1.ボーイスカウト運動とは?

ボーイスカウト運動は、ベーデン・パウエルというイギリス人によって、20世紀初頭に創設され、国境、言葉、宗教を超えた社会教育活動です。
この運動の目的は、子供を"有能な社会人に育てる"ことであり、そのために異年齢の子供達と小グループを作り、その中で切磋琢磨し、公表された課目を各自家庭でチャレンジすることにより、その年齢に適した人格、健康、技能そして奉仕を高めるとともに趣味や特技を持った味のある人間性と有能な職業人としての資質を育てることにあります。

2.蓮田第1団の歴史
蓮田第1団は昭和24年7月21日元団委員長の故関根武之進先生のご努力により埼玉で5番目の南埼第1隊として発足いたしました。
戦後まもなく人々が不安な生活をしていたので子供たちもすさんだ生活が多く見られ非行問題に頭を痛めていたときです。
関根先生が県の教育局におられボーイスカウト活動を知りこれだと思われ、当時の民生委員さんや有識者の方々と相談のうえ設立を決意され、当時県コミッショナーの河合寿三郎先生にお願いし浦和の隊員が時々おいでになって指導していただきました。
戦後で物が無く普段着のシャツに徽章をつけ、ゲートルで帽子を作り、ネッカチーフも手作りで、テントはズックの重いもので始めたと聞いております。
途中、休団の危機も乗り越え、地域に根ざした活動を行っています。

3.組織
蓮田第1団には、次の4隊があり活発に活動をしています。
ビーバースカウト隊     幼稚園年長の9月から小学2年生の秋まで
カブスカウト隊        小学2年生の秋から小学5年生の秋まで
ボーイスカウト隊       小学5年生の秋から中学3年生の秋まで
ベンチャースカウト隊    中学3年生の秋から20歳以下まで
また、各隊を支えるための育成会、そして育成会会員の中から選ばれた人たちで団委員会を組織しています。

4.ボーイスカウト活動との関わり
私とボーイスカウトとの出会いは、小学6年生のとき南埼第1隊(現蓮田第1団)への入隊に始まります。スカウト時代の思い出は、校庭での班キャンプ、台風の中での夏期キャンプそしてジャンボリーなどが良い思い出です。その後、蓮田第1団の指導者の一人として、また地区や県連盟にも奉仕をさせていただいています。
 これからも、地域の大人の一人として、また指導者の一人として、次代を担う青少年のためと自分のためにスカウト活動を続けて行きたいと思います。




発団60周年の記念品
当団は昭和24年に南埼第1隊として産声を上げ60年が経ちました。
10年前は盛大に50周年式典を挙行しましたが、団委員会で60周年の記念品を作成することになり、東京オリンピックのデザインを担当された事務所が無償でスカーフと帽子のデザインをしてくれました。