高林寺の返還


宗務広報 第1230号(平成26年9月30日)

高林寺(群馬県太田市)、宗門へ返還

本日、これまで正信会問題によって、昭和57年より不法占拠されていた恵光山高林寺が、32年ぶりに宗門に返還されました。
これは、元同寺住職であった亀田成文が、本年6月6日に死去したことによるもので、これを機に宗門へ返還されたものであります。
なお、同寺は、今後原山信持師が兼務住職として職務を執行し、占有管理をしてまいります。
以上


大白法 平成27年(2015年)8月1日号

高林寺復帰奉告法要 第2代住職入院式も厳粛に

7月17日午後1時より、群馬県太田市の高林寺において、高林寺復帰奉告法要並びに第2代住職入院式が厳粛に奉修された。
高林寺は、昭和33年(1958年)12月18日、総本山第65世日淳上人を御開基として、当時東京都豊島区常在寺住職であった後の第66世日達上人の御発願により建立され、宗教活動が再開された。
昭和51年(1976年)5月18日には日達上人大導師のもと本堂新築落慶法要が奉修された。
その後、創価学会の52年教義逸脱路線に端を発した正信会問題により。昭和57年(1982年)8月21日に擯斥処分となった元住職亀田成文が、同寺を不法占拠した。
しかるところ、昨年6月6日に亀田が死去し、9月30日に高林寺御宝物・寺院建物等が宗門に返還され、32年ぶりに復帰した。
そして今回、群馬県桐生市の無量寺から60数名の信徒が移籍して当寺の所属信徒となり、新たに住職に任命された宮脇正能御尊師が赴任されたことから、日蓮正宗本来の正統な宗教活動が再開されるに至り、今回の法要となった。
この法要には、群馬布教区支院長・野村法慎御尊師はじめ布教区内外の御僧侶方が御出席。また柴山群馬地方部長、信徒代表金子秀夫氏をはじめとする当寺所属信徒、さらに多数の代表信徒が参列した。
法要は、宮脇住職の導師により献膳の儀・読経・唱題と奉修された。
次に野村支院長より新住職紹介並びに祝辞が経過報告と合わせて述べられ、続いて金子氏より祝辞が述べられた。
続いて、工事関係者に対して感謝状並びに記念品が贈呈された。
最後に宮脇住職より参列の各位に対して丁重な謝辞が述べられ、今後の決意が披露された。
この後、本堂において記念撮影が行われ行われ、法要の一切は滞りなく終了した。
未だ擯斥僧侶により不法占拠されている寺院が多数あるが、1日も早く全ての寺院が返還されることが望まれる。