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明時代・清時代

 

 

(C) サロン竹森

updated on 01/18/2007

2007.01.18.作品4点(計7点掲載)2022.07.13.作品1点追加。


明時代〜清時代の中国陶磁(1,368年〜1,912年)

日本の室町時代〜江戸時代に相当するこの時代、

正統な漢民族による明政府が誕生した。

 

質素を旨とする「洪武帝」は、朝廷用の金銀銅器を、

陶磁器にする事を決め、同時に「官窯」を定めた。

これにより、景徳鎮の誕生があり、

陶器の地位の向上決めが進んだ。

技術の上では、

 

1。

官窯の染付磁器、上手の宮廷用として技術の向上。

2。

法花。金欄手。五彩。雑彩。赤絵。技法の開発

3。

芙蓉手(ふようで)。祥瑞(しょうずい)。

古染付(こそめつけ)=日本の好み。

等々の発明がなされた。

 

清時代の特徴

1,636年〜1,912年)

 

 

 

 

豊臣秀吉の大陸への野望は、朝鮮半島のみならず、

中国本土にも影響を与え、清王朝が誕生した。

内乱が続くため、海岸線を封鎖し、

一種の鎖国政策を取った為に、

景徳鎮の陶磁が海外に出なくなり、

オランダの貿易商は、1,659年日本の伊万里焼を大量注文した

この為、一時期技術の退嬰(たいえい)が見られたが、

 「乾隆帝(けんりゅうてい)」の時代には、

 すこぶる発展をみた。

 

1。

官窯磁器(様式美)(完璧な絵付)

2。

琺瑯彩(ほうろうさい)。粉彩(ふんさい)。

豆彩(とうさい)(闘彩)。素三彩。

などである、明・清の作品をお楽しみください。

なお、この時代は日本の室町時代〜江戸時代である。

 


 

 



 

c2110

 

 

古染付鳳凰文夏茶碗 CW(CF)2110 明末時代 

                        G,

外壁に鳳凰が気持ちよく舞い、見込みに瑞雲をひと描き、

稚拙に見えるが真似しても出来ない筆さばき、

これが古染付の最大の魅力!端反りの器形で夏茶碗として

十分使用が可能です、口縁の虫喰いを汚らしいと思う人では

所持する資格はない茶道の世界!

古染はやはり侘び寂の世界を知るもののお道具なのだ

見込みの瑞雲を見ていると口縁の虫喰いが心地よく映るから

不思議だ! 私は孫悟空になった気持ちになる  ()

寸法:口外径13,5p 高台径6,5p 高44,6p 0191

 

 

 

 

  コソメツケナツヒバチ

 古染付夏火鉢 CF0120 明末・清初 

 

古い金直しが2本、古渡りを証明する。

お分け頂いた日本の奈良の茶道家では黒檀の通い箱に収め

られて、茶室の夏火鉢として使っていた。 

猛禽類の鷹がにらみを利かせている図が描かれている。

紫檀の箱は画像無し、箱寸: 17,5×17,5cm H8.3cm

古染の火鉢寸法:口径11,812,4cmH9,5cm NO0069

 

 

 

 

 

 

 青釉染付大花瓶 CF0101  清〜民国

 

 主題が蓮の花で牡丹と菊がコバルトで大胆な構図で描かれた

大花瓶の紹介です。

耳は申し訳ないような大きさでチリュウ(赤ちゃん龍?)が貼花

され外側の釉薬は青釉で花瓶の内側には白磁釉がかけ分けられ

ていて存在感が在り独特の雰囲気を醸し出しています。

 残念なことに高台内にトリアシ、小さな釉キレが3ヶ所

貫通していませんが1,5p程度のニューが口縁に走っています。

 寸法:高43p 口径16,5p       NO0065

 

 

 

 

 

 青花芙蓉手平鉢 CF2016 明末の景徳鎮民窯

 

 見込みにいわゆる「水禽文」と水辺に咲く草花・水鳥が描かれ

茶人達が「芙蓉の花に似ている」文様としてくだけた柄が珍重され

日本に招来され茶道で使用された、またVOCの注文でこの

皿を伊万里が写し、ヨーロッパに輸出し人気を博した歴史がある

高台内は飛びカンナで砂高台、古渡りでこの銀直しが無ければ

大名物で大名のみが持てるほどの高価で貴重な作品!

なぜかこの皿の見込みに布目の跡が何箇所かあるがなぜか不明?

寸法:口径2829cm 高台径15cm 高56cm

 

 

 

 

 

 芙蓉手猿公文中皿 CF0015 清時代  

 ふようでえてこうもん

 猿が桃のような果物を採って得意げにこちらを向いた図が

描かれた「縁起物」で 青花芙蓉手皿の 御紹介です。

 高台内に染付けで「復香軒玉清製」とある、清康熙年頃に

名士達官のお祝いでこの銘を入れた例があると記述がある、

伝世の青花が美しいお皿で、日常で使い勝手の良いお皿で

3枚あるが「巳年」の蛇、「戌年」の犬?を手持ちしている。

寸法:高2,6p 口径15,8p 高台径9,5p

 

 

 

 

 

   ちりゅうもん

 青花龍文盃 蔵番 F0103 明万暦時代  桐箱

 

 明時代万暦年は15731619年は桃山時代、高台内に青花で「福」の

字も見られる、独特のゴスの発色で蛟龍(こうりゅう)が描かれる。

(ちりゅうとは成長の過程の幼齢期の龍だと定義する中国の文献がある)

胎は薄く発色は良い、染付けの完成域に達している逸品です。

「グイ呑みに適」・・・お酒がのどの中にスルッとはいる。

 時代的には日本の初期伊万里よりも古い時代の作品(チャイナだ)

寸法:口径7,98,3cm H5cm 高台径3,7p  0112

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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