SA 酒器全般 |
(C) サロン 竹森
updated on 01/02/2004 13:40:58
改定版2006.11.29.作品30点掲載(計34点掲載)2022.06.15.作品説明追加。
"酒器少感"の随筆の中で・・・村山 武 氏は(注意・記事抜粋) しみじみとした肌の備前徳利の隣に置くのは"斑唐津のたちぐいのみ 斑(まだら)の肌は酒をうけて "いきいきときらめく" 根来の折敷(ねごろのおしき)に桃山の備前徳利と 斑唐津のぐいのみ向こう側には"織部の平向付"がすわっている。 のんべの古陶好きが一度は夢みるところだろう。 しかし、こうした最高の取り合わせが仮に実現したところで 彼は決して満足しない。 たまには"古染のねじ盃" で「ひらひらと飲(や)りたいし」 雨漏りの出た "李朝の粉引徳利" で酒友の盃に注ぎたい。 欲望は際限りりなくひろがるのである。 いいですねぇー。 小生がこよなく愛した "斑唐津のぶち割れ盃" つい先日、九州のH氏に嫁がせて、この原稿を書く。 愚妻との自然探訪には欠かさず同行させた。 思い出がよぎる。いま、愛されているのだろうか? 我が子に託したような一種の感傷がよぎる。 数奇者から数奇者へ これが骨董屋の夢なのかもしれない。 年をとり”がぶ飲み”が出来ない年齢になると ますます器に凝りたくなる・・・。 見立ては通人のありようを教えてくれる。人生に乾杯。 |
・・・・・参考・・・・・
歴史上、耀変天目の抹茶茶碗は4碗ありました。
京都本能寺の変で4口目の窯変茶碗と信長が
この世から抹殺!
歴史上有名な物語があります。
したがって世界の国宝とランクされる耀変天目茶碗は
世界中に3碗しか存在しません。
そのすべてが日本にあります。
なお酒器の耀変天目はこの世に存在しません!
2012年静嘉堂文庫所蔵の耀変天目茶碗 (銘 稲葉)に
100億円の値段を付けて買い付けに来た
中国人バイヤーの話は
その希少価値を天下に知らしめたといえます。
肉眼ではもっと多彩な色彩が! 高台側の無釉部には縮緬皺が! お問い合わせより 質問してください。 |
耀変天目盃 SA0021 (平成 O・O氏の作品) 幻の“耀変天目”ノギ目のような釉薬のナダレが口縁から無数 に流れ偶然に発生したブルー(油滴天目茶碗にも観られます)を 中心に落ち着いた金色、銀、紫色などこの世のものと思われぬ 耀きが観察できます、この盃でとっておきの清酒を傾け れば、小波に耀変がゆれて夢心地! “メルヘンの世界に誘われます” 情報! 満月の日月明かりで盃を眺めました! 何と御酒も入っていないのにあたかも満杯のように錯覚して 見えて、幻の水面に、月が浮かんで映りました! 耀変天目盃の隠れた魅力を発見したところです。 寸法:口径9,3cm 高3,5cm 高台径2,75cm NO0054 |
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唐津足付グイ呑み JK0503 江戸期中期 ひっつき取り痕、金直し、呼び継あり、こんな大きな欠点 があってもノンベーはそこ(人生は平坦ではない)を想像 しながら酒をたしなみ、おおいに魅力を感じる。 変な感性を持ち合わせた日本人と思うかも知れないが、 物質文明の今日、大切にしたい心である。 藁灰釉の自然落下が魅力を増します。 D7.6〜7.8cm高台径4.0cm NO0035 |
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古唐津ぐい呑み JK0505 江戸前期 発掘場所の条件が悪く、釉はげがあるもののキズはなし、 碗なりで手が滑らない器形はノンベーには有りがたい。 酒器として使い込めば“しっとり”と潤いを増す肌です。 この器の釉薬が斑釉であったら? 欲のかき過ぎか? 酒器はどこの産地であれ完璧な形よりくだけた雰囲気を 欲しがるようだ! 口径8.0〜8.5cm 高台径4.0p(NO.0120) |
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二彩唐津徳利 JW0201(弓野) 江戸後期 (弓野徳利 二川(ふかわ)とも陶々庵識)の箱書きあり 花活けにしても使用できる大きさと風情が漂う。 約3合入り?の大徳利、使い込めば白泥の化粧土が 飴色に変化しトロトロとなる、そこまで呑むと肝硬変を 患う? 腹八分で止められるか?ここが人生の分かれ道。 いい立ち姿と指での絵付?のバランスが良い徳利です。 実物を見ると惚れてしまう。 家宝になる。 時代杉箱入り H21Cm(No.0189) |
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高麗青磁雨漏徳利 CO0509 李朝前期 口縁に銀直し有るものの晩酌にちょうど良いサイズ、 この徳利、雨漏りの味が非常に良い、幻の粉引徳利 の雰囲気あり(実物は写真より色が濃くもっと魅力的) 総釉掛けで粉引とまちがう器形は栗形で、安定感有ります。 このままで充分ものを言いますが、野の花も似合います。 2014年現在もっと味が出ました、これ以上雨漏れを増やし 釉色を濃くするかどおか?好みですので使用は休止中です。 H10Cm(No0124) |
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哥窯青磁杯 CE1102 (元時代龍泉窯・渓口窯) G, 哥窯(かよう)は幻の窯とされていましたが、 21世紀初頭の研究結果では元時代「龍泉窯渓口窯」である 「郊壇下官窯」(こうだんか かんよう)で作られた物です。 従いまして、龍泉窯の一部に包括されます。(哥窯製品の多くは 新安沖の海底異物からも発見されていて実は元時代の物です) 日本に紹介されている南宋時代の哥窯製品、つまり 「金糸鉄纔」きんしてっさん「紫口鉄足」しこうてっそく の特徴を持つ「哥窯?は現在も窯跡が不明」で御座います。 なお、周仁氏などは、景徳鎮とする学説を説くが?希少品です。 少々厚手ですが、手持ちが良く飲みやすい盃と言える。 D約7.1Cm H約4.3cm NO0120 |
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スコタイ青磁盃 SA0047 タイ中部15〜16世紀 現在のタイ中部に窯跡がある。灰釉青磁盃である。 スコタイの名称は日本の茶人が名付けた。 鉄分を多く含んだ胎土で焼成されたか?見込みの釉溜り には胎土の鉄分が噴出して、暗緑色の点が無数に噴出、 お酒をそそぐとこれが満天の綺羅星の如く浮く。 貫入が細かくあるので使い込めば出世する、手持ち良く、 口当たりも良い、高台の畳付が荒れているが使い込めば直る。
寸法:口径7.5p高台径3cm 高4.5cm |
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まだらからつ 斑唐津盃 JK0185 桃山時代 岸岳の帆柱か皿屋窯? お嫁に出ました。 |
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ひびやき 鍋島罅焼青磁見立グイ呑 SA0187 江戸後期 ひびやき青磁の名称は骨董業界ではなじみが薄く紹介される文献 もかなり少ない、九陶の資料に以下の文面が紹介されている。 「皿山代官旧記覚書」という古文書によると、鍋島藩窯があった 大川内山の「ひびやき」と同じものをつくって商売をしていた、 志田西山がその製造や商売を禁止されたという記録が記載されて いる、つまり御用窯の鍋島藩が青磁に採用、精緻な印象の青磁が 独特の雰囲気を持つようになり、一説にはこのヒビが入れた液体の 毒性を消し去ると信じられた時代があったようだ。 1780〜1800年頃の短期間しか焼かれていないと聞くが、詳しい 資料が無い為確定ではない、ご存知の方ご教示ください。 大きさから揃いのグイ呑みにもなる。 NO0018 平均寸法: 口径7,5cm 高4cm 高台径2,8cm |
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粉引き盃 SA1104 時代産地不明 曲わっぱ箱入 盃として丁度いいサイズの平盃で、見込の火間がこの盃 の最大の魅力。ただし朝鮮半島で人気がある“鶏龍山”“粉引” といっても異論の無い良い肌で使用すればトロトロの肌になり 出世の予感がします。 近年ではまれに見る良い盃ですが、高台側の釉薬が浮き始めて いるが安定感が良く飲みやすい盃でございます。 なお日本の年代に当てはめると鎌倉時代に相当します。 径:9p 高さ:3p NO0038 |
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古志野酒盃 SA0530 桃山 理由は判らないが口縁一周に覆輪がめぐらされている、 この部分をルーペで観察すると漆を盛り上げ金粉をまく “金直しの技法”が施してある。 最初は伏せ焼きで口縁が荒れていたからかと考えたが?志野の 長石釉は高台側へと流れているので推理が外れた、良く見れば 高台の外縁に沿って3個の目跡があるので納得できる。 見込みを観察するとかなり使い込まれた様子が伺える。 綺麗寂の出たトロトロの釉肌の古志野盃で一杯 飲れば、、、。 人生最大の至福のひと時、清酒がおいしいに違いない。 外周に引っ付き取り跡が巾3cm 高2cmあります。 古志野は貴重品であることから、保存箱には銘木の中でも 滅多にお目にかかれない“神代カエデ”で設えてあります。 口径6,6〜6,8cm H3〜3,2cm 高台径3cm NO0156 |
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美濃窯変酒盃 SA0531 江戸初 桐箱 入荷時、油揚げ手の黄瀬戸と見まごう焼上がりを見せた 美濃産のグイ呑みです。お酒を飲むたびに色が濃くなり、 赤みがかった椿手の発色に似た趣に変化が進行中です。 見込みには、窯変の最高峰“卯の斑”が大小2箇所 にわたり窯変現象が現れ、いい景色で魅力的です。 時代も有りますし、美濃ものは流通が無く希少です。 縁に金直し2箇所、ニュウが4本有りますが、この時代と 天工の美である窯変を堪能すれば問題視はできません。 約1ヶ月の使用でこれだけ変貌する器は小生初めてです。 径7,6〜7,9cm 高さ3,6〜3,9cm 高台径:4,3cm NO0046 |
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無地志野盃 SA0532 江戸前期 ぽってりした碗なり器形の志野ぐい呑みの紹介です。 大きさもちょうど良く(イケル人では小さいか?)呼継ぎは 黄色に傾いた志野片を使用していますので、単調な色彩に 変化が表現されています。本体の釉薬は発掘物には珍しく 艶もあり、カセは見られず“雪のような肌”で魅力が あります。清酒を注ぐとお酒の色が見てとれますので 古陶では無地志野だけのありがたい現象だと納得できます。 長年使い込めば象牙色に変化し、魅力が倍加します。 保護箱も貴重品の盃にふさわしく本欅で設えられています。 口径 7,4〜7,6cm 高さ 3,8cm NO0053 |
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黄瀬戸盃 SA0533 桃山〜江戸初 呼継ぎ3片の内1片は共を使用して金直されたグイ呑み で寸法もベストサイズの盃の紹介です、見込みの焼き上 がりは素晴らしく(中写真参照)呼び継ぎ片はタンパン の“緑が美しい”陶片が使用されています、お酒を注ぐと 見込みの景色がユラユラ揺れて、輝きが増します。 外周は発掘のためカセが見られますが3ヶ月も使用 すればしっとりとして出世してくるでしょう。 写真は艶が無く映っていますがもっと美しい。 盃の命といえる“手持ちのバランス”も素晴らしい盃で ベリーグット!これが六角盃であれば収集活動終了と 言えるほど、桃山・江戸初は入手が困難な分野といえます。 前愛蔵者がこの盃をたいそう気に入ったのか?保存箱も それに負けない銘木である“神代のかえで”が 特別に設えられている。次は仕覆を着せて上げなければ? 高さ4.5cm 口径 8.5cm NO0105 |
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黄瀬戸グイ呑み SA0535 江戸前期 箱入り 釉は良く熔けて黄白色をした上手の盃、見込みに黒色に近く 発色しているのは、窯の中の降り物と俗に言われる 煙の入り込んだ集合体と見る、欠点であるが単調な釉調に ひとつの窯変が加味されたと考える、焼成温度はは良好。 発掘伝世品で口縁に小ホツ1箇所ありますがルーペで 観察すると釉が綺麗にのっていますので無傷で通用します。 高台のヘラ削りが上手く出来なかったのか?滑らかには削れ ずその分野性味があります、高台内側にはチリメン皺が出て 見所を与えています、前愛蔵者が良く使用したのか? 露胎部分は布巾擦れ?の様に滑らかで艶があり美しい 江戸前期はあると見ますが?それは購入者の判断ですね。 口径6.8cm、器高3,3〜3.8cm、高台径4cm NO0054 |
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美濃飴釉ぐい呑み SA0537 江戸初 島桑箱入 胎土から推定で美濃“郷ノ木窯”の飴釉ぐい呑み紹介です。 写真のように単調な飴釉に見えますが、太陽光線の元で 釉の薄く見える黄色部分をルーペで覗くと、中国宋時代の 玳玻天目(吉州窯)にみられる、ベッコウの質感に似た発色 (これは窯変で蛍光灯の元では見にくい)観察される珍品。 窯の中で適度に暴れた酒器は格別の雰囲気があります。 このぐい呑みは焼成中に火の勢いで倒れ、隣の器と引っ付 いて歪み、そこから斜め下へ窯割れが生じています。 また内面壁にはポコポコと石爆ぜ大1・小5ヶが有り、 単調な釉調の中でひとつの見所?となっています。 胴の歪んだぐい呑みは、持ち主の手にちょうど合うと、 得もいえない幸福感と愛着が沸き、手放せなくなります。 口縁に引っ付き取跡2箇所共色直し、窯ニューを金直し。 口径6,6〜7,9p 高さ3,9〜4,3cm 高台径3,7pNO0036 |
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南蛮焼締徳利 SA0545 17世紀前後 古色もあり“古備前の徳利”と見まごう南蛮焼き締め徳利 の紹介です。 お客様より琉球壺屋焼締徳利との指摘あり! 前愛蔵者もやはり古備前と信じて蔵していましたが 小生の説明に納得していただきお譲り願いました。 土味・こげ・緋色の発色など、お値段の高い古備前に したいのは「人間の欲のなせる業」致し方ないか? 左ロクロの成形方法が、一番の鑑定どころになった。 出川直樹氏著の中に「南蛮焼き締めと古備前」は間違い易い との記事を見かけたが、今回は実に納得がゆく作品に 出会えたと感心した。しかし実用で楽しむのには何の障害 もない、230t入り1,3合弱の独酌にベストサイズ。 もちろん花活けとしても活躍の場はある。親水性あり。アク棚 高13,8cm 胴径9cm 高台径6,3cm 口径5cm 0036 |
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赤漆沈金蒔絵酒盃 SA0546 4客あり 小ガラ 木胎に赤漆を塗り、彫刻刀で唐草文様を前後に彫り込み その溝に金を埋め込んだ後、全体を磨き上げる技法。 彫刻の技は見事で丸い部分に良くぞ彫り込んだものだと 感心する、口縁には金を一周めぐらせ、高台内のみ黒漆を 塗りこんである、こんな小さな酒盃でも仕事に手抜きが無い 残念なことに4客しか残っていない、容量からご婦人用に適。 口径4,3cm 高4,6cm 高台径2,7cm 1客800円 |
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朱漆細川九曜文瓶子 SA0550 昭和初期 輪島塗 祝い膳の酒器としてうってつけで、朱漆の仕上りが素晴らしく 細川家の九曜文が金蒔絵された三宝付き酒器セットの紹介です。 瓶子が2本有るのは三々九度の固めのさかずきの後に 新郎側、新婦側にわかれてお神酒を注ぐためのもので、よく見る と肩の張ったものとまろやかな物に分けて製作されている。 この瓶子は単独で飾っても見栄えは抜群で「花の王者?椿が 似合う」そんな雰囲気が伝わってくる。 お正月やハレの日にこのような酒器を使った演出で、お酒を 振る舞われたら、至福のひと時を味わえるであろう。 なになに?お酌する人は篤姫が良いと!勝手にしなさい(笑い) 寸法: 三宝:30,5×30,5p 全高27,8cm 床 0032 瓶子:底径6,3cm 口径3,2cm 全高18p |
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スコタイ青磁グイ呑み SA0018 13世紀頃 細かな貫入が一面にに入り、発掘場所の状態が想像できる 御酒の中に3ヶ月も漬けておけば、見事に大化けする。 どなたかチャレンジしませんか? 見所のある酒器が少なくなる中で育てる喜びを味わえる盃。 寸法:口径7.6〜8.0cm、H4.0cm NO0029 |
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片口(万古) SA0556 明治 万古焼と思われる片口(数が少ない)の紹介です。 糸きり高台は手慣れている。 見込みに降り物がありますがお酒を注いだ時それが ユラユラ揺れて見え、欠点が見所となるのが不思議です。 空色の釉が美しい事とヘラ削りの大胆さが特徴のグイ 呑みです、気分転換にもってこいの酒器だと存じます。 寸法:口部外径 8,6×7,2p 口部内径 6,2×5,7p 高さ 3,6p高台径 4,2p |
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染付鉄絵徳利 SA0557 幕末〜明治 画像では判断できないが首部に描かれた簡素な唐草は 染付にて描かれ、裾の幾何学文は鉄釉で描かれた美濃産と 思われる、良く使用された珍品徳利の紹介です。 お酒を飲んでも良し、野の花を飾ってもよし使い勝手の 良い徳利です、胴裾に二文字の印があるが読めない、また 口部に僅かな窯キズがある。 私の好きなノイバラの花が良く似合う! 寸法:胴径6,7cm 全高15cm G、 |
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染付グイ呑 ペア SA0560 時代産地不明 20年ほどこの仕事をしているが産地や時代を決定する 手掛かりが無い(勉強不足)小碗は始めてである。 白磁釉に青みが入り、高台には細い砂が確認され、口縁 には“虫食い”くだけた絵付けの面白さなどで一目見た ときは中国の古染付の煎茶碗と見たが?ロクロが右回転で あることと“ヤッコ踊りに見える図柄6人?”どうも日本 製らしい雰囲気になってきた。 こんなことを考えながらいただくお酒はきっと美味しい に違いない!鑑定眼に自信ある方チャレンジを! 寸法:口径8,5cm 高4,7cm 高台径4,3cm 小箪-4 一対で送料込み特価:5,000円 |
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星ヶ岡窯染付徳利 SA0171 昭和前期 北大路魯山人(きたおうじろさんじん) 明治16年生れ。 昭和34年没。書、てんこく、料理など星岡茶寮をひらいて 美食倶楽部の会員制料亭となって人気になる。 同時に使用する食器類は大正15年北鎌倉に星ヶ岡窯を荒 川豊蔵の力を借り開設し陶芸家の地位をも不動のものとした 瓢形染付徳利で、鹿・笹・菊など吉祥尽くしの絵がコバル トで描かれ星岡茶寮で実用に供された物、手持ちがよいのは嬉しい なお口縁にわずかな当りキズがある。 値段も手ごろです。 寸法:口径2,3cm 胴最大径6,5cm 高さ12cm |
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小代(小岱)ガラ徳利 SA0173 江戸末 沖縄・鹿児島は カラカラ徳利と呼ぶ。酒好きな坊さんが、 丸餅にヒントをえて、絶対に倒れない徳利をつくったところ 「貸せ貸せ(カラカラ)」と評判になったので、そう名付けた という民話が、宜野湾に残っているそうです。 小代は熊本県ですので「がら徳利」と呼ぶのが常だそうで すので、表題の名称にしました。 底部は鉄分の多い土で小砂交じりの粘土で、時代によっては 水簸して使用した土、釉薬は笹灰釉を使用するのが特徴で柄杓 を使い藁灰釉が肩部に無造作に流し掛けされています。 使い勝手の良い徳利で1合入り。 花活けで使用しますと この器の魅力が倍増いたします。 寸法:左右14,5cm 高10,5cm 口径3,9cm NO0010 |
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切子ジガーグラス SA0176 時代不明 赤シナ箱 ウイスキー好きならご存知でしょうが1,5オンス45mlを“ジガー” と呼びます、日本の伝統技術「切子」で竹が表現されています。 ホンモノのウイスキーを“生”のまま味わいたい、そんな本物志向 の貴方ためのグラスです。「ワンヒンガー・ツーヒンガー」 少量ですがウランが入っていますのですこし黄ばんで見えます。 ガラスは詳しくありませんので時代がわかりませんが昭和前期? 寸法:口径5,1cm 高6p 底径3,6p NO0002 酒器P |
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金赤切子グラス SA0180 時代不明 グラスの厚さや口径が一つずつ微妙に違い、手作りの味が良く 金赤の赤色が美しいグラスの紹介です。 真上から覗くと赤い色がグラデーションのように揺らぎ幻想的 な雰囲気が楽しめます、ロックに冷酒を戴くのにぴったりの容量 90cc(3オンス)入です、前愛蔵者は「薩摩切子」として所持。 残念なことに1碗口縁に当たりキズがあります。 残り2口 平均寸法:高5,4cm 口径6,9p 高台径3,3cm角 0036 |
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輪線文徳利 SA0187 昭和 全体に白泥を総掛けして化粧掛けした後、黒と茶の輪線をリズミ カルに引き、透明釉を掛けて焼成した作家物ですが、下画像のように 小判印がありますが判読不明で作者は判りません。(京焼き系?) この徳利良く使い込まれて白泥に御本のような曙色が出現を始めて います、手持ちも良く使い勝手の良いサイズで1,2合入る。 粉を引いたように、白く柔らかく清らかで美しい釉面をしているところ と輪線が心地よい雰囲気を醸し出しているので何故か使ってしまう。 寸法:高さ12,3p 胴最大径7,3p 口外径3,3p 0008 |
画像右下に映るのはコルクの栓 |
見立酒器セット SA0190 中仕切の桐箱 見立て徳利=瀬戸の灰釉鳶口徳利で、酒徒が憧れる見立灰釉の 徳利だ!容量は一合二勺と晩酌の友にちょうど良い大きさ! 冷酒を嗜むようにセットした粋な組み合わせと私は感心する。 盃は向付で珍味入れにして根来のお盆で差しで呑めば極楽 々 灰釉は内側にも掛かり画像より色が濃い、口縁部金直しあり。 徳利の寸法: 胴径9.5cm 高さ8.2cm 高台径5cm 松葉染付平盃=4客 永楽家14代得全(得善)1853〜1909没 の未亡人で妙全(1927没)陶技は非凡です、通称「お悠さん」 平盃の寸法: 口径9,5p H3,2cm・・・4客入 酒−P |
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鈞窯紫紅斑文酒盃 SA0543 元〜明時代 島桑箱 G, 河南省の洛陽の南に「八卦洞、鈞台」鈞窯の古窯跡がある。 活動は僅で、世界の愛陶家が欲しがる神品を焼いた窯である。 この時期の製品は宝くじに当たるより入手は困難であり、 あきらめるしかない、むしろ80年あまり時代は下がるが 金時代・元時代の脇窯(製作地は河北省・山西省)製品を 狙うしかないであろう。 CE0539の解説参照 提示の酒盃は見込み面に「酸化銅」の紅斑が僅かにみられる中央 見込に肌色に見えるのは釉薬の薄い部分で“月に群雲にも見え” このグイ呑みの魅力で入れたお酒が揺らぎます。 径8,2cm 高3,5〜4cm 高台径3,2cm NO0086 |
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古唐津平盃 SA0194 江戸初期 発掘伝世でよく使い込まれた手擦れの味が良い無地唐津 平盃の紹介です。 窯の中で割れた「窯キズ」に漆のような充填材で水漏れ防止 が施してあります、「釉の掛はずし」「縮緬皺」「トキン」と唐津の 見所がしっかり内包されています、掌の大きな人むけですね。 寸法:高3〜3,5p 口径10,4p 高台径4p NO0041 |
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古染付草文小碗 蔵番212 SA0212 明末時代 見込みにゴスで円と簡略な草文を描く、福建省漳州窯? くだけた紋様の図柄からグイ呑みがふさわしいと思う。 砂利高台 お煎茶碗で生まれたと考えられるが2碗しかない。 寸法:高4,3p 口径6,3p 高台径2,8p NO0018 |
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白磁小碗 蔵番SA311 保護箱 鍋島焼の白磁を髣髴させる器形で胎土は非常に薄い作品です おそらく中国福建省の漳州窯(しょうしゅう)の明末頃の作品と 想定するが小生は初見の作品で煎茶碗・ぐい呑みに見立てられる。 重ね焼したのか?見込みに蛇目の釉剥ぎが特徴で、高台は 鋭い勢いで刳り抜かれ、その深さ5_と深い長石釉?が掛かる 寸法:高4,1p 口径6,8p 高台径3,1p NO0011 |
画像なし 問い合わせ下さい。 |
黄瀬戸盤口大徳利 SA0102 箱なし 江戸後期 他に類例を見たことが無い、大きくて、重たい 鬼が持つ 棍棒 のような(笑い) 大徳利の紹介です。 土見や灰釉の発色の調子から瀬戸の製品と見ました。 存在感がありますよー。 口に古い当たり傷がある。 寸法:口外径6?cm 高さ45?cm NO0013 |
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※ GE:現代作家の分野にも酒器が有ります、ご参照を。 |
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金重 晃介 備前湯呑 SA0106 G, 筒の姿がよい逸品で必ず育ちます。 (焼酎お湯割りの器に)共箱 寸法:口径6,6〜7 cm 平均高9,7 cm 胴最大径7,6 cm |
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原田 拾六 備前湯呑 SA0107 G, 人気の拾六(じゅろく)作品は味があります。 (焼酎お湯割りに適) 共箱 共布 寸法:口径7,5〜7,9 cm 高さ8 cm 高台径5cm |
古美術サロン 竹森(予約制)
自宅内展示ですので、ご来店の節には