竹澤畳店 群馬県太田市の畳専門店

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畳のマメ知識!

新しい畳には泥埃が付いているのはどうしてですか?

:藺草を刈り取り乾燥する前に染め土を溶いた液で泥染めします。その時に藺草の表皮に付着した染め土が質問の泥埃のことです。
泥染めする事によって、藺草を早く均質に乾燥することが出来るだけでなく藺草の色素(葉緑素)・粘り・弾力性・艶が保たれ畳表として使用できる藺草になります。
染土を付けずに乾燥した藺草で製織した畳表も最近では作られていますが、染め土を付けて乾燥した藺草に比べて格段に粘り・弾力性・艶に欠けるので畳表の耐久性は勿論のこと、 使用しているときの色・艶に差が付きます。
このように、畳表の表面に付いている泥埃は大事な働きをしています。



最初は青い畳もだんだんと焼けてきますが、何故ですか。

:畳表は天然の植物(藺草)で織られているものですので、使用している内にだんだんと退色(緑色が無くなる) していき飴色になってきます。
刈り取った後の植物の葉緑素の緑色は、日光に当たったり空気に触れるとみるみる退色してしまいますが、 別項で述べているように藺草の緑色は泥染めの効果によって長持ちします。
だがそれでも、緑色の色素は日光や空気に弱いのでだんだんと焼けて退色して行かざるを得ません。 退色と畳表の品質にはほとんど関連がありません。

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畳の手入れでしてはいけないことはなんですか。

:前の答えのなかに記していますが、濡れた雑巾で拭いたり、室内用の洗剤を使用して拭き取ったりは絶対にしないでください。
畳表の品質を保持している染土が剥げ落ちて畳表自体が変質してしまい急激に黒っぽく変色したり、耐久性も無くなり早く痛みやすくなります。
また、同様に畳表の上での化学物質の使用は決してしないでください。

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畳は健康によい敷物だそうですが、何故ですか。

:畳表(藺草)を生活のなかに取り入れることは、皆さんの生活を豊かにするだけでなく健康な生活を約束してくれると思います。
畳表(藺草)には、空気中の二酸化窒素を吸収して室内の空気を浄化する作用があります(東京大学工学部西村研究室)。 畳表(藺草)の爽やかな香りはアロマセラピー効果があり精神を安定させると言われています。

また、嫌われ者だった畳表(藺草)に付いている染め土は遠赤外線を発散し、生活する人の健康を増進する効果があると言われています。 昔から言われていますが、梅雨から夏にかけての高温多湿な時期に畳は目に見えないところで部屋の湿気を吸収し、 秋から冬にかけての乾燥する時期には畳から湿気を放散して湿度を調節するだけでなく、同時に室内の温度を調節しています。

これは藺草といった天然素材を使った畳特有の機能で、この素晴らしい自然の働きが四季を通じて健康を支えてくれています。
以上のような素晴らしい畳表(藺草)の効用を充分に享受するためにも畳表(藺草)の特性をよく知った上で畳を十分に管理していただき、いつまでも健康的な畳の上での生活をお楽しみください。

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畳に発生するカビ・ダニにどの様に対処したらよいのですか。

:梅雨時から気温の上がる夏にかけて、畳の表面にカビが生えてくることがあります。畳表が湿気を過剰に含んでカビが生育するのに十分な気温になると、空気中に浮遊しているカビの胞子が、付着して発育を始めるためです。

また、その様な状況になるとカビを食べるダニや、そのダニを食べるダニも発生しやすくなります。畳に発生するダニについては、みやぎの本畳床協同組合のホームページに詳しく記載されていますのでそちらを参照してください。

したがってここでは畳に生えるカビについてどの様に対処したらよいのか、どんな意味があるのかについて記しています。  

畳の表面を覆っている畳表は、原料を藺草という草をもちいて織りあげたものです。有機質の草を使用していますから条件が整えば、どうしてもカビが生えます。それは、生鮮食料品を空気中に放置したままにしておくと、すぐにカビが生えてくることとなんら原理的に変わりありません。

畳表は水分を吸収しやすいので、室内が湿気過多になり極めて不健康な状態になるとカビがどうしても生えてきます。 したがって、カビの生えるのを防止するために次のことに気を付けてください。

l 室内の換気に気を付けて、湿気が室内にこもらないようにする。
l 梅雨から夏にかけて、畳の表面がべと付く時には乾拭きして表面の湿気を拭き取り、天気の良い日は窓を開けて風を取り入れてください。出来ればクーラーの除湿機能を働かしたり除湿器を動かして室内の過剰な湿気を取り除くようにしてください。 また、どうしてもカビが生えてしまったときには、乾拭きをしてカビを拭き取った後、室内の過剰な湿気を取り除くためクーラーの除湿・除湿器を動かしてください。

機密性の増した現在の住宅では、いちど入り込んだ湿気が室内にとどまりやすくなっており、思わぬ時・所にカビが生えやすくなっています。健康な生活をするための拠点である部屋自体を、健康な部屋として十分に管理すれば、そこにはカビと無縁な生活がまっています。

なお、最近では、防カビ剤を用いてカビの発生を抑えた畳も出来ています。いろんな種類の薬剤が使われていますが、防(殺)カビ剤であるかぎり細菌を殺す効果があるものなので、決して人体に悪影響を与えないとはいえません。また、防カビ剤によってカビが生えていないから、その畳が健康的な状態であるかどうかわかりません。 なぜなら、部屋自体が過剰な湿気に浸されていても、防カビ剤の効果でカビが生えてきませんが、そこには湿気に溢れた極めて不健康な状態が存在しています。そんな部屋が健康的な部屋と言えるでしょうか。ただ、どうしても緊急にカビを除去しなければならない時には、多少のリスクはありますが、防カビ剤に頼らなければならないかもしれません。

畳はカビが生えやすいから嫌だ、木質系のフロアーの方が良いと思う人がいますが、けっして畳の部屋が劣った物ではありません。カビの問題一つをとっても、同じ条件にある畳の部屋にカビが生え、フロアーにカビが生えなくてもその部屋を取り巻いてる湿気等の状況は何一つ変わっていないのだから、カビが目に付かずに気づかないからといって、そのフロアーの部屋が過剰な湿気に包まれていることに変わりありません。

きわめて、過激な意見かもしれませんが、畳は室内が過剰な湿気に見舞われたときにカビを発生させることによって、そこに住む人に警告を発してくれているのだと言えないでしょうか。建物・部屋の健康度のバロメーターを畳が果たしてくれているのかもしれません。畳はカビが生えやすい物だけに、畳にカビを生やさないように部屋を良く管理することによってこそ、健康的な住宅・部屋を手に入れることが出来ます。別項で記していますが、健康に役立つ畳の部屋を一段と健康的に使っていただきたいものです。

なお、インシュレーションボードなどの建材畳床を使っている畳には、床と畳表の間に湿気が滞留しやすいので、藁床を使っている畳に比べてカビが発生しやすくなります。

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最近では、畳表にも抗菌処理をした物もあるようですが、どの様な物ですか。

:畳表の抗菌処理には、食品用の防カビ剤とかヒバ・檜などの木材の抗菌エキスを主剤にした薬剤を使用して、畳表の表面に吹き付け散布したものが多いようです。

食品衛生規準に合った物とか天然系の薬剤なのですぐに人体に影響する物ではないと思われますが、化学物質に過敏な人には何らかの影響が懸念されます。 ただ、次の点を留意していただきたいものです。『消費者の清潔志向に対応して急増しているのが抗菌・除菌商品だ。雑菌(常在菌と呼ぶべきだろう)を取り除くことで、健康を維持しようとするものだが、その実体は、現代人の超潔癖症におもねる商品であって、なかには本当の意味で健康商品であるかどうかすら疑問のものもある。

そもそも人間の体内には、一・五キロもの常在菌がいるとされ、それら細菌類との共生を図るのが、実は健康の「こつ」でもある。時に忌み嫌われる大腸菌も、人体に有用なものだ。ところが、現代人の超潔癖症にかかると、それらの菌は雑菌と呼ばれ絶滅の対象になる。
O157が猛威をふるったことは記憶に新しい。本来は他の雑菌類と競争状態になると生存率が下がる弱い菌だ。しかし、発生源となった給食センターはある程度清潔にしなければならないために、常在菌を殺し、結果的に弱い菌に活躍の場を与えることになっている。』(1998年5月23日号 週刊ダイヤモンド 大ヒット「環境商品」は本当に地球に優しいか 東京大学国際・産学共同研究センター長・教授 安井 至)  新建材の普及にともなって起きて来ている化学物質過敏症いわゆるシックハウス症候群(1998年11月6日号 週刊ポスト あなたの住まいに潜む「環境ホルモン汚染グッズ」 久野勇と週刊ポスト特別取材班 を参照せよ)に対して、身近の化学物質を遠ざけるだけではなく、常在菌と上手くつきあうことによって人体の本来持っている復元力・抵抗力・免疫力などを増強すべきであるとの指摘が、現在されるようになっています。

コマーシャルリズムにのってただやみくもに恐怖心をあおって清潔志向を助長するだけの商品であるかどうかを、厳密に判断することが必要でしょう。 しかし、生活する人の事情等によっては抗菌処理をした畳表を使用することも悪いこととはいえないので、よく検討して自分の健康に最も有益な製品をご利用ください。

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有機栽培畳表と表示されている畳表がありますが、畳表において有機栽培の意味はどの様なことなのですか。

:言葉どうりに解釈すれば、有機肥料で栽培された藺草を使用して織られた畳表を有機栽培畳表というのですが、現在まだ、藺草の有機栽培について明確な規準となる物がありません。
なかには、他産地においては売らんが為に有機栽培と称しているとしか思えない品質の畳表まで見受けられるようです。
確かに、有機質をふんだんに吸収し育った藺草は、茎も細く丸みをおび、弾力性に富み、粘りがあり、耐久性があり、優れた光沢をみせ艶があります。ここで大事なのは、有機肥料は作物が吸収するのに大変難しい肥料であるので、ただ単に有機肥料を水田に投与すればそのまま藺草が吸収してくれる物でないということです。

有機質を藺草に吸収しやすい形に分解してくれる土壌のなかの微生物やその微生物が分泌する酵素の働きを借りなければなりません。
土壌微生物と有機肥料そして健康な藺草に育てる栽培技術が伴って有機栽培の価値が出てきます。
藺草にとって一番大事なことは、成長段階に応じて必要な養分を有機質を中心にして補給してやることですが、有機肥料に頼りすぎると片寄ってしまいがちになる栄養分をバランス良く化学肥料で補うことは、決して悪いことではありません。ただ単に、言葉の上で有機栽培と言うことを弄ぶのではなく、良質な藺草をどの様に栽培して、高品位の畳表を消費者に届けるかが要求されているはずです。

したがって、有機栽培と称する限りは、有機栽培と名乗るだけの品質を保持し、有機質肥料の養分を十分に享受した藺草を使った畳表について相応の価値を評価する事を惜しむものではありませんが、単に有機肥料を水田に投与したことをもって、有機栽培を名乗るだけの品質をもたない藺草で製織された畳表では、消費者の期待を欺くことになるでしょう。(参考文献農文協刊 土壌微生物の基礎知識 西尾道徳著など)
畳表について、なかなか正しい知識を手に入れることの難しい消費者にとって、有機栽培と表示している畳表を見て、表示されているだけの品質を見極めるのはなかなか難しいことですが、光沢に富み・弾力性が有り・粘りに富んで・手でつかんだときに柔らかく押し返してくる藺草を使っている畳表を選んで、畳に使用してください。

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最近、藺草のすがすがしい香りと違う鼻を刺激する異臭が新しい畳表からする事がありますが何故ですか。

:消費地においてはあまり知られてはいませんが、残念ながら現在、他産地においては硫黄薫蒸した畳表が高級品として消費地に出荷されています。
硫黄を燃やしたときにでる漂白作用のある二酸化硫黄という有毒物質で薫蒸した藺草(そうすると黒みが消えすっきりした色調の藺草になる)を使用して製織した物です。『二酸化硫黄は、刺激臭のある有毒な無色の気体で、水に溶け、その水溶液は酸性を示す。二酸化硫黄は、劇薬の硫酸製造の原料として多量に用いられる。また、漂白剤・殺虫剤・医薬などの原料にも用いられる。』(高校化学教科書)といった性質を持つ二酸化硫黄の藺草・畳表への残留量とかその影響が無くなるまでの期間(保管方法によって異なる)など人体に対する悪影響の懸念のある畳表の製造は極めて危険なことではないだろうかと危惧しているところです。

しかもそれが、高級な畳表として流通している現状に危機感を持たざるを得ない思いです。 また、粗悪な畳表の表面を着色加工(樹脂加工)して、見栄えを良くした畳表も自然で爽やかな畳表の香りとほど遠い着色料の臭いがします。どちらにしても、藺草本来の収穫されたままの自然の生きづいている畳表とは、全く違う物です。 目先の見栄えに捕らわれると、本来の自分の思いと懸け離れた畳を手に入れることになってしまいますので、近所の畳屋さんとよく相談して、できるだけ自然に近い藺草で製織された畳表の使用をお勧めします。

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最近では、外国産の畳表が輸入されているそうですが、どの様な物なのですか。

:近年、外国産畳表が多量に輸入されるようになっています。特に中国から輸入されている物は量的に国内消費量のかなりの数量に及んでいます。

消費者の皆さんの目から見ると一見国内産の畳表と変わらないように見えますが、土壌の差も勿論のこと藺草の収穫後の取り扱いの差によって品質・耐久性に格段の差異が生まれています。
とりわけ泥染め後の乾燥の違いは決定的とも言える物です。通常国内においては65度前後の温度で12〜15時間かけて火力乾燥(60度前後で15時間以上かけて乾燥している生産者もいる)していますが、中国においては100度に近い高温で短時間(6〜9時間)で乾燥を上げているので、繊維の組成を壊し藺草の持っている粘り・弾力性を乾燥段階で無くしてしまっています。

また畳表の製織後の乾燥も高温で行っているので、そこでも藺草の繊維質を痛めて脆く表皮のはがれやすい耐久性のない畳表になってしまっています。  そのうえ、藺草の先が枯れたり、茎にテレ・焼けが出るのを恐れるあまり十分に藺草が充実する前の若い内に刈り取るため(藺草を刈り取る時期が日本に比べてかなり早い)に、表皮が薄いだけでなくもともと脆い藺草でもあります。

また、中国ではさまざまな水田で栽培された藺草を混ぜて乾燥したり、畳表の製織をするので藺草の泥染めの時に顔料を加えて色合いの統一を計っていますので自然の風合いに欠ける物になっています。
その上、製織後の畳表自体を着色加工して色合いの統一を図っている物まであります。  したがって、中国産畳表の多くは建て売り住宅・集合住宅・賃貸住宅等の新畳や賃貸住宅の表替えなど中級品以下の低価格の畳に使用されることが多いようです。

一般住宅にも最近では中国産畳表を使用することもあるようですが、着色剤が他の物に付着したり、表皮が脆いため数ヶ月で畳表の表皮がはがれたりと言ったクレームが一部に発生しているようです。

畳表の善し悪しは数ヶ月いや数年使用して初めて目に見える形で現れるものなので、自分で使う畳表については、耐久性・美しく焼けていくなど品質について吟味していただきたいものです。
やはりただ畳表というだけでなく本物の自然を感じ取れる高品質な畳表こそ、花鳥風月のなかで生きてきた日本人の住環境にふさわしい物ではないでしょうか。

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畳が日本の風土に適しているのはなぜですか?

:イグサは吸放出性に優れているため、湿気を吸ったり吐いたりたりする
力が優れています。日本には四季があり、季節のより湿度が異なりますが、
畳を用いると変化する湿度をコントロールできます。

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その他

シックハウスやアトピーに効果はあるのでしょうか?

:たたみはシックハウスの原因となるホルムアルデヒドなどに対して
吸着能力があります。ですから、シックハウス対策にイグサや畳は有効です。
アトピーへの効果は現在のところわかっていません。

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畳の部屋のメリットと言えば?

:イグサの持つ成分からリラックス効果や集中力持続効果、
そして抗菌効果などが明らかになっています。

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縁の無い畳は高いと聞きましたが、なぜでしょう?

:「縁なし畳=琉球畳」と思われている方が多いと思いますが、
大分県の国東地方でも生産されています。生産量が少ないため、大変高価な製品です。
琉球畳は七島表(しっとうおもて)又は青表(あおおもて)と呼ばれる畳表を使った
縁無し畳のことを指します。

※以上、広島県い製品商業共同組合ホームページ

及び、農学博士 森田 洋「イグサのすべて」より抜粋

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