樹下太郎 作品書誌(仮作成版)

戸田和光 編


本リストについて

 例によって、私は樹下太郎の良き読者ではない。非ミステリも多い上、初期のミステリは文庫化されたものが少ないこともあってか、容易に入手できない状態が続いているため、読みたいと思ったときに手が出せなかったせいもあるだろう。ミステリ初心者の時は「ミステリ以外が多いらしいし」と思って敬遠してしまった一方、ちょっとしたキッカケで何冊か読んで、もう少し読みたい――と思った時には、簡単に入手できる作家ではなくなっていたのだ。そんな人間が作成したリストであることを、予め、ご留意いただきたい。
 その上で、私がこのリストをまとめたのは、そのミステリと非ミステリの作品の境界はいつ頃で、それらがどんな形で本になっているのか、ちょっと気になったからである。一般的に、樹下のミステリは『暗い道』あたりが最後とされ、それ以降は一般のサラリーマン小説にシフトしたとされているようだ。だいたい、昭和39年前後が境となっているらしい。その前後で、樹下の執筆ペースに変化はあるのか、ふと気になったのである。
 そんな訳で、いろいろな先人のリストを継ぎ接ぎして、まとめてみた。例によって、実見していないものの方が多いため、間違いも多いだろう。いつものように、“仮作成版”と題している。ご了解いただきたい。
 モレというよりは、誤りの方が多いかも知れないが、その点をご留意の上でご覧いただければ幸いである。
 気がついたことがあれば、下記のアドレス宛てにご指摘くだされば幸いです。

gokusiteki.shuuishu@gmail.com    (@を半角に修正してください)    


作品リスト

タイトル原題など雑誌・新聞名掲載年月収録書
悪魔の掌の上で 宝石 昭和33年11月 『散歩する霊柩車』
夜空に船が浮ぶとき 宝石 昭和34年4月 『散歩する霊柩車』
孤独な朝食 『推理教室』 昭和34年7月
貨車引込線 『推理教室』 昭和34年7月
ねじれた吸殻 面白倶楽部 昭和34年12月 『散歩する霊柩車』
散歩する霊柩車 増刊宝石 昭和34年12月 『散歩する霊柩車』
泪する埴輪 読切特撰集 昭和35年2月 『散歩する霊柩車』
日付のない遺書 アサヒ芸能 昭和35年2月14日 『愛する人』/『散歩する霊柩車』(文)
池のほとり 中日新聞 昭和35年2月21日 『プロムナード・タイム』
感謝の方法 宝石 昭和35年3月 『さがしている』
お墓に青い花を 宝石 昭和35年5月 『さがしている』
白い幻影 宝石 昭和35年5月 『さがしている』
宝石 昭和35年5月 『さがしている』
真夏の女 面白倶楽部 昭和35年7月 『愛する人』
令名高き夫人たち 講談倶楽部 昭和35年7月 『プロムナード・タイム』
無能な犬 別冊EQMM 昭和35年7月 『さがしている』
残暑 真夏の愛撫 講談倶楽部 昭和35年9月 『愛する人』
雪空に花火を ヒッチコックマガジン 昭和35年9月 『愛する人』/『散歩する霊柩車』(文)
白昼十五分間計画 別冊週刊漫画TIMES 昭和35年10月 『さがしている』
黄昏よとまれ 宝石 昭和35年10月 『愛する人』
スキャンダル計画 解散十日前のスキャンダル計画 アサヒ芸能 昭和35年11月13日 『憎しみのバランス』
孤独な脱走者 講談倶楽部 昭和35年12月 『愛する人』/『散歩する霊柩車』(文)
黒のイメージ 別冊アサヒ芸能 昭和36年1月
「白」の空間 白い空間 宝石 昭和36年2月 『さがしている』
夜に別れを告げる夜 ヒッチコックマガジン 昭和36年3月 『プロムナード・タイム』
うちの人が 妻の寝言 別冊週刊漫画TIMES 昭和36年3月16日 『夫婦は他人』
さがしている 週刊大衆 昭和36年3月20日- 4月17日 『さがしている』
死者への衣装 特集実話特報 昭和36年3月27日
お次の方 どうぞ! ヒッチコックマガジン 昭和36年4月 『プロムナード・タイム』
薄暮の恋 週刊実話特報 昭和36年4月13日 『さがしている』
スタイロールの犯罪 宝石 昭和36年6月−12月 『スタイロールの犯罪』
鬼さんこちら 別冊小説新潮 昭和36年7月 『憎しみのバランス』
真珠色のボタン SFマガジン 昭和36年7月 『スタイロールの犯罪』
街路樹の下で 別冊アサヒ芸能 昭和36年8月 『プロムナード・タイム』
結婚して みわく 昭和36年8月 『不眠都市』
サーカスの汗 別冊週刊漫画TIMES 昭和36年8月17日 『夫婦は他人』
細長い死神 婦人画報 昭和36年9月 『プロムナード・タイム』
憎む 北海道新聞 昭和36年9月3日 『プロムナード・タイム』
<東京盛り場野郎>昨夜のつづき 銀座の朝は昨夜のつづき 漫画サンデー 昭和36年9月9日 『不眠都市』
憎しみのバランス 週刊漫画TIMES 昭和36年9月13日- 10月18日 『憎しみのバランス』
東京夜船 別冊週刊漫画TIMES 昭和36年9月21日 『夫婦は他人』
もうひとつの夜 週刊現代 昭和36年9月24日- 10月22日 『もうひとつの夜』
悪魔の名 紳士読本 昭和36年10月 『プロムナード・タイム』
心中未遂 別冊小説新潮 昭和36年10月 『憎しみのバランス』
<東京盛り場野郎>孤独な脚 浅草の夜に挑む 漫画サンデー 昭和36年10月7日 『不眠都市』
オレンジ・スリップ 別冊週刊漫画TIMES 昭和36年10月19日 『夫婦は他人』
白いシルエット 講談倶楽部 昭和36年11月 『もうひとつの夜』
<東京盛り場野郎>秋の雨 渋谷は秋の雨 漫画サンデー 昭和36年11月4日 『不眠都市』
ヌード・モデル 別冊週刊漫画TIMES 昭和36年11月16日 『夫婦は他人』
オシローマー事件 オール読物 昭和36年12月 『スタイロールの犯罪』
眼を閉じた女 講談倶楽部 昭和36年12月 『憎しみのバランス』
高校コース 昭和36年12月 『朝を待とう』
テックへ行こう 別冊週刊漫画TIMES 昭和36年12月21日 『夫婦は他人』
怪人ギラギロ現わる! 漫画読本 昭和37年1月 『プロムナード・タイム』
死体挿話 小説中央公論 昭和37年1月 『不眠都市』
嫌いな町 推理ストーリー 昭和37年1月 『不眠都市』
殺害翌日 漫画サンデー 昭和37年1月13日 『不眠都市』
冬の人びと 女性の記録 昭和37年1月19日 『不眠都市』
女ふたり 週刊サンケイ 昭和37年1月22日 『プロムナード・タイム』
無分別 宝石 昭和37年2月 『不眠都市』
自殺者の兄 別冊週刊漫画TIMES 昭和37年2月1日 『夫婦は他人』
暴食 週刊サンケイ 昭和37年2月12日 『プロムナード・タイム』
夜の噴水 講談倶楽部 昭和37年3月 『不眠都市』
プロムナード・タイム 首都高速 昭和37年3月 『プロムナード・タイム』
愛のメモ 別冊週刊漫画TIMES 昭和37年3月1日 『夫婦は他人』
帰郷 週刊サンケイ 昭和37年3月5日 『プロムナード・タイム』
呼吸 週刊サンケイ 昭和37年3月26日 『プロムナード・タイム』
おそい青春 別冊小説新潮 昭和37年4月 『もうひとつの夜』
イヤリング 別冊週刊漫画TIMES 昭和37年4月5日 『夫婦は他人』
週刊サンケイ 昭和37年4月16日 『プロムナード・タイム』
夜が来て麻が来て 講談倶楽部 昭和37年5月 『もうひとつの夜』
モーニング 週刊サンケイ 昭和37年5月7日 『プロムナード・タイム』
暗い窓の女 別冊週刊漫画TIMES 昭和37年5月10日 『夫婦は他人』
泣きたい 週刊サンケイ 昭和37年5月28日 『プロムナード・タイム』
雪子・夫 宝石 昭和37年6月 『夫婦は他人』
遺書計画 別冊週刊漫画TIMES 昭和37年6月14日 『夫婦は他人』
女の花びら 別冊週刊漫画TIMES 昭和37年7月17日 『紅いレース』
暗い部屋 オール読物 昭和37年8月 『もうひとつの夜』
身許不明の女 別冊週刊サンケイ 昭和37年8月 『もうひとつの夜』
殺人以後 講談倶楽部 昭和37年8月 『もうひとつの夜』
たわむれの罪 別冊週刊漫画TIMES 昭和37年8月21日 『紅いレース』
胎教 漫画サンデー 昭和37年8月22日 『プロムナード・タイム』
海の宿 別冊週刊漫画TIMES 昭和37年9月18日 『紅いレース』
海のフィナーレ 美しい十代 昭和37年10月 『朝を待とう』
朝を待とう 中学三年コース 昭和37年10月-38年3月 『朝を待とう』
悲しい売れっ子 別冊週刊漫画TIMES 昭和37年10月16日 『紅いレース』
弁慶医師の女難 漫画読本 昭和37年11月 『プロムナード・タイム』
飛行船 EQMM 昭和37年11月 『プロムナード・タイム』
宝石 昭和37年11月 『二度死ぬ』
汽船の見える埋立地 首都高速 昭和37年11月 『プロムナード・タイム』
家出常習の娘 別冊週刊漫画TIMES 昭和37年11月20日 『紅いレース』
北豊島郡池袋 講談倶楽部 昭和37年12月 『二度死ぬ』
やさしいお願い 朝日新聞 昭和37年12月5日 『プロムナード・タイム』
死者との夜 新刊ニュース 昭和37年12月15日 『プロムナード・タイム』
惜しかった夜 別冊週刊漫画TIMES 昭和37年12月18日 『紅いレース』
弟子 別冊漫画サンデー 昭和38年1月 『プロムナード・タイム』
霧のふかい夜 中学一年コース 昭和38年1月 『朝を待とう』
虎口 宝石 昭和38年2月 『二度死ぬ』
スペインの牛 別冊週刊漫画TIMES 昭和38年2月5日 『紅いレース』
令嬢 漫画文芸 昭和38年3月 『二度死ぬ』
海の水は…… 漫画アサヒ 昭和38年3月 『プロムナード・タイム』
壇上 小説現代 昭和38年3月 『飛ぶ女』
雪の事件 オール読物 昭和38年3月
日没を待て 推理ストーリー 昭和38年3月 『二度死ぬ』
マダム悲恋 別冊週刊漫画TIMES 昭和38年3月5日 『紅いレース』
砂の上の花束 別冊週刊漫画TIMES 昭和38年4月2日 『紅いレース』
いつも処女 別冊週刊漫画TIMES 昭和38年4月16日 『紅いレース』
古い黒いとびら 週刊読売 昭和38年5月5日 『プロムナード・タイム』
黒いスカートの女 週刊新潮 昭和38年5月6日 『二度死ぬ』
葉桜の季節 別冊週刊漫画TIMES 昭和38年5月21日 『紅いレース』
消失計画 漫画読本 昭和38年6月 『サラリーマンの勲章』
愛しつつ時は流れて…… 愛しつつ時は流れ 家の光 昭和38年6月 『プロムナード・タイム』
初恋の遠く 別冊週刊漫画TIMES 昭和38年6月4日 『紅いレース』
花くれない 別冊週刊漫画TIMES 昭和38年6月18日 『紅いレース』
天使勲章 漫画読本 昭和38年7月 『サラリーマンの勲章』
風と旗と 漫画読本 昭和39年1月 『サラリーマンの勲章』
素晴らしい夜 小説現代 昭和38年7月 『飛ぶ女』
二度死ぬ 宝石 昭和38年7月 『二度死ぬ』
Qチャンネル 新刊ニュース 昭和38年7月15日
衣裳作戦 漫画読本 昭和38年8月 『サラリーマンの勲章』
身元不明の女 別冊サンケイ 昭和38年8月
死んでください 週刊現代 昭和38年8月29日- 10月3日 『飛ぶ女』
蚊帳の中の女 小説現代 昭和38年9月 『二度死ぬ』
夏は危険 漫画読本 昭和38年9月 『サラリーマンの勲章』
影にされた女 推理ストーリー 昭和38年10月 『二度死ぬ』
推理師六段 宝石 昭和38年10月
反骨勲章 漫画読本 昭和38年10月 『サラリーマンの勲章』
インチキだぞ! 別冊漫画サンデー 昭和38年10月
阿寒湖に果てた恋 ヤングレディ 昭和38年10月28日
秋風北風 漫画読本 昭和38年11月 『サラリーマンの勲章』
岬にて 昭和38年11月- 12月 『飛ぶ女』
トーヘルス事件 宝石 昭和38年12月
反省勲章 漫画読本 昭和38年12月 『サラリーマンの勲章』
死の淵に愛をみつめて ヤングレディ 昭和38年12月2日
ちょっぴりしあわせ 別冊宝石 昭和39年1月 『飛ぶ女』
えれじい 首都高速 昭和39年1月
飛ぶ女 小説現代 昭和39年2月 『飛ぶ女』
大悲恋・おゆう伝造 オール読物 昭和39年2月
春には春の花 ヤングレディ 昭和39年3月30日 『男でありたい』
父親 推理ストーリー 昭和39年4月
真珠の音 小説現代 昭和39年4月 『男でありたい』
四人組 宝石 昭和39年5月
サラリーマンの大将 週刊漫画TIMES 昭和39年6月20日- 10月31日 『サラリーマンの大将』
昭和三十九年七月 漫画読本 昭和39年7月
紅色灯 漫画文芸 昭和39年7月
男でありたい 別冊文藝春秋 昭和39年7月 『男でありたい』
六人目の女 別冊小説新潮 昭和39年7月
酒乱 PL青年 昭和39年8月
うごめく五千円札 週刊現代 昭和39年8月6日
狙う狙われる オール読物 昭和39年10月
小住宅区域 漫画文芸 昭和39年11月
熱海の男 小説現代 昭和39年12月 『男でありたい』
微笑師六段事件 推理ストーリー 昭和39年12月
元旦開幕 オール読物 昭和40年1月 『非行社員絵巻』
生存者一名 別冊文藝春秋 昭和40年1月
鬼はうち オール読物 昭和40年2月 『非行社員絵巻』
暗い窓の女 増刊小説クラブ    昭和40年2月
ひなの夜 オール読物 昭和40年3月 『非行社員絵巻』
人妻人形 小説現代 昭和40年3月 『五泊六日』
傾城の夢 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年3月16日 『かわいい狼』
一年経った…… ヤングレディ 昭和40年3月22日 『男でありたい』
花見花見 オール読物 昭和40年4月 『非行社員絵巻』
第二の男性 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年4月6日 『かわいい狼』
どうぞ! 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年4月20日 『かわいい狼』
N号作戦 オール読物 昭和40年5月 『非行社員絵巻』
男の未亡人 小説新潮 昭和40年5月 『男でありたい』
上海に死す 推理ストーリー 昭和40年5月
先生 労働文化 昭和40年5月
珍しい花 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年5月4日 『かわいい狼』
狼青年 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年5月18日 『かわいい狼』
「……」 オール読物 昭和40年6月 『非行社員絵巻』
二度目の初恋 小説現代 昭和40年6月 『五泊六日』
笑い声 労働文化 昭和40年6月
L氏の視線 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年6月1日 『かわいい狼』
タイヘンな女 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年6月15日 『かわいい狼』
多忙社員 オール読物 昭和40年7月 『非行社員絵巻』
二年後再診 別冊文藝春秋 昭和40年7月
クラリネット 労働文化 昭和40年7月
充血と発熱 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年7月6日 『かわいい狼』
誕生日 週刊サンケイ 昭和40年7月19日 『お遊びの時間』
色餓鬼 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年7月20日 『かわいい狼』
男性対男性 アサヒ芸能 昭和40年7月4日―11月14日 『男性対男性』
チャンス 小説新潮 昭和40年8月 『男でありたい』
アナタン オール読物 昭和40年8月 『非行社員絵巻』
金庫を狙え 労働文化 昭和40年8月
失火計画 新刊ニュース 昭和40年8月1日
ジュニア・N君 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年8月3日 『かわいい狼』
七月のスリル 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年8月17日 『かわいい狼』
らっきょの涙 小説現代 昭和40年9月 『五泊六日』
月明悲歌 オール読物 昭和40年9月 『非行社員絵巻』
片隅の男 別冊小説新潮 昭和40年9月 『五泊六日』
乳房が笑う 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年9月7日 『かわいい狼』
天使遊び 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年9月21日 『かわいい狼』
ソコツ人 オール読物 昭和40年10月 『非行社員絵巻』
突然のプレゼント 漫画読本 昭和40年10月
体操派 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年10月5日 『かわいい狼』
恋を知る 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年10月19日 『かわいい狼』
清潔城主 オール読物 昭和40年11月 『非行社員絵巻』
潮よ潮よ 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年11月2日 『かわいい狼』
間奏曲 樹下の章 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年11月16日 『かわいい狼』
涙の太陽 オール読物 昭和40年12月 『非行社員絵巻』
五泊六日 小説現代 昭和40年12月 『五泊六日』
男性が地球から姿を消した時 マドモアゼル 昭和40年12月
復讐の日 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年12月7日 『かわいい狼』
連れてって! 別冊週刊漫画TIMES 昭和40年12月21日 『かわいい狼』
小雪は踊る 推理ストーリー 昭和41年1月
夜と夕方 別冊小説新潮 昭和41年1月 『夜と夕方』
ずばれサラリーマン(連) 週刊大衆 昭和41年1月6日-6月9日 『ずばれサラリーマン』
あるBGの墜落 週刊現代 昭和41年1月1日
マイ・ダーリン 報知新聞 昭和41年1月5日
映像を盗まれた女 週刊女性 昭和41年1月15日
猿になれ オール読物 昭和41年2月 『男でありたい』
熱海麻雀大会 昭和41年2月 『お遊びの時間』
西の河原 主婦と生活 昭和41年2月 『お遊びの時間』
いいひと 小説新潮 昭和41年4月
望楼の秋 別冊文藝春秋 昭和41年4月
赤線復活す 話の特集 昭和41年5月
人生だなあ スポーツニッポン 昭和41年5月25日- 9月15日 『人生だなあ』
ミスター・ドロの大失敗 女性明星 昭和41年6月
<夫婦は道連れ>罪びとの夜 主婦と生活 昭和41年6月 『お遊びの時間』
われらが井伊太郎抄伝 漫画読本 昭和41年6月 『サラリーマン紳士録』
オンリーの恋唄 オール読物 昭和41年7月
<夫婦は道連れ>妻の影絵 主婦と生活 昭和41年7月 『お遊びの時間』
黒い衣装 小説新潮 昭和41年8月
<夫婦は道連れ>お遊びの時間 主婦と生活 昭和41年8月 『お遊びの時間』
大自然の下で 労働文化 昭和41年8月
未婚の初夜 女性セブン 昭和41年8月3日- 8月24日 『微笑時間』
悲劇的な一瞬 女性自身 昭和41年8月22日
<夫婦は道連れ>蒼い部屋 主婦と生活 昭和41年9月 『お遊びの時間』
欲望海岸 女性セブン 昭和41年9月1日- 9月28日 『微笑時間』
<夫婦は道連れ>一対三 主婦と生活 昭和41年10月 『お遊びの時間』
妻の証言 週刊新潮 昭和41年10月1日 『お遊びの時間』
嫉妬の花びら 女性セブン 昭和41年10月5日- 10月26日 『微笑時間』
Today 推理ストーリー 昭和41年11月
<夫婦は道連れ>竹をいだく 主婦と生活 昭和41年11月 『お遊びの時間』
羞恥の丘 女性セブン 昭和41年11月2日- 11月23日 『微笑時間』
肌も夕焼け 女性セブン 昭和41年11月30日- 12月21日 『微笑時間』
<夫婦は道連れ>夫の沈黙 主婦と生活 昭和41年12月 『お遊びの時間』
カモ 新刊ニュース 昭和41年12月1日
高い授業料 平凡パンチ 昭和41年12月12日
山下君と課長 日本経済新聞 昭和42年1月8日 『部下は十二人』
課長補佐の心境 日本経済新聞 昭和42年1月15日 『部下は十二人』
いやな有永 日本経済新聞 昭和42年1月22日 『部下は十二人』
ふわふわ 日本経済新聞 昭和42年1月29日 『部下は十二人』
サラリーマン紳士録(連) 小説新潮 昭和42年2月- 12月 『サラリーマン紳士録』
アケガタの男 小説現代 昭和42年2月
高価なリンゴ オール読物 昭和42年2月
大人吉岡 日本経済新聞 昭和42年2月5日 『部下は十二人』
早春婚約旅行 女性セブン 昭和42年2月8日 『夜と夕方』
タマヨの場合 日本経済新聞 昭和42年2月12日 『部下は十二人』
係長の勇み足 日本経済新聞 昭和42年2月19日 『部下は十二人』
春の夜 日本経済新聞 昭和42年3月5日 『部下は十二人』
しっかりしろ、田原! 日本経済新聞 昭和42年3月12日 『部下は十二人』
犬飼課長自身 日本経済新聞 昭和42年3月19日 『部下は十二人』
花だより 日本経済新聞 昭和42年3月26日 『部下は十二人』
帆柱の折れた船 週刊現代 昭和42年3月30日 『夜と夕方』
遺書 別冊宝石 昭和42年4月
サンプラン 別冊小説新潮 昭和42年4月
新型車輌 小説現代 昭和42年4月
中と外 日本経済新聞 昭和42年4月2日 『部下は十二人』
シワヨセだなあ 日本経済新聞 昭和42年4月9日 『部下は十二人』
トトカルチョ 日本経済新聞 昭和42年4月16日 『部下は十二人』
週五日制是非 日本経済新聞 昭和42年4月23日 『部下は十二人』
虚実問答 日本経済新聞 昭和42年4月30日 『部下は十二人』
夫、危ない オール読物 昭和42年5月 『夜と夕方』
母の味 労働文化 昭和42年5月
怪獣「カレ」 日本経済新聞 昭和42年5月7日 『部下は十二人』
糖衣錠 日本経済新聞 昭和42年5月14日 『部下は十二人』
奪わないで! 女性自身 昭和42年5月15日
再び週五日制是非 日本経済新聞 昭和42年5月21日 『部下は十二人』
残業の夜 日本経済新聞 昭和42年5月28日 『部下は十二人』
社長との対話 日本経済新聞 昭和42年6月4日 『部下は十二人』
怪獣「カノジョ」 日本経済新聞 昭和42年6月11日 『部下は十二人』
前夜祭 日本経済新聞 昭和42年6月18日 『部下は十二人』
出港 日本経済新聞 昭和42年6月25日 『部下は十二人』
隔年謝肉祭 別冊小説新潮 昭和42年7月 『夜と夕方』
女の匂い 週刊サンケイ 昭和42年7月31日 『夜と夕方』
おれの血の色 小説現代 昭和42年8月
顔写真 別冊小説宝石 昭和42年9月
訪問者 勝利 昭和42年9月
ホクロ儀式 オール読物 昭和42年10月
まぼろしの蛇 別冊小説現代 昭和42年10月
あわれ散りぬ 漫画読本 昭和42年11月
十二枚の画 プレイボーイ 昭和42年11月28日
きれいに咲いて 別冊小説現代 昭和43年1月 『なにかが起りそう…… 』
98,660円 別冊小説新潮 昭和43年1月
わらう 女性自身 昭和43年1月22日
初夜のふたり ニュース特報 昭和43年2月28日
拐帯逃亡 小説現代 昭和43年3月
<ステテコ紳士>ステテコの女 週刊文春 昭和43年3月25日
<ステテコ紳士>ドキリ大会 週刊文春 昭和43年4月1日
<ステテコ紳士>ノゾキの楽しみ 週刊文春 昭和43年4月8日
<ステテコ紳士>社内結婚について 週刊文春 昭和43年4月15日
<ステテコ紳士>「飛行船」の思い出 週刊文春 昭和43年4月22日
<ステテコ紳士>「逆ガモ」ブルース 週刊文春 昭和43年4月29日
<ステテコ紳士>まず童貞を捨てよ 週刊文春 昭和43年5月6日
犯された男 オール読物 昭和43年6月
別冊小説現代 昭和43年7月
鉛色の虹 プレイボーイCUSTOM 昭和43年7月
Zが私を殺した 女性自身 昭和43年8月19日
怒りに似て 小説現代 昭和43年9月
爬虫類の時間 小説宝石 昭和43年9月
雨がやむまで 推理界 昭和43年9月
<おかえりなさい>幸福のにおい 神戸新聞 昭和43年9月1日
夏から夏 週刊サンケイ 昭和43年9月2日
<おかえりなさい>ヤドヤ 神戸新聞 昭和43年9月8日
<おかえりなさい>テレビと縁日 神戸新聞 昭和43年9月15日
<おかえりなさい>趣味は? 神戸新聞 昭和43年9月22日
<おかえりなさい>置き物 神戸新聞 昭和43年9月29日
午後の加害者 小説現代 昭和43年10月
裏切りの詩 別冊小説現代 昭和43年10月
斜面の雨 小説エース 昭和43年10月
<おかえりなさい>ごちそうさま 神戸新聞 昭和43年10月6日
<おかえりなさい>秋の盆踊り 神戸新聞 昭和43年10月13日
<おかえりなさい>月が明るい 神戸新聞 昭和43年10月20日
<おかえりなさい>平和 神戸新聞 昭和43年10月27日
女人荒廃 オール読物 昭和43年11月
こてんぱん 小説セブン 昭和43年12月
メキシコの蜃気楼 小説宝石 昭和43年12月
滅びゆく旅 問題小説 昭和43年12月
三索無頼 週刊大衆 昭和43年12月5日- 昭和44年1月2日
悲鳴のあとで 小説エース 昭和44年1月
写真「夫婦」 小説新潮 昭和44年1月 『あなたが好きです』
クンクンきらい 小説セブン 昭和44年2月
似ている 山形新聞 昭和44年2月23日
水の上 小説エース 昭和44年3月
房代の貞操帯 小説現代 昭和44年3月 『なにかが起りそう…… 』
白い足 週刊新潮 昭和44年3月29日
東大丸難船す 小説宝石 昭和44年4月
無伴奏 推理界 昭和44年4月
冷酷な春 小説セブン 昭和44年5月
颯爽 北海道新聞 昭和45年5月6日- 昭和45年3月19日 『颯爽 』
小さな窓 読物専科 昭和44年6月
白い船と彼女たち 小説エース 昭和44年6月
百済内蔵 話の特集 昭和44年6月
なにかが起りそう 何かが起りそう カラー小説 昭和44年7月 『なにかが起りそう…… 』
飛行船去りゆく 小説新潮 昭和44年7月
父親の夜 小説現代 昭和44年7月
遺書の謎 女性自身 昭和44年7月12日
青春の椅子 小説セブン 昭和44年8月
失脚の罠 小説現代 昭和44年9月
五枚目の白板 小説宝石 昭和44年9月
ふらふら オール読物 昭和44年9月 『あなたが好きです』
ドラマチックな一日 小説エース 昭和44年9月 『あなたが好きです』
岩倉さん 別冊小説新潮 昭和44年10月
雀豪還る カラー小説 昭和44年10月
受胎 山形新聞 昭和44年10月26日
下り電車に乗ろう 小説セブン 昭和44年11月 『なにかが起りそう…… 』
プロ 漫画読本 昭和44年11月
椅子の伝説 小説エース 昭和44年12月 『なにかが起りそう…… 』
独身夫婦 小説現代 昭和45年2月 『あなたが好きです』
奇妙な体験 小説新潮 昭和45年2月
社長室 小説セブン 昭和45年2月 『なにかが起りそう…… 』
あいつ 推理界 昭和45年4月
万引きうけます 小説宝石 昭和45年5月
神さまと大きなお尻 小説現代 昭和45年5月 『四十九歳大全集』
イーグル亭の黒いバラ オール読物 昭和45年5月
遊園地夜景 小説セブン 昭和45年6月
わが住む町 話の特集 昭和45年6月
眼にはメガネを 別冊小説新潮 昭和45年7月
きゃあ、黒猫ちゃん pocketパンチOH! 昭和45年8月 『若き紳士と女たち』
毒ノ湯 漫画読本 昭和45年8月
海へ行ったよ pocketパンチOH! 昭和45年9月 『若き紳士と女たち』
レンアイありません pocketパンチOH! 昭和45年10月 『若き紳士と女たち』
屋上の男 小説セブン 昭和45年10月
痴女時代 オール読物 昭和45年11月 『なにかが起りそう…… 』
銀座大通り pocketパンチOH! 昭和45年11月 『若き紳士と女たち』
新調の服を着たんだ pocketパンチOH! 昭和45年12月 『若き紳士と女たち』
四十九歳大全集 小説現代 昭和45年12月 『四十九歳大全集』
哀しい妻 婦人倶楽部 昭和45年12月
ルージュの文字 山形新聞 昭和45年12月13日
夫として 小説サンデー毎日 昭和46年1月
何処へ行こうか 問題小説 昭和46年1月 『あなたが好きです』
汝に私を与える pocketパンチOH! 昭和46年1月 『若き紳士と女たち』
大邸宅 推理 昭和46年2月
初日の出とアクビ人夫人 pocketパンチOH! 昭和46年2月 『若き紳士と女たち』
町の旗 マントップ 昭和46年2月
人妻と風呂敷 小説現代 昭和46年3月 『四十九歳大全集』
ぐらぐら物語 オール読物 昭和46年3月
古い西洋館と潮風と pocketパンチOH! 昭和46年3月 『若き紳士と女たち』
ゴム紐えれじい 小説現代 昭和46年4月 『四十九歳大全集』
見合いとはなんだ! pocketパンチOH! 昭和46年4月 『若き紳士と女たち』
小さな村1(旅人) 小さな村 推理 昭和46年5月 『初夏の雪』
ホット・エリザベス pocketパンチOH! 昭和46年5月 『若き紳士と女たち』
ビンボーニン物語 pocketパンチOH! 昭和46年6月 『若き紳士と女たち』
おれをつねってくれ pocketパンチOH! 昭和46年7月 『若き紳士と女たち』
墜ちた男 小説サンデー毎日 昭和46年7月
百万長者物語 オール読物 昭和46年7月
感傷的な女 別冊小説現代 昭和46年7月 『四十九歳大全集』
小さな村2(初夏) 村の初夏 推理 昭和46年8月 『初夏の雪』
キクと菜の花 小説現代 昭和46年8月 『四十九歳大全集』
出雲のみどり pocketパンチOH! 昭和46年8月 『若き紳士と女たち』
<バージン・ナウ>雪子・帽子がよく似合う pocketパンチOH! 昭和46年9月
<バージン・ナウ>雪子とピアノ弾き pocketパンチOH! 昭和46年10月
<バージン・ナウ>雪子・花嫁のように pocketパンチOH! 昭和46年11月
四十九歳哀愁大全集 小説現代 昭和46年11月 『四十九歳大全集』
社長と私 オール読物 昭和46年12月 『あなたが好きです』
<バージン・ナウ>雪子のリハーサル pocketパンチOH! 昭和46年12月
『一夜の過ち』の男 別冊週刊大衆 昭和46年12月 『なにかが起りそう…… 』
テロップ 資生堂ホールセーラー 昭和47年1月
小鶴の目くばせ 小説現代 昭和47年1月
<バージン・ナウ>雪子と暗い海 pocketパンチOH! 昭和47年1月
結婚はすばらしい 別冊土曜漫画 昭和47年1月-2月4日
白と黒 資生堂ホールセーラー 昭和47年2月
<バージン・ナウ>雪子と自転車 pocketパンチOH! 昭和47年2月
菊乃とゆきだし雷 小説現代 昭和47年2月
マドモアゼルM 山形新聞 昭和47年2月6日
早春美女 週刊サンケイ 昭和47年2月18日 『あなたが好きです』
もう逃げない 小説サンデー毎日 昭和47年3月
パステルの雲 資生堂ホールセーラー 昭和47年3月
<バージン・ナウ>雪子と蛸 pocketパンチOH! 昭和47年3月
オトコ独身 北国新聞 昭和47年3月26日―10月24日 『オトコ独身』
小ぎんと野試合 小説現代 昭和47年4月
お獅子が怖い オール読物 昭和47年4月 『あなたが好きです』
土曜の夜 資生堂ホールセーラー 昭和47年4月
<バージン・ナウ>雪子とクロやん pocketパンチOH! 昭和47年4月
<バージン・ナウ>雪子と子守唄 pocketパンチOH! 昭和47年5月
小ふじとあこや貝 小説現代 昭和47年5月
<バージン・ナウ>雪子と菊子と葉山 pocketパンチOH! 昭和47年6月
係長晩春 週刊小説 昭和47年6月16日
五十一の夏がくる オール読物 昭和47年7月 『あなたが好きです』
桃千代桃の里 小説現代 昭和47年7月
<バージン・ナウ>雪子とBFの男 pocketパンチOH! 昭和47年7月
<バージン・ナウ>雪子・あじさいがよく似合う pocketパンチOH! 昭和47年8月
女たらし 別冊週刊大衆 昭和47年8月
小染の合わせ鏡 小説現代 昭和47年9月
たらたらしずく石 別冊小説現代 昭和47年9月
あなたが好きです 小説サンデー毎日 昭和47年10月 『あなたが好きです』
五十一の秋の空 オール読物 昭和47年11月
小花の八景 小説現代 昭和47年12月
一夜あけて 北国新聞(夕刊) 昭和47年12月16日
五分前 小説推理 昭和48年3月 『初夏の雪』
昭和前期猥雑抄 オール読物 昭和48年4月
夢の達人 小説推理 昭和48年5月 『初夏の雪』
中年再純潔派 小説現代 昭和48年6月
小公園の少女 小説クラブ 昭和48年7月 『酔っぱらいの子守唄』
殺人鬼 小説推理 昭和48年7月 『初夏の雪』
いたずら書き オール読物 昭和48年8月
雪は消えなかった 一週間 小説クラブ 昭和48年8月 『酔っぱらいの子守唄』
風車とかざぐるま 別冊小説現代 昭和48年9月
中年酔々派 小説現代 昭和48年9月
目撃者 小説推理 昭和48年9月 『初夏の雪』
芸者上京 小説クラブ 昭和48年9月 『酔っぱらいの子守唄』
<四つの愛のゆくえ>愛は減って行くのか non no 昭和48年9月5日
<四つの愛のゆくえ>雨の降る日から non no 昭和48年9月20日
社長のアイドル 小説クラブ 昭和48年10月 『酔っぱらいの子守唄』
<四つの愛のゆくえ>一見新婚風 non no 昭和48年10月5日
<四つの愛のゆくえ>マンションにて non no 昭和48年10月20日
小説推理 昭和48年11月 『初夏の雪』
これぞ運命 別冊小説現代 昭和48年11月 『あなたが好きです』
ほんとうの孤独 小説クラブ 昭和48年11月 『酔っぱらいの子守唄』
京子の生活 小説新潮 昭和49年1月
単身寮の夜 オール読物 昭和49年1月
五十二才の男 小説クラブ 昭和49年1月 『酔っぱらいの子守唄』
欲望のない男 小説推理 昭和49年3月 『初夏の雪』
寮に来た女 小説クラブ 昭和49年4月 『酔っぱらいの子守唄』
恋人よりもお嫁さん 小説クラブ 昭和49年5月 『酔っぱらいの子守唄』
遥かなる彼方 小説推理 昭和49年5月 『初夏の雪』
背中の言葉 小説クラブ 昭和49年6月 『酔っぱらいの子守唄』
鬼が来る オール読物 昭和49年6月
初夏の雪 小説推理 昭和49年7月 『初夏の雪』
酔っぱらいの子守唄 小説クラブ 昭和49年7月 『酔っぱらいの子守唄』
妖精に似て 小説クラブ 昭和49年8月 『酔っぱらいの子守唄』
再会のエレン 小説クラブ 昭和49年9月 『酔っぱらいの子守唄』
夏の終わり 小説クラブ 昭和49年10月 『酔っぱらいの子守唄』
中年的欲望論 別冊小説現代 昭和49年10月
残り時間 小説推理 昭和49年10月
幸運の葉 家の光 昭和49年11月
ハンドバッグ 小説推理 昭和49年12月
『絶対』物語 小説クラブ 昭和49年12月 『酔っぱらいの子守唄』
まさかあなたが 問題小説 昭和50年2月
塔の下には 増刊小説クラブ 昭和50年2月
逆幸福 小説推理 昭和50年3月
五十四歳晩春 オール読物 昭和50年7月
中年有閑族 別冊小説現代 昭和50年7月
旅の終わり 小説クラブ 昭和50年7月
あと二百日 別冊小説クラブ 昭和50年7月
桃はももいろ デイリースポーツ 昭和50年8月1日‐ 昭和51年3月31日 『桃はももいろ』
犬の夕焼け 小説推理 昭和50年10月
なまぐさいひと 週刊新潮 昭和50年10月2日
匂いのする夜 小説クラブ 昭和50年12月
草の上草の下 週刊小説 昭和50年12月19日
近所のカルメン 別冊小説現代 昭和51年1月
満たす 週刊文春 昭和51年2月26日
疑いのとき 別冊小説クラブ 昭和51年3月
冬眠旅 小説推理 昭和51年3月
専務夫人 週刊小説 昭和51年3月12日
狩りのあとに眠れ 別冊pocketパンチ 昭和51年4月
海藻水族館 週刊小説 昭和51年5月17日
真犯人 小説推理 昭和51年6月
大正十年生まれ オール読物 昭和51年9月
体温のささやき 月刊小説 昭和51年9月
猫に似て 小説推理 昭和51年10月
私鉄駅前ホテル 週刊小説 昭和51年11月15日
夕ぐれ扉をたたくとき Punch Oh! 昭和51年12月
土鈴かすかに オール読物 昭和52年1月
折返点通過 小説現代 昭和52年1月
ばからしき歳月 月刊小説 昭和52年1月
初夢大全集 小説推理 昭和52年2月
消える 小説クラブ 昭和52年3月
小説推理 昭和52年6月
適当なる定年 オール読物 昭和52年7月
ダメではない 週刊小説 昭和52年7月1日
小説推理 昭和52年9月
洞穴 月刊小説 昭和52年10月
週刊小説 昭和52年10月28日
秋がくると 家の光 昭和52年11月
羽根 小説推理 昭和53年2月
抱かない 週刊小説 昭和53年2月10日
標的 月刊小説 昭和53年3月
あのひと 小説推理 昭和53年5月
夕焼けの罪 週刊小説 昭和53年6月9日
厄年です オール読物 昭和53年8月
もう絶望的 週刊小説 昭和53年8月4日
秋の街角 週刊小説 昭和53年10月13日
エピソード・死ぬ 小説推理 昭和53年12月
気楽な男 週刊小説 昭和54年2月2日
シンちゃんのバカ 増刊週刊小説 昭和54年2月8日
不確実・性の時代 オール読物 昭和54年3月
神さまと夕焼け 日刊新愛媛 昭和54年3月28日-11月5日 『神さまと夕焼け』
荒物屋の若妻 週刊小説 昭和54年4月27日
土とスコップ オール読物 昭和54年5月 『銀と青銅の差』(文)
ろくでなしふたり 週刊小説 昭和54年8月31日
彼女・愛してた…… 小説現代 昭和54年12月
山麓 小説推理 昭和54年12月
あれから二十年 週刊小説 昭和54年12月7日
家の光 昭和55年2月
夜年波 増刊週刊小説 昭和55年2月14日
冬です オール読物 昭和55年3月
娼婦京子 週刊小説 昭和55年4月18日
支離滅裂なり 小説現代 昭和55年5月
小説推理 昭和55年5月
昼さがりに 週刊小説 昭和55年7月25日
小説推理 昭和55年10月
女の晩秋 週刊小説 昭和55年10月3日
おいしい女 オール読物 昭和55年11月
もうすぐ夜 小説現代 昭和55年12月
妻帯者 週刊小説 昭和55年12月12日
単身赴任 増刊小説春秋 昭和56年1月
ふたり 素敵な女性 昭和56年2月
小説推理 昭和56年3月
ユリの花 週刊小説 昭和56年4月24日
死んでから 信濃毎日新聞 昭和56年5月23日
海猫の春 小説現代 昭和56年6月
小説推理 昭和56年7月
芯に響いた? 小説現代 昭和56年8月
メリーゴーラウンド 小説春秋 昭和56年9月
娼婦と劇団 小説現代 昭和57年5月
小説推理 昭和57年8月
死神 オール読物 昭和58年5月 『銀と青銅の差』(文)
拝見の男 小説現代 昭和58年5月
小説推理 昭和58年5月
オール読物 昭和58年10月 『銀と青銅の差』(文)
小説推理 昭和59年1月
3分間300円 別冊小説現代 昭和59年4月
小説推理 昭和59年8月
小説推理 昭和60年2月
小説推理 昭和60年8月
小説推理 昭和61年8月
小説推理 昭和62年8月
小説推理 昭和63年8月
春風 初出不明 『プロムナード・タイム』
春の欠点 初出不明 『プロムナード・タイム』
鉄塔の上の男 初出不明 『プロムナード・タイム』
低気圧 初出不明 『プロムナード・タイム』
妻は魔術師 初出不明 『プロムナード・タイム』
肥後守 初出不明 『プロムナード・タイム』
前進せよ 初出不明 『夜と夕方』
社長落涙 初出不明 『お遊びの時間』
飛行社員 初出不明 『非行社員絵巻』
星有情 初出不明 『部下は十二人』
山楽部 初出不明 『部下は十二人』
夏休み 初出不明 『部下は十二人』
太陽の下で 初出不明 『部下は十二人』
秋がきた 初出不明 『部下は十二人』
日本人・益木 初出不明 『部下は十二人』
みんな仲間 初出不明 『部下は十二人』

 このリストを作成していて感じた点を、まずまとめておこう。
 ・(特にミステリにおいて、)短めの長編が多い。従って、「長編」と「短編」の明確な線引きが難しい。(従って、リスト中では、長編を特に区別していない)。
 ・連作が多いが、その掲載期間と著書との関係が不明確。(例えば『部下は十二人』は、このタイトルで連載されたものよりも、同題の本に収録された作品がはるかに多い)
 ・連作時のタイトルが、本になった場合に変わることも多い。(赤いレース≠ェ『紅いレース』となったのはともかく、コールガールの手記≠ェ『かわいい狼』に25歳とはなんだ≠ェ『若き紳士と女たち』に、東京挿話≠ェ『酔っぱらいの子守唄』になっているのは、さすがに戸惑ってしまった。一方、夫婦は道連れ≠ヘ他の作品も含めて『お遊びの時間』という形で本になったため、シリーズ名は消えてしまった)

 そんな訳で、特に連作の表記方法に迷ったが、初出内容が特定できたものは、個々の形にバラした上で、その連作がそのまま一冊の本になった場合は、当初の連作名をはずしたが、そうでない(連作が本の一部だったり、本になっていなかったり)場合は、タイトルの前に< >の形で連作名を残す、という形にしてみた。他により良い方法があるかも知れないし、むしろわかりにくくなってしまった気もするが、まず書誌リストをより完成したものにする――ということが主目的であるので、今回はご容赦いただきたい。
 ただ、《小説現代》の昭和41年1月-12月に連載された「ラッシュアワー30分」は、連作ではなくエッセイと判断し、リストからははずした(樹下のショートショートは、エッセイ的な雰囲気のものもあるため、厳密な識別も難しいのだが)。

 で、リストにまとめて感じたのが―― “単行本未収録作品が多過ぎ!” ということだろうか。
 当初の非ミステリに力点が移ったのは、やはり昭和39年頃――となりそうだが、この頃はまだミステリもそれなりに書いていたようだ。それらが本にまとまっていないのは、タイミング上仕方ないのかも知れないが、それ以降、非ミステリ中心になってから、もう少し本になっていると思っていたのだ。特に昭和50年代は、ほぼ全滅である! サラリーマン小説は、この頃には需要が減っていたのだろうか? ちょっと哀しくなってしまった。
 なお、昭和60年前後に《小説推理》に掲載されたもの(一文字タイトルのものなど)は、ショートショートである。実際、『プロムナード・タイム』以降も、樹下にはショートショート作品が相当数あるのだが、それらも、当然ながら、単行本になっていない。時代が違っていたら、これなどもすぐ一冊にしてもらえたろうに――と思ったのは私だけだろうか。そうして見ると、文庫本オリジナルの短編集が相当数ある笹沢左保などは幸せだったのだな、と改めて思った。

ジュヴナイル

タイトル初出雑誌名初出年月日備考
ひみつのせっけい図 たのしい四年生 昭和35年4月
墓場の気ちがい 中学一年コース 昭和35年10月
ほえる男 少年クラブ 昭和36年1月-8月
雑草の中にいた男 中学生の友 昭和36年9月
あのときあの人は 美しい十代 昭和40年2月
落ちていた数字 小説ジュニア 昭和41年8月
父親との日々 高三コース 昭和42年11月
ビンボーばんざい 小説ジュニア 昭和43年1月
特別な猫「ズドン」 小説ジュニア 昭和43年3月
マメシボリを探せ ジュニアライフ 昭和43年4月
走れモタ! 小説ジュニア 昭和43年9月
山地よ、死ぬな 高三コース 昭和44年3月
ノンキおじさん頑張って! ジュニア文芸 昭和52年10月

 『朝を待とう』に収録された作品も、初出を見ればいずれもジュヴナイルに分類するべきかと思われるが、一般向けとして刊行されているので、ここでも一般向けの方に掲載している。《美しい十代》が両方に出て来ることになり、紛らわしい形になるが、ご理解いただきたい。
 同様に、「父親との日々」なども、一般向けとするべきかも知れないが、初出誌を優先し、ここではここに入れておく。


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戸田和光