ある日 主人が「猫はそう簡単に人にはなつかないよ。」と、助言をくれた。
で、早速主人の留守にそーっと地下室に入っていった。
なるほど、なるほど、タマの姿はどこにもみあたらない。
やったー。それから10日。タマの姿を見ることなく過ぎた。
そして、猫嫌いの私にも地下への出入りが自由に出来るようになった。
ところが、ある日、タマが 机の下から顔をのぞかせているのを発見。
早々に地下から退散したのだが、
その日を境に タマは どんどんあつかましくなってきた。
私が地下に行っても平気になってしまったのだ。
それでも、私が悲鳴を上げると退散するタマ。
しばらくすると、私の悲鳴ではすぐに逃げなくなった。
私の様子を観察して、それから のっそりと異動をはじめるタマ。
えらいことだ。タマに見くびられてしまった。
そして、ある日、とうとう 私が地下に入っていっても
自分勝手に毛布の上に転がっている。
なんでやねん。(大阪弁)