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21日目.6月30日(土)
ロッキーマウンテン
国立公園の3日目


【おめざめ

朝から快晴。1日、快晴。昨日より天気がいい。

 

エステスパーク(Estes Parks, コロラド州)の街の宿「ホテル・エステス(Hotel Estes)」の216号室に滞在している。


【今日の計画】

早朝はロッキーマウンテン国立公園の山の麓にある湖・ベアレイク(Bear Lake)の散策。午後は、ロッキーマウンテン国立公園のビジターセンター内の映画鑑賞とベアレイク(Bear Lake)の手前にあってこちらの方が美しいと『地球の歩き方』に書いてある湖・スプラグレイク(Sprague Lake)を散策する予定だ。

実は、エステスパークからベアレイクやスプラグレイクに行ける唯一の道路・ベアレイク道路(Bear Lake Road)は、2012年と2013年の2年間は工事中である。2012年は5月29日~10月9日の間、朝9:00から夕方16:00まで一般車は通行止めで走行できない。この間、無料シャトルバスがビジターセンターの駐車場から15分おきに出る。私たちは、自分の車で行きたい。それで、ベアレイクは早朝に行き、朝9時前にベアレイク道路を戻って帰ってくる。スプラグレイクは16:00以降に行く。昼間はホテルで休憩や国立公園ビジターセンターで過ごすことを考えた。


固定地図(赤は移動経路)


ベアレイク(Bear Lake)散策

 

朝5時に起きてベアレイク(Bear Lake)に行く予定が、5:38起床。シャワーを浴び、車でロッキーマウンテン国立公園の山の麓のベアレイクに行く。

ベアレイクまで行く途中、ロッキーマウンテン国立公園のチケットゲートに入る前、車の前に鹿が歩く。


よく見ると、たくさんの鹿が道路沿いで草をはんでいた。オスは1頭でメス10頭、小鹿10頭ほどの大集団である。これほどの大集団は今まで見たことがなかった。ここは周囲にホテルもあり、街はずれというより、街中に近い。車の通行もソコソコある。早朝なので、鹿がでてきたのだろう。車を停めて観察と写真撮影。









ベアレイク道路(Bear Lake Road)は、最初の3分の1ほどが工事中で未舗装だが、後半の3分の2は工事しておらず、舗装されていた。途中の森の中に別の鹿も見た。角が小さいのでオスの小鹿だ。




朝6時と早いのに、ベアレイクの駐車場にはすでに10台ほどの車が駐車し、歩いている観光客を見かける。ただ、ここの駐車場はかなり広く、100台は駐車できるだろう。とはいえ、午前中に行かないと満車だということだ。 






私たちは朝9時前にベアレイク道路を戻る予定なので、ランチの弁当を用意していない。そもそも、朝食も食べていない。ホテルに戻ってホテルの朝食を食べる予定だ。今朝は、トレイルを何時間も歩くつもりはない。ただ、ベアレイク湖畔一周コース(Bear Lake Nature Trail)は45分の簡単コースとあるので、とりあえず、歩いてみることにした。案内板に写真撮影ポイントが示してあるのも、写真が趣味の私たちの興味をさそった。



駐車場から20メートルも歩くと、美しい小さな湖(ベアレイク)が樹木の間に見える。鏡のように平らな湖面に山々が映って見える。素晴らしい! 時折、魚が跳ねると、湖面に紋様が広がる。美しい。



HDR誇張処理した写真も撮ってみた。立体的に見えます?



少し歩くと、三脚を立て、立派なカメラを持っている人が多いことに気が付いた。1人の男性が「いい写真撮れた?」と聞くので、「うん」と答えた。こちらが、「写真教室なの?」と聞くと「写真ワークショップだ」と答えた。立派なカメラをもった中年男女が10人ほどいたし、先生らしき人も2人いた。この人たちの撮影姿も野生動物と同じように興味深い。










【MMの浅くて深い考察:アメリカの家族のあり方】

「写真ワークショップ」のカメラマンの行動より興味深いのはアメリカ人ハイティーン娘の行動である。下のアメリカ娘は、両親が湖畔で写真を撮っている近くで、どういうわけか、ベンチでひっくり返っている。反抗期? 湖畔の美しい景色に興味がない? 

 



それにしても、両親についてきながら、一緒に行動しない。行動もユニークだが、ファションも派手の一言だ「一緒に行動しないなら、ついてくるな!」と言いたい。

このようなハイティーン娘の行動は別の場面でも見た。モーテルの朝食場にハイティーン娘が1人で朝食を食べている。ファションは派手ではなくいくぶん清楚である。このおとなしそうな娘さん、1人で宿泊しているのかしら?? しばらくすると、中年カップルが現れ、食べ物をとり、同じテーブル着席した。な~んだ、家族なんだ。ハイティーン娘は両親と一緒に食べるが、自分が食べ終わると、1人で先に席を立ってしまう。食事中に席を立つのは日本でも米国でもかなり失礼だと思う。マー、いいけど、どうしてこうなんだろう。


アメリカの家族のあり方って、どうなっているんだろう? 

 

アメリカ人の友人家庭、映画が描く家族、個人的に知るアメリカ人大学生のお行儀のよさから推察して、中上流家庭では、両親の子供への愛情は深く、しつけ、情操に関する教育も優れていて、親は子供をしっかり育てている。休暇を国立公園で過ごせる家庭は中上流家庭だろう。

 

しかし、現実に、中上流家庭のハイティーン娘・息子の間に麻薬、セックスが常態化している(らしい)。2012年7月、コロラド大学の24歳の優秀な大学院生(医学専攻)が映画館で無差別に観客を射殺している。こういう現実をアメリカの中上流家庭はどうとらえているのだろう? 

 

あるホテルで見た家族は、白人カップルの3人の子供のうち1人が黒人だった。この黒人はどう見ても、この両親の子供とは遺伝的には思えない。自分たちの子供が2人いるのに(顔が似ているので、多分、実子)、黒人の養子をもらい、育てているにちがいない。 

 

今回の旅行の最後に、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の本屋さんで、日本語翻訳する本を物色した。面白いと思った本の1つが2011年9月出版のSex Cells: The Medical Market for Eggs and Spermである。他人の精子や卵子を入手し出産する状況を描いた本だ。

アメリカでは、商品を選ぶように、カタログを見ながら、ブロンド、白人、イケメン、長身、健康、頭がよく、性格もいい、そういう精子や卵子を選ぶことが可能だ。多分、日本でも可能である。この場合、半分は自分の遺伝子が入るが(入らないことも可能)、そのような特注品の子供が、これからの社会では普通のことなのか? その場合の家族ってなんなんだろう?

 

今までは、遺伝的な親が育ての親だった。子供は両親に似る。これに違反する親子関係は不義・不倫の子供で、昔からあったが、社会の表舞台では認められていなかった。しかし、現代では、セックスと子作りが切り離せるように、親子関係から遺伝的な親子関係が切り離せる。親子の縁は戸籍だけで、血のつながり、遺伝は切り離せる。その場合、家族ってどうなるんだろう?


8時になったら帰ることにしたが、7時40分ころ、トラブルが発生した。ツレのKKのカメラの電池が切れてしまった。通常はMMの仕事だ。夜にチェックし、寝る前に充電していたが、昨夜はチェックしていなかった。しまった。

 

しかし、もう7時40分なので、ホテルに帰ることにした。途中、今日の夕方にくる予定のスプラグレイク(Sprague Lake)を通過した。ベアレイクよりも景色がいいと書かれているが、車が1台駐車していただけだった。ピクニックベンチがたくさんあった。ここは無料シャトルバスが停車しないため観光客は少ないそうだ。

 

スプラグレイクを後にし、次いで、グレーシャーベイズン(Glacier Basin)の駐車場に入ると、20台ほどの駐車場のほぼ9割が埋まっていた。レンジャーのおじさんが駐車場の整理をしているようで、こちらの動きをみていたが、私たちは減速しただけで停車しなかった。ここに駐車してトレイルを歩くのもいいかもしれない。

 

8:30にホテルに帰った。ホテルの朝食を食べにいくと、「遅起きは三文の損」である。昨朝とくらべ、品数がグッと減っている。それでもマフィン、ゆで卵、バナナ、リンゴ、クラッカー、ジュース、コーヒーを抱え部屋に戻り朝食にした。欲しかったけどなかったのは、ベーグル、バター、チーズだ。



 部屋で朝食を食べていると、ハウスキーパーが来た(9時ころ)。私たちは朝食を食べていたが、かまわないので、彼女に仕事をしてもらった。昨日の今日もあるし、1ドルのチップを渡した。少なすぎるかもしれない。最低でも2ドル渡すべきだった。マー、いいだろう。ただ、タイミングが悪く、同僚が現れ、チップ授受を同僚に見られたかもしれない。マー、いいだろう。

 

お腹がすいていないので、昼食はいい加減に食べたが、連れのKKはしっかり食べる。マー、いいけど。

昼ごろ少し小雨が降った。少し小雨という表現も変だが、2分ほど小雨が降り、しばらくするとまた2分ほどが、2~3回という小雨だ。部屋からプール(左)とジャグジー(右の小さな青色)が見える。


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【スプラグレイク(Sprague Lake)

 

天気もおさまったので、ビジターセンターの映画とスプラグレイク(Sprague Lake)探索に出かけた。14:46にホテル出発。いままで書いてこなかったけど、エステスパーク(Estes Parks, コロラド州)はリゾートタウンである。観光客がとても多い。それも山や湖より、エステスパークの街をブラブラ歩く人が多い。日本の繁華街みたいに多い。

 

ホテルから山や湖に行くには、毎回、エステスパークの街中を通り抜けていくので、レストラン、お土産物屋をブラブラ歩く観光客をたくさん見る。

 


歩道で、変わったパフォーマンスをしている2人のお嬢さんがいた。歩道に一定の間隔に置かれた丸い支柱がある。その支柱の上にお腹で乗って身体を水平に保っている。相方が、その姿を写真に撮っているのだ。面白い。こちらもパチリ。若い女性のすることはわからない。



ロッキーマウンテン国立公園のビーバー・ミドウ・ビジターセンターにつくと、50~60人の自転車軍団が休憩していた。ほとんどはハイティーンから20代初期だ。自転車クラブだろうか? どうやら、ロッキーマウンテンを越えてきたらしい(トレイルリッジロード。最高地点は標高3713m)。舗装道路としての全米の最高地点である。自転車で富士山の頂上を越えてくるようなものだ。



このロッキーマウンテン越えは自転車仲間の聖地なのか、自転車でトレイルリッジロードを走る人は多い。もちろん、途中で休憩している自転車乗りも多い。

 

出発時間になったのか、中年の隊長が、「リーダー集まれ」と号令かけた。7人ほど集まった。ナント、7人のうち5人が女性で、米国の将来は女性大統領がドンドン出そうである(写真中央の女性はリーダーの1人。かっこいー)

 

この集団の中に数人のおばさんがいた。どうやら子離れできていない母親が、車で追って一緒についてきたようだ(写真左のピンクシャツ)。子供としては、やり切れんだろうなあ。



そして、隊長(左端の中年男性、かっこいー)が自転車で漕ぎ出す人を、1人1人、数えて走りださせる。それにしても、ハイティーン・20代初期の50~60人を統率するのは大変だろう。過酷なサイクリングなので、バテて脱落する者がでるだろう。かなりのスピードなので、一瞬で大事故にもなる。


下の写真は、手前が出発したばかりの自転車乗り。少し先でUターンし上の道路を右に進んでくる。一枚の写真に両方が写っている。そして、この大集団の最後は隊長が走る。こんな若い人に自転車でついていくのは体力的にもきついだろう。


自転車乗りを見てから、ビーバー・ミドウ・ビジターセンターの映画を見た。ロッキーマウンテンを紹介する映画だが、これがまた素晴らしい。日本はこういう映画を作れないのだろうか? 日本では見たことがない。

 

16:24、ビーバー・ミドウ・ビジターセンターをでて、スプラグレイク(Sprague Lake)に向かう。16:00過ぎているので工事は終わっているはずだ。スプラグレイクの駐車場に車を停め、0.5マイルの湖の周囲を歩く(Sprague Lake Nature Trail)



ここは家族づれが多い。父と娘。この年齢の娘さんなら家族問題は起きていない(多分)。とても仲良しで微笑ましい。
 

山と湖はきれいだが、西側に山がある。夕方だと、山の方に太陽があり、構図がよくない。朝来ないと、美しい写真を撮るのは難しい。今朝、ベアレイクできれいな写真を撮ったが、ベアレイクも西側に山がある。早朝のベアレイクは素晴らしかった。

 


スプラグレイクの松は松くい虫にやられ悲惨である。記憶違いかもれないが、65%の松が被害にあっているとのことだ。


国立公園のポリシーは、「自然に任せる」、である。だが、倒木で観光客が怪我するのは困るという理由で、一部、切り倒している。



松くい虫の防御をしている松もごく少数ある。目印として、木の幹に空色でマークしてある。「自然に任せる」方針と経費の都合で、防御をしている松は、駐車場周辺や観光客が歩き回る公園入り口などごく一部である。



岸から釣りをする人、湖内に入り釣りをする人もいた。水深は浅いようだ。


 

スプラグレイク周囲のトレイルの半ばで、グレーシャーベイズン(Glacier Basin)キャンプサイトへのトレイルが0.8マイルとある。それで、グレーシャーベイズン(Glacier Basin) キャンプサイトへ向かった。



グレーシャーベイズン(Glacier Basin)キャンプサイトには、テントがない。閉鎖されているのだろうか?



スプラグレイクへ戻るとき別の道を歩いた。ようやくスプラグレイクが見えるところまでくると、馬小屋があった。


すると、「ウ~ウ~、ウ~ウ~」とサイレンを鳴らして車が走ってきた。何事だと驚いていると、救急車が馬小屋にとまった。

 

けが人がいる様子で、医者が出てきて手当している。馬から落ちて落馬し(くどい言い方の代表)、首の骨に異常があるようだ。たまたまこの場面に遭遇しただけだが、とおり道だし、なんだろうと興味本位に見て、写真も撮った。すると、牧場のお嬢さんが寄ってきて、「見世物じゃないので、向こうにいきなさい」と私たちを威嚇する。人身事故にかなり興奮しているようだ。マーいいけど。


今回の旅行では乗馬をしていないが、これを見てからというもの、やっぱ、乗馬は危険だと思った次第である。マーいいけど。


 
そして、スプラグレイクからホテルに帰ってきたわけだけど、またまた途中で、4頭の小鹿に出くわした。写真を撮る。



さらに途中でメスのエルクがいたが、もう写真はいい。車から降りもしなかった。

 

宿に帰ってきたのが19:50。近くのスーパーマーケット・セイフウェイでフライドチキンを買って、夕食にフライドチキンとパンと野菜を食べ、今日はおしまい。天気に恵まれた一日でした。


【本日のまとめ】 

観光した場所:
ロッキーマウンテン国立公園のベアレイク(Bear Lake) (コロラド州)
ロッキーマウンテン国立公園のスプラグレイク(Sprague Lake) (コロラド州)
観光にどのくらい時間がかかるか?
: エステスパークから車で行くなら、往復の時間を含め2時間ほどだ。この2時間には、現地で少しトレイルを歩く時間を含めてある。トレイルをたくさん歩くなら、その時間を入れる。実は、かなりの人が、朝、駐車場に車をとめ、トレイルを歩いて夕方まで過ごしているようだ。その場合、弁当・水は必須。
どういう観光をすれば効率的か?
: 太陽の位置の関係で、両方とも朝(午前中)の方が美しい。また、駐車場は午前中に満車になるという話だ(推定)
観光の穴場、イイかも。: 
早朝のベアレイクは感動ものである。
トラブル体験:
 KKのカメラの電池切れ。KK、ごめん。牧場のお嬢さんは異常でした
走行距離:
 52マイル
経費(宿泊費、食費は除く)、2人分:
 0ドル。


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