小田原教会の返還



宗務広報 第1303号(平成29年10月20日)

小田原教会(小田原市)、宗門へ返還

本日、これまで正信会問題によって、昭和55年より不法占拠されていた小田原教会が、37年ぶりに宗門に返還されました。
これは、同教会元主管であった佐々木秀明が、本年8月26日に死去したことによるもので、これを機に宗門へ返還されたものであります。
なお、同寺は、今後蓮久寺・宮川道理師が兼務主管として職務を執行し、占有管理してまいります。 以上


大白法平成30年1月16日号神奈川県小田原市 小田原教会復帰奉告法要 新主管入院式も厳粛に


平成29年(2017年)12月23日午後1時より、神奈川県小田原市の小田原教会において、小田原教会復帰奉告法要並びに新主管・西村法連御尊師の入院式が、厳粛に奉修された。
小田原教会は明治18年(1885年)10月12日、総本山第52世日霑上人のもと、開堂入仏式が奉修された。
その後、関東大震災(大正12年⦅1923年⦆9月1日)にて倒壊し、昭和17年(1942年)6月12日に現在の本堂が新築された。
また、昭和37年(1962年)9月7日に庫裡の改築と共に納骨堂が新築された。
しかし、元主管・佐々木秀明が、創価学会の52年教義逸脱路線に端を発したいわゆる正信会問題により昭和55年(1980年)9月30日に擯斥処分となったが、同教会を不法占拠した。
しかるところ、平成29年(2017年)8月26日に佐々木が死去し、10月20日に小田原教会の土地建物等が宗門に返還され、37年ぶりに復帰した。
これに伴い、同市の蓮久寺から約800名の信徒が移籍して同教会の所属信徒になり、日蓮正宗の正統な宗教活動が再開されることとなった。
この法要には、宗務院渉外部長・梅屋誠岳御尊師、神奈川布教区支院長・石井栄純御尊師、同副支院長・佐藤広明御尊師をはじめ布教区内外御僧侶方が御出席。
また法華講大講頭関野神奈川地方部長、小松節子小田原教会総代をはじめ多数の代表信徒が参列した。
法要は西村主管の導師により献膳の儀・読経・唱題と奉修された。
次に、石井支院長より新主管紹介と祝辞が述べられ、梅屋渉外部長、小松総代より祝辞が述べられた。
最後に、西村主管より参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が決意が披瀝された後、本堂において記念撮影が行われて法要は終了した。
未だ不法占拠されている寺院の、1日も早い返還が望まれる。