広徳寺の返還


宗務広報1224号(平成26年7月22日)

広徳寺(徳島県美馬市)宗門へ返還

本日、これまで正信会問題によって、昭和57年より不法占拠されていた上野山広徳寺が、32年ぶりに宗門へ返還されました。
これは、同寺元住職であった磯崎文城が本年5月1日に死去したことによるもので、これを機に宗門へ返還されたものであります。
なお、同寺は、今後國島道樹師が兼務住職として職務を執行し、占有管理してまいります。


大白法・平成26年9月1日号

徳島県美馬市広徳寺復帰奉告法要
日蓮正宗本来の宗教活動を再開

7月31日午後1時より、徳島県美馬市の広徳寺において、広徳寺復帰奉告法要並びに第2代住職入院式が厳粛に奉修された。
広徳寺は、昭和45年(1970年)11月10日、総本山第66世日達上人大導師のもと落慶入仏式が奉修され宗教活動が開始された。
しかし、元住職・磯崎文城が、正信会問題により昭和57年(1982年)に擯斥処分になったにもかかわらず、同寺を不法占拠した。
このため、前御法主日顕上人猊下の御慈悲により、地域広布のための出張所が開設された。
その後、さらに創価学会問題を経て、平成9年(1997年)より修徳院を帰命依止の道場として信行に励んできた。
しかるところ、本年5月1日に磯崎が死去したことにより、7月22日に広徳寺御宝物・寺院建物等が宗門に返還され、広徳寺は32年ぶりに復帰した。
そしてこのたび、新たに住職に任命された国島道樹御尊師が赴任され、日蓮正宗本来の正統な宗教活動が再開されるに至り、今回の法要となった。
これには、南四国布教区支院長・長沢弥道御尊師をはじめ布教区内外の御僧侶方が御出席。また長谷南四国地方部長をはじめ信徒多数が参列した。
法要は国島住職の導師により献膳・読経・唱題と如法に奉修された。
次に長沢支院長岩崎正憲広徳寺総代より祝辞が述べられた。
最後に国島住職より参列の各位に対して丁重な謝辞が述べられると共に、今後の決意が披露された。
この後、本堂において記念撮影が行われ、復帰奉告法要並びに入院式はとどこおりなく終了した。
なお、修徳院に所属する信徒は、今後、広徳寺において信心活動に励むこととなった。
未だ擯斥僧侶により不法占拠されている寺院が多数あるが、1日も早くすべての寺院が返還されることが望まれる。