我家の 地下に早くも 猫ちゃんがやってきた。

「おーい。来てみ。猫を拾ってきたぞ。おー君のおすみつきやぞ。」

「えー」

しぶしぶ地下に降りていくと おー君が 紐を振り回して 子猫と遊んでいる。

そう簡単に猫は見つからないと たかをくくっていたのにショック。

二人は、「これは飼い猫の捨て猫に違いない。正月早々縁起が良い。」と興奮気味。


私にとっては悲運としか言いようがないのですが、その悲運の言葉に反応した主人は、

「猫にとって強運なら 我家にも強運や。」と のたまう。

「見てみ。かわいい顔してるから。」

と言われても 私は相変わらず 地下の入り口から 一歩も動けず、

主人がしっかり子猫を抱きかかえて私の前まで連れてきた。

確かに可愛い顔をしている。

でも、無理。 触るなんて絶対無理。

で、当分 地下には 主人のいるとき意外は 入室しない事で お互い納得。

我家のお風呂場は もうすぐ たま君の顔が描かれる事でしょう。