さくらプリン

性急な言葉で乗り込んだ真実のフルーツ急行

ピストルで気圧に穴を穿ちながら南国へと向かう

女の子は涙の粒を集める魔法で

男の子を離れられなくしたんだ

速度を増すロマンス、眩暈のする螺旋のトンネルをくぐり抜けたら


雨は天然果汁100%

虹は魔女のスティック・ゼリー

太陽がさくらプリン、ぷるぷる震えてる

あきれるほど甘い生活、腐るほど美味しい

女の子は手紙を書くのも忘れて

男の子は大事な時計をなくした

砂浜には無数の堕天使がひからびているのさ

ほら、しびれてるよ、君と僕のさくらプリン。