かくれんぼ

 

箱をあけるのが好きな人

甘い後味かみしめるように笑って

一つの驚きを何度も思いだしてる


おしゃべりするのが好きな人

新しい遊び見つけたみたいに熱中して

いつまでも頬を上気させてる


涙をためてぼくはぼやけた夢の中

落ちそうな幻を拭いてしまわずに

そっと寝返りうって眠るから


いつか、季節がめぐるように

素敵なことが起きるかな

雪の覆う地面がそわそわしてる


誰にもいえない秘密が

全部うれしい秘密にかわって

誰かに会いたくなってくる

街路樹の影で待ってるよ

突然、きみの前に。