CH文房四宝

 

文房具全般・印材 

 

(C) サロン 竹森

 updated on 11/26/2006

2009.11.11.文房具を統合(37)掲載。2022.06.15.作品解説追加


 

文房具とは書斎の事を指し、一言で言っても多種多様である。

日本の文化の中で美術工芸品の粋を集めているのは、

“茶道で使用するお道具類”であるといっても過言でない。

 

これに対し中国では紀元前の時代より

木簡や竹簡に墨による文字が書かれ、古代の出来事を現代に伝え

てくれるように、墨や硯を始とする文房具類である“書の文化”

“その歴史は日本よりかなり古くから発展してきた”

 

従って中国における工芸界の発展は、

文房具によってなされたと考えて差し支えないと考えられる。

 

「硯」とは“墨をする道具”である。

その液を筆につけ、文字、絵を書くのは、

中国、朝鮮、日本以外には世界にない文化である。

 

硯の始源は、約2,000年前の漢墓より石硯が発掘された事から、

墨を含め実用の道具として発展したと考えられています。

 

宋代になると、朝廷が硯式を定め、

実用から芸術性を重視したために、愛硯家が生まれた。

明、清代には鑑賞を意図した硯板様式までが誕生しました。

「硯」の見所

1.        全体の風格

2.        石質()()()

3.        石色、斑紋の美

4.        形態が好ましい(自然と人工の調和)

5.        彫琢が非凡

6。伝来がある(銘文)

日本では大化の改新(飛鳥時代)西暦645619日に建元。

の時代頃より陶器の硯が盛んに作られるようになった。

小生がボランティアで研究している湖西古窯跡でも7世紀頃の

窯跡から中国硯に倣った、色々な形の硯が発掘されている。

中国の主な硯石の産地

端渓石(広東省)、歙州石(江西省)とう河緑石(甘粛省)

松花江緑石(吉林省)

 

朝鮮の主な硯石の産地

渭原石、鐘城石、大同江石、海州石

 

日本の主な硯石の産地

赤間石(山口県)高島石(滋賀県)玄昌石(宮城県)

雨畑石(山梨県)蒼龍石(高知県)竜渓石(長野県)

那智石(三重県)紅渓石(宮崎県)

 

中国陶磁器を買出しに香港を訪れると良く体験するのだが

日本を含めた外国人は陶磁器に関心を示し

現地の中国人は「玉製品」と「青銅器」・「文房具」に対し

情熱を込めて収集活動をする。

 

・・・5000番台・・・印材

 

特に田黄・鶏血などは日本のお守り袋のような袋に入れ

首に提げ、大切にしている姿に良く出会う、従って

文房具に対する知識は我々と比べ物にならない位い高い。

 

そんなレベルの店主であるが

このコーナーを新設して皆様と共に勉強して、

文房具を紹介しようと考える。

 

以下、素人ゆえどんな展開を見せるか?

ご指導いただきながらの提示になる事をお許し願いたい。


 

 

 瀬戸鉄釉魚水滴 CH0003 時代不明

 

水滴全般にいえることだが、使用が目的で製作されるので、

良く使用されるので完品は中々お目にかかれない。

この水滴も尾びれの右側(写真では下側)は失われているので、

パテ?状のもので補強され、共色直しがされている。

それほど使い勝手が良かったのだろう。

左右9cm 巾6.7cm 最大高さ5.2cm 

 

 

 

 

 

 瀬戸流水花文陽刻水滴  CH0005 明治  

 

なんともかわいらしい水滴か?眺めるだけで楽しくなる。

写経のおりの机上に置けば 心 流水の如く清らかになり、

筆が走るであろう。

花は桜と見たがよく見るとコスモスにも見える。

7.3×5.3cm 厚さ3cm 

 

 

 

 

 紫玉光墨  CH2006 (現代墨) 

 

上海墨廠出品 油煙10479113)とあり1973年製か?

墨をするには硯堂に少し水を垂らし磨り、濃くなったら池に

溜めるまた水を垂らし磨る、これを繰り返し行う方がよい。

こうする事により墨の発墨を促し墨の色艶が良くなる。

磨った墨はその日に使う、溜めて置く宿墨(しゅくぼく)

は墨色が悪化、筆を傷め、硯質を損ない、墨おりの悪化の原因

となります、ご用心ご用心。

一般的に製作より560年の墨が使い頃と言われている。

     六画 対辺 2.6cm 長さ15pNO0007 7千円

 

 

 

 

 大五老図 古墨(五忽セット)CH2012 シナ箱入

 

この大五老図墨5忽のうち“開文 銘”の物1有り合作か?

墨を磨るときカルキ分の残った水は墨色を悪くします。

一日ほど汲み置きしカルキを飛ばして使うように心がけます。

墨を磨る時は強く力をいれないで“軽く・優しく・柔らかく”

心静かに“練るように磨る”ことが肝心です。

 現代は墨汁を使う方が多いですが、やはり墨を磨りながら

心を高めていく準備段階の心構えが大切ですね。

    箱の外寸 23×14cm 墨厚さ1.1cm NO0021 1,5万円

 

 

 

 

 8忽セット古墨 CH2019 (型違いが4箱あり)

 

 

56忽、すべて型・墨名・大きさが異なる墨の紹介です。

墨の使用後は磨り口周辺が濡れていないようによく拭き取り

ます、そのまま置きますとヒビ割れの原因になります。

墨の保管場所は乾燥しすぎても、湿気が多すぎてもいけま

せんし、もちろん高温も嫌います。

風通しの良い陽の当たらない所で、できれば桐箱に入れて

収納するのが一番です。

売却単位はひと箱セット8忽売りでお願いします。 

    箱の外寸 30.5×20cm 墨厚さ約1.2cm  1.8万円

 

 

 

 

 

 

 白磁牡丹鳳凰文印花文印合 CH0011 清〜民国時代

 

発色は定窯の白磁に近い、いわゆる象牙色に近く暖かい、

清時代に宋時代の陶磁器の写しを良くしたのでその手

かもしれない、胎土は薄く手持も軽い精作である。

蓋に約9pのニュウ(割れ治し?)が走るのが欠点である。

かなり大きな印鑑にも対応が可能な大きさである。

           径12.5cm H 4.4cm  NO0029

 

 

 

 

 本象牙実印用印材 CH5010  黒ケース入り。

 

画像のようなケース入り実印用の本象牙印材の紹介です。

経年のため少しずつの痛みがあります、神経質に考える方は

ご遠慮ください。 印材は非常にお値打ち品でお勧めです。

左)103 寸法:全長5,9cm 太さ16,5_・・ 特価1万円

右)105 寸法:全長6弱p 太さ15_・・・ 特価1万円

 印鑑屋さんで34万円の印材です。

 

 

 

 

 

 左)象牙印材(蓋付) CH5011

              画像向って左端お嫁入しました。

画像右)(本象牙印材2本)汚れありCH1012106107

 

106 寸法:全長6cm  太さ15強_・・ 8,000

107 寸法:全長6弱p 太さ15強_・・ 8,000

 

 

 

 

 影青花文陽刻印合 CH0012 元時代  

 

印肉を入れるために作られた合子と考えられる、

蓋上面に陽刻で花の王者、牡丹の花が浮き出ている。

カマワレ・受け皿口縁に時代の古ホツが多数ある。

この印合、象牙色に近い白の発色で見た目の冷たさが無い。

最大径8.3p 厚さ4.7cm  NO0028

 

 

 

 

 スンコロク水注 CH0014 タイ1516世紀 

 

取っ手上部付け根と水の注ぎ口2p補修あり。

発掘のカセが多いので使用すれば手油がしみ込み、

見違えるように変化するであろう。

象をモチーフにこの形が生まれたと聞くが、

非凡な造形美といえる。          文P内

高さ7.7cm  胴径最大8cm  2.6万円

 

 

 

 

 李朝桃形小水滴 CH0033 李朝期? 箱なし 

 

定番の李朝桃形で可愛らしい水滴の紹介です。

桃の実の頂上にはおそらく辰砂がさして御座いますが

発色が悪いのか?写真のような色しか出ていません。

鉄釉はそこそこの発色ですので残念、白磁は俗に言われる

やわらか手で貫ニュウも無いタイプの良好な発色です。

水を入れて試したところ“水切れも良好”で実用可能です

李朝の水滴では小品で、写経の机上にベストサイズです。

寸法 全高 6,1cm 胴最大径 5,2cm     NO0035

 

 

 

 

 

 

 

 黄瀬戸猿摘水注 JO0035 江戸前期 上級保護箱

 

 

この時期の美濃の製品は窯ワレ・ヒビ・欠損・使用時の損傷

など必ず欠点がありますが、小さな降り物が器の上面のみに

11ヶある以外は無傷無欠点の黄瀬戸水注の紹介です。

(中写真、猿の左手下にある印花文下に緑釉タンパンがあり)

水滴の大きさで時代も有り無傷とあれば、宝くじに当たる確立

が必要と思われる程の希少品で、良くぞこんな田舎の骨董屋

にお輿入れしたものだと、出会いに対して感激しています。

このレベルの水注を机上に置き、聖水を硯に垂らせば、

制作意欲がむらむらとわいてきて、心に生気がやどり墨を磨る

手には妙な落ち着きがうまれ、筆も知らず知らずに走る。

糸きり高台   左右最大8,1cm 最大高4,8cm 胴径6,9cm

                      0285

 

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

 上)竹製文箱(ふばこ) CH0040=1

 

探してもなかなか出てこない時代味が付いた竹製の手文庫

の紹介です。時代の色がつくと作品全体から、優しい雰囲気

が出て、温かみが感じられるようになります。

使い勝手は色々ですが座右に置き短冊や色紙絵手紙など

大切な書物を入れるのに便利です。

 竹製品に時代をつけることは非常に困難で、中には靴墨を

塗り込む人もいますが天然の手すれの味には勝てません。

上段 文箱外寸:24×31,7p 高6,5cm NO0005

 

下)竹製文箱(ふばこ) CH0040=2

 

“思い出をお納めする”うってつけの文箱だと思います。

 器用な方ですとこの内側に、お気に入りの布を設えれば

グレードアップ間違い無しですね。

なお、50年ほどは経過していますので、それぞれ竹の曲げ

た角には時代の痛みが有ります。

写真下は竹の組み方が複雑で少しお値段が張ります。

       下段:27×35,4p 高7cm  NO0007

 

 

 

 

 

 霊芝飾 CH0043 昭和初期?

 

 文房飾や煎茶の床飾りに使われる霊芝は漢方薬

でも有名で、高湿度の山地の樹木や切り株に自生

する、サルノコシカケ科のキノコです。

天然の霊芝は外殻が堅く発芽率も低いため大変

貴重で、梅などの古木10万本に2〜3本しか

採れません、漢方薬としてBC206年〜AD8年頃

の間に薬草療法に使われたと記録があります。

 本品は霊芝4本を針金一箇所で止め、ニカワの

ような接着剤で動かないよう固定されている。

 本品は想定だが50年以上は経過している。

ニスなどが塗ってない為、両面で使える貴重品

寸法:全長13,5a 最大幅9a   NO0006

 

 

 

 

 

 

 端渓太子硯 CH3002 明時代  山坑  

     

墨池に見事な「眼柱」が6個浮き彫りされている。

(七個だと北斗7星)明時代に流行した硯である事が窺える。

この眼の配列、高低の妙味が“硯の姿”を引き立てています。

眼柱は虫の化石により出来たもので,端渓石にしかない

特殊な斑として貴ばれています。

その為か?前蔵者のお気に入りで、墨堂は良く使い込まれ? 

磨耗している。底面は“挿手硯様式”に彫り込まれている。

寸法19.7×9.7cm H 7.2cm  NO 0086

 

 

 

 

 端渓挿手硯  CH3003 宋時代 山坑 

   そうしゅ 

 

掘り出しのままなのか?全体がカセたままで日本に渡来した。

右上部から右墨池側面にかけて5cmほどの石目(筋)が走る、

底面には届いていないので実用も可能だが?

日本の平安・鎌倉に相当する硯の時代考証となる発掘古硯。

      寸法15.8×9.7cm H 3.33.7cm 0031

 

 

 

 

 端渓風字硯  CH3004 発掘品 明時代 山坑 

    ふうじ

 

CK1003同様、明時代に使用され近年発掘された古硯です。

硯の手入れ方法。

使用後の水洗いを怠ると、よい墨色が出ません。

鋒鋩(ほうぼう)が弱くなったら、硯用の砥石で水をそそぎ

ながら静かに、しずかに磨ってください。

中国の良質な硯盤はこれにより再度、“ほうぼう”が甦ります。

      寸法最大 24.7×14cm H 3.2cm  NO 0047

 

 

 

 

 端渓蓮葉自然硯 CH3008 清時代  山抗 

 

はすの葉の形か?見ようによっては達磨太子の姿にも見える。

三面の側面に自然石の皮が残っている、よく使い込まれたのか?

硯面がかなり擦り減っている。

指で触るとざらつきが確認できるので、粒子(鋒鋩)が粗いと

思われるが使用痕が著しいので、この硯の荒い鋒鋩の利用価値

があったのかもしれない。

水に沈めると石文の種類は説明できないが複雑に浮かんでくる。

寸法(最大)25cm×18cm 厚さ2933ミリ NO0011

 

 

 

 

 李朝渭原石硯 CH3101 李朝時代    G

   いげんせき

 

朝鮮半島で産出される硯石の王者、渭原石で作られた李朝時代

の発掘硯のご紹介です。

(朝鮮半島産の端渓と呼ばれ実用の硯となる)

写真のように上部左右に古い欠損をはじめ6箇所に時代傷み

が有りますが、老木と右下の鶴は彫琢も良く現存しています。

硯の裏側には前所持者と思われる銘が刻まれていますが?

(張辛ェ記)と読めるが?判読不明?

石質はきめ細かく水巖石に似た良硯の様相を見せ、全体の肌が

水分を欲しがっている。 貴重な硯です。

寸法:14,77p 厚さ8o NO0045

 

 

 

 

 

 

 亀形硯 CH3110 中国製 時代不明

 

 香港で1990年頃「戦国時代あたりの古代硯」として売られていた

亀の姿をそのものを硯のモチーフにした亀形硯の紹介です。

 石はまったくの素人ですが、灰白色比較的大粒の結晶である

斑岩石で火山活動で出来たような岩石に見える。

 もし古代の硯であるならば、この時代にはどんな墨を使った

のであろうか?浅学の私では説明が出来ない。

実物は亀の首の表現が写実的でユーモアたっぷり、4本の足も

爪の表現がなされており、しっかり大地を掴まえ踏ん張っている

姿で製作されている、なんとも厄介な作品で骨董屋泣かせと言える

寸法:左右最大18,7cm 頭部高5,8cm 巾最大13,3cm 0048

 

 

 

 

 赤間石自然硯  CH3114  時代不明

 

墨床を円形にして作られた赤間石の硯です、自然石のまま

刻文を入れずに、上面は自然の石目が80%くらい残っている、

側面は自然石片のままで荒々しい趣きを残している。

自然の形を生かした為か?硯の姿はぼってり見えるが

人工の手を加えないほうが良いとした作者の意図は

受け止めて上げなければならないと思う、良硯とみる。

鋒鋩は良くたって見える、底に“特選赤間石”と刻文がある。

汚れていたので洗硯した直後の画像で申し訳ない。

サイズ 18.3cmx22cm 厚 約2.5cm 0013

 

 

 

 

 

 

 老松に満月の図硯  CH3117 時代不明

 

 非凡な彫琢技術で満月に照らされる、老松と竹が彫られた

日本の硯の紹介です。

 元々は綺麗な蒔絵の硯箱に収められていたと考えられる

硯で、側面の四面には金が塗られていたが現在は磨り減って

色が薄くなっています、三河地方で初だししました硯です。

 写経に適した硯で産地は浅学な私では判りません(鳳来寺?)

 寸法:縦15,1cm 横9,5cm 厚2,2p  NO0008

 

 

 

 

 

 

 竹製筆筒 CH0047 時代不明

 

 筆筒としましたが箸立てかもしれません???

疑問に思い検索して色々調べましたが結局定義があいまいで

区別ができませんでした。  ・・・見立て花活けにもなります。

 素朴な竹の編み方ですが細部まで丁寧で、味のある色に変化した

竹が、素晴らしい雰囲気をかもし出している筆筒です。

 5月から10月に使用すれば部屋の中に清涼感が生まれ、創作

活動に後から力を貸してくれるかも知れません!

 絵筆や身の回りの小道具を入れてもよい雰囲気が出ますね!

竹の最下部に目立ちませんが1cm程度の欠損あります。

 寸法:高14,3cm 竹部径7,68cm 台径10cm 特価 3,400

 

 

 

 

 

 南部鉄ペン皿 CH0048 明治

 

明治37年に亡くなった有名なお医者さんが愛用していた鉄味の素晴

らしいペン皿の紹介です。(柱掛にもなります)

南部三巌堂ナルセは、明治9年に創業以来130年以上にわたり、

南部鉄器を製作し続けてきた老舗です。

「南部鉄器の伝統技術を守りながら、現代生活に潤いを与えることを

目指して南部鉄器を製作し続けています、鉄味も素晴らしく宮沢賢治の

「雨ニモマケズ・・・」が浮き出し技法で鋳出されています。

 寸法:長さ23,7cm 最大幅9,5cm 高さ1,51,7cm NO0003

 

 

 

 

 

木製の硯 CH3118  昭和前期

 

 本当に珍品で、木で作られた硯(コクタン製?)の紹介です。

 文献では見たことがありますが実際に手に取るのは初めてで

入手できたことに感動しました。

 もっと嬉しいのはこの硯(商品名=千年硯)を企画した会社の

パンフレットが残っていることです。

要旨=おとしてもこわれぬ・実用新案特許 第5480

・・・大阪工業試験場ニ於テ実用経済品ト賞賛セラル・・・

材料としては=シタン・コクタン・カリンとあるが、実物を

手にすると意外に軽いので怪しいが「製作販売当時」の紙箱と

今で言う、取扱説明書が付いているのでこれでよいのだろう。

寸法 縦13,6cm 巾7,4cm 厚1,8p 5,500円  文房P

 

 

 

 

 

 

 

 

 李朝辰砂水滴 CH0050  李朝後期

 

 海の珍味フジツボ形と表現したらよいのか?私は始めて見ま

した、辰砂の発色が不安定な代表と思われる水滴の紹介です。

辰砂の銅紅顔料は黒ずんだり、緑変してしまうことが多いので

安定した赤を出すことは困難で提示の色物でも良いほう

かも知れませんね。

日本人が欲しがる水滴は、何故か李朝時代のものに集中します

肩がこらないと表現すれば? 安心感を演出してくれること

は間違いが無いようで、肩の力を抜けば筆が走る! ()

 李朝の辰砂は人気が高くなかなか入手できません。

 寸法: 径7,27,7cm 高3,9cm G,  NO0062

 

 

 

 

 

 

 

 七宝染付面取水滴 CH1028 李朝?

 

 産地は良く特定できませんが、李朝の水滴と想定される

かなり大形で八角に面取りされた大形の水滴の紹介です。

 かなり使用されていた様子で高台や水滴の穴が黒く変色

しています、染付の発色は素晴らしく幾何学文からは

古渡り更紗のようなモダンな雰囲が漂います。

 内容量は400cc 日本流に言えば二合二勺入りです、

水切れもよく実用品としての使用が十分可能です。

 飾っておいても存在感は抜群で常に見下ろす位置に置き

1b位いの空間は水滴のオーラで満たしてくれます。

 それにしてもこれだけの水量を必要とする人はどんな

職業なのでしょう書家?画家?私には想像できません。

 滅多に出会えない逸品です。       NO0038

 寸法:左右最大12,8cm 対辺10,7p 高6p 

 

 

 

 

 

 

 織部眠り猫水滴 CH0056

 

 水滴の中でも人気が高い動物水滴その中でも更に人気が

集中する“猫水滴”の紹介です。

 左上画像で背中に掛けてある織部釉が還元が掛かり

一部赤く発色しています、窯変による変化で日本初の高温

焼成が実現した銅呈色赤色釉(辰砂釉)が確認できます。

 時代は江戸後期と想定します、滅多にお目にかかれない

マニア垂涎の水滴と存じます。

 寸法:左右7cm 奥行き4,3p 高3,9p NO0021

 

 

 

 

 

 志野織部虎水滴 CH0055 

 

 両足をきちんと並べ天を仰ぐ、そんな愛らしい虎をモチーフに

した志野織部の水滴の紹介です。

 尾っぽも背中をまっすぐに伸ばして直立させる仕草は、ご主人

様に従順する姿を表わしたものと見るが?

 皆さんは如何か?

 いずれにしても、そんじょそこらにある水滴ではない 佳品!

 瀬戸か?美濃か?決定打はないが江戸後期はありそうである。

 寸法:最大高さ:6,3cm 巾3,7p 奥行4,2p 

黒箪上  NO0028

 

 

 

 

 

 

 総織部猫水滴 CH0057

 

 総織部で猫をモチーフにした人気の水滴の紹介です。

 桃山江戸前期あれば美術館クラス、それでも貴重品、

水滴マニアであれば座右に置き掌に収めたい水滴です。

 昔は一家にひとつは水滴が必要であったので形や大きさに

工夫が凝らされ種類が多いまた日常よく使用されるので必

然的に傷つきそして廃棄され水滴の現存数は非常に少ない

 寸法:左右6,2cm 奥行3,7p 高3,4p  NO0025

 

 

 

 

 

 古染付水滴 CH0060  明末清初   

 

 伝世の味が良い、古染付賢人図水滴の紹介です。

 水滴のコレクションをする人は多くいますがその魅力は

手の平に載るサイズなのに多くの意匠が凝らされている事と

使って良し、眺めて良しの鑑賞陶器にとっては三拍子揃った

分野だと思います。

 古染付の図柄はくだけ過ぎていて作者の意図が解らない事が

多いですが、好事家に取ってはそれが魅力で人気があります

 蓋は釉がたまり本体や注ぎ口とくっついています、上画像の

注ぎ口の穴の左部分と蓋が、釉薬が溶着した様子です。

 中国物は発掘品が多いですがこれは伝世の希少品です。

 形も滅多に見られない醤油差しに似た珍品です。

 寸法:全高6,9cm 左右最大5,3cm 胴径3,4×3,5p

    取れない蓋寸法: 4,1cm×4,2p NO0049 

 

 

 

 

 

 雨畑自然硯 CH3120 昭和 

 
 雨畑小判硯?墨池が小判のような形からこう名づけたが
正しいか?左画像が表面です。裏面に“秀峰”と彫名がある
ので望月秀峰の作か?甲州に来て雨畑硯が欲しいと思って
いたがようやく入手できた硯、鋒鋩(ほうぼう)が良く
立っているので実用硯として写経にもってこいのサイズ

 裏面の凹部は、机上で安定を良くするために素人が掘り込

みをいれたような様子が伺える?(鼠の足跡?紋)

 寸法:左右最大9,2cm 縦最大12,4cm 厚さ14_NO0009

 

 

 

 

 

 アルマイト筆箱 CH0063 昭和前期?

 

 昔懐かしい筆箱の紹介です。

アルマイトとは大正一二年頃に日本の理化学研究所で発明

された金属でアルミニウム製品の表面に酸化アルミニウム

皮膜をかぶせたものの商標名。

 勝鬨橋のように左右方向から上に開きます。  

 寸法:左右21,5cm 巾5,2cm 厚さ2,1cm

 

 

 

 

 

 雨畑自然硯 CH3122 昭和

 

 裏面に「雨畑真石」と刻名がある、自然の硯石を生かした

小型の仲間に入る硯の紹介です。

 鋒鋩(ほうぼう)も細かく日本の硯石としては良い石で

大きさから写経の硯として座右において楽しめます。

 石の皮と呼ばれる部分(黄色に変化したところ)は自然の力

から生まれたもので大自然の芸術品やはり希少価値があります。

寸法:上下13.8p 最大幅13cm 厚16_  NO0008 

 

 

 

 

 

 六角硯 CH3123 昭和

 

 鳳来寺硯と思われる?珍しい六角形の硯の紹介です。

産地は確定できませんが石肌はすべすべした細かな手触りを

みせ、紫の雲状の石紋が見てとれます、一箇所1×1,5cm

空色の斑が入っています。  書道を志す方は硯に名水をたら

し、心を集中させながら墨をする、良い書が書けますよ〜!

寸法:対角12,5p 対辺11p 厚さ1,7p 0004

 

 

 

 

 

 古梅園青墨「蓬莱」 CH2027 昭和

 

古梅園十四世の松井元祥氏(物故)

見立水墨画用青墨「蓬莱」で個々のお好みに合えば他の

用途にもどうぞお使いください、400余年にわたる墨作

りを通して開発された青墨に向く油煙で作った青墨と

いう意味で本来の「松煙 青墨」とは異なります。

スミ色7色と言います、奥が深いですね!

墨寸法:長さ8,5cm 巾2,1cm 厚み8_

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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