これは、大川さんがお話ししてくれた問題ですが、僕は、「自分自身を要素に含まない集合」というものが果たしてあるのだろうか?という疑問を持ちました。 講演会では、この集合Rと名前が付けられていましたが、それは、あるものとして仮定されて論理が展開されています。そしたら結果はというと、ご存じのように「Rは、Rの要素でないと思ったらRの要素だった」とか「Rは、Rの要素だと思ったらRの要素でない」というような矛盾が登場してしまったわけですよね。つまり仮定が間違っていたということになります、背理法によれば。ということは、「自分自身を要素に含まない集合」というものは、存在し得ないということにすれば、どこも矛盾がなくすんなりいくのではないでしょうか?
後日談ですが、大川さんにメールで訊いてみたのですが、僕の理論では、あっていないとのことです(汗)。