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2012年4月29日、菜の花が春に咲き終わり、種が出来はじめる頃、コアシナガバチと思われる黄色い縞模様の1匹のハチが種袋に黒いネバネバの様なものをくっつけに来た。一瞬、スズメバチかと思ったが、一寸小さいので近寄ってみたが作業に忙しいのか、こちらを無視していたのでシャッターを切り観察することにしました。しかしスズメバチ科なので気をつけないとね。
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菜の花、2011年11月に種を蒔き、翌年の5月に種を付け初めている頃にやってきたコアシナガバチ。

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菜の花:種袋の全体像
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4月29日
9時19分
種袋に黒いものをくっつけているところ。



(2)9時21分![]()
基礎ができてきましたね。
いなくなったので、ソット近づいての撮影でした。

(3) 12時10分![]()
巣らしくなってきました。左の黒い痕はおそらく、固定する所が柔らかかったのか、少しへこんでいるようですね。そこで隣に固定したのかな?ちょうど種があってしっかりしているようですが、でもこの後、種袋はカラカラに乾いてくるんですけどねえ。

(4)1時20分
何度も行ったり来たりして次第に大きくなってきました。
でも、この種袋では大きな巣は無理なような気がしますが。

カメラには目もくれず、せっせと巣作りに励むコアシナガバチ

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(5)5月7日 9時49分
菜の花に来て、約10日後、巣穴に頭を突っ込んで何やら忙しそうです。

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(6)5月16日 10時5分
巣の付け根もしっかりとしていて、大きくなってきています。


(7)5月24日 11時3分
何かをくわえていますね。巣の材料かな?
そろそろ種袋が枯れてきましたよ!

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(8)6月2日 8時9分
全部の種袋が完全に枯れ、菜の花の本体も不安定になってきました。
ビニールひもで倒れないようにしているのですが、大丈夫か。

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(9)6月10日 8時8分
真下からなかなか見られないけれど、幼虫は中にいるのかしらん?
次第に大きくなるが、種袋の強度からして落っこちるような気がしますが。

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(10)6月26日 7時41分
台風もあってか、やはり落っこっちゃいました。
慌てているのか、いつも1匹なのに、この日あたりから2匹になって、なにやら忙しくしているようですね。
このあと、留守になったところを見計らって,ソット同じような位置に穴を上に向けて固定しておきました。

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(11)7月6日 8時43分
逆さまになったので少し戸惑っているようですね。
俺ん家か?って感じ。
でも何匹かは羽化しているようですが、落っこちたのか、すでに巣立っていったのか、穴にはいないようですね。

(12)7月9日 10時25分
もうすぐ羽化しますね。


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(13)7月9日 10時27分
するともう1匹、ブ〜ンとやってきて忙しそうにしています。
翌日には全部巣立っていったようで、もぬけの殻でした。
以上、コアシナガバチの巣作りから巣立ちまでをレポートしてみました。
(詳しい生態は専門書でね。)
追伸:コアシナガバチの巣は大きくなると反り返るらしいですが、ここの場合落っこってしまい、このハチであるとは言いがたいのですが、コアシナガバチとして記録してみました。