白川郷の四季1

白川郷の春

 白川郷はJR高山線の高山駅から日本海へ向けて、バスで1時間位来たところにある集落です。ここ白川郷には庄川
沿いに数十軒の合掌造りの建物があります。このあたりの冬はたいへん積雪が多いです。そのため、どの家もしっか
りした建物、雪囲いなど、雪に対する備えは万全です。ここの合掌造りの建物は3〜4階建てになっているものが多
く、昔は2階以上の階には養蚕にあてられていたそうです。この合掌造りの建物は釘やカスガイはいっさい使わない
で、木や縄、カヤなどの自然のものだけで造られています。特に屋根に使うカヤは大量にいるため、村には茅場があ
り大切に管理されています。そこでは良質のカヤが取れるので、各家々では毎年カヤを刈り取り、カヤは屋根の葺き
替えに備えて備蓄されています。また、茅葺き屋根の耐久年数は約60年と言われ、30年位ごとに1回片屋根ずつ
葺き替えするため、村人総出による作業の助け合いの「結」が現在も受け継がれているそうです。

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コスモス咲く白川郷

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