正因寺の返還


正因寺(さいたま市大宮区)が宗門に復帰(平成26年5月21日宗務広報第1221号)

本日、これまで正信会問題によって、昭和57年より不法占拠されていた。佛生山正因寺が、32年ぶりに宗門へ復帰しました。
これは、同寺元住職であった矢嶋覚道が本年4月17日に死去したことによるもので、本日付をもって新たに坂口道文師が住職に任命され直ちに正因寺に赴任し、日蓮正宗本来の正統な宗教活動を再開しました。(以下略) 以上


大白法平成26年6月16日号

さいたま市大宮区正因寺復帰奉告法要 - 第3代住職入院式も厳粛に

6月11日午前11時より、さいたま市大宮区の正因寺において、正因寺復帰奉告法要並びに第3代住職入院式が厳粛に奉修された。
正因寺は、昭和30年10月18日、総本山第64世日昇上人大導師のもと落慶入仏式が奉修され、宗教活動が開始された。
昭和42年9月12日には、総本山第66世日達上人大導師のもと本堂新築落慶法要並びに御本尊入仏式が奉修された。
しかし、元住職・矢嶋覚道が創価学会の52年教義逸脱路線に端を発した正信会問題により、昭和57年4月5日に擯斥処分となったが、同寺を不法占拠した。
しかるところ、本年4月17日に矢嶋が死去し、5月21日に正因寺御宝物・寺院建物等が宗門に返還され、32年ぶりに復帰した。
同日、新たに住職に任命された阪口道文御尊師が赴任され、また東京都豊島区の法道院から700余名の信徒が移籍して当寺の所属信徒となり、日蓮正宗本来の正統な宗教活動が再開されるに至り、今回の法要となった。
この法要には、総監・八木日照御尊能化、華王寺住職・前川日秀御尊能化、本種寺住職・佐藤日栄御尊能化、庶務部長・斎藤栄順御尊師、教学部副部長・宮野審道御尊師、埼玉布教区支院長・藤本信恭御尊師はじめ布教区内外の御僧侶方が御出席。
また、法華講大講頭・篠田連合会壮年部長、桜井埼玉地方部長、平野照夫正因寺総代をはじめとする当寺所属信徒、さらに多数の代表信徒が参列した。
法要は、阪口住職の導師により献膳の儀・読経・唱題と奉修された。
次に、藤本支院長より新住職紹介並びに祝辞が経過報告と合わせて述べられ、続いて八木総監、正因寺信徒代表・平野総代より祝辞が述べられた。
最後に阪口住職より参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披露された。
この後、本堂において、記念撮影が行われ、法要はとどこおりなく終了した。
未だ擯斥僧侶により不法占拠されている寺院が多数あるが、1日も早くすべての寺院が返還されることが望まれる。