明治初期に発足後、昭和26年まで活動し解散に至る。
その後、昭和44年より解散当時の舞子、地元有志により活動を再開。
神楽は六調子系を継承し、発足当時の台本「神代神楽台詞」を基に活動
を続けている。
この「神代神楽台詞」には、周辺社中には見られない、「坊主舞」や
「鍋島猫」「三韓」の口上を残し、「夜刀(道返し)」「所領争(五神)」
等々他社中とは異なった名称の演目も多く、多田神楽の特色となってい
ます。
また平成11年には地元の史跡「扇原関門跡」にまつわる史実を神楽として
取り入れ、史跡の保存と歴史の伝承をに努めています。

当保存会は、大元神社の氏子のみで構成され、現在は会員数22名、
(他子供17名)により保持している。