2007.09.09
第12回SSS…りんりん竹ちゃん講演会(昼の部)…その5〜8 [ SSS(仙台セミナースクール) ]


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その5
りんりん竹ちゃんの体験の事です。

自分の子育てのことを振り返って、仕事で遅く帰ってきたとき、妻に話しかけられたとき、「うるさいなあ。」と思うときがあり、その時、心のどこかに「(オレが働いてあげている。」と言う意識があったようですが、その事を反省点としてあげていました。妻は何かのサークルに入っているようですが、居場所を求めている、ということをしっかりと理解しているようです。こういう夫を持った妻は凄く幸せですよね。

さすが、自分の至らない所を客観視して、大谷徹奘さん、小西先生から学んだことを日常生活にその都度、フィードバックしている真摯な姿勢が、講演会のお話しの中から伝わってきました。

人間、誰だって至らない点がありますが、それを一つ一つ振り返り、今まで学んできたことを思い出し、一つ一つ改善していく、クリアしていく、と言う姿勢が大事、ということです。

私自身にも当てはまる事です。

今回の講演会は(まあ、いつものことですが)私の日常生活ともダブっている点があり、更にかみ砕いた表現になっているし、分かりやすかったですね。

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その6

体は縛り付けることは出来るとしても、心は縛り付けることが出来ない、
と言うことです。

いつのことか忘れたが、大谷徹奘さんは、法話会を聞いている聴衆に向かって、現在、法話会にだけ集中することが大事、今を受け入れる事が大事、と言う事を述べておりました。

これは私なりの解釈ですが、
例えば、法話会を聞きながら、帰りのバスの時刻を気にしたり、携帯電話のメールの着信を気にしたり、夕飯の事が気になり出したり、先々の事まで考え、現在の法話会に集中できない、と言うことです。

体は現在地にあっても、心はあっちこっちと飛んでしまっている、と言うことです。

そこで、「信」とは心を縛り付ける方法を言っているようです。

中国から帰ってきて、その文章を見て納得したようですよね。

何かを信じる、要するに信仰心を持つことが大事のようです。

何がおきたとしても、自分というものを見失わない、自分が感性で正しいと感じたならば、情報過多の現在を見ても分かるように、他の様々な情報を振り回されない、正しく物事を判断できる能力が必要、ということになります。

スピリチュアルなお話しになりますが、自分が活かされている、自分の身の回りに幸せの種が転がっている、と言うことを認識することが必要と言うことです。

私も含めて、例えば、信じるものを外へ求めたり、幸せを外から求めようとしたりするのは、まだ、悟りを開いていない、ということです。

耳の痛いお話しでしたが、今後の人生の事を考えると、糧(かて)になりました。

般若心経を唱えたときの効力についても、改めて、言及しておりました。

ただし、般若心経や仏教、仏様について、勘違いをしてはいけない、ということも強調しておっしゃっておりました。

仏教を信じることで仏様が救ってくれるのではなく、信じるからこそ、折れずに立っていることが出来るようになるわけです。

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ここから、私流の解釈になりますが、自分の感性で正しいと思ったことを信ずる心が強くなれば、どんなもっともらしい複数の情報が入ってきたとしても、自分の考え方、信じる心は揺るがない、と言うことです。それが信仰心と言うことでしょうね。

すがるような信仰だと、心のどこかで何かが違うと感じ、ピョンピョンと様々なものに飛びついたりしてしまうようです。

要するに自分がなくなるわけです。
幸せが自分の心の中にある、と言うことを忘れてしまう訳です。

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その7

「あの出来事があったからこそ。」と後から思うことも凄く良いことですが、

「そのことが起きた瞬間」、例え、その出来事が一見、嫌だなあ、と思うような出来事でさえも、良き出来事、学びの瞬間として、受け止めることが出来るのが、一番、理想的だ、ということになります。

またまた、スピリチュアルのお話しになりますが、最終的に行き着くところは、自分に対する信頼、要するに自分が生きている事についての信頼、と言うことになります。

「信頼(しんらい)」とは「“頼る”、ということに“信”があって“信頼”となる」と言うことになります。

“命”に対しての信頼も必要です。

そのことを否定すると、全部を否定することになります。

例えば、「なんで、(私はこの世に)生まれてきたのだろう、あの出来事さえなければ、あの人さえ現れなければ、あの時、あのような行動さえしなけえば。」と全てを否定することを考えてしまいます。

要するにマイナス思考と言うことですね。

自分の人生に命をかける、
喜んで亡くなった、ということは、この世を生き抜いたという達成感があるからでしょう。とにかく人生を充実させることです。

「満足な人生であった。」と思いながら、死ぬことが出来れば、命を全うしたことになる、と言うことでしょう。

松原泰道さんは、さすが100歳になっても生きていて、充実した人生を歩んでいるようですが、私自身も、そう言う人を目指したい、と思いました。

これは、私流の解釈ですが、
例えば、「私はこの世に生まれてきただけでも有り難い、あの出来事があったからこそ、あの人が現れてくれたからこそ、あの時、あのような行動をしたからこそ。」と全てを肯定的に考えると、少しずつ否定的な考えは持たなくなり、幸せが自分の所にやってくるのではないかと思います。又、次から次と、良き人々が寄ってくるようになります。

全てを肯定的に考えると良いことがおきる、ということです。

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その8

幸せなのか、不幸なのかも、自分が決めることです。

誰でも、いくら、物質的に恵まれていても、幸せを感じる心がなかった、と言う体験をしていると思います。

幸せを感じる心を養う事が大事ですよね。

インドは人口が増えている。

デリーの空港で降りたら、畑があり、何匹もの豚がうろうろしている。

“りんりん竹ちゃん”がインドへ行ったときの印象として、
●貧しい国
●貧富の差が激しい

それで、インド政府への激しい憤りを感じる
それが何日も続く。

「あんなふうにはなりたくない。」と思いながら、インドでクラスが、日本に帰ってくると、(現在の自分の生活に関して)不平不満ばかり感じている。

私は海外旅行に一度も行ったこともないし、飛行機も一度も乗ったことはありませんが、もしも、私も、インドに行ったとしたら、同様に感じていたことと思います。
日本に戻ってきたとしても、恐らく、不平不満だけを口にしていたのかもしれません。

自分の立場に置き換えて考えることが出来るほど、インドのお話しにもインパクトがありました。

アジア10カ国のアンケートのお話しもありました。

幸せを感じていると言う国民の一位がインドと言うことです。

以前、日本テレビ系の特命リサーチ200Xと言う番組で何年も前に取り上げていたが、ブータンの国民も、幸せを感じているようです。

ブータンは1989年に国民聰幸福論を発令したようです。

特命リサーチ200X=E.F.R.C(ファーイーストリサーチ)のサイトより。
1997年(平成9年)7月13日に番組に取り上げられました。
今から10年前ですね。

引用させて頂きます。
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「ブータン国民に意識調査をした結果、250人中、242人がこの国に満足している結果となった。」
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と言うことですが、丁度、インド人と同じように幸福を感じているようです。

確かに、日本と違ってテレビ、パソコン、電子レンジなどの電化製品は普及しておらず、日本から見ると、みすぼらしく見えるかもしれませんが、食料は自給自足されていて、食糧問題の心配は全くないし、家庭内の問題もほぼ存在しないですし、よって、老人問題も存在しないし、伝統や文化を守りながら、少しずつ物質文明を進歩させているところを見ると、今後の生活も、心配はないようですね。

日本は高度な物質文明を実現し、交通機関も充実し、電気、ガス、水道などインフラも整備されていて、インターネットも普及している、

それでも、日常生活に関して、不平不満を抱えているわけです。

家庭不和、幼児虐待、教育荒廃、食料の輸入の問題、エネルギー問題など、数え上げたらきりがありません。

“りんりん竹ちゃん”のインドに関するお話しを聞く度に、特命リサーチ200Xで取り上げられていた「謎のブータン王国に潜入せよ!」と言うお話しを思い出しておりました。

しかも、ブータンは日本と共通点もあるようです。

詳しくは以下のサイトに取り上げられております。
「特命リサーチ200X」…「謎のブータン王国に潜入せよ!」をご覧下さい。←クリックして下さい。


コメントです。

はじめまして ベン0504さん

私も以前から感じていました。
日本人全員が今の収入の半分になっても
幸せを感じられる国作りをできるんじゃないかと
いい政治家といい国民が必要ですけどね。(2007.09.10 07:56:28)


Re:第12回SSS…りんりん竹ちゃん講演会(昼の部)…その8(09/10) 佑啓さん

何を幸せと感じ、どう幸せになる為に努力するか?という心持てるか持てないかが、キーワードになるんでしょうね。
空気がある、今日生きているだけでも幸せそう思えるように、幸せ心を鍛えなくては!
やる事がてんこ盛りですね。(笑)(2007.09.10 10:58:48)


こんにちは(*^^*)/ うさぎの桜子さん

幸せって、気付きからなんです^^ゆっくりで良いので、一番近くの事に気付いて♪本当の幸せをつかみましょう♪(2007.09.10 11:06:13)


Re:はじめまして(09/10) タカノエイサクさん

ベン0504さん
>私も以前から感じていました。
>日本人全員が今の収入の半分になっても
>幸せを感じられる国作りをできるんじゃないかと
>いい政治家といい国民が必要ですけどね。
-----
そうですよね。
もっと、ゆったりした気持ちで過ごすことが出来る国になれば良いなあ、と思います。
これほど、鬱病が増えているのですから。
(2007.09.10 16:01:04)


Re[1]:第12回SSS…りんりん竹ちゃん講演会(昼の部)…その8(09/10) タカノエイサクさん

佑啓さん
>何を幸せと感じ、どう幸せになる為に努力するか?
>という心持てるか持てないかが、
>キーワードになるんでしょうね。

そうですよね。
人間は不幸の種を一つ一つ見つけ出すことが多くなることもありますが、考え方を転換させて、一つ一つ幸せを見つけ出すことをすると、本当に楽しい気分になってくると思いました。

>空気がある、今日生きているだけでも幸せそう
>思えるように、幸せ心を鍛えなくては!
>やる事がてんこ盛りですね。(笑)
-----
そうですよね。
空気がある、息を吸うことが出来る、歩くことが出来る、目を見たり、耳で音を聞いたりすることが出来る、こういうことを日頃、意識していないが、人間の体は繊細に出来ている、このことを考えるだけで、神秘を感じ、幸せに繋がると思います。
作家の五木寛之さんも、そのような事を言っていたような気がします。
(2007.09.10 16:03:15)


Re:こんにちは(*^^*)/(09/10) タカノエイサクさん

うさぎの桜子さん
>幸せって、気付きからなんです^^ゆっくりで良いので、一番近くの事に気付いて♪本当の幸せをつかみましょう♪
-----
そうですよね。当たり前だと思えるような事でも、本当は当たり前ではなく、与えられたものなのですよね。
与えられたものに感謝することが出来ればなあ、と思いました。
(2007.09.10 16:04:02)

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