時事過去分



 (2022/1/10)  脱炭素の旗の下、自動車はガソリン車からEV車への移行が推し進められつつある。また、それのみ
ならず、古い自動車は相対的に燃費が悪く、脱炭素に反するという理由で、車を維持するための税金を高くして、新車
への買い替えを促している。しかし、これは正しい政策でしょうか。自動車を買い替えるということは、未だ使用可能な
品物(自動車)を早目に廃棄処分し、新たな品物(自動車)を製造することです。廃棄処分するにはその分余分なエネ
ルギーを使わざるを得ず、脱炭素の方向に反します。また、新たな品物を製造するにはその分新たにエネルギーを使
い、本来未だ必要のなかったエネルギーを使用せざるを得ず、結果、脱炭素の方向に反します。一部の事柄(古い、
新しい)だけを見て、その背後に絡んだ事項を含めて判断しない政策は正しくないでしょう。

 (2021/12/16)  共同通信によれば、中国の習近平氏は、北京で開かれた文学や芸術に関する大会で、「低レベルな
お笑い、注目を集めるためのエンターテインメント、とどまることを知らない欲望は、文芸にとって百害あって一利なし
だ」と述べたそうである。習氏の言動には必ずしも同調できない裏が有ると感じることが多かったが、今回の発言には
同調してしまった。日本においても習氏の言うようなことが強く感じられる。「低レベルなお笑い、注目を集めるためのエ
ンターテインメント」があまりにも多いと感じられる今日この頃である。

 (2021/10/17)  民放テレビにおいて衆議院選挙の討論を行っていた。立憲民主の代表と、共産党の代表と、橋本弁
護士との対話、討論である。立憲民主代表の株式関係の増税主張に対して、橋本弁護士は、株式投資者の内訳を考
慮すれば中間所得者層への増税ということですね?と確認をしていたが、立憲民主代表の応答の歯切れが悪い。ま
た、選挙時や立憲民主が政権を担った際の共産党との協力については、日米安全保障体制に関して共産党が本来有
している基本の考えと、立憲民主の基本の考えが相反する故、立憲民主が政権を担っている間の政策協力とは言え、
共産党の基本の考えとは矛盾していることから、それではもう共産党ではないですね、と突っ込みを入れていた。或る
期間、自分の党の基本の考え方を封印するのであれば、橋本弁護士の言う通り、共産党はその期間は最早共産党で
はないので、共産党という看板を下ろすべきが筋であろう。
 他にNHKでも選挙の討論を行っていたが、最近誰かが言っていて話題になったように、各政党の政策は選挙目当て
のばら撒きに過ぎない。拠所であるばら撒き金の財源主張がいい加減である。毎度のことではあるが、こうした選挙目
当ての政策主張を聴いていると、選ぶべき政党が無い。

 (2021/09/12)  緊急事態宣言下、スーパーやホームセンターへの買物は7日から8日に2回程度にしている。しかし、
途中道やお店では、車や人が、むしろコロナ前よりも多いと感じるこの頃である。政府は緊急事態宣言に伴う各種の政
策をとって何とか乗り切ろうとしているが、肝心のこの国の民は一体何を考えているのであろうか・・・。TVを観ていると
政府に対していろいろと注文をつけている人が多いように感じるが、大多数の国民(東京都民?)は政府の施策やお
願いをダメにしているように思えてならない。

 (2021/05/20)  自動車各社は自動運転を目指して努力中である。しかし、私は自動運転車は好まない。何故なら
ば、自分で運転することが好きで乗るからである。ただし、正確に言えば、低速時に前方の車等に追突することや、バ
ック時に物体に当たることは避けたく、そのための運転支援システムは歓迎である。尤もこれらは既に有り、今開発中
の自動運転とは別物と考えてもよいでしょう。頻繁に起きている高速道路での渋滞時にノロノロ運転を余儀なくされ、う
っかりすると前方の車に追突しそうになる。このノロノロ運転は自分で好んで運転しているのではなく、やむ無く行わさ
れている運転状態である。従って、衝突前に支援システムにより自動的にストップがかかることは大いに歓迎する。こう
した場合以外は自分の意思で速度を調節して運転するのであるから、それ自体が楽しい。また、自動運転はソフトウェ
アの塊であり、怖い。銀行システムの不具合や、ワクチン注射のWeb申し込みにおいて見つかる誤り等に起因する混
乱も知られている。ソフトウェアによるという点で自動運転も同様なものである。私自身も6年くらいソフトウェアに関連し
た仕事をしていた経験からしても、人が介在して作るソフトウェアには必ず誤り(バグ)が存在し、故に、ソフトウェアの
開発ではバグ取り作業が必須である。そのために自動運転車の開発においても実際に試験運転がなされている。しか
し、上記した銀行システム等と同様に完全を期待すること自体誤りである。現実の自動運転時にその万一の誤りが発
生したときを想定すると私はソフトウェアの塊である自動運転車には乗れないし、自分で運転がしたい。

 (2021/05/09)  世界的なコロナ禍の下、ワクチンの特許権の扱いが取りざたされている今日この頃である。いくつか
の国では、現況を踏まえて一時的な特許権の棚上げを考えているようだ。確かに今回だけを考えれば、そのような政
策によってワクチンの供給が増えるかもしれない(それでもワクチン特許を有しない他の会社は短期間には造れない
かも)。造れるとしてワクチンの供給が増えたとしても大きな問題が残る。それは、将来のことである。
 製薬会社が新薬を開発するのは特許権が得られ、それにより大きな利益をもたらすからである。ゆえに、もし今回の
コロナ禍のことのみを考えて特許権の棚上げをすれば、今後製薬会社は薬の開発意欲を無くする。そうなれば、人類
は、将来のウイルス禍に対する対処が大幅に遅れることになろう。その時になって後悔しても遅い。
 特許権の付与はそうした新薬開発等の発明創造努力に対するインセンティブとなるものである。これを取り上げれ
ば、将来禍根を残すことになろう。政治家という者にはこうしたことを考慮判断できるだけの能力が必要である。

  (2021/01/31)  1週間振りに車で今日31日(日曜)にドラッグストアに買物に出かけた。驚いた。時たま利用するドラ
ッグストアだが、駐車できない。車が溢れている。ここでの買い物を止めた。いつもの5割増?か。思った。これだから
感染者があまり減らないのだろうと。日本人?、東京人?は、緊急事態宣言に対して形的には素直そうに巣篭もりして
いるのであろうが、その趣旨など全く頭に浮かんでこないのでは?

 (2021/01/10) 下記写真は我家の庭に生えている八手である。私が自分で植栽したわけではなく、自然に生えてき
たのである。自分の目指す庭景色からは不要であり、その意味では伐採したいのであるが、そうはしていない。理由
は、緑が濃く、他の植物よりも早く成長し、多くの二酸化炭素を吸収し、それに見合った酸素を放出してくれるからであ
る。要は、幾分かでも地球温暖化の防止に役立てたいと思い、望む庭景色を犠牲にして残している。今、本当に心配
なのは、シベリヤの永久凍土に眠っているメタンガスが大気中に多く漏出される事態に至らないかどうかである。メタン
ガスが温暖化に作用する力は二酸化炭素と比べて格段に大きい。このことは数十年前から知っていたが、最近になっ
て科学雑誌やテレビ番組でも取り上げられている。これを考えれば、益々伐採し難くなっている。温暖化防止に対し、
皆さんはどのようなことを行っていますか?




 (2021/01/01) 大晦日にテレビを見ていたところ、ある老舗の蕎麦屋を映していたが、あれ、と思った。昔から年末に
よく見る光景のようであるが、テーブルに向かい合って多くの人達が蕎麦を食べていた。しかし、今年はいつもと違うは
ずであるのに・・・・、例年と同じである。食事中なのでマスクはともかくであるが、衝立のようなもので対面者同士を隔て
てはいなかった。あ、やはり、・・・・と思った。政府や自治体の長から色々お願いをされていても、それを守る業者はや
はり限られているのだな、と気付き、1日の感染者が1400名近くになることも頷けた。

  (2020/11/23) コロナ感染者の急増を受けて政府は「マスク会食」なるフレーズを持ち出している。しかし、どう考えて
みても食事では口を開けるのである。政府の言わんとするところは、会食において話をする時にだけマスクをして下さ
い、というものである。マスクをするには両手を使う必要があり、また、マスクは食事中の口に触れるので、汚れる。外
したり、着用したり、まるで赤子がよだれを垂らしながら何かをなめたり、やめたりするのと変わらない。全く現実的では
ない。頭の良くない方法である。殆どの人は政府の言う「マスク会食」はしないであろう。マスクではなく、各自が透明な
扇子のようなものを持っていれば簡単にできる。食事中に急に話をしたい場合にも、箸を持っていない方の手でさっと
扇子を口先に移動させればよい。一時話が済めば、即、箸で食事が続行できる。非常に簡単である。完全さを求めれ
ば誰も実行せず、効果がない。簡便であって効果が高ければ、皆行うであろう。
  (2020/8/29)  また、安倍総理が仕事を放り出す。第一次の時と異なり、今回は在任期間は長い。しかし、これまで
の仕事(結果)は、政治経験が或る程度あれば安倍総理でなくとも、いわばどの政治家でも出来る。たとえば、消費税
アップについて言えば、要は国会で法案を通せばできる。自民党や公明党の内部調整ができれば、その頭数でできる
仕事にすぎない。ところが、コロナ対策は違う。いくら頭数を揃えてもできるものではない。世界の誰も経験の無い仕事
である。この誰もやったことのない仕事に対処することこそ、体力を含めた真の職務能力が求められる。こうした真の
仕事に対してこそ真の指導者としての役目がある。然るに、こうした真の仕事が発生すると、それを放り投げる。真の
仕事に対して自信がない自覚はあろう。それならば、過日の総裁選挙等の際に降りておけばよかった。それならば、仕
事に区切りをつけたと言え、問題はない。現実は健康の問題のようだから辞任も止むを得ないが、コロナ禍で日本国
民の健康と経済が中途半端となったひどい今こそコロナ対策に知恵を絞る時である。このような時期だからこそ職務を
継続することが最も必要である。この時期の辞任は再び仕事を放り投げた、と言わざるを得ない。
 (2020/7/9)  最近また、政治家の買収事件が取りざたされている。何も変えなければこの種の事件は無くならな
い。無くする手法は簡単である。政治家になっても儲からないようにすればよい。給与、その他の実入りが身に余るほ
ど有る、美味しい職業ゆえ、こうした事件が発生する。給与やその他の実入りを今の1/10程にすればよいのである。ど
うせ、誰でもよい働き(?)しかしていないのであるから、その程度の実入りでも政治家の成り手は居るであろう。実行
あるのみ。
  (2020/3/2)   また、トイレットペーパー不足とやらで日本中を騒がせている。思い出すのは、昭和48年のトイレット
ペーパー騒動である。この騒動は東京の武蔵野市周辺から端を発したと聞いている。今回は、時代を反映してSNS発
信が元だそうだ。私は昭和48年当時、自分はテレビで見るような輩の行動は決してとるまいと決め、特別な買い物は
せず、それまでと変わらない買い物行動をとった。今回、発端はマスク不足から来ているようだ。SNSのトイレットペー
パー不足情報はデマ情報とのこと。しかし、今日現在ではトイレットペーパーは小売店では不足する事態になっている
ようだ。それは買いだめする輩がいるからである。私は今回も普段通りの買い物行動を心掛けている。そもそも、緊急
事態であることから、日本中で学校を休みにして、新型コロナウイルスの感染拡大の予防をしているのに、不要不急の
買い物に列を成すことは感染の可能性を拡大させ、学校を休みにすることの意義を消し去っている。全く愚かな輩であ
る。テレビを見ていると、そうした列に若い男が多く見えた。誰かが撮影した、山手線内で咳をした女性やかばった男性
に対しても毒舌していたのもゴロツキまがいの若い感じの男であった。全く身勝手な輩である。近年、外国からは日本
人の各種行動が賞賛されている。しかし、このトイレットペーパー不足情報に係る行動こそが大半の日本庶民の真の
姿であろう。私は昭和48年当時からそう思っている。人間は非常事態になればその本性が現れる。
  (2019/12/5)    今更ながらではあるが、我々の業界は魅力のない状態になっている。私が知っているどの特許事
務所も人材不足だ、と嘆いている。最早この業界には良い人材は入って来ないようだ。それも至極当然であろう。やは
り待遇が良くないからである。私がこの業界に入った頃は、周りに多くの優秀な人が居た。いつ頃からこのような魅力
のない業界になったかは明確である。それは、例の小泉改革の後からである。小泉改革は郵政民営化と規制緩和の
流れを作ったといえる。強い規制緩和という流れに押されて、士族の業界も規制緩和に沿わされて行った。しかし、い
つの時代でもそうであるが、規制緩和を行うべき分野とそうでない分野の区別は出来なければならない。この業界も規
制緩和の流れで試験合格者を大幅に増やしていった。その結果、仕事に対する報酬はがた落ちとなり、結局は魅力の
ない業界になっていったのである。政治家は、その時のみならず、将来を見据えて政策を立てるべきである。この業界
は製造業と大きな係り合いを有している。このため、この業界の衰退は、遅れはあるが、必ず製造業の衰退に繋が
る。現代の政治家はその時々の世論しか気にしておらず、その時の政策が将来に大きく影響することの認識は無い。
彼等は所謂「政治家」ではなく、政治屋に過ぎない。米国のトランプ大統領を観ていればこのことがよく分かるはずだ。


   (2019/11/7)   米国のウーバーテクノロジーが、米国のアリゾナ州で自動運転の試験走行中に起こした死亡事故
に関し、ソフトウェアに欠陥があったとの情報を知った。その欠陥内容は、道路を横断する人の認識において、横断歩
道以外を渡る人は考慮外、とのこと。これを知って唖然とした。私も数年間であるがソフトウェア作成の仕事をしたこと
があるため、作成者は間違いなく作成したと思っても、必ず、バグ(エラーのこと)がある、ということは分かります。この
バグを除去するために、色々と努力します。ところが、上記のウーバーのソフトウェアは、その基本設計において、先述
のような、当然考慮すべきものを考慮していない、というのである。私が、自動運転という用語を耳にした時から、この
「自動」という言葉に大そう違和感を持っていました。真の自動であるためには、あらゆる事態をプログラムに組み込ま
なければならないからです。路上での試験走行を行うのであれば、あらゆる事態を組み込んでいることがそれ相応の
レベルで確かでなくてはならないのは当然である。この観点からして、お粗末であり、路上走行試験を何だと考えている
のか、会社のお粗末さに驚くばかりである。仮に路上試験を行うのであれば、運転者がいて、常に自分で運転する状
態、即ち、ハンドルに手をかけておき、常にブレーキを踏める状態から離れてはならない。

  (2019/10/17)  東京オリンピックのマラソン等を札幌で行うことを検討している、というニュースがあった。この時期
にである。これは東京の暑さがここ数年の間、過去とは異なり猛暑になっていることに起因しており、最近、或るマラソ
ン大会で選手の多くが棄権したことに触発されて検討した結果と思われる。しかし、そもそも、夏場のオリンピックは暑
い中で行われるものであり、それを承知の上で、東京に決めたのである。個人的見解を言えば、私は今の東京でのオ
リンピックには賛成しない一人であった。ま、このことは置いておきます。暑さが問題と考えるのであれば、東京を選考
しなければよかったのである。しかし、東京開催は決まっているのでそれで考えてみる。開催地が定まってから、候補
者たちはそのための準備をするはずである。マラソンでは、当然、暑さ対策をするはずである。その対策に失敗した
り、対策を怠った者は競技において成績を出せないはずであり、それが当然の帰結である。競技は競争である。仮に、
札幌で行うとした場合、それは競技参加者への裏切りである。東京開催を前提にして練習して来た参加者への裏切り
でしかない。競技参加者ではない者達が、暑過ぎるという勝手な意見を言い、それへの配慮の検討結果であっては、
それはもっての外であろう。再び、手前勝手な話ではあるが、私達弁理士も試験(オリンピックの競技のようなもの)が
夏場にあります。今は異なっておりますが、私たちが受験した頃には、試験会場にはエアコンは設置していませんでし
た。受検者達はその暑さ対策をも考えながら試験に対処していました。試験会場の体感温度は個人的には40度位に
感じました。受験生は皆タオルを持参し、汗で解答用紙が濡れることを防止しつつ回答をしていました。競技、すなわ
ち、競争とはそうしたものであり、暑さは参加者全員に等しく平等です。マラソンも、参加者全員が平等に行われること
を望む。

  (2019/09/02)  南米アマゾンの多くの場所で火事が発生しているようだ。アマゾンの熱帯雨林は地球の肺と呼ば
れるくらい多くの植物が生えており、地球から二酸化酸素を吸収すると共に酸素を供給してくれている。このアマゾンの
火災はやはり重大な危機である。こうしたアマゾン火災の原因は、アマゾンに住んでいる人々の生活と深い関係がある
そうだ。したがって、こうした火災を少なくするには、他地域の人々、あるいはアマゾンの多くを国土としているブラジル
等のアマゾン流域の国に対して、他国が、そうしたアマゾンで生活している人々の生活を援助したり、ブラジル等の国
に対して資金等の提供をすることが効果的と考えられる。勿論、アマゾン以外にも植物の多い地域や国がある。こうし
た地域や国に対しても同様である。その手法として、或る人が環境税のようなものを提唱していた。地球規模で環境税
のような仕組みが整えば良いと思う。我が家でも、小さな庭には種々の草木が生えている。私は、意識的にそうした木
や草をむやみには除去しない。微力ながら、地球から二酸化炭素を吸収しつつ酸素を供給したく考えています。周囲
の家では、殆どがそうした場所は駐車場にしていますが、我が家は駐車場は最小限にしています。市や町単位でもよ
いから、こうした緑の多少によって環境税類似の税制により、各戸に対して、税の徴収と振り分けがあっても良いので
はないか、と考える次第です。

  (2019/06/03)  トランプ大統領が来日していたその日、車での買い物帰りに、ガソリンを入れるために或る安いガ
ソリンスタンドに向かって走行していました。私の住所地の隣接市において、一時停止違反ということで切符を切られま
した。そこは初めての道であり、一時停止の看板には気付きませんでした。速度は落としていたのですが確かに一時
停止はしなかったので仕方がないのです。しかし、警官が切符の手続きをしている間に一時停止すべきその場所を監
視してみました。そうすると驚くことに、約10台が通過しましたが、その中でたった1台しか停止しなかったのです。そうで
す。ここはほとんどの人が一時停止看板には気付かないのです。いや、気付かない位置に看板を設けているのです。
そのことが直ぐに分かりました。一応、厭味をこめて、私は警官にこのことを伝えました。勿論、警官はそのことを知っ
ているはずです。知っているからここで切符(お金)集めをしているのです。本来、事故を防ぐためにそうした看板を設
置しているはずです。それなのに、車から気付き難い設置の仕方をしているのです。詐欺グループが社会問題化して
はいますが、警察の方がよほど悪質ではないでしょうか?こうしてかき集めたお金は彼らのボーナスになるのですか?
どなたかご存知ならば是非教えて下さい。メール連絡をお待ちしています。メールメアドレスは上記[U]に記載していま
す。
  (2019/05/01)  フードファイターなる人達がいる。いや、こうした人達を集めてそのような称呼を使ってフードファイ
トとして視聴率を稼ぐテレビ番組がある。こうした人達の食欲我々一般人の食欲と比べて相当に大きい。この人達の胃
袋は非常によく拡張するようである。この点が我々一般の食欲しか有しない者との大きな相違のようである。従って、こ
の人達がそれなりに多くの食物を口にすることは、食欲を満たすためには当然のことと言わざるを得ない。しかし、テレ
ビ番組のフードファイトでは、この人達は自分の食欲を満たすために食しているのではない。こうした人達でさえ苦しむ
ほど過剰な食物を採らされているのである。どのような種類の競技(戦い)でも、競技である限り、競技者にはその意味
での苦しみがあり、それに打ち勝った者こそが勝者になる。各種競技としては、例えば、マラソン、競泳、プロレス、ボク
シング、その他の格闘技等がある。これらの競技では肉体を酷使する。しかし、その前提として体を鍛え、丈夫な体作
りを行い、その結果勝利するのである。従って、こうした競技は参加者を健康にする面が大きい。しかし、フードファイト
では異常なまでの胃袋の拡張の競争である。これは決して参加者を健康にするものではない。それだけではない。世
の中には食を十分に採れない人達が居るのである。フードファイトで参加者の健康を害してまで、ある意味で無駄にし
ている食物がそのような人達に渡った方がどれだけ意義深いであろうか。
  (2019/04/06)  今年は5月の連休が10日連続になる。この間、私はどうしようかと悩んでいる。家族はこの間も仕
事がある。一方、私は10日間休みである。従って、出かけるとすれば一人で出かけなければならない。そうすると出か
けることをためらう。仮に出かけるとしても、多くの人達が一斉に休日となるのであるから、お盆や年末年始と同じよう
に高速道路は低速道路に早変わりし、各地の宿も高額になるであろう。本来はわざわざこうした費用の高くなる時期を
選んで出かける必要はないはずである。勿論、5月初旬は季節の良い時期であり、この時期に出かける意義は十分に
ある。しかし、秋もまた出かけるには良い時期である。春とは異なる良い時期である。夏だって、夏の良さがあり、冬も
冬の良さがある。即ち、季節により楽しみ方は異なるが、四季を通して行楽に出かけるのに良いのである。春に集中し
て出かけるチャンスを得ても上記のような問題がある。同じ数の休日があるならば、それらは各季節に分散していた方
が利用価値は高い。国民が一斉に休暇を取って休暇を楽しむには無駄が多いように思う。国民が分散して休暇を取れ
るような国になったらよいと願う。
  (2019/03/16)  現在、イギリスはアイルランドとの国境での問題等、EUから離脱すべき手続きの具体的問題に直
面している。離脱に際して当然にして向かい合うべき問題に対峙しているのである。しかし、この現実に解決すべき問
題を国として決められない混乱の中にある。そもそも、3年近く前の国民投票時に、離脱の際には種々の事項を決定せ
ねばならないという意思を有して離脱に賛成した者がどの程度居たのであろうか?イギリスに限らず、日本において
も、国会議員等を選挙で選ぶ場合に、普段、テレビでよく見て知っているから選んだ、という者が多いのは周知の事実
である。有名人が一律に議員にふさわしいというわけではあるまい。民主主義では国民全員に等しく選挙権を与えるこ
とを当然のこととしている。しかし、国民という者はピンキリである。国民全員で選挙することが本当に正しいのか。キリ
は夫々の選挙の目的を考えないで、自分の殻内で選挙する。これと同じことがイギリスの離脱是非の選挙で行われた
のである。衆愚政治とはよく言ったものだ。
  (2018/11/17) 私は価格コムを使って最も安い店で買い物をすることがある。先日、コスメ関係の商品を買おうとし
て、価格コムにアクセスした。目当ての商品の価格表示が5960円と出て、最上位にランクされていた。そこでその商品
の販売会社であるコスメリンクという会社へリンクをクリックすることで移動した。そこで、驚いたのであるが、商品の価
格を20760円としているのである。目を疑い、再度元の価格コムへ戻り、確認したが、やはりその表示価格は5960円で
ある。再び販売会社へ移動してみたが、やはり同じであり、販売会社での表示価格は20760円である。また、商品がな
くなっているわけでもなく、買い物へ移行するボタンも2種類表示されていた。安い価格で販売会社へ誘い、そこで数倍
の値段で売ろうとしていたということである。私はこれらのことをメモし、価格コムへ戻って、「虚偽表示」を通知した。し
かし、価格コムからは機械的な受付メールが来ただけで、だんまりを決め込んでいる。もちろん通知をするサイトには、
予めこういうことのためにか、「連絡しないこともあります」と逃げ口上が書かれていた。昔ならば、社会的違反行為に
対して、だんまりも珍しくはなかったが、昨今では、社会的違反行為をだんまりで逃がしたり、逃げることを許容しない
時代になっていることは消費者はよく知っている。価格コム社は時代を読めていないようだ。この会社の近い将来が見
えてきた。時代に淘汰される経営方針と思える。
  (2018/9/20) 東京オリンピック・パラリンピック競技大会の組織委員会が大会運営に関してボランティアを募集してい
るようだ。ボランティアということは、無償で働いてほしい、ということであろう。即ち、オリンピック運営の資金が足りない
ということであろう。では、組織委員会の委員達もボランティアと同じように無償で働くのであろうか?もし自分達は無償
で働かず、募集したボランティアのみをただ働きさせるつもりならば虫がよすぎるのではないか。せめて、ボランティア
が働く間は、委員達も同様に無償で働くべきであろう。
  (2018/8/25) 私はこれまで回転ずしは時々利用してきた。すし自体はお腹に良い食物であり、好きな方である。た
だ、どういう訳か、車で出かけた通り掛かりでお店を見つけて食べようとすると、大抵沢山の客が並んでいる。すし以外
の他の食事の場合は左程並んでいる場に出くわすことは少ない。長い行列の店で食べたことは無い。この春、家族と
車で出かけ、我が家の近くまで帰った頃に、回転ずしに行こうと決まった。私は店内に入ったことは無かったが、車から
時折見かける回転ずし店に行くことになった。ところが、車で近くを通っているはずなのだが、いつもの様には見当たら
ない。道を往復したが店が無いのである。忽然と姿を消した。そこで、今度は家族が知っているという処へ行くことにな
った。15分くらいかけて行った。しかし、そこも道を往復しても店は見当たらない。キツネに包まれたような気分であっ
た。やはり、無いのである。やはり、潰れたのであろう。家族がその近くでもう一つお店を知っているというのでそこへ行
った。店の外側にまで行列ができていた。すぐに退散した。その後、偶然、我が家の近くに新しい回転ずし店ができた。
しかし、他の業種のように地道な努力することはせず、適当に撤退したり、進出したりを見てくると、最早この業界に親
密感は生じない。近くて便利なはずであるが、新しいお店には一度も行っていない。冷めた気持ちしかない。すし自体
は嫌いではないのだが。
  (2018/8/13) 青梅市内の多摩川上流は谷のようになっており、非常にきれいな水が流れている。その谷を降りて
行って泳ぎ等の水遊びのできる場所がある。昔、そこへ行って水浴を楽しんだことがある。結構、多くの人が水遊びを
楽しんでいた。その遊び場へ降り始める所の近くには駐車場が無いのだが、道幅が広くなっており、そこに駐車しても
決して他の車の通行の邪魔にはならない。何台かが駐車しており、私もそこに駐車して下に降りて行って水浴をした。
自分の車の所に戻ると、そこには警察官がいて、止めないように注意された。他の人も同様である。以後、青梅市内に
は立ち寄ったことがない。青梅地区の最大の観光ともいえる多摩川のきれいな水を楽しめないので行っていない。昨
日、埼玉県のときがわ町に渓谷と呼べる場所のあることを知って車で行ってみた。そこは町によって駐車場が用意され
ていた。車を駐車して下へ降りて行った。沢山の人が水遊びをして楽しんでいた。規模は多摩川よりは小さいが、涼し
く、水遊びには良い所だ。今後はここに遊びに来たくなった。帰りにある交差点でときがわ町の観光案内の看板があっ
た。ときがわ町は、町の良い所を宣伝して観光客を呼んでいるのである。やはり、遊びに来易いところであると感じた。
日本各地にはだんだん寂れて行く地域が多くなっている。一方、その地域の取り組みによって観光客、買い物客、移住
者が増えているところもある。やはり、取り組みの違いがそうした差をもたらしているものと思う。
  (2018/8/9) 或る元裁判官が大手の特許法律事務所にほとんどトップと言える役職で迎えられていることを知っ
た。この裁判官は、有名な青色発光ダイオードの職務発明対価請求訴訟において第二審の裁判官として関与したと共
に、上記の拙著「敵は裁判所にあり」において書いている職務発明対価請求訴訟の第一審の裁判長でもある。拙著に
書いているように、第一審の判決文は論理が滅茶苦茶で、矛盾の多い内容でした。このように、直ぐに誤っていること
が分かる様な論理性の全く無い思考をする裁判官と言わざるを得ない。単に自分で決めた結論に強引に持って行く判
決文しか作れていない。先程述べた大手特許法律事務所での仕事は論理思考など不要なのであろうか?私は弁理士
として仕事をしているため明確に言えるが、少なくとも特許事務所の仕事は文章が大切であり、特に文章の論理性が
重要です。前記の大手特許法律事務所はあの元裁判官に論理性など期待していないのか?ではなぜ高待遇をしてい
るのであろうか?お飾りとしての期待しか思いつかない。
  (2018/8/6) つい最近、所用のため、2年ぶりに新幹線に乗った。東京と福山の間である。車内では特に用事がな
いので、窓からずっと外を眺めていた。下り時の名古屋まではいつも見ている風景だなと思っていた。ところが、名古屋
からは車窓の眺めが一変した。緑が非常に濃いのである。これまで何回も新幹線には乗り、ほとんど同じルートを走っ
て来たはずなのだが、今回認識を新たにした。京都駅近くまで深くて濃い緑に癒された。一口で言えば岐阜県のお陰で
あろう。今年は非常に暑いため、車窓からの濃い緑が強く意識されたと考える。これだけ濃い緑がずっとこのまま残る
ことを祈りました。
  (2018/7/15) 2年位前まで、ある駅の隣接地に駐車場があった。25台くらい有ったような記憶である。それは月極
めで貸すタイプの駐車場であり、白線で仕切られていただけであった。殆どが契約されて使われていたように見えた。2
年位前のある日に見ると、器械を入れた時間貸しの駐車場に変えられていた。その後、その駐車場を時々見ている
が、いつも4,5台くらいしか使われていないようだった。お節介にも思ったことは、時間貸しを導入するにしても、従来
からの月極めを半分だけ残し、残り半分だけを時間貸しに変えればよかったのに、ということでした。それがつい最近、
器械をすべて撤去し、アスファルトを掘り返していると共に、隣接の古い家屋も取り壊していました。それを見て思った
ことは、やはり、利用効率が悪くて業を煮やし、作業状況からは、当然、マンション建設に変更するものと考えていまし
た。ところが、暫く日にちが過ぎたころ見てみると、何と、再び、時間貸しの駐車場になっていました。私は、土地のオー
ナーと時間貸しの業者との契約業者間の競争等のことは全くの素人で分かりませんが、感じたことは、何と無駄なこと
を繰り返すのか、という呆れた気持ちです。時間貸しの業者は異なっているのかもしれません。業者間の勢力争いによ
ってはこうしたことが他でも時折有るのでしょうか。
  (2018/5/12) 最近、朝の通勤電車(地下鉄)で危険を感じた。満員電車の入口中央に車椅子が陣取っていた。ド
アが開いて、並んでいた列の前部に居た私も車内に入った。あとから乗車する人達によって後ろから前方に押される。
しかし、私の直ぐ前の人が殆ど動かない。その人が少しだけ横にずれたので、私は少し前に押された。その時に、膝が
固いものに触れた。下半身が車椅子のフレームに当たったのである。まだ後ろから少し押されるので踏ん張った。何と
か踏ん張れたと共に、後方の人達も車椅子に気付いたようで、やっと前方に押されることが止まった。危なかった。膝
が停止させられるため、一時は上半身だけが前方に倒れそうになった。もう少しで怪我をする危険を感じた。朝の最大
のラッシュ時間に、ドアの真前領域に車いすが陣取るとは私には想像できなかった。地下鉄管理者達は何を考えてい
るのだろう。健常者が怪我をすることなどは二の次で、健常者以外に気を使え、という最近の風潮にただただ機械的に
押し流されているようだ。こうしたことが危険であるという認識が何故欠落しているのだろうか。事前に危険を察知でき
ない不思議な社会になったと感じる。
  (2018/5/4) 私はTOKIOというグループが大変に好きです。昔から好きです。他の各種グループと比較して圧倒
的に好きである。そのTOKIOのメンバーの一人である山口君が強制ワイセツをしたということで連日テレビを賑わして
いる。マスコミにとって一通りの報道は必要であろうが、報道期間が長く、その量が多い。残念ながら、強制ワイセツ自
体は特別に珍しいものではなく、時折、テレビや雑誌に出ている犯罪である。山口君特有のものではないはずである。
何故、こんなに大量に報道がなされるのであろうか?マスコミ各社は暇なのか。それとも、TOKIOのメンバーだからな
のか。先程も言ったが、私はTOKIOが好きである。今でも。しかし、いくら有名なTOKIOだといっても、マスコミの報道
量は多過ぎると思う。他に世間に訴え得る報道対象が見つからないという平和社会がもたらした結果であろうと想像す
る。
  (H29/11/19) コンビニは便利ではあるが、或る中堅コンビニの経営が宜しくない状態が何年も続いている。このコ
ンビニの店舗は大手のコンビニと比べて当然少ない。そうした中、私が野鳥撮影に出かける30km余りの道程の途中
に1件だけこのコンビニのお店がありました。見る限りでは普通に繁盛しているように見え、私も時折利用していまし
た。しかし、どういう訳か、1年程前に閉店してしまい、他業種に敷地を売却したようです。このコンビニチェーンの下で
は余り先が見えなかったのでしょうか。少し残念に思っていました。そうこうしているうちに、我が家から自転車で15分く
らいの所にもこのコンビニのお店があることが分かりました。そこで、時折ですが、わざわざ自転車で出かけてこのお
店を利用し始めました。ところが、お店に行ってみると、季節の品なのですが、殆どその品が無いのです。これでは売り
上げにはならないでしょう。季節ものですので、その季節にこそ沢山仕入れて売る必要があるはずです。勿論、これは
そのお店の責任というよりは、属している中堅コンビニの本部の問題(経営問題)でしょう。その時、気付いたのです
が、これだからこの中堅コンビニは経営が余り宜しくないのだと・・・。末端のオーナーの経営するお店の状況を調査も
していないのでしょう。少しは、消費者やお店のオーナーの声を積極的に聞く努力が必要な気がしました。
  (H29/10/21) この数年において、三菱自動車、東洋ゴム工業、東芝、富士フィルム、日産自動車、神戸製鋼所
と、次々に日本の大手といわれる会社の不祥事が表沙汰になっている。これらの会社に共通しているのは、全て歴史
のある古い会社であるということだ。体質が古いということが、不祥事の大きな要因になっている可能性が高い。私は、
三菱自動車と東芝の2社の体質についてはよく知っている。さもありなん、という感じがする。他の会社も同じような体
質なのであろう。やはりそうなんだ、と感じる。恐らくは、それぞれの会社において、相応の昔に、各社特有のテーマに
つき、上からのお達しということで、可能、不可能は何も考えることなく上の要望を部下に対して否応なく命令口調で伝
えたことが起因となり、そのお達しへの対処方法として不正に手を染め、それがそのまま今まで悪い伝統となって残っ
て来たのでだろうと想像できる。やはり、上が悪いのであろう。そのように感じる。

  (H28/7/23) 野党の要請により、都知事選にジャーナリストの鳥越氏が出馬する。私はこれには疑問が生じる。彼
はこれまで都政について勉強してきたのだろうか?何をどのように実行したいと考えてのことであろうか?これが、例え
ば、東国原氏等ならば疑問は感じない。それは、彼はこれまで政治につて勉強していると公言していると共に現に勉強
している。実際に宮崎県で実績を挙げている。しかし、鳥越氏は要請されたとはいえ、単にテレビを介してその名前が
国民・都民に知られているというだけで、よくも出馬を受諾したものだ。健康面でも問題があり、都民や都政を軽んじて
いるように思える。都知事は飾りではない。実務を通して都民に大きな影響を与える。都知事には、今の時代実務家を
必要としており、飾りの首長は要らない。

  (H28/04/21) 特許法が改正され、職務発明に関し、2016年4月1日から、会社が勤務規定等の中で、職務発明
の特許を受ける権利をその会社のものとするよう定めていれば、これまでと異なり、特許を受ける権利は、発明者では
なく会社のものとなるように変わったのである。この特許法改正の動きは、過去(H26/10/11)に述べた通り、今から1
年半以上前からあり、特許庁が産業界のみの要望を入れて改正を図ったものである。ノーベル賞受賞者である中村教
授が、青色発光ダイオードの相当の対価の裁判で共に戦った升永弁護士と共に、新聞の一面全体を使い、この特許
法改正反対の意見広告を出していたのをご存知の方もいるであろう。
  この特許法改正が施行されるのを契機に、弁理士会の発行しているパテント誌の2016年4月号に、今回の法改
正について先程の升永弁護士の対談が載っている。これを読んで知ったのであるが、上記青色発光ダイオードの相当
の対価の裁判における高裁での和解に至った経緯を知った。その知った内容は、発明者である中村教授は、理不尽
な高裁の和解勧告には応じず、最高裁へ上告(受理申立)して徹底的に最後まで戦いたかったということと、逆に、升
永弁護士は、高裁の裁判官の企業寄りの考えに接して、これ以上戦うことを諦め、中村教授に和解を受け入れるよう
説得するに留まらず、中村教授を脅していた、ということだ。脅しとは、嘘ではありません。対談の中で升永弁護士は、
最高裁で勝つ可能性は限りなく0に近いと思っており、このためであろうが、「私は、最高裁の訴訟代理人を受任しませ
ん。」と中村教授に伝え、中村教授に高裁の和解案を受け入れさせたのです。これは明らかに脅しです。
  私は、当時、高裁の和解案を受け入れた中村教授は、自分以外の発明者への影響は考えなかったのか?と疑問
を持っていました。しかし、中村教授単独の会見での日本の司法への怒りの発言は、和解案の受け入れに際して何か
あったのであろう、と私に思わせました。この「何か」が何であるかが今回明らかになりました。升永弁護士の脅し発言
です。
  相当の対価に関し、そもそも中村教授も私達も、弁護士の見解を求めているのではありません。司法の判断を求
めているのです。従って、企業の側に寄り添った高裁の裁判官に脅された弁護士の見解ではなく、上告するか、上告
受理申立てを認めるか否かを含めて、日本の司法の最終の判断を求めるべきでした。
  上記拙著の元になった対価請求訴訟において、発明者と私達が、東京地裁、知財高裁、最高裁受理申立という最
終手段まで行ったのは、中村教授の裁判が中途半端で終わってしまい、日本の司法の本当の姿が見えなかったた
め、最後まで判断を求めたかったからです。しかし、私達の行った東京地裁の裁判では、中村教授等に和解案を突き
つけた3名の裁判官の内の一人である設楽裁判官が裁判長となり、非論理的な判決文を拙作し、また、今の最高裁
は、目立たないことや面倒な事には一切手を出さないので、上告受理を受け付けませんでした。上告受理に関しては、
中村教授の訴訟の場合でしたら、地裁判決が世間の注目を浴びており、目立っていたため、受理申立とした場合も最
高裁は受理していたでしょう。しかし、その場合の司法判断はもう永久に得られないのです。
  元の話に戻り、今回の職務発明に関する特許法改正により、日本の技術者の発明への意欲は削がれるであろう。
その影響は直ぐには現れないとしても、今から20年もすれば徐々に現れて来るであろう。20年か30年後の日本は、
これまでのような革新的な技術の発展は退化し、例えれば、現在の英国程度の技術進歩になるのではないかと危惧す
る。
  (H27/07/25) ギリシャ問題が一応解決したように見えている。しかし、借金をして、それを約束の期日までに返せ
るように努力をしないで今回の騒動に至った国である。現状は概ね解決したように見えても、結局は当たり前の努力を
することのできない民が多くを占める国であるから、やはり遅くとも数年後にはユーロを離脱せざるを得ないであろう。
ここに確信をもって断言しておく。民の質こそが国の質である。
  (H27/07/06) 再びギリシャが世界を騒がせている。借りた物を返さないで騒がせているのである。誰かが言った
「素人政治家」であるギリシャの首相が、交渉席では自分で言う決断力も無く、国民をあおって、言いたいことのバック
アップにしたくて国民投票を行ったようだ。国民には、債権者側の押し付け(救済の条件)を拒否するための投票だと伝
え、EUからの離脱は無い、とまで言って、債権者側の条件を拒否するように煽ったようだ。しかし、約束である借りた物
の一部の支払いをしなければ、当然ながら、ギリシャの信用は全くなくなり、やがて金銭援助が無くなり、ユーロが使用
できなくなると共に、EUに留まること自体できなくなることは当然の流れである。投票したギリシャ国民の60%以上は、
自分達だけで国を再建して行くと言葉にしているようだ。しかし、それができるような国民性ならば、元々、IMFやECB
を通して他のEU各国から金銭援助を受けなくて済んだはずである。困った時には金銭援助を求め、国民性は相変わ
らず怠け性のまま、或いは他人から金銭を掠め取ろうとする者の多い国民故、約束の支払いさえできなくしてしまった。
それにも拘わらず、今度は投票国民の声をバックに、更に、支払い義務感も欠如したと思われる恫喝調で、更なる援
助金をもぎ取りたい、と意気込んでいるようだ。ギリシャがEUに留まることができなくなれば、それは援助金を返さな
い、ということであり、EU等の側も大きな痛手を受ける。しかし、中国やロシアがギリシャに近づいても、これらの国は
自国の利益のためにだけ近づくのであり、ギリシャがEUから離脱することになれば、EUが痛手を受けるのみならず、
長い目で見れば、ギリシャは今よりも更に悪い経済環境になるであろう。

  (H27/04/13) 愛媛県今治市で起こった事件(小学生の蹴ったサッカーボールが校庭から飛び出て、校庭に面した
道をたまたま走行中のバイクがそのボールをさけようとして転倒し、バイクを運転していた老人が入院し、その後、その
時のケガが原因で死亡したとされる事件)に対する、老人の遺族がその子供の両親に対して起こした損害賠償訴訟に
おいて、最高裁は、両親に賠償責任はないとする逆転判決を下した。
  これまでは、子供の起こしたこうした事件に対して親の責任を認め、親に賠償責任を負わせる判決を下して来てい
ました。この方向を転換したのである。被害者の立場に立てば、誰かに責任を取ってもらうべきであるため、これまで
の判決が妥当となり、また、故意の無い加害者の側の立場に立てば、今回の判決が妥当となる。
  見方を変えれば、どちらでも採用可能なのである。どちらを採用しても、利害関係人のみならず、一般国民も、半数
は納得し、残りは納得できないのである。
  こうした訴訟は、確かに何処かが判決を出してそれで終わりにしなければ決着が着かない性質のものである。しか
し、最高裁判事の仕事(判決)はこうした事件に偏っていると思える。最高裁判事の仕事を、会社員等、一般国民の仕
事と比較するならば、全く気楽な仕事と言わざるを得ない。どちらにころんでもよいものばかりである。必ず「こうでなくて
はならない」というものではない。一方、例えば、車や飛行機等、乗り物の製造では、絶対に乗員の安全を脅かすような
弱点部分が有ってはならない。その意味では、物造り等では、「こうでなくてはならない」というものが確かに存在する。
こうした物造りは、主に、理工系の人々が従事している。対比すれば、最高裁の合議体は現実的には非理工系の人々
で構成されている。
  現在の最高裁は、高裁からの上告を必ずしも受理しなくてもよいのです。最高裁が忙しい、という理由で、ある時期
から上告を選んで受け付けることができるよう法律を変えたのです。、現実には、最高裁判事の好みの事件のみ扱え
ば良い、というように法律を変えたといえます。私がウォッチングしている範囲で言えば、「こうでなくてはならない」という
論理の存在する、謂わば、面倒くさいものは一切受理はせず、どっちに転んでも判決としては通用する事件しか扱って
いません。謂わば、誰が判決を出しても、国民の半数からは決して間違った判決である、とは言われない事件しか受理
していない。

   (H26/10/11) 今、政府に、特許は会社のもの、とする法律を制定する動きが有るようだ。特許が発明者個人に
属するのか、それとも会社に属するのかの争いは職務発明裁判を通して行われてきた。その中で最も有名なものは青
色発光ダイオードの発明に関する裁判である。今回の青色発光ダイオードの発明者であって、ノーベル物理学賞を受
賞することになった3名の内、中村教授は今は日本国民ではなく米国国民である。これは、日本の社会が青色発光ダ
イオードの発明をした中村氏を正当に評価しようとはしなかったため、実績というものを素直に評価する国である米国
に移ったためである。今回、法律を企業寄りに改変しようとする政府は、そうした法律制定が優秀な人材の海外流出を
助長したり、社員の研究や開発意欲をそぎ、ひいては日本の技術力の衰退を招く、という根本的な問題を抱えていると
いうことを認識していないのであろうか。

  (H26/07/21) 瀬木比呂志氏の絶望の裁判所を読んだ。内容は、最高裁事務総局の問題点や法曹一元制度実現
等による裁判官の資質向上等である。私の場合も、地裁から最高裁上告受理の申立てまでを人に頼ることなく自身で
一貫して行った経験から、日本の裁判官や裁判所システムが怪しげであることを認識していた。特に、瀬木氏の言うよ
うに、一部の裁判官を除いて、日本の裁判官(裁判所)は「事件」を裁判するのではなく、「処理」しているだけである。そ
れは、私の経験した場合では、第一審の地裁の判決文を読んで直ぐに分かった。それは、本質的な部分に対して矛盾
することを平気で書いているからである。本質を見ることなく、結論を先に決めてから処理しようとするから、本質部分
の齟齬に気付かないのである。ただ、この本を読んで分かったことであるが、裁判所全体がここまで歪められている、
ということまでは認識していなかった。数年前に、知財関係、特に職務発明裁判に関して一般国民が良く知っている或
る裁判官が知財の担当から外れたことを、非常に早い時期にその道の或る知人から知らされた。その時に、今のこの
瀬木氏の本に書かれているようなことを想像はしていた。その後間もなく、この裁判官殿は弁護士に転身された。私も
こうした事実を知っていたので、瀬木氏のこの本の内容は充分信ずることができる。人々は、憲法に書いてあることや
学校で学んだ司法のあり方と、実際の裁判のあり方とがどこか違っていることを感じているのではないかと、瀬木氏も
述べているが、私も、中学校等で学んだ司法の位置づけ、あり方と、実際とが大きく違っていると感じている、いや、知
っている。

 (H26/05/17) 昨日、友人の一人が或る情報をもたらしてくれた。それは、私と同様に、日本の裁判所に大きな不信
感を抱き、最高裁事務総局の解体等を主張する元裁判官の瀬木比呂志氏の「絶望の裁判所」という本が発刊されて
いるという情報である。友人いわく、裁判所の本質を批判する本がこれでニ冊になった、と。残念ながら、今日現在は
入手できていない。近い内に読みたい。

 (H25/10/31) 最近、各地のホテルの食材偽装が報道されている。こうした偽装が事実であれば、当然、不正競争防
止法等の各種法律違反になる。然しながら、食材が表示のものと異なれば、その結果、当然にして、食べた人(消費
者)の味覚に訴えるものが異なるはずである。健康上の被害をもたらすような偽装は兎も角として、もし、食した人達が
食材の相違について何も気付かないのであれば、その偽装食材は、その消費者にとっては、偽装食材などではなく、
表示されている字句通りの食材と同等品ということになる。食材の良し悪しは、必ず味覚に現れる。従って、食材の良
し悪しは舌が決めるものである。表示通りの食材であろうと、それとは異なる食材であろうと、食した結果の評価こそが
真に意義を有する。一連の報道による食材偽装は、果たして消費者が見破ったものであろうか。もし、表示のみを信奉
し、そうした偽装のあるホテルへ繰り返し食事に通ったとすれば、その消費者にとっては偽装食材を使った食事も、本
当の食材を使った食事も,、最早、違いは無い。法律違反はあるにせよ、こうした消費者にとって偽装食材は何らの実
害ももたらしていないといえる。自らの舌こそが決め手なのである。

  (H25/06/09) 昨年の平成24年2月10日に、私は、「ギリシャへ旅行したことがあります。そのとき、感じたことは、
まさに銭のためなら何でもする狡い(コスイ)国民との印象でした。」と述べました。これに関連し、つい最近、たまたま、
テレビ東京の番組『ヨーロッパ水風景』で、女優の内山理名さんがギリシャの各地を旅する番組を拝見しました。その
時感じたことは、私の昨年のギリシャに対する一くくりの感想記述は訂正しなければならない、ということでした。私もミ
コノスト島やロードス島にも行きましたが、これらの島々自体での印象は、自然な好印象でした。問題であったのは、こ
うした島々ではなく、本土の代表都市アテネでの感想でした。この都市での印象が余りにも悪く、昨年書いた通りです。
島々では内山さんのテレビ番組の印象に近く、素朴な印象でした。都市部での印象は悪く、島々での印象は決して悪
いものではありませんでした。

  (H24/05/29)2〜3年前、パナソニックが三洋電機を完全子会社化すべく、三洋電機の株式を全量買い取るため、
大量株保有の金融会社と交渉し、市場があっと驚くような安値に決定し,一般投資家の保有する三洋株を大幅に値下
がりさせて、昨年所定時期までに全株を取得しようとしました。しかし、一般の株保有者は簡単には売却せず、パナソ
ニックは期限近くになってもかなりの割合の株を手にできていませんでした。最後には、信じられない程減数されてパナ
ソニック株に強制交換されてしまうため、そんなパナソニック株など欲しくもない株主は投げ売り同然の価格で売却をし
たようです。このパナソニックという会社のここ3年ほどの株価の推移をみてみますと、当時からずっと下がり続け、今
や半値以下に下がっています。
  一方、パナソニックの三洋電機完全子会社化の話の1年くらい前でしたか、日立製作所がグループ各子会社を完全
子会社化するために、各子会社株を保有する一般投資家の納得する価格で市場買い付けを行ったため、一般投資家
達はあっという間に売りに出し、日立製作所はいとも簡単に全数の株を手にしました。現在、日立製作所の株価は当
時よりも高いか、或いは同程度といえる市場評価です。
  パナソニックに対して市場はしっぺ返しをしているように見えます。

  (H24/04/28)小沢議員に対する判決が出ましたね。「疑わしきは罰せず」に従うこと自体は、形式的には法律に沿
った判断と言えましょう。この裁判自体は政治家に対する特有の裁判ではあるが、仮に、こうしたレベルの問題の裁判
において、一般人が被告であった場合、裁判所は果たして同じ結論を出していたでしょうか?また、この裁判を裁判員
裁判によって行っていたらどうなっていたでしょうか?おそらくは結論が異なるものと想像します。

  (H24/02/10)2010年からヨーロッパにおいて各国の財政危機、金融危機が顕在化しています。アイルランドに始
まり、ギリシャ、イタリヤ、スペイン、ポルトガルへと問題が波及しています。現在は一服状態ですが、根本的には変わ
っていません。これら諸国の共通点は、アイルランドを除けば地中海沿岸諸国という共通点があります。私は、十数年
前ですが、これらの中のギリシャへ旅行したことがあります。そのとき、感じたことは、まさに銭のためなら何でもする狡
い(コスイ)国民との印象でした。同じ時に旅行したスイスでの印象とは大違いでした。また、友人の一人が数年前にイ
タリヤへ旅行したことがあります。帰国後の感想は、イタリヤ人はまさに銭に汚い国民であるとの印象だそうです。即
ち、ギリシャに対する私の印象と同じでした。残念ながら残りのスペイン、ポルトガルへは旅行したことがありません。こ
れらの国は地中海気候に属するという共通点があることからの想像ですが、やはり、のんびりしており、「楽して儲け
る」の精神が支配していそうです。やはり、蟻とは異なり、相応の努力をしないキリギリスは崩壊の道を辿るのでしょう
か。
  遅くはなったが、今からでもこれらキリギリス達もこれまでの十倍は頑張って蟻に近づくように努力をし、日本の近く
にあるどこかの恫喝国家のように、世界を騒がすのはやめて欲しいものです。