パセリにぶら下がっていた謎の生物は、ヤガ科の幼虫の内部寄生蜂とのことですが、どのようにしてこのパセリにぶら下がったのでしょうか?
また、1センチくらいの白い綿のような魂が10個くらい4,5m周辺に見られました。それが、なれの果てと思われます。
小型の寄生蜂集団がつくったマユのかたまりだということです。
体をのっとられ、寄生された何かの幼虫がパセリにぶら下がっている様子です。 |
米粒のようなもの(卵か幼虫?)が身体全体にビッシリ詰まっています。 |
上の寄生虫が下の白い綿の魂になるとして、 どのようにして作るのでしょうか? |
芝生にからまっている様子 | ジョウロにくっついている様子 |
羽化をねらって現在、毎日眺めています。タイミング良く観察できれば良いのですが。春まで待ってみましょう。
2010年2月24日撮影
最近、暖かい日が続いたせいか、いくつかの魂ではもう羽化して出て行ってしまいました。
穴は7,8個あって1ミリくらいしかありませんね。
でも、何個かはまだ羽化してないようなので運が良ければ出てくるところが見られるかも。(ちょっと難しいかな?)
2010年3月26日 羽化の撮影に成功!
3ミリ程度の体長でヒゲを入れると5ミリくらいしかありませんね。
10匹くらいいましたが、部屋の中に入れて見ていると、動き回ってなかなか撮影できませんでしたが、外に出すとピタッと動きが止まりこの様に撮影できました。
暗いと嫌なのでしょうか?
表面は綺麗に見える綿魂の外側をそっと剥がしてみると、穴(0.7ミリ前後)がたくさんあり、穴の数とハチの数と合いませんが、ビンを網で蓋をしているのですが、網の穴(1ミリ)より小さいのが逃げていったのでしょうか。また、綿魂の外側の膜を壊さず通過してビンに入れる前に順番に出て行ったのでしょうか。
とりあえず、謎の生物の正体は寄生蜂の一種であることがわかりました。
写真を見ると、胴がくびれていてハチそのものの体つきですね。
おそらくコマユバチの一種らしい。
「むし探検広場 「パセリにぶら下がる謎の生物について」の続き その2」に掲載。