戸田和光 編
今回の思いつきは、チラチラといろいろな作家を確認していて、一連の調査を進める中、この作家がちょっと変わった特徴を持っているような印象を受けたため、その検証をしてみようか、と思ったものである。
大した特徴ではないが、長編での姿と、短編集での姿が、ちょっとだけ違っているような気がしたのだ。その中身については、順番に触れていきたい。
といいながら、例によって、私はこの作家を系統的に調べた訳ではない。例によって、あちこちの資料を継ぎ接ぎして、まとめた資料であることをお断りしておく。特に、初期短篇については、全く調べられていないことをお詫びしておきたい。
書名 | 改題 | 区分 | 形態 | 出版社 | 出版年月 | 備考 |
走行超過 | 短編 | 単行本 | 蝸牛社 | 1980年12月 | ||
北アルプス冬山殺人事件 | 風葬連峰 | 長編 | 新書 | 読売新聞社 | 1984年12月 | |
南アルプス光ファイバー殺人事件 | 南アルプス殺人事件 | 長編 | 新書 | 読売新聞社 | 1985年3月 | |
遭難遺体の告発 | 死紋山脈。 | 短編 | 新書 | 読売新聞社 | 1985年6月 | 「謀殺の鹿島槍」 |
奇妙な依頼人 | 短編 | 新書 | 青樹社 | 1985年10月 | ||
中央アルプス空木岳殺人事件 | 長編 | 新書 | 読売新聞社 | 1986年4月 | ||
白い地獄 | 飢餓連峰 | 長編 | 新書 | サンケイ出版 | 1986年6月 | |
陰画の構図 | 復讐の狂炎 | 短編 | 新書 | 広済堂出版 | 1986年7月 | |
ヒッピー探偵 | 佐渡・上高地殺人ライン | 短編 | 文庫 | 桃園書房 | 1986年9月 | |
上高地殺人事件 | 長編 | 新書 | 角川書店 | 1986年10月 | ||
冷血の弾道 | 殺意の氷壁 | 短編 | 新書 | 有楽出版社 | 1986年11月 | |
偽装バンカー | 長編 | 新書 | サンケイ出版 | 1986年12月 | ||
霧の常念岳殺人事件 | 長編 | 新書 | 角川書店 | 1987年1月 | ||
八方尾根遭難事件 | 殺意の雪宴、八方尾根遭難事件 | 長編 | 新書 | 角川書店 | 1987年3月 | |
黒部峡谷殺人事件 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1987年5月 | ||
八ケ岳山麓殺人事件 | 長編 | 新書 | 角川書店 | 1987年9月 | ||
仙丈岳殺人事件 | 長編 | 新書 | 桃園書房 | 1987年11月 | ||
殺人山脈 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1988年1月 | ||
アルプス冬物語 | 短編 | 文庫 | 角川書店 | 1988年1月 | ||
岳人隊 イエローリボン | 長編 | 文庫 | 角川書店 | 1988年4月 | ||
尾瀬殺人湿原 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1988年5月 | ||
縞枯山殺人事件 | 北八ケ岳縞枯山殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1988年5月 | |
飛騨泣き殺人事件 | 飛騨岩稜殺人事件、北アルプス飛騨泣き殺人事件。 | 長編 | 新書 | 立風書房 | 1988年9月 | |
背徳の午後 | 背徳の山嶺 | 長編 | 文庫 | 角川書店 | 1988年11月 | |
密殺連峰 | 鹿島槍ケ岳殺人事件 | 長編 | 新書 | 角川書店 | 1989年1月 | |
雪渓下の密室 | 九月の渓で(桃園書房版) | 短編 | 文庫 | 光文社 | 1989年3月 | |
怨殺白馬岳 | 北アルプス白馬岳の殺人。北アルプス白馬岳殺人連鎖 | 長編 | 新書 | 桃園書房 | 1989年4月 | |
木曽御岳殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1989年5月 | ||
殺人氷壁 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1989年6月 | ||
大雪山殺人事件 | 長編 | 新書 | 広済堂出版 | 1989年3月 | ||
穂高殺人連峰 | 長編 | 新書 | 立風書房 | 1989年7月 | ||
梓川清流の殺意 | 信濃梓川清流の殺意 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 1990年1月 | |
八甲田山死の誘い | 長編 | 新書 | 広済堂出版 | 1990年3月 | ||
八ヶ岳石の血痕 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1990年4月 | ||
中央アルプス殺人事件 | 長編 | 新書 | 大陸書房 | 1990年6月 | ||
槍ケ岳白い凶器 | 長編 | 新書 | 立風書房 | 1990年7月 | ||
上高地発殺意の墓標 | 短編 | 新書 | 天山出版 | 1990年7月 | ||
冷血山地 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1990年9月 | ||
北上川殺人夜曲 | 北上川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 1990年10月 | |
谷川岳霧の殺意 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1990年12月 | ||
血の中の砂漠 | 長編 | 単行本 | 広済堂出版 | 1990年12月 | ||
白馬岳風雪の殺人 | 長編 | 新書 | 天山出版 | 1991年3月 | ||
鳥海山殺人渓谷 | 長編 | 新書 | 広済堂出版 | 1991年5月 | ||
石狩川殺人水系 | 石狩川殺人事件。石狩川北の殺意 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 1991年7月 | |
立山連峰殺人事件 | 長編 | 新書 | 立風書房 | 1991年7月 | ||
黒部殺人源流 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1991年8月 | ||
黒い岩壁 | 短編 | 新書 | 広済堂出版 | 1991年9月 | ||
屋久島殺人原始林 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1991年11月 | ||
月光の岩稜 | 蓼科高原殺人事件 | 短編 | 新書 | 大陸書房 | 1991年11月 | |
西穂高殺人事件 | 西穂高白銀の疑惑 | 長編 | 新書 | 大陸書房 | 1991年11月 | |
霧ケ峰殺人高原 | 長編 | 新書 | 天山出版 | 1992年3月 | ||
凍血樹林 | 長編 | 新書 | 双葉社 | 1992年4月 | ||
南信州殺人神楽 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1992年5月 | ||
出羽殺人三山 | 出羽三山殺人事件 | 長編 | 新書 | 広済堂出版 | 1992年7月 | |
死化粧山脈 | 短編 | 新書 | 立風書房 | 1992年7月 | ||
北アルプス冬の罠 | 短編 | 新書 | 天山出版 | 1992年7月 | ||
修羅の高峰 | 信州穂高婚礼の惨劇 | 短編 | 新書 | 桃園書房 | 1992年8月 | |
長良川美女の交錯 | 長良川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 1992年10月 | |
北岳殺意の岩壁 | 長編 | 新書 | 青樹社 | 1992年11月 | ||
霧多布殺人湿原 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1992年12月 | ||
奥入瀬殺人渓流 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1993年3月 | ||
爺ケ岳殺人事件 | 北アルプス爺ケ岳の惨劇 | 長編 | 新書 | 有楽出版社 | 1993年4月 | |
赤岳殺人暗流 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1993年5月 | ||
怨殺斜面 | 上高地岳沢怨殺斜面 | 長編 | 新書 | 双葉社 | 1993年6月 | |
殺人氷河 | 長編 | 新書 | 広済堂出版 | 1993年7月 | ||
針ノ木岳殺人事件 | 長編 | 新書 | 立風書房 | 1993年7月 | ||
多摩川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 1993年10月 | ||
血の雪崩 | 短編 | 新書 | 広済堂出版 | 1993年10月 | ||
白銀の暗黒 | 再編 | 新書 | コスミック出版 | 1993年11月 | ||
大雪・層雲峡殺人事件 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1993年12月 | ||
北海道雨竜殺人湿原 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1993年12月 | ||
穂高屏風岩 | 穂高屏風岩殺人事件。穂高殺意の連環 | 短編 | 新書 | 桃園書房 | 1994年1月 | |
アルプス殺人舞台 | 再編 | 新書 | 徳間書店 | 1994/4/1 | ||
信州・佐渡殺人鉱脈 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1994年5月 | ||
仮面の雪山 | 短編 | 新書 | 桃園書房 | 1994年11月 | ||
反逆の山 | 長編 | 新書 | 広済堂出版 | 1994年11月 | ||
安曇野殺人旅愁 一億二千万分ノ一の壁 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1994年12月 | ||
燕岳殺人の暦 | 長編 | 新書 | 日本文芸社 | 1994年12月 | ||
相克の断崖 | 上高地相克の断崖 | 長編 | 新書 | 有楽出版社 | 1995年1月 | |
隅田川赤い源流 | 隅田川殺意の源流 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 1995年3月 | |
白神山地殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1995年3月 | ||
煉獄の山 | 長編 | 単行本 | 双葉社 | 1995年7月 | ||
処女山行 | 短編 | 文庫 | 光文社 | 1995年8月 | ||
暗殺 | 暗殺連峰 | 長編 | 新書 | 広済堂出版 | 1995年8月 | |
星砂の島殺人事件 | 西表背徳の断崖 | 長編 | 文庫 | 徳間書店 | 1995年9月 | |
無明山脈 | 殺人連峰 | 長編 | 単行本 | 徳間書店 | 1995年10月 | |
知床羅臼岳殺人慕情 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1995年11月 | ||
アルプス殺人縦走 | 長編 | 新書 | 有楽出版社 | 1995年11月 | ||
虚線の山 | 短編 | 新書 | 桃園書房 | 1996年2月 | ||
一ノ俣殺人渓谷 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 1996年3月 | ||
白馬岳殺人事件 | 長編 | 新書 | 角川書店 | 1996年4月 | ||
霞沢岳狂炎の花びら | 霞沢岳殺人山行 | 長編 | 新書 | 広済堂出版 | 1996年4月 | |
松江・出雲密室殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1996年6月 | ||
殺人山行穂高岳 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1996年7月 | ||
信濃川殺人事件 | 信濃川連続殺人 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 1996年9月 | |
修羅の断崖 | 北安曇修羅の断崖。スーパーあずさ殺人車窓 | 長編 | 新書 | 有楽出版社 | 1996年10月 | |
地下山脈 | 長編 | 新書 | 桃園書房 | 1996年12月 | ||
百名山殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1997年1月 | ||
迷走山地 | 摩周湖殺人事件 | 長編 | 新書 | 角川書店 | 1997年1月 | |
殺人山行餓鬼岳 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1997年3月 | ||
千曲川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 1997年4月 | ||
信濃富士殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1997年6月 | ||
裏街山脈 | 長編 | 新書 | 廣済堂出版 | 1997年9月 | ||
八方尾根殺人事件 | 長編 | 新書 | 勁文社 | 1997年12月 | ||
穂高・駒ケ岳殺人回廊 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1997年12月 | ||
流転山脈 | 長編 | 新書 | 幻冬舎 | 1997年12月 | ||
爆裂火口 | 長編 | 新書 | 桃園書房 | 1998年2月 | ||
殺人山行剣岳 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1998年2月 | ||
四万十川殺人事件 | 四万十川殺意の水面 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 1998年4月 | |
葬送山脈 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 1998年5月 | ||
北アルプス殺人連峰 | 短編 | 新書 | 光文社 | 1998年6月 | ||
穂高吊り尾根殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1998年7月 | ||
夜叉の断崖 | 長編 | 新書 | 有楽出版社 | 1998年7月 | ||
砂の山稜 | 長編 | 新書 | 桃園書房 | 1998年12月 | ||
奥上高地殺人事件 | 長編 | 文庫 | 角川書店 | 1998年12月 | ||
絶叫山脈 | 長編 | 新書 | 廣済堂出版 | 1999年1月 | ||
安曇野・乗鞍殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1999年2月 | ||
筑後川殺人事件 | 筑後川日田往還の殺人 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 1999年4月 | |
風炎連峰 | 長編 | 新書 | 幻冬舎 | 1999年4月 | ||
殺人山行不帰ノ嶮 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1999年7月 | ||
立山雷鳥沢殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 1999年8月 | ||
穂高殺人ケルン | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 1999年10月 | ||
死神山脈 | 穂高-安曇野殺人縦走 死神山脈 | 長編 | 新書 | 桃園書房 | 1999年12月 | |
槍ヶ岳 幻の追跡 | 長編 | 新書 | 光文社 | 1999年12月 | ||
納沙布岬殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2000年2月 | ||
吉野山・常念岳殺人回廊 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2000年3月 | ||
札幌殺人夜曲 | 長編 | 新書 | 青樹社 | 2000年5月 | ||
崩壊山脈 | 長編 | 新書 | 勁文社 | 2000年7月 | ||
上高地・大雪殺人孤影 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2000年7月 | ||
尾瀬ヶ原殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2000年10月 | ||
殺人山行八ヶ岳 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2001年2月 | ||
屍たちの領域 信州・金沢・東京殺人ルート | 長編 | 新書 | 小学館 | 2001年4月 | ||
南紀潮岬殺人事件 | 紀伊半島潮岬殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2001年6月 | |
湿原に消えた女 | 短編 | 文庫 | 祥伝社 | 2001年6月 | ||
穂高雪山殺人迷路 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2001年7月 | ||
摩周湖黒衣の女 | 長編 | 新書 | 青樹社 | 2001年8月 | ||
蝶ヶ岳殺人事件 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2001年9月 | ||
殺人山行燕岳 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2002年3月 | ||
蔵王高原殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2002年3月 | ||
越前岬殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2002年6月 | ||
謀殺北穂高岳 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2002年8月 | ||
焼岳殺意の彷徨 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2003年2月 | ||
殺人山行恐山 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2003年5月 | ||
薩摩半島知覧殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2004年2月 | ||
信州春山殺人事件 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2004年5月 | ||
草津・白根殺人回廊 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2004年7月 | ||
稚内殺人旅情 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2004年12月 | ||
怪殺日光・戦場ヶ原 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2005年1月 | ||
最上川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2005年5月 | ||
奥能登幻の女 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2005年8月 | ||
怨殺西穂高独標 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2005年11月 | ||
奥飛騨・穂高殺人怪路 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2006年3月 | ||
天竜川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2006年5月 | ||
北アルプスから来た刑事 | 長編 | 新書 | 有楽出版社 | 2006年9月 | ||
玄界灘殺人海流 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2006年11月 | ||
松島・作並殺人回路 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2007年1月 | ||
倉敷・宮島殺人回廊 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2007年2月 | ||
立山アルペンルート 黒部川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2007年6月 | ||
伊勢・志摩殺人光景 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2007年8月 | ||
十和田・奥入瀬殺人回流 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2007年11月 | ||
天橋立殺人旅愁 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2008年2月 | ||
釧路川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2008年5月 | ||
雲仙・島原湯煙地獄 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2008年11月 | ||
信州安曇野殺意の追跡 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2008年12月 | ||
殺人鉱脈 石見銀山-秋芳洞250キロの怨嗟 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2009年2月 | ||
笛吹川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2009年5月 | ||
秋山郷殺人秘境 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2009年11月 | ||
山岳鉄道殺人連鎖 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2010年1月 | ||
北海道・神威岬の殺人 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2010年2月 | ||
九月の渓で | 再編 | 文庫 | 光文社 | 2010年4月 | ||
紀の川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2010年6月 | ||
遠山郷雲海の殺人 | 長編 | 文庫 | 徳間書店 | 2010年8月 | ||
瀬戸内・鞆の浦殺人航跡 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2010年11月 | ||
高尾山魔界の彷徨 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2011年1月 | ||
阿蘇・黒川温泉怪殺迷路 | 阿蘇・黒川温泉殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2011年3月 | |
京都保津川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2011年8月 | ||
神戸・六甲山殺人夜色 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2011年10月 | ||
富士五湖氷穴の殺人 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2011年12月 | ||
常念岳一ノ沢の死角 | 短編 | 文庫 | 光文社 | 2012年2月 | ||
箱根・芦ノ湖殺人特急 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2012年3月 | ||
京都・鴨川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2012年8月 | ||
平泉・早池峰殺人蛍 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2012年10月 | ||
長崎・有田殺人窯変 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2012年12月 | ||
八ケ岳野辺山の殺人 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2013年3月 | ||
日光鬼怒川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2013年7月 | ||
伊良湖岬殺人水道 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2013年10月 | ||
旭川・大雪白い殺人者 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2013年12月 | ||
京都・大和路殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2014年3月 | ||
神田川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2014年7月 | ||
三保ノ松原殺人事件 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2014年10月 | ||
姫路・城崎温泉殺人怪道 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2015年1月 | ||
京都・近江路殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2015年5月 | ||
金沢男川女川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2015年7月 | ||
道後温泉・石鎚山殺人事件 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2015年10月 | ||
函館殺人坂 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2016年1月 | ||
京都・高野路殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2016年5月 | ||
安芸広島水の都の殺人 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2016年7月 | ||
越後・八海山殺人事件 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2016年10月 | ||
遠州浜松殺人奏曲 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2017年1月 | ||
京都・舞鶴殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2017年9月 | ||
博多那珂川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2017年10月 | ||
松本・梓川殺人事件 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2018年2月 | ||
天城越え殺人事件 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2018年5月 | ||
松本-鹿児島殺人連鎖 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2018年9月 | ||
倉敷高梁川の殺意 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2018年11月 | ||
信州・善光寺殺人事件 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2019年3月 | ||
津軽龍飛崎殺人紀行 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2019年6月 | ||
黒白の起点 飛?高山殺意の交差 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2019年10月 | ||
木曽川哀しみの殺人連鎖 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2019年11月 | ||
小倉・関門海峡殺人事件 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2020年4月 | ||
男鹿半島北緯40度の殺人 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2020年6月 | ||
信州・諏訪湖連続殺人 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2020年8月 | ||
大井川殺人事件 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2020年11月 | ||
小布施・地獄谷殺人事件 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2021年3月 | ||
越後・親不知翡翠の殺人 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2021年7月 | ||
信州・塩尻峠殺人事件 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2021年10月 | ||
急流・富士川殺意の悔恨 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2022年1月 | ||
白馬八方尾根殺人事件 | 長編 | 新書 | 光文社 | 2022年4月 | ||
京都・化野殺人怪路 | 長編 | 新書 | 実業之日本社 | 2022年7月 | ||
松本−日本平殺人連鎖 | 長編 | 新書 | 徳間書店 | 2022年10月 | ||
鎌倉殺人水系 | 長編 | 新書 | 祥伝社 | 2023年2月 |
改題については、文庫化の際になされたものと、二次出版(梓の場合は、同じ本が別な出版社のノベルスから二次出版されることが多かったのだ)の際になされたものとがある。通常であれば、これらは区別した方が望ましい、と思っている人間だが、今回は、私自身がそこまで頑張る気がなかったので、ただ列記するだけにしている。ご注意いただきたい。
区分については、長編、短編(短編集)、再編(再編集短編集)をそれぞれ示した。再編集短編集については、短編リストで触れないので、ご注意いただきたい。なお、『遭難遺体の告発』の備考にある『謀殺の鹿島槍』については、同書と『雪渓下の密室』をたして2で割ったもので、実態については再編集短編集そのものなのだが、先行リストでも同書と一緒にしているものがあったので、ここでもそれに準じてみた。再編集短編集の扱いについては、それほど思い入れがないせいもあるだろうか。
その『雪渓下の密室』の改題の個所に、『九月の渓で』があるが、これはリストにある光文社文庫版とは別ものである。このため、出版社を明記している。
気付いてわかるのは、新書(ノベルス)の多さだろう。ここ数年、ノベルスという形で刊行される本が激減しているが、梓は、今でもノベルスとして出版されている、数少ない作家なのがよく分かる。ついでに、(これも本来はなくてもいい情報なのだが、)出版社も入れておいたので、ここ十数年の並びを眺めてみてもいいかも知れない。
前書きに書いた思いを。ちょっとでも感じてもらえれば、私は嬉しい……。
こんなリストでも、多少は何らかの参考になると信じて、とりあえず、上げるだけあげました。指摘があれば、随時直して行きます。
戸田和光