多田須郷田山大元神社は永正二年九月に氏子の信仰により多田村大字大元の地

御祭神

    国常立尊(国造りや人々の生活の大元を作られた神社)

    稲倉魂神(農業の神であり米作りを始め全ての農作物の守護神)

    火産霊神(火に関する霊神、火伏の神として広く祀られ火災鎮護の神)

の三神を勧請し、爾来多田の里の守護神として五百年間祭祀してきました。

現在の御社は、文政九年九月、大元の地より須郷田山に移転し、明治五年には村社として指定され昭和三年の大祭に社殿を新築し、神楽殿は明治十四年に造られ、社務所は昭和五十一年新築して現在に至っています。

平成十二年は二十五年毎に挙行される式年大祭の年です。三月三十一日より四月三日までの四日間、五百年式年大祭が盛大に挙行されます。



多田須郷田山大元神社
大元神社へ続く急な階段 大元神社境内 舞殿の天井板

大元神社年中行事
祭典名 月 日
夏 祭 七月第三日曜日
例大祭
秋祭り
10月第二土曜日
十月第二日曜日
新嘗祭十一月第三日曜日
大祓祭十二月
元旦祭一月一日
建国祭二月十一日
祈願祭三月第四日曜日

夏祭の様子
これが夏祭「輪くぐり」の輪です。
石見神楽「鐘馗」で使われている茅の輪の事です。これをくぐると1年間病気をしないそうです。ちなみに病=鬼です。
輪は、「よもぎ」「茅」「麻」の三草より作られています。
輪くぐりの様子。
神主が祝詞をあげる間、人々は左へ1回、右へ1回、中央へ1回と輪をくぐります。