製作年度:2010年 アメリカ映画 配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
監督:ロバート・ロドリゲス 出演:ダニー・トレホ、スティーブン・セガール、ロバート・デ・ニーロ
2012年1月 DVDにて鑑賞
前作「グラインドハウス」シリーズがよっぽど気にいったのか、暴力とおバカ満載の続編的乗りの作品第2弾。邦画に黒澤組、石原軍団があるように、ハリウッドにはロドリゲス、タランティーノ組というものがある。そしてロドリゲス組の大杉蓮(私の憶測)ことダニー・トレホがなぜか主演に大抜擢には好奇心をそそられる。それだけではない。脇役陣が、デニーロ、ミッシェルロドリゲス、リンジーローハン、ジェシカアルバ、常連の「刑事ナッシュ」の相棒のおっちゃん(名前忘れた)、と時々デボン青木が出ていて、敵ボス役になんとセガールというB級界のちゃんこ鍋みたいな作品。少なくても「エクスペンダブルズ」よりはおもしろい。霊長類最強のライバックに勝てたのは、テログループでもマフィアでも麻薬カルテルでも、トミーリージョーンズでもなくてダニー・トレホだった。もとがB級なのでキャスト100点だが、内容は60点といったところ。最後は派手でおもしろいけど脇役陣のキャラ設定が強くて雑魚をだいたい片づけてしまうのでトレホのマチェットの殺陣をもっと観たかった。キルビル位の見せ場があってもよかったと思う。あとせっかくだからセガールもっと粘れよ。途中「デスペラード」のリムジンを思わせる場面は○。シリーズがより気にいった監督は続編をまた作るみたいなので楽しみ。てかこれ何本も作る暇があったら「シン・シティー2」撮ってよ!!