我家の地下の2代目主(あるじ)として君臨してしまったタマ。

猫恐怖症の私が近づくと クールな目で 私をにらみつける。

私も負けてなるかと おどおどした目で にらみ返す。

それでも平気なタマに 私は 足を大きく踏み鳴らす。

すると あわてたような顔をして 尻尾を振り振り

                           1、2メートルほど   退散する。

私が良かったと思うのも束の間。

すぐに振り返って 私の直立不動を確認。

今度は、ゆっくり ゆっくり退散する。 なんでやねん。

その話を主人にすると 「おまえは、タマに舐められとんのや。

タマがせっかく仲良くしたがっているのに 

                    何てかわいそうな事をするんや。」と のたまう。

私は このホームページを読んでくださっている皆様に申し上げておくが

猫と仲良くしたいなんて これっぽちも思った事はない。

そんなある日 主人が おー君に電話をかけた。

「おーい、えらいことや。タマの足の付け根が ハゲとるぞ。病気ちゃうか。」

猫好きなおー君が それは大変とばかり、

「前足ですか、後ろ足ですか。」と即座に聞いたらしい。

その時の主人の返事が 

「失礼なやつや。前は足と違う。お手手や、お手手。間違えたらあかん。」

ですって。  あーあ。