製作年度:2011年 アメリカ 映画 配給:ディズニー
出演:ジョニー・デップ ペネロペ・クルス 監督:ロブ・マーシャル
2011年6月 映画館にて鑑賞
大人気のドル箱シリーズも4作目となり仕切り直して、メンバーも入れ替えとなった。今作は前作と比べてうんぬんというよりは新メンバーの紹介と伏線のばらまきといった感じで肩の力を抜いて観るのがお勧めか?オーランドもキーラもいなくなってパワー不足が心配されたがちょっと的中。ジャック一人ではやっぱ寂しい。その穴を埋めるがためバルボッサとペネロペ扮する新ヒロインアンジェリカが奮闘していてまあ可もなく不可もなくといった感じでこれからの展開にかかっている。今回はジャングルでのストーリー進行が多くてあんまり海賊指数は高くなかった。最後はスペイン艦隊と復讐号との艦隊戦をちょっと期待していただけに残念。
序盤で必殺ファイヤーを念押しで二回も吹いておきながら陸戦とはいただけない。それに加えてボス役黒ひげの念力も最後の見せ場で使わないってこの監督は漫画やヒーローものを観たことがあるのかと疑いたくなる。誰かワンピース全巻を送ってやって欲しい。生命の泉がそこらの沼と繋がっている設定ももはや謎。人魚伝説的な小話はありだけども登場させたからにはジャックともうちょっとつるむシーンがないと最後の行動に結びついていない。
とはいってもあの音楽が流れると心躍るし、ほどよいジャックのすっとぼけ感が好きなので次回作の展開に期待してしまう。インディージョーンズと似た部分もあるけど、安定した冒険活劇映画がどの世代でもちゃんとあるというのはいいことだと思う。今小、中学生の子供が大学生位になって昔観た傑作映画の話をするときにはインディージョーンズなんかはもう合成の下手なクラシック映画でこっちがスタンダートになっていくんだろうなと思う。魔宮の伝説のトロッコと猿の冷えた脳みそ、子役の田中真弓吹き替え最強なんだけどもなー。