妙徳寺の返還
宗務広報 815号 平成11年11月26日
妙徳寺(四日市市)、宗門へ返還
去る11月1日、これまでいわゆる正信会の者に不法に占拠されていた四日市市の法宣山妙徳寺が17年ぶりに宗門に返還されました。
これは、同寺元住職・真下昭道が、本宗の教義及び信仰の根幹をなす金口嫡々唯授一人の血脈相承を否定する異説を唱え、管長に対し誹毀讒謗をしたことについて、
前非を悔いてお詫び申し上げたいと申し出たものであります。
同人は、昭和57年9月16日付の擯斥処分が有効であること、したがって、同寺の占有権限のないことを認め、宗務院の早瀬庶務部長・秋元渉外部長の立ち会いのもと、
同寺兼務住職・福家重道師に対し同寺を明け渡したものです。
なお、住職は、11月22日付をもって福家重道師から豊田陽道師に交替になり、今後は、豊田陽道師が同寺の住職として職務を執行してまいります。
以上
その後の経過
真下昭道御尊師は、退去後、親族の日蓮正宗御僧侶のもとで謹慎しておられましたが、謹慎が解けないまま逝去されました。
しかし、日顕上人の大慈大悲により、日蓮正宗の僧侶として葬儀が執行され、霊山に旅立たれました。