赤ちゃんに恵まれた娘に、「もう、新婚じゃないね。」と 言うと

 「何言ってるの。まだ3年よ。新婚にきまってるじゃない。」

そして、出産後1ヵ月半 自分の家に戻る日がやってきた。

「彼が休暇を取っているので ママが送ってくれなくても大丈夫よ。」

「安心だよ。 彼(娘の主人)は 大人のはず(娘の願望らしい)だからね。」

「生活費も これからは 私が管理する事になったしね。貯金貯金。 無駄遣いはしないよ。」 

その娘が サン孫ちゃん(私たちにとっては 3番目の孫) を 連れて帰って行った。

それでも、心配で 名古屋まで送っていった。

名古屋から 横浜まで のぞみで 一駅

プラットホームに 婿殿が迎えにきてくれているはず。

家に着いたらしく すぐに 娘から電話があった。

「無事に着いたよ。」

「ママと一緒だった名古屋まではおとなしく眠っていたのに、ママが降りたとたんに

目をつぶりながら  ひく ひく  ひっく ひっくて、言い出すんだよ。」
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赤ちゃんを連れての初めての旅。娘は「泣くな。起きるな。うんこするな。」と

ひたすら願った1時間あまりだったらしい。
 
ところが そんな 願いもむなしく 

「ぶりぶり ぶりぶり」 

「横浜につく頃には  振動まで はじまったよ。」

「ぶりぶりぶり。 ぶりぶりぶり。 びびびー。びびびー。」

「ウンチの臭いは強烈だからね。」

「おしめから うんちが もれちゃうんじゃないかと 泣きそうだったよ。」

ひやひや どきどきの なんとも楽しい サン孫ちゃんの 始めての旅だったらしい。