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9日目.6月18日(月)
イエローストーン国立公園の2日目:マンモス地域散策


【おめざめ

朝から天気がいい。1日、晴れていた。午後は少し風が強くなった。

 

イエローストーン国立公園(ワイオミング州) の北部にある公園内の宿「マンモスホテル」(Mammoth Hotel、標高1902メートル)の230号室に滞在している。5:11起床。もう、外は少し明るい。朝から風呂に入ることにした。いい湯船と湯量である。のんびりつかり、とてもリラックス。


【今日の計画】

早朝はホテル周辺の散策。午前はホテルから歩いてテラス(石灰液が流れる石灰液棚)見学に行く。昼は暑いのでホテルの部屋で昼寝。夕方、イエローストーン国立公園の北部地域であるタワールーズベルト(Tower-Roosevelt)とラマー渓谷(Lamar Valley)をドライブし、ウンが良ければ野生動物を見る予定だ。


固定地図(下の地図を固定し、赤で移動、黒で場所名を入れました)


変化地図(カーソル操作で、拡大・縮小、位置が変化します)


マンモスホテル(Mammoth Hotel)周辺の散策

 

6:30からマンモスホテル(Mammoth Hotel)周辺の散策。天気はいいけど早朝なので誰もいない。後右がマンモスホテル、後左はレストラン。



ホテルに食堂が2つある。下記の建物の左側が庶民的なマンモス・テラスグリル(Mammoth Terrace Grill)で、右側が高級なマンモス・ダイニングルーム(Mammoth Hotel Dining Room)である。


 
朝は7時に開店である。7時ジャストにマンモス・テラスグリル店の前に米国国旗を掲揚していた。



【MMの浅くて深い考察】

アメリカではしばしば国旗を見る。国旗をデザイン化して服や帽子などにも使っている。後述する予定だが、7月4日のアメリカ独立記念日にソルトレイクシティの住宅街で個人宅の国旗掲揚を見た。数えると約2割の個人宅が掲揚している。忘れるといけないので、1枚写真を貼っておこう。


日本では、いつのころからか祝日でも日本国旗を掲揚しない。日本では国旗掲揚はすたれてしまった。私たちは右翼ではないが、実は、国民の祝日に国旗を掲揚すべきだと考える人間で、祝日にマンションの玄関前に国旗を掲揚している。30年前、つくば市に住んでいた時、土浦のデパートで日本の国旗を買おうとしたら「おいていません」と言われ、怪訝に思ったことがある。

 

写真を見ているので、もうご存知だろうが、MMのT-シャツは「日の丸」印である。海外の日本人はこのT-シャツに反応する。反応は2種類あって、1つは、「こいつバカじゃないの?」で、もう1つは「ニヤッ」とし、時には、「日本人ですよね」と声をかけてくる。一方、日本を知っている他の外国人は、MMを日本人だと理解できるので、いきなり日本語で話かけてくる。

 

かつて、米国の友人にもらったノースカロライナ大学のT-シャツを着て米国を旅行したことがある。中都市の店で、かわいいお嬢さんが話しかけてきた。「自分はノースカロライナ大学の○○専攻出身だけど、どこの専攻出身なの?」。それ以来、看板に偽りがあるT-シャツは着ないことにした。

 

そして、読者は驚かれるかもしれないが、旅行にも日本国旗を携帯し、滞在中のホテルの部屋に国旗を掲揚している。ハウスキーパーが掃除に部屋に入ると「ギョッ」とするかもしれない。



日本の皆さん、祝日には国旗を掲揚しようよ。


7時過ぎにホテルに戻ると、ロビーの右奥に無料のコーヒー・紅茶サービスがあった。うれしい。このホテルは室内にコーヒーメーカーがない。代替なのだろう。2杯いただく。おいしい。



 

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【テラス(石灰液が流れる石灰液棚)見学

 

9:00から開始のレンジャーガイドのトレイル散策「ホット・スプリング・テラス散策(Hot Spring Terraces Walk)」がある。参加無料である。これは、イエローストーン国立公園の南入口で入るときに係員がくれた資料の1つ「レンジャープログラム(Ranger programs)」に載っていた。

 

「ホット・スプリング・テラス散策(Hot Spring Terraces Walk)」は、毎日行なわれている。リバティー・キャップ(Liberty Cap)集合で1時間半のコースだ。リバティー・キャップは高さ11メートルの岩で道路沿いにあり、周囲は柵こそないが立ち入り禁止である。実際の集合場所は、道路を渡った向こう側だった。レンジャーが制服姿なのでなんとなく雰囲気でわかる。

 

 参加者は20人だった。例によって、家族づれ、カップル、老若男女の混合体である。ガイドは、30代の女性(Carolyn Voigtさん)である。



1時間半のコースだが、山の頂上に近い位置が最終地点で、そこで解散する。参加者はその後、石灰液棚を下りながら、各人流に散策する。

以下の動画は左ダブルクリックで画面いっぱいに広がります。









 

 石灰液棚の構造と色彩(白、黄、茶、灰など)が複雑かつ繊細でとても美しい。石灰液も静かに流れ、空の青さとのコントラストもいい。



 




ツアー一行がザワザワするので、指さす方向を見ると青い鳥(ブルーバード)が木の先端に止まっているではないか。青さが美しい。幸福の鳥?





テラス散策道から宿泊しているマンモスホテル周辺を見る。向こうに山々が見え、手前はホテルを中心にした小さな集落である。テラス散策道のトレイルの木道を人々が歩いている。


私たちは、最後に、グロッサリー・ストアによって、昼食用のパンやマフィンを買い、マンモスホテル(Mammoth Hotel)の部屋に戻ったのが、12:00だった。まあ、1時間半のツアーが3時間になってしまったが、おかげさまで午前はとても充実した時間を過ごせた。


 

なお、「武ちゃんの旅行記」には以下の記述がある。

 

「マンモスへは昼前に着くが行ってみて非常に驚いた。というのはこちらの方は明らかに温泉が終焉を迎えている感じである。アッパーテラスのドライブ道路を車で廻ってみたがほとんど蒸気の噴き出しはなくて写真に出ているような綺麗な形をしているものは一つもなく全て薄汚れてからからに乾いた感じで蒸気の噴煙が上がったり温泉が噴き出しているところはほとんどなかった。有名なテーブル状のお皿が何枚も組み合わさったようないわゆる千枚棚状のものも一部蒸気が噴き出しているものの、ほとんどがからからに乾いた状態で昔の姿を見ている人にとっては現在の姿を見れば唖然とするに違いないと思う。アッパーテラスだけではなくてその下のテラスマウンテンも同じような状態で車を降りて見る気になれなかった。それでも観光客は多くて次から次へと車で入ってきて遊歩道を見て回っていた。駐車場が一杯のところが多くてとてもゆっくりするところではないと早々にここを去りタワーフォールズへと向かう。」

アッパーテラスのドライブ道路を車で廻るのではなく、レンジャーガイドのトレイル散策に参加し、自分の足で歩いたほうがいい。私たちは、アッパーテラスのドライブ道路を車で廻っていない。「武ちゃんの旅行記」には申し訳ないが、私たちは、とても美しいテラスをたくさん見ることができ、かなり感動した。

 

レンジャーの説明では、石灰液が流れる石灰液棚は刻々と変化している。かつてのきれいな石灰液棚は枯渇し、別のところが新たに吹き出す。確かにそう感じた。以下は、かつてのきれいな石灰液棚が、今は枯渇したものだ。





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【タワールーズベルト、ラマー渓谷の野生動物】

 

午後は休養を取り、ホテルの部屋で昼寝した。

 

夕方、イエローストーン国立公園内で野生動物が見られる確率が一番高いタワールーズベルト(Tower-Roosevelt)、さらに北東入口の方向のラマー渓谷(Lamar Valley)に車で出かけた。マンモスホテル(Mammoth Hotel)から東側にタワールーズベルトがあり、さらに北東入口の方向にラマー渓谷(Lamar Valley)がある。

 

夕方17:52マンモスホテル(Mammoth Hotel)出発。マンモスホテル(Mammoth Hotel)に帰ってきたのは20:40だった。夏時間ということもあるが、まだ明るい。47マイルの走行で、結局、3時間強かかったが、エルク(大鹿)、ブラックベア()、バイソン、鹿などのたくさんの野生動物に遭遇した。

 

今回の旅行で、別の日にムース(大鹿)、灰色オオカミ、グリズリー(大熊、多分)を見ることができ、旅行案内書にあるほぼ全部の野生動物を見たことになる。なお、記載していないが鳥(カナダグース()、七面鳥など)、小動物(シマリスなど)、花もたくさん見た。

 

エルク(大鹿)


ブラックベア()

通常、母熊1匹と小熊2匹の母子家庭である。父熊はどうした? ブラックベアは道路脇には来ないので、15メートルほど離れた場所から望遠で写真を撮る。場合によると、熊に近づくために林の中に踏み込むが、レンジャーに見つかると叱られそうだ。

 

 
バイソン

 

 ラマー渓谷(Lamar Valley)にはたくさんのバイソンがいた。バイソンは群れを成している場合と1匹単独でいる場合がある。1匹単独の場合は、オスの立派なバイソンである。ラマー渓谷(Lamar Valley)で出会ったバイソンは、道路沿いに歩いていて、観光客が数メートルまで近付いて写真を撮る。かなり危険な印象だが、バイソンは襲ってこない。




ラマー渓谷(Lamar Valley)の別の場所で、バイソンの群れ(30頭)が道路を横断する場面にも出くわした。誰も車から降りてこないが、私たちは少し遠いので(30メートル)、車から降りて写真を撮った。


バイソンの群れはゆっくり移動している。10分も見ていると日常的な気分になり、写真も撮ったし、飽きる。前の車がバイソンの脇をすり抜けて、バイソンの群れを通り過ぎた。私たちもゆっくり、バイソン群を横目に通過しようとした。

以下の動画は左ダブルクリックで画面いっぱいに広がります(多分)。

 

と、この時、大きなバイソンが私たちの車の直前を横断しはじめた。あわてて停車したが、自分の車が先頭になった。大きなバイソンは横断の途中だが、こちらを向いて、進路を変え、こちらに向かって道路を歩いてきた。私たちの車の3~4メートル手前の至近距離で止まった。困った。どうしよう。襲われるかもしれない。

 

どうしようと言っても、どうしようもない。困った。しばらく、待っていると、バイソンが、横を向いて、道路の横断を再開し始めた。ホッ!

 
タワールーズベルトでは、乗馬ツアー(有料)も盛んである。もちろん、お馬さんの道路横断が優先し、車は待つのみである。




指導員もいるから初心者も大丈夫とあるが、乗らなかった。


 
鹿もたくさん見た。

 

なお、高速道路・国道・州道を走っていると、自動車とぶつかって死んだと思われる鹿の死骸をしばしば見る。今回の24日間旅行中、7~10頭ほど道路脇の鹿の死骸を見た。自動車事故で死ぬ全米の鹿は相当な数になるだろう。なんとかならないんだろうか?



一般に、野生動物の発見は簡単である。ドライブしていると、道の両側にたくさんの車が停車している。人々が車から降りて、カメラやビデオを一方向に向けている。向けている方向に野生動物がいる。ほとんどの観光客は大興奮である。ツアーバスは停車はするが、お客さんを降ろすことはない。

 

トラックに乗っている地元の業者は、大渋滞は通行の邪魔だとウンザリ顔で通過する。「何がいるの?」と聞いてくる観光客風の運転手もいる。そういう運転手に「エルク」などと答えると、「エルク」は比較的遭遇しやすいので、興味ないとばかりに通過してしまう。

 

10台以上停車していると、かなり見応えのある動物である。今回は、熊とバイソン集団がこのケースだった。2~3台停車だと、そこそこで、今回は、エルクと鹿だった。もちろん、自分が第一発見者になる可能性もあるのだが、現実的には、そういうことはマレだった。

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【化石の樹Petrified Tree


タワールーズベルト、ラマー渓谷からマンモスホテルに帰る時、ルーズベルト・ビレッジを少し過ぎると道路の左側に「化石の樹Petrified Tree」の標識がある。写真は、標識をとおり越してしまい、Uターンした。それで、道路の右側に標識がある。

 
案内に従い、少し走ると行き止まりに駐車場がある。駐車場に車をとめると、「化石の樹Petrified Tree」の案内板やトレイルの標識があった。


トレイルを1~2分歩くと、化石の樹(珪化木)が1本だけあった。周囲は、鉄の柵に囲まれて厳重に管理されている。


この辺りの林は、たくさんの木が枯れて倒れていたり、立ったままだったり、独特の景色である。


なお、数年前に行った「化石の森国立公園」(アリゾナ州)と比べると、残念ながら見劣りする。しかし、ケイ素(シリカ)が木の細胞と反応して石英の結晶を作り、木を石に変えてしまうというから、ミゴトである。見えるのは一本だけだが、別にもあるのだろう。管理を厳重にしないと、盗まれるに違いない。


【本日のまとめ】 
観光した場所:
 
1.マンモステラス(石灰液が流れる石灰液棚) (イエローストーン国立公園、ワイオミング州) 
2.タワールーズベルト、ラマー渓谷の野生動物(イエローストーン国立公園、ワイオミング州)
3.化石の樹(イエローストーン国立公園、ワイオミング州) 
観光にどのくらい時間がかかるか?: マンモステラスのトレイルはツアーが90分、その後ブラブラして全体で2時間半で十分だろう。タワールーズベルト、ラマー渓谷の野生動物は、ウンに左右されるが、3時間。化石の樹は駐車してから全体で15分
どういう観光をすれば効率的か?
: レンジャーガイドのトレイル散策に参加するならその時間を優先する
観光の穴場、イイかも。: 
レンジャーガイドのトレイル散策は言葉がわからなくても、見どころのポイントに連れて行ってくれるので参加する。野生動物は早朝か夕方がイイかも。化石の樹はパスしてイイかも
トラブル体験:
 バイソン接近遭遇
走行距離:
 48マイル
経費(宿泊費、食費は除く)、2人分:
 0ドル。 


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