蓮華寺の返還


宗務広報 1049号 平成18年10月28日

蓮華寺(大阪市淀川区)、宗門へ返還

平成18年10月28日、これまでいわゆる正信会の者に不法占拠されていた大阪市淀川区の仏生山蓮華寺が25年ぶりに宗門に返還されました。
これは、同寺元住職久保川法章の申し出によるもので、兼務住職高野法雄師に対し同寺を明け渡したものであります。
なお、同寺は、今後高野法雄師が兼務住職として職務を執行し、占有管理をしてまいります。
以上


大阪市淀川区・仏生山蓮華寺が宗門に復帰 厳粛に復帰奉告法要行われる(大白法 平成19年7月16日号)

7月7日、大阪市淀川区の仏生山蓮華寺において、復帰奉告法要並びに第2代住職・長坂慈精御尊師の入院式が厳粛に奉修された。これは、元住職の久保川法章に約25年間にわたって不法に占拠されていた蓮華寺が、平成18年10月28日に宗門に返還されたことによるものである。

蓮華寺は、昭和40年11月5日、総本山第66世日達上人の大導師のもと、復興新築入仏落慶法要が執り行われた。しかし、元住職の久保川は創価学会の昭和52年路線・教義逸脱問題を起因とした自称正信会問題の中、本門戒壇の大御本尊並びに唯授一人の血脈相承を否定する異説を唱えた。これにより、久保川は昭和56年2月9日付をもって擯斥処分に付され、これまで当寺を不法に占拠していたが、このたび当寺が宗門に明け渡される運びとなったのである。

復帰奉告法要並びに住職入院式には、菅野日龍御尊能化、海外部長・漆畑行雄御尊師、庶務部副部長・斎藤栄順御尊師、大阪布教区支院長・高野法雄御尊師、同副支院長・柳坂幹道御尊師をはじめ布教区内外の御僧侶方が御出席。また、大阪地方部より茂山地方部長、住田利治副地方部長、守家末広副地方部長、さらに大阪布教区内の支部代表信徒220名、また蓮華寺の川口順総代をはじめ蓮華寺信徒多数が参列した。

入院式は午後1時より奉修され、はじめに新住職の長坂御尊師の導師により、献膳の儀、読経、唱題と奉修された。次に、高野支院長より新住職の紹介、並びに経過報告を交えての祝辞が述べられ、続いて漆畑海外部長、川口総代より、それぞれ祝辞が述べられた。最後に、長坂新住職より参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披瀝された。こののち、本堂において記念撮影が行われ、復帰奉告法要並びに入院式はとどこおりなく終了した。

なお、昨年10月28日には返還の読経・唱題が修され、入院式の当日午前10時より、座替り式を奉修。さらに、柳坂副支院長、総代等の立ち会いのもと、事務引き継ぎが行われた。また当寺は、淀川区の妙栄寺から信徒の一部が移籍して蓮華寺所属信徒となり、宗教活動が再開された。