2 U

衆星にとりのこされて

追いすがる道の途中で


あわいあさあめの冷やかし

水玉たち、たんぽぽみたいに浮遊して

とおりぬければ染みていく


町はびいどろ、にじむいろ

車窓の光景のように

すぎさるもの溶けてはながれる


あおいだ空の端から

錆びたアンテナがとがって

灰色の雲と黒い蜘蛛を突き刺したまま


憂鬱はやみそうもない

ぬかるみに鈍い陽光がゆれている

今日はまだはじまったばかり


今日はもうはじまっているのに

輝く夜からかえれない

虹色の吐瀉物シャウトした、

I wanna be your lover!