匹の野良犬』については、初出雑誌はほぼ確実なのだが、初出の通りに本になったかが確認できなかった(連載時にはあったが、本になる際にカットになった回が存在する可能性もある、など)。
 二重線以降の『破る殺る賭ける』と『ガラスの太陽』は、連載後に本になっていないようだ。そのため、この表記としている(なお、『破る殺る賭ける』は、隔週刊誌に15回の連載なので、短めの長編というべきかも知れないが、中編ともしにくいかと考え、ここに並べている。ご注意を)。

河野典生 短編リスト

作品名初出題収録誌紙掲載年月日連載終了年月日収録短編集連作名など
ゴウイング・マイ・ウェイ 宝石 1959年12月 陽光の下、若者は死ぬ
溺死クラブ 増刊宝石 1959年12月 陽光の下、若者は死ぬ/陽光の下、若者は死ぬ(文)
腐ったオリーブ 宝石 1960年2月 陽光の下、若者は死ぬ/狂熱のデュエット
日曜日の女 アサヒ芸能 1960年3月13日 陽光の下、若者は死ぬ
陽光の下若者は死ぬ ヒッチコックマガジン 1960年4月 陽光の下、若者は死ぬ/陽光の下、若者は死ぬ(文)
かわいい娘 宝石 1960年4月 陽光の下、若者は死ぬ
狂熱のデュエット 宝石 1960年5月 陽光の下、若者は死ぬ/狂熱のデュエット
殺し屋日記 ヒッチコックマガジン 1960年5月 陽光の下、若者は死ぬ
殺人者 宝石 1960年6月 アスファルトの上
ヒッチハイク 別冊アサヒ芸能 1960年8月 アスファルトの上
八月は残酷な月 宝石 1960年9月 アスファルトの上
まぶしい季節 平凡 1960年10月 アスファルトの上
カウンターの中 別冊アサヒ芸能 1960年10月
黒人リュウ 週刊実話 1960年10月17日 アスファルトの上
橋の上の男たち 探偵実話臨時増刊 1960年11月 アスファルトの上
ある再会 ヒッチコックマガジン 1960年11月 アスファルトの上
ビートならでは夜のあけぬ若者ども 別冊アサヒ芸能 1960年11月
ファンキーの終り アサヒ芸能 1960年12月25日
アスファルトの上 宝石 1961年1月 アスファルトの上
ビート族とお正月を 週刊平凡 1961年1月11日
傷だらけの男 特集実話特報 1961年1月15日
逃亡者たち 講談倶楽部 1961年2月
くたばれ! アート・プレイキー 宝石 1961年2月
女体が呻くとき 週刊特報 1961年2月22日 1961年3月8日 殺し屋無頼
実験 ヒッチコックマガジン 1961年3月
賭ける男たち 別冊週刊漫画TIMES 1961年3月2日
かわいい少女 中日新聞 1961年3月5日
情欲の果て 週刊特報 1961年3月22日 1961年4月5日 殺し屋無頼
ジャガーXK 150 映画音楽 1961年4月
血とアスファルト 週刊特報 1961年4月19日 1961年5月17日 殺し屋無頼
血の鍵 増刊ヒッチコックマガジン 1961年5月
女は女、豚は豚 週刊大衆 1961年5月29日 1961年6月26日
黒い男・白い女 週刊特報 1961年5月31日 1961年6月28日 殺し屋無頼
遠い海、遠い夏 宝石 1961年6月 憎悪のかたち
狂った関係 週刊特報 1961年7月12日 1961年8月10日 殺し屋無頼
灼けた砂 別冊週刊漫画 1961年8月17日
刺殺者 漫画サンデー 1961年8月26日
ビート・ガール 週刊特報 1961年8月24日 1961年9月7日 殺し屋無頼
若者狩り 別冊土曜漫画 1961年9月
太陽のない真昼 漫画サンデー 1961年9月23日
汚れた女優 週刊特報 1961年9月21日 1961年10月5日 殺し屋無頼
殺意の時 別冊小説新潮 1961年10月 憎悪のかたち
賭けのブルース 別冊週刊漫画 1961年10月19日
道玄坂で逢いましょう 漫画サンデー 1961年10月21日
山田太郎の記録 宝石 1961年11月 憎悪のかたち
狙われたあたし みわく 1961年11月
末裔 紳士読本 1961年11月 憎悪のかたち
善行 婦人画報 1961年12月 憎悪のかたち
残酷なブルース 殺意のブルース 特集実話特報 1961年12月25日 1962年1月22日 残酷なブルース
ぼろぎれ 推理ストーリー 1962年2月
過去の代価 講談倶楽部 1962年3月
憎悪のかたち 宝石 1962年3月 憎悪のかたち/陽光の下、若者は死ぬ(文)
血肉 別冊小説新潮 1962年4月 憎悪のかたち
アイコとキング "MEN'S CLUB" 1962年4月
狼の親たち 週刊実話 1962年4月9日
男狩りの記録 週刊実話 1962年5月7日
ギャンブラー スリラー街 1962年5月17日
奴が奴ならおれもおれ 週刊漫画TIMES 1962年5月30日 1962年7月4日
蒼い小さな世界 推理ストーリー 1962年6月
人形芝居 宝石 1962年6月
身許不明者 週刊実話 1962年6月4日
お祭のブルース 週刊平凡 1962年8月23日
おはよう、さようなら 週刊平凡 1962年9月20日
ちんぴら エロチックミステリー 1962年10月
職業はプレイボーイ 増刊漫画サンデー 1962年10月10日
わが名はプレイボーイ 週刊大衆 1962年10月27日 1962年11月24日 ザ・サムライ
ある恐喝 別冊週刊漫画 1962年11月20日
黒い牛、青い山羊 小説新潮 1962年12月 ガラスの街
騒がしい夜 漫画読本 1962年12月
暗い目の女 漫画ストーリー 1962年12月24日
おれの出会った殺し屋 首都高速 1963年1月
腐った海 宝石 1963年2月
几帳面な男 漫画アサヒ 1963年2月 誰にでもできる殺人講座
女だらけのブルース 週刊実話特報 1963年2月14日 1963年3月14日 残酷なブルース
わが名はサムライ 推理ストーリー 1963年3月 ザ・サムライ
目には目を 漫画アサヒ 1963年3月 誰にでもできる殺人講座
すりかえ 漫画アサヒ 1963年4月 誰にでもできる殺人講座
赤い服の女 漫画ストーリー 1963年5月3日
森の舘 EQMM 1963年5月
罠をかけた奴らの血 特集実話特報 1963年6月10日 1963年8月12日 残酷なブルース
振り返るな 別冊小説新潮 1963年7月
酷熱の死 推理ストーリー 1963年9月
娘が死んだ後で 1963年9月 1963年10月
写真の女 漫画ストーリー 1963年10月26日
青い群 オール読物 1963年11月 ガラスの街
爆発 宝石 1963年11月
黒い断層 漫画エース 1964年2月14日
三月十一日の平和 小説現代 1964年3月
海鳴り 宝石 1964年3月
夜になった。何して遊ぶ? 別冊小説新潮 1964年4月
白い朝、赤い午後 推理ストーリー 1964年5月
暗い道で みわく 1964年6月
残酷な朝 PL青年 1964年6月
ある女流画家の死 みわく 1964年7月
遠い海のきらめき 週刊女性 1964年7月15日
狂った海岸 みわく 1964年8月
冷たい夏 週刊大衆 1964年9月3日
死を運ぶ女 推理ストーリー 1964年11月
白い女 推理ストーリー 1965年3月
危険への招待 オール娯楽 1965年4月3日 1965年8月21日
東京タワー爆破事件 週刊スポーツマガジン’66 1966年4月1日
殺人者に朝はない 推理ストーリー 1966年5月
黒いボウル 週刊スポーツマガジン’66 1966年5月6日
黄金作戦〇一号 大衆小説 1966年6月
黒んぼたち 週刊スポーツマガジン’66 1966年6月10日
殺しは俺にまかせろ 大衆小説 1966年10月
少年アドルフ・ヒットラー SKIING 1966年10月
冬将軍とナポレオン SKIING 1966年11月
週刊F6セブン 1966年11月19日
二・二六奉勅命令 SKIING 1966年12月
八年目の男 週刊F6セブン 1966年12月10日
ガニマタのオロチ 週刊F6セブン 1966年12月31日
穏やかな日々 別冊宝石 1967年1月 緑の時代
われら殺人トリオ 大衆小説 1967年1月
赤い服のジャンヌ 赤い服のジャンヌ・ダーク SKIING 1967年1月 緑の時代
美しい芸術 SFマガジン 1967年2月 緑の時代
性的時代 週刊F6セブン 1967年2月4日
赤いブラウス 女性自身 1967年3月6日
電車の中 新刊ニュース 1967年3月15日
地獄のバラード プレイボーイ 1967年3月28日
シャンデリア プレイボーイ 1967年5月16日
銃こそわが命 大衆小説 1967年6月
機関車、草原に SFマガジン 1967年6月 緑の時代
炎のピット・イン サンエス 1967年7月
キャンディ・パーティ ニュース特報 1967年7月12日
ジャリ・タレント 別冊小説宝石 1967年9月 緑の時代
モデル・ガン・ジョー アパッチ 1967年9月
完全な女 新刊ニュース 1967年9月15日 緑の時代
ある完結 女性自身 1967年9月18日
狩りをする女 アパッチ 1967年10月
ガラスの街 推理界 1967年11月 ガラスの街/陽光の下、若者は死ぬ(文)
千秋敬子の美しい生涯 新婦人 1967年11月
ブラック・ジャップ 平凡パンチ 1967年11月13日
地下室のブルース アパッチ 1967年11月
可愛い標的 アパッチ 1967年12月
狂った夜 アパッチ 1968年1月
殺してやりたい アパッチ 1968年2月
殺人教室 アパッチ 1968年3月
凍った街の激しいブルース 推理界 1968年3月
秘密 女性自身 1968年3月18日
フェリーボートの女 ニュース特報 1968年4月24日
殺し屋の掟 増刊現代小説 1968年5月
紙製の街 推理界 1968年6月
ギラギラ オール読物 1968年7月 ガラスの街
鮫と人魚 アパッチ 1968年8月
殺りたい奴に殺らせろ 大衆小説 1968年9月
天使ミチルの歌 漫画読本 1968年9月
純情な野郎 ニュース特報 1968年10月23日
風の中の街 推理ストーリー 1968年11月
推理界 1968年11月 緑の時代
激しい女たち ニュース特報 1968年11月27日
あいつと爆弾 コミックミステリー 1968年11月1日 サスペンスビート
女優蒸発 コミックミステリー 1968年12月1日 サスペンスビート
カラスを撃つ 推理界 1968年12月
真冬のイヴ コミックミステリー 1968年12月14日 サスペンスビート
レディの遊び コミックミステリー 1968年12月28日 サスペンスビート
微妙な味 ポケット・センス 1968年 緑の時代
殺! オール読物 1969年1月 ガラスの街
ベトナムから逃げて来た野郎 コミックミステリー 1969年1月11日 サスペンスビート
痴女殺し欽一 コミックミステリー 1969年1月25日 サスペンスビート
緑の時代 SFマガジン 1969年2月 緑の時代
ぶっこわしの唄 平凡パンチDELUXE 1969年2月
黒が最高 アパッチ 1969年2月
花のパーティ コミックミステリー 1969年2月8日 サスペンスビート
バラと失神 コミックミステリー 1969年2月22日 サスペンスビート
乾いた花・狂った銃 小説クラブ 1969年3月
ミーコと戦車 コミックミステリー 1969年3月8日 サスペンスビート
闘いのバラード コミックミステリー 1969年3月22日 サスペンスビート
恋を知らない オール読物 1969年4月
万国ホテル・アングラショー コミックミステリー 1969年4月12日 サスペンスビート
すごくてきれいで危い女 コミックミステリー 1969年4月26日 サスペンスビート
炎の機械 pocketパンチOH! 1969年5月
残酷ブルース アパッチ 1969年5月
あたしと三億円 山形新聞 1969年5月4日
疫病神より愛をこめて 小説クラブ 1969年6月 ガラスの街
いい、おんな 話の特集 1969年6月
カナリヤの唄 週刊サンケイ 1969年6月16日 陽光の下、若者は死ぬ(文)
自由ヶ丘の女 週刊話題news 1969年6月26日 1969年7月10日 おれたちの好きな世界
グッバイ・タチカワ、グッバイ・ジム 小説宝石 1969年7月 狂熱のデュエット
二つの物語 ミステリマガジン 1969年7月
グリーン・ピース SFマガジン 1969年7月 緑の時代
機械に乗った肉体 アパッチ 1969年7月
パーティー屋ジミー 週刊話題news 1969年7月24日 1969年8月7日 おれたちの好きな世界
反戦旗手チャンドラー 新宿プレイマップ 1969年8月
マリイのいる場所 新刊ニュース 1969年8月15日
夜の罠 週刊話題news 1969年8月21日 1969年9月4日 おれたちの好きな世界
灼熱の季節 アパッチ 1969年9月
狂った巣 週刊話題news 1969年9月18日 1969年10月2日 おれたちの好きな世界
性的な時代 小説クラブ 1969年10月 緑の時代
新宿西口広場 オール読物 1969年10月 陽光の下、若者は死ぬ(文)
さらば狂った夏よプールサイドよ HEIBONパンチDELUXE 1969年10月
われらがスノウ・シティ 週刊ベースボール増刊 1969年10月
砕けたガラス 別冊小説現代 1969年10月
憎しみのバラード 週刊話題news 1969年10月16日 1969年11月13日 おれたちの好きな世界
男たちの夜 問題小説 1969年11月
夜は森の匂い 漫画アパッチ 1969年11月
ゆがんだ関係 週刊話題news 1969年11月27日 1969年12月11日 おれたちの好きな世界
やつらへの訣別 週刊話題news 1969年12月25日 1970年1月8日 おれたちの好きな世界
ガラスの人形 小説クラブ 1970年1月
おれたちの弔い 漫画アパッチ 1970年1月
ブルース・フィーリング 別冊小説現代 1970年1月 狂熱のデュエット/緑の時代
今日の平和問題 推理界 1970年1月
クレイジーな花束 小説クラブ 1970年2月
パストラル SFマガジン 1970年2月 緑の時代
ハロードーリー プレイボーイCUSTOM 1970年3月
冬物語 オール読物 1970年4月 陽だまりの挽歌
爆弾ブルース 小説宝石 1970年4月
ラスプーチンの曽孫 別冊小説現代 1970年4月 陽光の下、若者は死ぬ(文)
凍った舗道 別冊週刊大衆 1970年4月
ブルース・マーチ 問題小説 1970年5月 狂熱のデュエット
ミッシェル・マイ・ラブ カラー小説 1970年5月
パドック一九七〇年 小説新潮 1970年6月 狂熱のデュエット
憎悪のかたち 小説クラブ 1970年6月
ソフィスケテイケイテド・レディ 話の特集 1970年6月
宮益坂上歩道橋 別冊文藝春秋 1970年6月 緑の時代
アイ・アイ 季刊NW-SF 1970年7月 緑の時代
見知らぬ街 北国新聞(朝刊) 1970年7月26日 緑の時代
セーヌ川の名無し女 別冊週刊大衆 1970年8月
新宿桜会/一九七〇年 新宿桜会の唄 オール読物 1970年9月 悪漢図鑑
淡彩画 SFマガジン 1970年9月 緑の時代
爆弾ロック マントップ 1971年1月
冬日抄 オール読物 1971年3月
走る男 別冊文藝春秋 1971年3月 陽だまりの挽歌
ピノキオ ミステリマガジン 1971年4月 緑の時代
猥歌十番 問題小説 1971年6月
淋しい女 推理 1971年7月
殺しに行く オール読物 1971年7月 陽光の下、若者は死ぬ(文)
月球儀くん 話の特集 1971年7月 緑の時代
ターザン万才 小説クラブ 1971年9月
マザー 小説新潮 1971年9月 狂熱のデュエット
炎の女 別冊週刊大衆 1971年9月
残暑の季節 話のチャンネル 1971年9月25日
雅歌八章 オール読物 1971年10月
気違いターザン 小説クラブ 1971年11月
猥歌十番・乱酔編 問題小説 1971年11月
腐ったバラ 別冊週刊大衆 1971年12月
驟雨の街 オール読物 1972年1月 いつか、ギラギラする日
生きながらブルースに葬られ 別冊小説現代 1972年1月 狂熱のデュエット
子供の情景 SFマガジン 1972年2月 緑の時代
われらのラビット・ブルース COMコミックス 1972年2月
愛の風景 問題小説 1972年3月
栗と栗鼠 オール読物 1972年4月
やけっぱちブルース 小説クラブ 1972年4月
陽だまりの挽歌 小説新潮 1972年5月 陽だまりの挽歌
風の吹く舗道 問題小説 1972年5月
陽ざかりの街 週刊小説 1972年5月26日
名無しのナナ 小説サンデー毎日 1972年6月
ブルースの魂 pocketパンチOH! 1972年6月 狂熱のデュエット
ジャングル・ロック 小説クラブ 1972年7月
小説宝石 1972年8月
妙な女がやってきた 別冊土曜漫画 1972年8月4日 1972年8月18日 やっちまえ!
彼は虚空へ走り去った 小説サンデー毎日 1972年9月 陽だまりの挽歌
ピットインでヤマシタ・トリオをディグしていると妙な話が浮かんできた 季刊NW-SF 1972年9月 狂熱のデュエット
女は怖い 別冊土曜漫画 1972年9月1日 1972年9月15日 やっちまえ!
彼らの幻の街 週刊小説 1972年9月15日 陽だまりの挽歌
わが衝撃の告白 別冊土曜漫画 1972年9月29日 1972年10月13日 やっちまえ!
嘲笑ってやるぜ! 小説クラブ 1972年10月
殺戮の夏 オール読物 1972年10月 いつか、ギラギラする日
夜の歌声 小説新潮 1972年11月
憎しみの冬 ★「いつか、ギラギラする日」に合体 推理 1972年12月 いつか、ギラギラする日
何時もの夜が来る 小説推理 1973年1月
自転車のある風景 小説新潮 1973年1月 ペインディング・ナイフの群像
親しい他人たち 小説新潮 1973年2月 ペインディング・ナイフの群像
豚は太らせて殺せ 問題小説 1973年2月 悪漢図鑑
メタセコイア SFマガジン 1973年2月 街の博物誌
どこか、もうひとつの街 小説新潮 1973年3月 ペインディング・ナイフの群像
ベゾアール・ゴート SFマガジン 1973年3月 街の博物誌
少国民邂逅 小説サンデー毎日 1973年3月 陽だまりの挽歌
見知らぬ友人たち 小説新潮 1973年4月 ペインディング・ナイフの群像
あいつらの街 オール読物 1973年4月 陽だまりの挽歌
あの男ですか 別冊小説新潮 1973年4月
画面の中の人々 小説新潮 1973年5月 ペインディング・ナイフの群像
ネオンムラサキ SFマガジン 1973年5月 街の博物誌
カラスなぜ鳴くの 問題小説 1973年5月
プロフェッショナル 小説クラブ 1973年5月
家族七景 小説新潮 1973年6月 ペインディング・ナイフの群像
プレリードッグ SFマガジン 1973年6月 街の博物誌
ブルージン・ブルース 小説推理 1973年6月 1973年7月
ピンクのバニー 女学生の友 1973年6月
いらだちの棘 週刊小説 1973年6月8日
初夏の街、透明な風 小説新潮 1973年7月 ペインディング・ナイフの群像
いつか、ギラギラする日 オール読物 1973年7月 いつか、ギラギラする日
ジャズの聞える風景 小説新潮 1973年8月 ペインディング・ナイフの群像
マッシュルーム SFマガジン 1973年8月 街の博物誌
夜の仲間 小説サンデー毎日 1973年8月 陽だまりの挽歌
幻想小曲集 小説新潮 1973年9月 ペインディング・ナイフの群像
ザルツブルグの小枝 SFマガジン 1973年9月 街の博物誌
女たちのいる街角 小説新潮 1973年10月 ペインディング・ナイフの群像
ニッポンカサドリ SFマガジン 1973年10月 街の博物誌
窓の外の一本道 別冊小説新潮 1973年10月
馬は闇の中でいななく 問題小説 1973年10月 悪漢図鑑
夏が腐って行く 週刊小説 1973年10月12日
風の中、鳥は羽ばたく 小説新潮 1973年11月 ペインディング・ナイフの群像
直立猿人 SFマガジン 1973年11月 街の博物誌
広場の仲間 オール読物 1973年11月
夢判断 徳島新聞 1973年11月24日
遠い、はるかな、何か 小説新潮 1973年12月 ペインディング・ナイフの群像
クリスタル・ルージュ SFマガジン 1973年12月 街の博物誌
クレイジー・ガール 小説クラブ 1973年12月
われらが灼熱の時 別冊小説宝石 1973年12月 悪漢図鑑
歪んだ街 小説推理 1973年12月
秋の炎 別冊小説新潮 1974年1月
羽根のない鳩 週刊小説 1974年1月4日 いつか、ギラギラする日
トリケラトプス SFマガジン 1974年2月 街の博物誌
狼なんか怖くない 問題小説 1974年2月
空についての七つの断章 SFマガジン 1974年3月 街の博物誌
カルカッタ・チョウリンギー通り 別冊小説新潮 1974年4月 わが大地のうた
チャイ売りの声 オール読物 1974年4月 いつか、ギラギラする日
牛の国にあたしは行った 問題小説 1974年5月
恋多き女 小説推理 1974年5月
インド帰り怪事件 週刊小説 1974年5月3日 真昼のアドリブ
アンダーグラウンド 野性時代 1974年7月 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
街角 小説新潮 1974年8月 カトマンズ・イエティ・ハウス/真昼のアドリブ
バラナシ・マラビヤ橋付近 炎熱の街 オール読物 1974年9月 わが大地のうた
ねえ。パパ…… 週刊小説 1974年10月18日 悪漢図鑑
冬の日の鳩 小説新潮 1974年12月 カトマンズ・イエティ・ハウス
デリー・コンノート広場 別冊小説新潮 1975年1月 わが大地のうた
砂漠の街 増刊問題小説 1975年1月 真昼のアドリブ
鳥獣観察日記 SFマガジン 1975年2月 続・街の博物誌
坂道 小説新潮 1975年4月 カトマンズ・イエティ・ハウス
星空または黄金虫 星空 SFマガジン 1975年5月 続・街の博物誌
ドードー SFマガジン 1975年7月 続・街の博物誌
巨鳥モア オール読物 1975年7月 続・街の博物誌
カトマンズ・グルパール広場 別冊問題小説 1975年7月 わが大地のうた
SFマガジン 1975年8月 続・街の博物誌
粗暴な青年 週刊小説 1975年9月26日
ヒガンバナ SFマガジン 1975年10月 続・街の博物誌
秋の日 小説新潮 1975年10月 カトマンズ・イエティ・ハウス
アリゲーター SFマガジン 1975年12月 続・街の博物誌
別冊問題小説 1976年1月 町の案内図
ありふれた日々 野性時代 1976年1月
マンドリル SFマガジン 1976年4月 続・街の博物誌
春の影 小説新潮 1976年4月 カトマンズ・イエティ・ハウス
炎のなか 小説現代 1976年4月 カトマンズ・イエティ・ハウス
別冊問題小説 1976年4月 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
ポカラ、ペワ・タール湖畔 週刊文春 1976年4月29日 デンパサールの怪鳥
バードのブルース やんろーど 1976年4月 1976年5月 ジャズの本
週刊小説 1976年5月12日
ありふれた旅 野性時代 1976年6月
登り坂 小説推理 1976年6月
性的な時代 小説ロマン 1976年6月
ラジャスタンの笛吹き 増刊小説新潮 1976年7月 カトマンズ・イエティ・ハウス
証明書 pocketパンチ 1976年7月
別冊問題小説 1976年7月 町の案内図
バンヤン・ツリー SFマガジン 1976年9月 続・街の博物誌
デンパサールの怪鳥 週刊小説 1976年9月2日 デンパサールの怪鳥
暴力 小説新潮 1976年10月 カトマンズ・イエティ・ハウス
別冊問題小説 1976年10月 町の案内図
小説推理 1976年11月 町の案内図
問題小説 1976年12月 町の案内図
ロング・イエロー・ロード 週刊小説 1976年12月6日 デンパサールの怪鳥
別冊問題小説 1977年1月 町の案内図
草原 小説新潮 1977年4月 カトマンズ・イエティ・ハウス
夢そしてもうひとつの夢 別冊問題小説 1977年4月 町の案内図
犬神屋の一族 小説クラブ 1977年6月 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
サマータイム 別冊小説新潮 1977年7月 カトマンズ・イエティ・ハウス
パラダイスキノボリヘビ SFマガジン 1977年7月 続・街の博物誌
あいつらの世界 別冊小説宝石 1977年8月 デンパサールの怪鳥
人間の病名 小説クラブ 1977年9月
ルーツ 推理 1977年9月
広場 小説新潮 1977年10月 カトマンズ・イエティ・ハウス
やつらの棲む街 週刊小説 1977年10月14日 デンパサールの怪鳥
スナック・ジャック 小説クラブ 1977年12月
子供っぽい大人あるいは大人っぽい子供のための新発見まざあ・ぐうす 牧神 1977年10月 町の案内図
インター・コンチネンタルの客 小説推理 1978年2月 デンパサールの怪鳥
夢男 週刊小説 1978年2月10日 町の案内図
カトマンズ・イエティ・ハウス 小説宝石 1978年3月 カトマンズ・イエティ・ハウス
大麻草って何? 小説クラブ 1978年3月
月満ちる 小説新潮 1978年4月 町の案内図
スター・ウォーズ 小説クラブ 1978年6月
イロトリ鳥 増刊灯台 1978年7月 町の案内図
おれのバイオレンス 小説現代 1978年9月 カトマンズ・イエティ・ハウス
モンスター 小説クラブ 1978年9月 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
声、そして彼らの旅 増刊SFマガジン 1978年10月 町の案内図
笑い男 週刊小説 1978年11月10日 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
続・モンスター 小説クラブ 1978年12月
ヒツジ年に捧ぐ 週刊小説 1979年3月16日 町の案内図
少年たちの夜 問題小説 1979年5月 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
夢マボロシを売る商売 小説宝石 1979年6月 怪説・小説家の生活
隣家の怪人 小説宝石 1979年8月 怪説・小説家の生活
夢十夜、あるいは幼児教育 週刊小説 1979年9月28日 町の案内図
空へ SFアドベンチャー 1979年10月 町の案内図
すばらしい冬の日 小説新潮 1980年1月 カトマンズ・イエティ・ハウス
ドール・ドール 小説推理 1980年2月 町の案内図
空を 『町の案内図』 1980年4月 町の案内図
リヴァーサイドの不思議な空 あらうんど 1980年7月 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
おジイさんの輝ける日々 週刊小説 1980年8月22日 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
夜の会話 ルパン 1980年10月 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
あいつの夢 小説推理 1980年10月 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ プレイボーイ 1981年2月10日 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
ブルースマン 小説新潮 1981年4月 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
徳さんのヌートピア 小説推理 1981年5月 ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
めまぐるしい場所 銀座百点 1981年6月
野外授業 ショートショートランド 1981年7月
情事八景 問題小説 1981年11月
深夜+2 小説新潮 1982年10月
バラナシ・ガンガ河畔 週刊小説 1982年10月8日
情事小説'83 問題小説 1983年10月
インドに関する静かな会話 問題小説 1984年4月
少年S 歴史読本. 1984年5月
サウンド・オブ・ミュージック SFアドベンチャー 1984年6月
記憶への旅 徳島新聞 1985年1月3日
路上 問題小説 1985年5月
スモーク星人の秘密 アフィニスクルー 1986年6月
真夜中の周辺 小説新潮 1987年12月
女優 問題小説 1988年9月
ストレート・ノゥ・チェイサー 小説NON 1988年12月
マジカル・ミステリー・トリップ 小説奇想天外 1990年6月
ブルー・モンク 小説NON 1990年12月
ぶっ壊れた街 小説NON 1993年3月
ある日、ぼくは聞いた 街の博物誌
さあ、どこへ行こうか 街の博物誌
ぼくは見た遊弋する少女 続・街の博物誌
ありふれた日々、ありふれた旅 続・街の博物誌
そこには、さんさんと陽が射す 続・街の博物誌
ゲバラとカストロ 悪漢図鑑

 二重線以下が、初出不明の作品になる。このうち、『街の博物誌』、『続・街の博物誌』のものは、単行本書き下ろしの可能性もあるかも、とは思ったが、特定もできなかったので、そのままにしている。
 連作の多くが本になっていないなど、本へのまとまり方がかなり偏っている印象を受けたが、これは作品世界がそれなりに広かった作家だからなのかも知れない。どんなものだろうか。
 なお、『ゴウイング・マイ・ウェイ』以前の作品については、意識的に入れていません。よろしくお願いいたします。


 ジュヴナイルは、現在整理途中。もう少しキチンとまとまったら追加するつもりですが……。

 こんなリストでも、多少は何らかの参考になると信じて、とりあえず、上げるだけあげました。指摘があれば、随時直して行きます。
 


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戸田和光